JP2530116Y2 - 掘削孔の止水装置 - Google Patents

掘削孔の止水装置

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JP2530116Y2
JP2530116Y2 JP1990406172U JP40617290U JP2530116Y2 JP 2530116 Y2 JP2530116 Y2 JP 2530116Y2 JP 1990406172 U JP1990406172 U JP 1990406172U JP 40617290 U JP40617290 U JP 40617290U JP 2530116 Y2 JP2530116 Y2 JP 2530116Y2
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子 豊 金
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、掘削孔の止水装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、両側から相互に近接するようにし
て掘削が行われるシールド工法は、周知である。図5
は、そのシールド工法の一例を示している。同図におい
て21,21はシールド掘進機で、互に向い合って掘削
が進められ、掘削された後の掘削孔(トンネル)Tの壁
面は、セグメント22によって覆工が行われている。
【0003】前記シールド掘進機21は、円筒状に形成
されたスキンプレート23とこのスキンプレート23に
摺動自在なカッターヘッド24とで構成され、このカッ
ターヘッド24は、仕切板26を有する円筒状の枠体2
5とこの枠体25の前部に設けられたカッター装置27
とからなっている。このカッター装置27の軸体28
は、シール機構を有する軸受部29を介して前記仕切板
26に支持されるとともに、一方のシールド掘進機21
の仕切板26にはその周方向に複数の推進ジャッキ30
が固定され、他方のシールド掘進機21のスキンプレー
ト23には内周面にフランジ体31が突設され、このフ
ランジ体31に周方向にわたって複数の推進ジャッキ3
0が取付けられている。そして通常の掘削時において
は、スキンプレート23とカッターヘッド24(枠体2
6)とは図示されない固定手段により固定されて一体と
なって動くように構成され、推進ジャッキ30に押圧さ
れシールド掘進機21,21は、掘削しつつ前進するも
のである。
【0004】このような両側から相互に近接するように
して掘削が行われるシールド工法においては、両側から
掘り進んだ掘削孔を所定の個所で相互に整合して合致さ
せる必要がある。掘削孔を整合して合致させるには、そ
れぞれの掘削孔の位置を検出しなければならない。その
ために一方のシールド前面より先行する小径の掘削孔を
削孔し、その先端に位置検出装置としてのセンサーを設
置し、位置確認のナビゲーションを行うことがある。例
えば、特開昭62−288297号公報には、掘削孔位
置の検出方法として、シールド掘進機,ボーリング機な
どの掘削機械で掘削形成される掘削孔位置の検出方法に
おいて、該掘削孔の切羽面に向けて水平ボーリング孔を
掘削した後、該水平ボーリング孔内にその偏位を測定す
る孔曲がり測定装置と、該掘削機械の駆動によりその位
置を検出するセンサーとを備えた計測装置を挿入して該
掘削孔の位置を予備計測し、この予備計測に基づいて該
掘削機械を前進させるとともに、該掘削孔が該水平ボー
リング孔に近接した状態で該水平ボーリング孔内に該セ
ンサーよりも測定レンジの短い他のセンサーを挿入して
該掘削機械の回転によりその掘削孔位置を検出する方法
が提供されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、掘削孔に先行する小径の削孔や前記のような水平ボ
ーリング孔にセンサーのような掘削孔位置検出装置を設
置して、掘削孔の位置を検出して掘削するシールド工法
においては、センサー等の位置検出装置を設置する先行
掘削孔(水平ボーリング孔)が、滞水砂層等にあたり湧
水等の流水で位置検出装置が設置できず、位置の検出が
できない場合が生ずる。このような場合はその掘削孔の
センサー等の位置検出装置の設置部に水が流入しないよ
うにしなければならない。このような掘削孔の止水装置
は、まだ提案されていない。ただし、従来、パッカーの
ように掘削孔の入口(開口)から止水体に連結して該止
水体をコントロールする止水装置は提供されているが、
ホースで流体を供給したり、ケーブルを使用するため、
現場の作業性が悪いという欠点があった。本考案は、こ
のような点に鑑み掘削孔の湧水等の水を簡単に止水でき
る止水装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するため、風船と、該風船に内蔵したボンベと、自動
開閉手段を備える前記ボンベのバルブとからなる構成と
したものである。
【0007】
【作用】掘削孔内に風船を設置し、自動開閉手段により
バルブを開路すると風船は、内蔵したボンベより窒素等
の気体が噴出し、膨張し膨らみ、この膨らんだ風船によ
り掘削孔や、例えばこの掘削孔に挿入された位置検出装
置を設置したパイプがあると、そのパイプも閉塞され止
水される。
【0008】
【実施例】本考案の掘削孔の止水装置をシールド工法の
先行掘削孔の位置検出装置に使用した場合の実施例を図
1乃至図4に基づいて説明する。本考案は、図2に示す
如く対向して掘削孔Tをシールド掘進機21で掘削し、
最後の軌道修正が可能な距離に達した時、ボーリング孔
6を掘削し、掘削孔Tが一致するようにボーリング孔6
内に位置検出装置7を構成する発信器あるいは受信器の
いずれかを設置し計測するが、この時、ボーリング孔6
に湧水等が多量に流入すると、位置検出装置7を設置す
ることができない。そこで、該ボーリング孔6内に本考
案に係る止水装置1を、ガイドパイプ9等をガイドに挿
入し、止水するものである。
【0009】掘削孔Tの掘削は、従来公知のいずれのシ
ールド工法でもよい。例えば、前記図5に示す如くシー
ルド掘進機21で掘削される。
【0010】図4は前記ボーリング孔6を掘削する一例
を示した概略説明図であり、掘削孔T内にボーリング機
11が設置され、ドリルパイプ12で掘削する場合を示
している。ボーリング機11のドリルパイプ12は、シ
ールド掘進機14の面板15及び隔壁16を貫通し、掘
削孔Tの前面に水平方向に給進される。ドリルパイプ1
2は、先端にビット13を有し、ボーリング機11で回
転と給進を与えられ削孔する。尚、図中17は口元ケー
シング,18はプリベンダーを示す。
【0011】図1は本考案の実施例を示す断面図であっ
て、止水装置1は、風船2,該風船2に内蔵したボンベ
3,該ボンベ3のバルブ4及び該バルブ4を開路する自
動開閉手段5より構成される。前記風船2は、例えば、
ゴム,プラスチック及びこれらの合成材等の破れ難く膨
張可能な強靭な布体で形成されている。前記ボンベ3は
前記風船2内に内蔵され、該ボンベ3内には、窒素等の
気体が充填されて、バルブ4を開路することによってボ
ンベ3内の気体が風船2内に充満し風船2を膨らませる
ようになっている。もちろん風船2の開口2aは、接着
剤等により密封されている。前記バルブ4は、自動開閉
手段5により開路されるようになっている。自動開閉手
段5は従来公知の手段でよく、例えば、タイマー及びセ
ンサー等を挙げることができる。即ち、タイマーで一定
時間経過後に開路させたり、センサーに信号を送りON
にさせたり、風船が着底したとき自動的にONにする如
くである。
【0012】しかして、図2及び図3に示す如く自動開
閉手段5によりボンベ3のバルブ4を開路すると、ボン
ベ3から窒素等の気体が噴出し風船2が膨らみ、ボーリ
ング孔6を閉塞し止水する。従って、図2及び図3に示
す如く、止水装置1を、ボーリング孔6の削孔位置検出
装置部に設置し風船2を膨らませると、位置検出装置7
を設置したガイドパイプ9の開口9aは閉塞され止水さ
れるから、位置検出装置7は湧水等の流水から保護され
るものである。
【0013】
【考案の効果】以上説明のとおり本考案によれば、掘削
孔の所定部位に位置させ、掘削孔の開口外から自動開閉
手段、例えばセンサを操作し風船に内蔵したバルブを開
路し、風船を膨らませ掘削孔を閉塞し、掘削孔の内側か
ら容易に止水できる。すなわち、独立した1個の風船で
あるため、他の部材を併用することなくこれ単独で使用
でき、使用場所も特に制約を受けず、また、掘削孔の開
口側から該止水装置にホースやワイヤーを連結する必要
がないので、これらホースやワイヤーが現場作業に邪魔
になることがない。また、止水装置はガイドパイプの内
壁でなく先端側で作用するので、水圧に抗して開口側か
ら常に押圧している必要もない。従って、例えばシール
ド工法において対向するシールドマシンの地中結合を行
う場合でも、掘削孔への湧水を止水でき、掘削孔位置検
出装置を設置できるので、該位置検出装置に誘導されて
確実にシールドマシンの地中結合を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】使用例を示す概略断面図である。
【図3】使用中の部分拡大断面図である。
【図4】ボーリング孔を掘削する一例を示す概略説明図
である。
【図5】シールド工法の従来例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 止水装置 2 風船 3 ボンベ 4 バルブ 5 自動開閉手段 6 ボーリング孔 7 掘削孔位置検出装置 8 センサ 9 ガイドパイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風船と、該風船に内蔵したボンベと、自
    動開閉手段を備える前記ボンベのバルブとからなる掘削
    孔の止水装置。
JP1990406172U 1990-12-27 1990-12-27 掘削孔の止水装置 Expired - Lifetime JP2530116Y2 (ja)

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JPH0492094U JPH0492094U (ja) 1992-08-11
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733727B2 (ja) * 1976-05-29 1982-07-19
JPS57165594A (en) * 1979-12-20 1982-10-12 Halliburton Co Detachable plug

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741221Y2 (ja) * 1980-08-02 1982-09-10

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733727B2 (ja) * 1976-05-29 1982-07-19
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