JP2530151Y2 - 篩 網 - Google Patents

篩 網

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JP2530151Y2
JP2530151Y2 JP1993009051U JP905193U JP2530151Y2 JP 2530151 Y2 JP2530151 Y2 JP 2530151Y2 JP 1993009051 U JP1993009051 U JP 1993009051U JP 905193 U JP905193 U JP 905193U JP 2530151 Y2 JP2530151 Y2 JP 2530151Y2
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至 能見
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Tsukasa Industry Co Ltd
Showa Sangyo Co Ltd
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Tsukasa Industry Co Ltd
Showa Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、穀物等の原料の選別に
用いる篩網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、大豆、ヒマワリ、とうもろこし
等の穀物およびその他工業原料は、原料粒の大きさや形
等が揃っていることが高品質なものとされる。例えば、
味噌、醤油等の原料として用いられる場合には、原料粒
の粒径が均一であると、処理時間、処理温度等が良好に
保持されることから、歩留まりが向上し高品質な製品と
なる。このため、原料を出荷する際には、選別機によっ
て比較的均一な粒径に選別されている。従来より、この
ような選別機に用いる篩網としては、金属からなる平板
に網目としての貫通孔を等間隔に多数開けたものが知ら
れている。プレス加工等により形成される貫通孔は、板
面に垂直でかつ孔径が一定となっている。原料の選別時
には、バイブレータ等で振動を与えて原料を通過しやす
くする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の篩網によると、原料粒の大きさ、形等のバラ
ツキが大きいと、目詰まりを起こしやすく、網上に原料
がたまって選別機の篩分け効率が悪くなりやすい。この
ため、作業者は、所定時間毎に網目を掃除しなければな
らず、選別作業が煩雑になるという問題がある。例え
ば、バイブレータ等で振動を与えながら選別作業を行な
う場合、作業者は、例えば30分〜60分毎に網目を点
検し目詰まりがあれば原料の流れを止めてブラシ等で網
目の掃除をしていた。これに対し、特開昭60−161
778号公報に開示されるように、落下透過孔の縁が被
篩分物の進行方向に倒れた形状とすることで、目詰まり
を防止するようにしたものがある。しかしながら、この
種の技術では、主に石炭、鉱石等の篩分けに用いるため
に篩面を水平に近い角度で用いる関係上、いったん透過
孔に詰まった被篩物を篩面の上方へ排出しやすくするよ
うに、孔面全体を被篩物の進行方向に傾斜させており
(同公報第2図および第3図参照)、篩網の板面に傾斜
角をもって透過孔を形成する場合、プレス加工等による
ことが困難で、製造上の手間のかかりやすいものとなっ
ていた。そこで、本考案は、このような問題点を解決す
るためになされたもので、原料粒による網目の目詰まり
を低減し迅速な選別を可能にすることで、作業効率を大
幅に高めるようにし、しかも、選別のための貫通孔をプ
レス加工等により容易に形成可能にした篩網を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案の篩網
は、選別機の原料通路に水平方向に対し傾斜して設けら
れる篩網であって、前記篩網の篩面に垂直な方向に複数
の貫通孔を形成するとともに、前記貫通孔の篩面下流側
の孔壁面に、前記篩面に対し20゜〜60°の傾斜角を
有する傾斜面を切削加工またはプレス加工により形成し
たことを特徴とする。 また、前記傾斜面は、前記貫通孔
の一端開口部から他端開口部まで一定の傾斜角で連なっ
て形成されることを特徴とする。 ここで、前記傾斜面の
傾斜角を20゜〜60゜としたのは、原料粒を貫通孔の
下方側へスムーズに案内しやすくするためである。
【0005】
【作用】本考案の篩網によると、原料粒を篩分けると
き、網目として貫通孔の下流側壁面に傾斜面が形成され
るため、原料粒は、傾斜面に案内されて貫通孔をスムー
ズに落下する。したがって、貫通孔に原料粒が停滞しに
くく、目詰まりを起こしにくい。また、貫通孔は、篩面
に対し垂直な面の一部に連なるように傾斜面を形成する
ものであるため、プレス加工等による孔形成が行いやす
いものとなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例による篩網を図1および図2に示す。篩
網1は、ステンレス等からなる平板3に網目としての貫
通孔5が複数形成される。貫通孔5は、図2で縦方向お
よび横方向に等間隔に形成され、隣合う貫通孔5が互い
違いになるように配列される。図1および図2におい
て、傾斜面7の上側から下側へ原料通路が形成されるこ
とになる。そして、各貫通孔5の下流側の孔壁面には、
傾斜面7が形成されている。平板3は、例えば、矩形、
円形等にカットされるもので、図1に示す板厚L1が例
えば3〜5mm程度である。平板3の外周端には、金属
等からなる枠体が溶接等により固定される。貫通孔5
は、選別すべき原料粒の大きさにによって図2に示す孔
径L2が選択される。例えばとうもろこし原料の選別に
篩網1を用いる場合、5〜10mm程度の孔径に設定さ
れる。貫通孔5の孔面のうち傾斜面7を除く部分は、板
面9a、9bに垂直な方向に形成されている。
【0007】図1に示すように、傾斜面7は、貫通孔5
の一端開口部から他端開口部まで板面9a、9bに対し
傾斜角θをもって形成される。板面9aから板面9b側
にいくに従い貫通孔5の横断面積が小さくなるように形
成される。傾斜面7の横断面は、円弧状に形成され、板
面9aから板面9b側にいくに従い円弧長さが小さくな
る。傾斜角θについては、20°〜60゜の範囲で設定
される。各傾斜面7は、図2で下から上に向かうに従い
貫通孔5の孔径が小さくなるように形成される。これ
は、後述するように、原料粒が滑り落ちる方向に対応さ
せるためである。
【0008】篩網1を製造する場合、例えば、所定形状
にカットした平板にプレス機等を用いて下孔を形成し、
次いで、この下孔の孔面を所定の方向からエンドミル等
で削りとる。次いで、平板に残るバリ等を研磨する。ま
た、他の製造方法としては、第1のプレス機で下孔を形
成した後、第2のプレス機で傾斜面を形成するようにし
てもよい。
【0009】前記実施例の篩網1を用いる場合、図1に
示すように、傾斜面7が下側になるように篩網1を水平
方向に対して所定角度傾け、板面9aに原料を滑らせ
る。そして、板面9aから板面9b側に原料粒を通過さ
せる。すると、板面9a側に残る原料粒は、篩上として
回収され、板面9b側に貫通孔5を通過する原料粒は、
篩下として回収される。篩網1によると、原料粒が滑り
落ちるとき、まず、傾斜面7に衝突し、次いで、原料粒
が貫通孔5を通過する時に傾斜面7に案内されるため、
貫通孔5をスムーズに通過し、目詰まりを起こしにく
い。
【0010】次に、前記実施例による篩網1を用いた選
別機を図3および図4に基づいて説明する。図3に示す
ように、選別機10は、鉄等からなるフレーム12に所
定長さをもつ枠体14が支持アーム16、17によって
吊下げられる。所定角度傾斜するように取り付けられる
枠体14の高位置側の端部には、原料導入ゲート18が
設けられ、低位置側の端部には、篩上回収ゲート22お
よび篩下回収ゲート24が設けられている。原料粒を篩
分ける篩網1は、枠体14の底部に固定されている。原
料導入ゲート18から導入される原料粒は、篩網1によ
り篩分けられて篩上回収ゲート22または篩下回収ゲー
ト24に落下するようになっている。
【0011】枠体14は、所定幅に対向して固定される
側板25に蓋26および受け皿28が固定される。蓋2
6の下端部には、篩上回収ゲート22を望める扉30が
設けられ、また、側板15の上端には、篩網1の目詰ま
りを点検するための扉32が設けられている。枠体14
の傾斜角は、水平方向に対して例えば15°程度に設定
される。篩網1は、傾斜面7が枠体の低位置側にくるよ
うに固定する。これは、前述したように、篩網1上に原
料粒が滑り落ちる時に傾斜面7に案内されやすくなるか
らである。
【0012】支持アーム16、17は、側板25の外壁
に固定板34、35により固定される。支持アーム1
6、17の長さを調節することによって枠体14の傾斜
角が調節される。支持アーム16、17には、連結具3
6、37が設けられており、枠体14を長さ方向に移動
可能に支持している。枠体14の下方には、バイブレー
タ40が設けられる。バイブレータ40は、駆動モータ
42の駆動力をベルト44によってプーリ46に伝達
し、連結アーム48によって枠体14を振動させるもの
である。
【0013】選別機10の運転時、所定の流量で原料導
入ゲート18から原料粒を導入し、バイブレータ40に
より枠体14を振動させる。このとき、原料粒は、重力
によって篩網1上を滑り落ち、粒径の小さいものは、貫
通孔5を通過し受け皿28から篩下回収ゲート24に落
下し、粒径の大きいものは、貫通孔5を通過することな
く篩上回収ゲート22に落下する。これにより、原料粒
が篩分けられる。選別機10によると、原料粒が傾斜面
7に案内されて貫通孔5を通過するため、篩網1に原料
粒が詰まりにくく、作業者は、運転時に網目の掃除をほ
とんどする必要がない。したがって、選別機10の運転
を止めることなく大量の原料粒を連続して篩分けること
ができ、選別作業が短時間で終了する。
【0014】次に、前記実施例による篩網について、と
うもろこしの原料を用いて目詰まりの発生状況の比較テ
ストを行なった。比較例として用いた篩網は、貫通孔に
傾斜面が形成されないものである。実施例および比較例
ともに篩網の網目は、丸孔で直径6mmに設定した。比
較テストは、実施例および比較例による篩網を選別機に
取り付け、バイブレータを使用して篩分けを行ない、所
定時間毎に篩上のサンプルを採取した。そして、このサ
ンプルの6.1mm篩下の割合を測定した。なお、各篩
網は、3枚で一系列となっていて2枚目と3枚目にバイ
ブレータが設置されている。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1に示すように、比較例による篩網の場
合、時間の経過とともに篩網に目詰まりが発生し粒径の
小さいものが篩網を通過しにくくなったため、サンプル
(篩オーバー品)中の6.1mm篩下の割合は、スター
ト時に3.30%であったものが3時間経過後には6.
29%に増大した。これに対し、実施例による篩網の場
合、スタート時から3時間経過した後も6.1mm篩下
の割合がわずかに増大しただけで、1%の範囲内であっ
た。すなわち、篩網にほとんど目詰まりを生じていなか
った。このように、前記実施例の篩網は、目詰まりが発
生しにくく、しかも確実に原料粒の篩分けを行なうこと
ができた。
【0017】なお、前記実施例では、貫通孔を図2で縦
方向および横方向に均一の間隔で配列したが、各方向の
間隔を必要に応じて変更することも可能である。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の篩網によ
れば、網目としての垂直な貫通孔の下流側孔面に篩面に
対し所定の傾斜角を有する傾斜面をプレス加工等により
形成する構成としたため、次のような優れた効果を得る
ことができる。 (a) 原料粒が網目を通過しやすくなり網目の目詰ま
りを低減させることができ、選別作業を効率よく短時間
で実施することができる。 (b) 原料の選別時に網目の清掃および点検作業の手
間を簡略化することができる。 (c) 網目としての貫通孔および傾斜面を比較的容易
に形成することができるため、篩網の製造が簡単にな
り、製造コストを抑えることができる。 (d) 選別の信頼性が向上し、優れた品質の原料を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による篩網を示す部分断面図で
ある。
【図2】本考案の実施例による篩網を示す部分平面図で
ある。
【図3】本考案の実施例による選別機を示す側面図であ
る。
【図4】本考案の実施例による選別機を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 篩網 3 平板 5 貫通孔 7 傾斜面 9a、9b 板面(篩面) θ 傾斜角

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選別機の原料通路に水平方向に対し傾斜
    して設けられる篩網であって、前記篩網の篩面に垂直な
    方向に複数の貫通孔を形成するとともに、前記貫通孔の
    篩面下流側の孔壁面に、前記篩面に対し20°〜60°
    の傾斜角を有する傾斜面を切削加工またはプレス加工に
    より形成したことを特徴とする篩網。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面は、前記貫通孔の一端開口部
    から他端開口部まで一定の傾斜角で連なって形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の篩網。
JP1993009051U 1993-02-08 1993-02-08 篩 網 Expired - Lifetime JP2530151Y2 (ja)

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JPH0663176U JPH0663176U (ja) 1994-09-06
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JP5777560B2 (ja) * 2012-04-25 2015-09-09 エラ機械工業株式会社 養殖貝の自動選別装置
CN114887377B (zh) * 2022-06-06 2023-10-20 大庆高新区斯瓦克石油科技开发有限公司 一种钻井泥浆用振动筛

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JPS60161778A (ja) * 1984-01-30 1985-08-23 三菱鉱業セメント株式会社 目詰まりしない篩面

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