JP2529944Y2 - 液体輸送用コンテナー装置 - Google Patents
液体輸送用コンテナー装置Info
- Publication number
- JP2529944Y2 JP2529944Y2 JP1990053611U JP5361190U JP2529944Y2 JP 2529944 Y2 JP2529944 Y2 JP 2529944Y2 JP 1990053611 U JP1990053611 U JP 1990053611U JP 5361190 U JP5361190 U JP 5361190U JP 2529944 Y2 JP2529944 Y2 JP 2529944Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support sheet
- support
- side wall
- flexible container
- flexible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
本考案は可撓性容器体を備えた液体輸送用コンテナー
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【従来の技術】 容量単位が0.5〜20m3程度の液体輸送には、プラスチ
ックの型物成形品或いはステンレス等の金属製である容
器部、荷役用のパレット部及び上記容器部を内部に固定
し保護するための金属製のボックス部により構成されて
いる液体コンテナーが広く使用されている。
ックの型物成形品或いはステンレス等の金属製である容
器部、荷役用のパレット部及び上記容器部を内部に固定
し保護するための金属製のボックス部により構成されて
いる液体コンテナーが広く使用されている。
上記従来の液体コンテナーは折畳むことができないた
め、輸送や保管効率が悪く、物流経費が高くつくといっ
た欠点がある。そこで、従来より粉粒体のバルク輸送に
用いられている、ターポリンシート等を基材として構成
されている折畳み自在な可撓性容器を用い、これを折畳
みできるボックス部に組付け、液体コンテナーを構成す
るための提案がなされているが、例えば、可撓性容器を
吊りベルトによってボックス部の横杆に吊るすだけで
は、該可撓性容器の重量を支え切れず、可撓性容器は吊
りベルトの装着部分で破壊する心配がある。また、可撓
性容器を架台上に載置すると、可撓性容器自体に剛性が
ないため、架台の側壁で液圧を全面的に受けることにな
り、輸送や荷役時に発生する大きな面圧に耐えるために
は、側壁の剛性を高める必要があって、側壁は必然的に
厚いものが要求され、重量は大となって折畳み・組立て
の操作性は非常に悪くなるといった問題があって、未だ
実用化されていないのが現状である。 本考案は上記の問題を解決するためになされたもので
あって、その目的はターポリンシート等により構成され
た可撓性容器体を架台上に装着するに当って、可撓性容
器体の底部側を可撓性シートにより支持して荷役や輸送
時の安定性を確保する一方、吊りベルトによる支持と相
俟って側壁への面圧を大幅に軽減し、軽量化した側壁構
造を採用できて、コンテナーを折畳み・組立て自在に構
成した場合の取扱いに便利であるように改良した液体輸
送用コンテナー装置を提供することにある。
め、輸送や保管効率が悪く、物流経費が高くつくといっ
た欠点がある。そこで、従来より粉粒体のバルク輸送に
用いられている、ターポリンシート等を基材として構成
されている折畳み自在な可撓性容器を用い、これを折畳
みできるボックス部に組付け、液体コンテナーを構成す
るための提案がなされているが、例えば、可撓性容器を
吊りベルトによってボックス部の横杆に吊るすだけで
は、該可撓性容器の重量を支え切れず、可撓性容器は吊
りベルトの装着部分で破壊する心配がある。また、可撓
性容器を架台上に載置すると、可撓性容器自体に剛性が
ないため、架台の側壁で液圧を全面的に受けることにな
り、輸送や荷役時に発生する大きな面圧に耐えるために
は、側壁の剛性を高める必要があって、側壁は必然的に
厚いものが要求され、重量は大となって折畳み・組立て
の操作性は非常に悪くなるといった問題があって、未だ
実用化されていないのが現状である。 本考案は上記の問題を解決するためになされたもので
あって、その目的はターポリンシート等により構成され
た可撓性容器体を架台上に装着するに当って、可撓性容
器体の底部側を可撓性シートにより支持して荷役や輸送
時の安定性を確保する一方、吊りベルトによる支持と相
俟って側壁への面圧を大幅に軽減し、軽量化した側壁構
造を採用できて、コンテナーを折畳み・組立て自在に構
成した場合の取扱いに便利であるように改良した液体輸
送用コンテナー装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする液体
輸送用コンテナー装置は架台の四隅にそれぞれ支柱を固
定し、隣合った支柱の上部支柱間に側壁板をそれぞれ取
付る一方、架台の上面をほぼ覆う状態で設けた可撓性の
支持シートを、上記支柱のベース支柱間に横架した支軸
により、該支持シートの縁辺の部分で支持し、この支持
シート上には可撓性容器体の底部を支持させると共に、
該可撓性容器体の胴部に取付けた吊りベルトを上記側壁
板の骨組の構成材である横杆のうちの上部横杆に支持さ
せて成るものである。
輸送用コンテナー装置は架台の四隅にそれぞれ支柱を固
定し、隣合った支柱の上部支柱間に側壁板をそれぞれ取
付る一方、架台の上面をほぼ覆う状態で設けた可撓性の
支持シートを、上記支柱のベース支柱間に横架した支軸
により、該支持シートの縁辺の部分で支持し、この支持
シート上には可撓性容器体の底部を支持させると共に、
該可撓性容器体の胴部に取付けた吊りベルトを上記側壁
板の骨組の構成材である横杆のうちの上部横杆に支持さ
せて成るものである。
可撓性容器体に液体が充填されると、可撓性容器体
は、底部側を支持シート上に全面的に接触させて、架台
上に支持される状態になるので、側壁板への面圧による
荷重を大幅に軽減できる。そして、可撓性容器体に作用
する荷重は支持シート及び吊りベルトを介して支柱に下
向きの力となって転化される一方、支持シートの可撓性
によって荷役や輸送時に収容物である液体に作用する振
動を吸収し液体の波動現象を緩和するので、荷役時の支
持状態を安定させることができる。
は、底部側を支持シート上に全面的に接触させて、架台
上に支持される状態になるので、側壁板への面圧による
荷重を大幅に軽減できる。そして、可撓性容器体に作用
する荷重は支持シート及び吊りベルトを介して支柱に下
向きの力となって転化される一方、支持シートの可撓性
によって荷役や輸送時に収容物である液体に作用する振
動を吸収し液体の波動現象を緩和するので、荷役時の支
持状態を安定させることができる。
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説
明する。 枠組された架台１の４隅にそれぞれベース支柱2a固定
し、各々のベース支柱2aに上部支柱2bを取付けて支柱２
を構成し、隣合った上部支柱2b,2b間には、該両上部支
柱2b,2bに取付けた縦杆３と横杆４を骨組として、その
内側に剛性の側壁板（例えば、薄い鋼板製のもの）5,6,
7,8をそれぞれ取付けてある。そして、架台１の上面を
ほぼ覆う状態で設けられている可撓性の支持シート９は
各縁辺9aの部分でベース支柱2a,2a間に横架した支軸10
により支持されていると共に、この支持シート９の中央
には可撓性容器体11の底部1aに設けた排出口部12に別造
りの排出筒（図示せず）を接続するための逃げ孔9bが穿
設されている。 可撓性容器体11は頂部11bに充填口部13を備えてお
り、底部11aを支持シート９上に載置する一方、胴部の
４面にそれぞれ固定されている各１対の吊りベルト14,1
4を側壁板５〜８の骨組を構成する横杆４のうちの上部
横杆４′に取付けることによって、架台１と側壁板５〜
８で形成されたボックス部内に装着されており、15は側
壁板５〜８にそれぞれ穿設されている吊りベルト14挿通
用の窓穴である。そして、可撓性容器体11は、第４図に
示すように平織布11cを基布としてその両面に軟質プラ
スチック層（例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
層）11dを設けた構造のターポリンシート製であって、
このターポリンシートは支持シート９及び吊りベルト14
の基材としても用いることができる。一方、架台１は主
従の両チャンネル材16,17を枠組して構成されており、
その側面部にはフォークリフトのフォーク差し込み部18
を設けてあって、上記可撓性容器体11の装着に際して
は、排出口部12を排出筒（図示せず）とともに従チャン
ネル材17の部分で架台１に固定し、前述したように支持
シート９と吊りベルト14によってボックス部（架台１と
側壁板５〜８で形成される）内に可撓性容器体11を装着
するものである。 なお、ベース支柱2aに上部支柱2bを折畳み自在に連結
して、側壁板５〜８のうちの相対向した一方の組の側壁
板5,7を上部支柱2b,2b間に固定し、相対向した他方の組
の側壁板6,8は一側辺部6a,8aを上部支柱2bとは着脱自在
に他側辺部6b,8bを上部支柱2bとは回動自在にそれぞれ
構設すれば、側壁板５上に側壁板８を側壁板７上に側壁
板６をそれぞれ重ねて、側壁板５〜８を支持シート９面
に向かって折畳むことができる。
明する。 枠組された架台１の４隅にそれぞれベース支柱2a固定
し、各々のベース支柱2aに上部支柱2bを取付けて支柱２
を構成し、隣合った上部支柱2b,2b間には、該両上部支
柱2b,2bに取付けた縦杆３と横杆４を骨組として、その
内側に剛性の側壁板（例えば、薄い鋼板製のもの）5,6,
7,8をそれぞれ取付けてある。そして、架台１の上面を
ほぼ覆う状態で設けられている可撓性の支持シート９は
各縁辺9aの部分でベース支柱2a,2a間に横架した支軸10
により支持されていると共に、この支持シート９の中央
には可撓性容器体11の底部1aに設けた排出口部12に別造
りの排出筒（図示せず）を接続するための逃げ孔9bが穿
設されている。 可撓性容器体11は頂部11bに充填口部13を備えてお
り、底部11aを支持シート９上に載置する一方、胴部の
４面にそれぞれ固定されている各１対の吊りベルト14,1
4を側壁板５〜８の骨組を構成する横杆４のうちの上部
横杆４′に取付けることによって、架台１と側壁板５〜
８で形成されたボックス部内に装着されており、15は側
壁板５〜８にそれぞれ穿設されている吊りベルト14挿通
用の窓穴である。そして、可撓性容器体11は、第４図に
示すように平織布11cを基布としてその両面に軟質プラ
スチック層（例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
層）11dを設けた構造のターポリンシート製であって、
このターポリンシートは支持シート９及び吊りベルト14
の基材としても用いることができる。一方、架台１は主
従の両チャンネル材16,17を枠組して構成されており、
その側面部にはフォークリフトのフォーク差し込み部18
を設けてあって、上記可撓性容器体11の装着に際して
は、排出口部12を排出筒（図示せず）とともに従チャン
ネル材17の部分で架台１に固定し、前述したように支持
シート９と吊りベルト14によってボックス部（架台１と
側壁板５〜８で形成される）内に可撓性容器体11を装着
するものである。 なお、ベース支柱2aに上部支柱2bを折畳み自在に連結
して、側壁板５〜８のうちの相対向した一方の組の側壁
板5,7を上部支柱2b,2b間に固定し、相対向した他方の組
の側壁板6,8は一側辺部6a,8aを上部支柱2bとは着脱自在
に他側辺部6b,8bを上部支柱2bとは回動自在にそれぞれ
構設すれば、側壁板５上に側壁板８を側壁板７上に側壁
板６をそれぞれ重ねて、側壁板５〜８を支持シート９面
に向かって折畳むことができる。
本考案は上記の如くであって、可撓性容器体は、底部
側を支持シート上に全面的に接触させて、架台上に支持
される状態になるので、側壁板への面圧による荷重を大
幅に軽減できる。したがって、側壁板を薄くして軽量化
した側壁構造を採用することができ、コンテナーを折畳
み・組立てできるように構成した場合の取扱いには至極
便利となるし、また、支持シートの可撓性によって荷役
や輸送時に収容物である液体に作用する振動を吸収し、
液体の波動現象を緩和して支持状態を安定させることが
でき、かつ、可撓性容器体の吊りベルト取付け部分に発
生し易い破壊を防止できる等、その実用的価値は極めて
多大である。
側を支持シート上に全面的に接触させて、架台上に支持
される状態になるので、側壁板への面圧による荷重を大
幅に軽減できる。したがって、側壁板を薄くして軽量化
した側壁構造を採用することができ、コンテナーを折畳
み・組立てできるように構成した場合の取扱いには至極
便利となるし、また、支持シートの可撓性によって荷役
や輸送時に収容物である液体に作用する振動を吸収し、
液体の波動現象を緩和して支持状態を安定させることが
でき、かつ、可撓性容器体の吊りベルト取付け部分に発
生し易い破壊を防止できる等、その実用的価値は極めて
多大である。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は斜視図、
第２図は可撓性容器体を取外し、一部を切欠いて示す斜
視図、第３図は可撓性容器体の正面図、第４図は同上可
撓性容器体の部分拡大断面図、第５図は支持シートの斜
視図、第６図は第５図Ａ−Ａ線断面図である。 図中、１は架台、２は支持、2aはベース支柱、2bは上部
支柱、４′は上部横杆、5,6,7,8は側壁板、９は支持シ
ート、9aは縁辺、10は支軸、11は可撓性容器体、11aは
底部、14は吊りベルトである。
第２図は可撓性容器体を取外し、一部を切欠いて示す斜
視図、第３図は可撓性容器体の正面図、第４図は同上可
撓性容器体の部分拡大断面図、第５図は支持シートの斜
視図、第６図は第５図Ａ−Ａ線断面図である。 図中、１は架台、２は支持、2aはベース支柱、2bは上部
支柱、４′は上部横杆、5,6,7,8は側壁板、９は支持シ
ート、9aは縁辺、10は支軸、11は可撓性容器体、11aは
底部、14は吊りベルトである。
Claims (1)
- 【請求項１】架台の四隅にそれぞれ支柱を固定し、隣合
った支柱の上部支柱間に側壁板をそれぞれ取付ける一
方、架台の上面をほぼ覆う状態で設けた可撓性の支持シ
ートを、上記支柱のベース支柱間に横架した支軸によ
り、該支持シートの縁辺の部分で支持し、この支持シー
ト上には可撓性容器体の底部を支持させると共に、該可
撓性容器体の胴部に取付けた吊りベルトを上記側壁板の
骨組の構成材である横杆のうちの上部横杆に支持させて
成ることを特徴とする液体輸送用コンテナー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990053611U JP2529944Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 液体輸送用コンテナー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990053611U JP2529944Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 液体輸送用コンテナー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413596U JPH0413596U (ja) | 1992-02-04 |
| JP2529944Y2 true JP2529944Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31574950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990053611U Expired - Lifetime JP2529944Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 液体輸送用コンテナー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2529944Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6038547Y2 (ja) * | 1980-12-27 | 1985-11-18 | 太陽工業株式会社 | フレ−ム式フレキシブルコンテナ− |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP1990053611U patent/JP2529944Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413596U (ja) | 1992-02-04 |
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