JP2530300Y2 - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2530300Y2
JP2530300Y2 JP8200790U JP8200790U JP2530300Y2 JP 2530300 Y2 JP2530300 Y2 JP 2530300Y2 JP 8200790 U JP8200790 U JP 8200790U JP 8200790 U JP8200790 U JP 8200790U JP 2530300 Y2 JP2530300 Y2 JP 2530300Y2
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JP
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spout
insert material
material sheet
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mounting portion
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猛 五十嵐
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、箱の中に収納して使用される包装袋(通
常、バッグインボックスという)に関するものである。
[従来の技術] 従来、バッグインボックスとしては、注出口を有する
可撓性フィルムの四方をヒートシールして形成される包
装袋が一般に用いられている。そして、このような包装
袋は箱の中に収納して使用され、その内容物である希釈
用原液等の液体がポンプ或いは他の排出手段により注出
口から吸引されて徐々に取り出されるものであるが、内
容物の残量が少なくなってくると、注出口近辺の内側フ
ィルムが注出口に絡んだり、或いは、包装袋の内側フィ
ルム同志が密着して流路を塞いだりすることが起こり、
液体を全量取り出すことができない場合があった。
そこで、このような問題に対処するために、長さ方向
に複数の突条を有する細長いインサート材シートを用
い、このインサート材シートを注出口の下を通るように
して袋本体内の略全長に渡って配置し、四方シールする
と同時に袋本体に取り付けることにより、液体が吸引さ
れて内側フィルム同士が密着しても、注出口近辺で内側
フィルム同士が絡まないようにすると共に流路を確保す
るようにした包装袋が知られている(例えば、特開昭60
-99858号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の技術で述べたものは、突条のあるインサー
ト材シートを包装材の内側フィルム間に挟持して製袋時
のヒートシールにより取り付けるようにしていることか
ら、シール時にこの突条が邪魔となって、フィルムを傷
めたり、或いは、接着不良を起こすという問題点があっ
た。そして、このようなことから、完全に密閉された包
装袋を作成するのが困難であり、実際的な効果が期待で
きないものであった。
本考案は、従来の包装袋が有するこれらの問題点を解
消しようとするものであり、その目的とするところは、
複数の突条を有するインサート材シートを取り付けても
密閉状態の良好な包装袋を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の包装袋は、可撓
性フィルムからなり四方にシール部を有する袋本体と、
この袋本体の一側端に近接した位置に設けられた注出口
と、細長状で長さ方向に複数の突条を有してなり該突条
を前記注出口側に向けた状態で前記注出口の下を通るよ
うにして前記袋本体の中に略全長に渡って配設された可
撓性のインサート材シートとで構成され、該インサート
材シートの一端には前記突条を含む部分を切除してなる
取付け部が形成されており、この取付け部が前記注出口
に近接した一側端寄りの位置で熱融着により可撓性フィ
ルムに接着されていることを特徴とするものである。
そして、前記インサート材シートの取付け部を可撓性
フィルムに接着するに際しては、前記注出口に近接した
一側端のシール部に前記インサート材シートの取付け部
を挟持接着するようにしてもよいし、或いは前記注出口
に近接した一側端のシール部より内側内面の前記インサ
ート材シートの取付け部を接着するようにしてもよいも
のである。
[作用] インサート材シートの取付け部は可撓性フィルムの内
面と合わされ、加熱押圧状態下で熱融着されてフィルム
に接着されるが、取付け部には突条がないので、フィル
ムを傷めずにしかもフィルムと隙間なく確実に接着され
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例としての包装袋を示してい
る。この包装袋を構成する袋本体1は可撓性フィルムの
四方をヒートシールして形成されているが、本実施例の
袋本体1は、第3図(a)に示されるように、内側フィ
ルム2,3と外側フィルム4,5とから構成されたいわゆる2
重袋となっている。ここで、内側フィルム2,3としては
ポリエチレンフィルムが、また、外側フィルム4,5とし
てはナイロンやPETを基材とした積層フィルムが用いら
れている。そして、袋本体1の一側端6に近接した位置
には、熱可塑性樹脂からなるプラスチック成形品の注出
口7が設けられており、内容物である液体がこの注出口
7から充填されるとともに、使用時にあっては内容物が
この注出口7から取り出されるようになっている。
第3図(a)及び(b)に示されるように、注出口7
には、円筒部材8の下端に大きな円形のフランジ9が設
けられており、このフランジ9の上面に内側フィルム2
の孔周辺部内面が溶着されることにより、注出口7が袋
本体1に取り付けられている。そして、注出口7の形と
しては、包装袋の箱の中に収納した際にその箱の壁面に
固定することができ、しかも、コネクターを介してポン
プ或いは適当な注出装置に接続できるものであれば、公
知のどのような形態のものを使用しても差し支えないも
のである。
さらに、袋本体1内には第2図に示されるプラスチッ
ク製のインサート材シート10が挿入されている。このイ
ンサート材シート10はエチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)を押出成形してなる細長状のシートであって、長さ
方向、すなわち押出成形の方向に沿って複数の突条11を
有すると共に幅の両側にフランジ部12を備えており、そ
の一端には前記突条11を含む部分を切除することによっ
てフランジ部12のみからなる取付け部13が形成されてい
る。なお、本実施例のインサート材シート10におけるフ
ランジ部12の厚みは1mm、突条11の高さは1.5mm、各突条
11相互の間隔は2mmとされている。そして、突条11のあ
る面を前記注出口7側に向けた状態とし且つ突条11が注
出口7の下を通るように位置決めして、取付け部13が注
出口7に近接した一側端6寄りの位置で接着されること
により、前記袋本体1の中に略全長に渡って配設されて
いる。
このインサート材シート10を袋本体1内に取り付ける
のに、本実施例では、注出口7に近接した一側端6のシ
ール部14にインサート材シート10の取付け部13が挟持接
着されるようにしている。したがって、インサート材シ
ート10は、袋本体1の四方をヒートシールすると同時に
袋本体1の内部に取り付けられる。取り付けるに際し
て、内側フィルム2,3の間に挟まれ加熱押圧状態とされ
て接着されるが、取付け部13には突条11がないので、内
側フィルム2,3を傷めることなくしかも内側フィルム2,3
と確実に接着される。ただし、インサート材シート10に
は少し厚みがあることから、第3図(b)における境界
部分15,16には段差が発生するので、ヒートシールする
際にはこの段差によるシール不良が生じないように注意
する必要がある。
上述のように構成されたこの実施例の包装袋は、注出
口7から袋本体1の中に希釈用原液等の液体が充填さ
れ、箱の中に収納されて貯蔵又は運搬される。そして、
使用時にあっては、注出口7に公知のポンプ又は他の注
出装置がコネクターを介して密封状態で連結され、取り
出された量に対応して収縮変形しながら内容物である液
体が必要量ずつ徐々に包装袋から取り出される。インサ
ート材シート10は、取り出し開始時においては液体中で
上から下に垂れた状態であるが、液体の残量が少なくな
り袋本体1の内側フィルム2,3が上方から互いにくっ付
きだすと内側フィルム2,3の間に挟まれるようになる。
このような状態になると、インサート材シート10の複数
の突条11により袋本体1の下方から注出口7に至る流路
が形成されることとなり、液体は毛細管現象によって殆
どなくなるまで取り出される。
次に、第4図(a)及び(b)は本考案の他の実施例
における包装袋の注出口付近のそれぞれ断面図及び平面
図を示すものである。なお、同図に示される各部材で先
の実施例に対応するものには、第3図(a),(b)に
示されるものと同じ符号を付している。この実施例のも
のでは、前記した実施例のものと較べて、インサート材
シート10の取り付け方のみが異なっている。すなわち、
この実施例のものでは、注出口7に近接した一側端6の
シール部14より内側内面にインサート材シート10の取付
け部13を接着するようにしている。具体的には、内側フ
ィルム2の内面に位置する接着部17にインサート材シー
ト10の取付け部13が熱融着により接着されている。この
ため、インサート材シート10は、袋本体1の四方をヒー
トシールする前に予め一方の内側フィルム2の内面の接
着部17に熱融着により接着される。接着するに際して
は、両者が加熱押圧状態とされて接着されるが、取付け
部13には突条11がないので、内側フィルム2を傷めるこ
となくしかも内側フィルム2と確実に接着される。な
お、取付け部13を接着する接着部17は、第4図(b)に
示すようにインサート材シート10の幅より少し大きめと
すれば十分であるが、作業の都合から袋本体1の幅全体
に渡るようにしても構わないものである。また、この実
施例のものとは逆に、他方の内側フィルム3の方にイン
サート材シート10の取付け部13を接着するようにしても
よいものである。
以上説明した各実施例においては、袋本体1として、
内側フィルム2,3と外側フィルム4,5とから構成されたい
わゆる2重袋を対象としている。このような袋本体1で
は、外側フィルム4,5にバリヤー性のあるものを使用す
ることもできるし、また、外側フィルム4,5が傷等によ
り破損した場合でも内側フィルム2,3によって内容物が
保持されるという利点もある。しかしながら、本考案が
適用される袋本体としては、可撓性があり、しかも、内
容物である液体を透過させないものであれば、単層フィ
ルムや積層フィルムからなる一重のものでも、或いは、
多重のものでも、その内容物の性質や使用形態に応じて
適宜なものを使用することができる。ただし、袋本体は
その周囲をヒートシールするため、内面がヒートシール
により熱融着するものを使用する必要がある。
インサート材シート10としては、プラスチックからな
る可撓性のシートが使用されるが、少し腰のあるものを
使用することが好ましい。さらに、インサート材シート
10はその取付け部13を熱融着により袋本体1の内面に接
着させるため、熱融着の可能な材質のものを使用する必
要あある。具体的には前記したEVAシートのほか、ポリ
プロピレンシート、ポリエチレンシート等を使用するこ
とができる。
また、インサート材シートとしては、上記の各実施例
で説明したような押出成形品の代わりに、プラスチック
シートを真空成形して幅方向に凹凸を付けた第5図に示
すようなものを使用することもできる。同図のインサー
ト材シート20では幅方向の凹凸により長さ方向の突条21
が形成されていると共に、第2図のものと同様なフラン
ジ部22を備えており、さらに、凹凸部分を切除して形成
された取付け部23が設けられている。そして、このよう
なインサート材シート20も先に説明した各実施例のもの
と同様にしてその取付け部23により袋本体の中に取り付
けられて使用される。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の包装袋は、インサート材
シートの一端に突条を含む部分を切除してなる取付け部
を形成し、この取付け部を熱融着により袋本体の中に配
設したことにより、インサート材シートは袋本体を構成
する可撓性フィルムを傷付けることなくこの可撓性フィ
ルムと隙間なく確実に接着されるので、突条を有するイ
ンサート材シートを袋本体の中に配設しても密閉状態を
良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての包装袋を示す斜視
図、第2図(a)は包装袋の中に設けられるインサート
材シートをその一部を省略して示す平面図、第2図
(b)は第2図(a)のB−B断面図、第2図(c)は
第2図(a)のC−C断面図、第3図(a)は第1図に
示す包装袋の注出口付近の断面図、第3図(b)は同じ
く平面図、第4図(a)は他の実施例における包装袋の
注出口付近の断面図、第4図(b)は同じく平面図、第
5図(a)はインサート材シートの別の例を示す平面
図、第5図(b)は第5図(a)のB−B断面図、第5
図(c)は第5図(a)のC−C断面図である。 1……袋本体、2,3……内側フィルム、4,5……外側フィ
ルム、6……一側端、7……注出口、8……円筒部材、
9……フランジ、10……インサート材シート、11……突
条、12……フランジ部、13……取付け部、14……シール
部、15,16……境界部分、17……接着部、20……インサ
ート材シート、21……突条、22……フランジ部、23……
取付け部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性フィルムからなり四方にシール部を
    有する袋本体と、この袋本体の一側端に近接した位置に
    設けられた注出口と、細長状で長さ方向に複数の突条を
    有してなり該突条を前記注出口側に向けた状態で前記注
    出口の下を通るようにして前記袋本体の中に略全長に渡
    って配設された可撓性のインサート材シートとで構成さ
    れ、該インサート材シートの一端には前記突条を含む部
    分を切除してなる取付け部が形成されており、この取付
    け部が前記注出口に近接した一側端寄りの位置で熱融着
    により可撓性フィルムに接着されていることを特徴とす
    る包装袋。
  2. 【請求項2】前記注出口に近接した一側端のシール部に
    前記インサート材シートの取付け部を挟持接着したこと
    を特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 【請求項3】前記注出口に近接した一側端のシール部よ
    り内側内面に前記インサート材シートの取付け部を接着
    したことを特徴とする請求項1記載の包装袋。
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