JP2527947Y2 - 静止画テレビ電話装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、テレビ電話本体に着脱自在かつ電気的に接
続分離自在の電子スチルカメラを複合した静止画テレビ
電話装置に関する。

［従来の技術］ 第６図に示す従来の静止画テレビ電話装置１は、テレ
ビ電話本体２と電話機３から構成され、回線インタフェ
ース４を介して電話回線５に接続されるテレビ電話本体
２内に、音声信号と画像データを切り替えるための音声
・画像切り替え回路６を設け、音声と画像が時分割で送
受できるよう構成されている。画像情報は、画素ごとに
輝度を16階調以上に直線量子化され、例えば32階調であ
れば、輝度の最大値（白）と最小値（黒）を32値に均等
分割し、それぞれの値を階調レベルとして定義する。１
画素は、キャリアの１サイクルで変調されるため、キャ
リア周波数（本例の場合、1748Hz）に応じて決まる伝送
速度は、1748画素／秒である。なお、振幅位相変調方式
では、16振幅（４ビット）と２位相（１ビット）の組み
合わせでもって階調数に相当する32値を表現するため、
ビットレートは（４ビット＋１ビット）×1748ボーすな
わち8740bpsとなる。また、通信モードには、通常のテ
レビ画面と同じアスペクト比3:4の標準モード（横160ド
ット縦100ライン）と顔写真を送るのに適したアスペク
ト比5:4の高速モード（横96ドット縦100ライン）があ
り、各モードによる伝送時間には、約２倍程度の開きが
ある。

音声・画像切り替え回路６を通過した受信画像は、ま
ず復調回路７にて振幅位相復調されたのち、画像制御回
路８を介してモニタ受像機９又は画像メモリ10に供給さ
れる。モニタ受像機９は、直前に送られてきた静止画像
を指定された通信モードに応じたアスペクト比をもって
表示するが、画像メモリ10の方は、記憶指定を受けたと
きにだけ静止画像を記憶する。ただし、画像メモリ10に
格納可能な静止画像は、６枚程度が限度である。

一方、静止画像を送信する場合は、撮像カメラ11によ
り撮影された静止画又は画像メモリ10から読み出された
静止画が、画像制御回路８を介して変調回路12に送り出
される。そして、変調回路12にて振幅位相変調された静
止画信号は、音声・画像切り替え回路６と回線インフェ
ース４を介して電話回線５で結ばれた相手方に伝送され
る。ただし、静止画増の送受信を行っている期間中は、
音声・画像切り替え回路６と電話機３の間は回路的に切
り離されるため、通話は中断する。

［考案が解決しようとする課題］ 上記従来の静止画テレビ電話装置１は、撮像カメラ11
とモニタ受像機９を内蔵するテレビ電話本体２と、この
テレビ電話本体２に接続される電話機３から構成される
が、撮像カメラ11はテレビ電話本体２内に一体不可分に
組み込まれているため、一般の可搬式ビデオカメラのよ
うに簡単に持ち運ぶわけにいかず、通常は一箇所に固定
して用いるため、送信画像の範囲は極めて限定されたも
のになる。従って、例えば自宅への案内地図を相手方に
送信する場合、案内地図をあらかじめ撮像カメラ11の撮
像視野に収まる大きさのフリップにして用意しておくな
どの下準備が必要があり、しかも用意したフリップ等を
手際よく撮影するには、ある程度の慣れが要求されるな
ど、誰もが簡単にできる画像通信にはほど遠いのが現状
であった。

一方また、相手方から送られてくる静止画像について
も、テレビ電話本体２内の画像メモリ10に保存できる枚
数には限度があるため、記憶容量を増やそうとすると、
例えば画像出力端子にオーディオテープレコーダを接続
して記録するといった特殊な方法を取る必要があり、し
かもオーディオテープに記録された静止画像は、テレビ
電話本体２が内蔵するモニタ受像機９以外では再生でき
ないといった課題を抱えていた。

ところで、特開平1-149663号「電話端末装置」には、
テレビ電話本体にファインダ付きの映像ユニットを接続
分離自在とし、テレビ電話本体に接続したときに映像ユ
ニットから画像が送信できるようにしたテレビ電話装置
が開示されている。しかしながら、このものは、モニタ
受像機付きのテレビ電話本体にカールコードからなる伝
送ケーブルを介して映像ユニットを接続できるようにし
たものであり、モニタ受像機の近傍に限定されていた映
像入力部の撮像範囲を、伝送ケーブルの届く範囲に拡張
したに過ぎない。また、映像ユニットは撮像機能を有す
るが、撮影した画像を録画再生する機能は有しておら
ず、ファインダを覗きながら送画したいと思う画像が撮
像されていることを確認し、その上で送画釦を押して画
像送信を行う構成であるため、現に撮像中の画像しか送
信できないものである。従って、当然のことながら、過
去に撮像しておいた案内地図等を適時読み出して送信す
るといったことは望むべくもなく、また相手方から送ら
れてきた画像を記録しておき、必要に応じて再生すると
いったことも全く不可能であった。

［課題を解決するための手段］ 本考案は、上記課題を解決したものであり、電話回線
に接続される電話機と、該電話機に接続され、前記電話
回線を使って送受信される静止画像を、内蔵するモニタ
受像機に表示するテレビ電話本体と、静止画像を随時記
録再生できる記録媒体を内蔵し、前記テレビ電話本体に
着脱自在かつ電気的に接続分離自在に設けられ、画像送
信モードの指定を受けて前記記録媒体から再生した静止
画像を前記テレビ電話本体を介して相手方に送信すると
ともに、画像受信モードの指定を受けて前記テレビ電話
本体を介して相手方から受信した静止画像を前記記録媒
体に記録する電子スチルカメラとを具備することを特徴
とするものである。

［作用］ 本考案は、電話回線を使って送受信される静止画像
を、内蔵するモニタ受像機に表示するテレビ電話本体に
対し、電子スチルカメラを着脱自在かつ電気的に接続分
離自在とし、テレビ電話本体に接続した電子スチルカメ
ラを、送信画像の再生手段及び受信画像の記録手段とし
て機能させる。

［実施例］ 以下、本考案の実施例について、第１図ないし第５図
を参照して説明する。第１図は、本考案の静止画テレビ
電話装置の一実施例を示す概略斜視図、第2,3図は、そ
れぞれ第１図に示したテレビ電話本体の要部を示す正面
図、第４図は、第１図に示した静止画テレビ電話装置の
回路構成図である。

第１図に示す静止画テレビ電話装置21は、テレビ電話
本体22から従来の撮像カメラ11を撤去し、撮像カメラ11
に代わるものとして、電子スチルカメラ23をテレビ電話
本体22に対し着脱自在かつ電気的に接続分離自在の構成
としたものである。実施例に示した電子スチルカメラ23
は、第３図に示したように、テレビ電話本体22側面のポ
ールジョイント構造の取り付け具24の先端に、シュー構
造の接続具25を係合させることで装着され、電子スチル
カメラ23の向きを調整したあと、取り付け具24のジョイ
ント部をロックすることで撮像視野が固定される。な
お、電子スチルカメラ23とテレビ電話本体22の電気的な
接続は、専用の信号ケーブル26を使ってなされる。

ところで、電子スチルカメラ23は、テレビ電話本体22
から分離し、他の同種のカメラと同じように、単品とし
て自由に静止画像を記録再生できるものであり、第４図
に示したように、CCD等の撮像素子27により光電変換さ
れた被写体の像を、記録再生回路28にて記録規格に従う
信号に変換する。ここでは、ハイバンド方式の記録規格
を採用しており、従って輝度信号については、中心周波
数を在来記録方式の場合の7MHzではなく9MHzで周波数変
調する。また、赤色色差信号と青色色差信号について
は、それぞれ中心周波数1.2MHzと1.3MHzで周波数変調
し、線順次で送り出す。記録規格に適合する信号に変換
された静止画信号は、磁気ヘッド29を介して磁気記録媒
体30に記録される。

磁気記録媒体30は、外径47mmの円盤状磁気シートから
なるフロッピーディスクであり、駆動モータ31により毎
分3600回転で等速回転駆動され、外周側から内周側に等
ピッチ間隔で同心配列された52個のトラックのうち、50
トラックを使って50枚の静止画をフィールド記録するこ
とができる。また、解像度を高める場合にフレーム記録
方式を採用することで、25枚の静止画を記録することも
可能である。

ところで、録画再生回路28により再生される静止画信
号は、NTSC方式等のテレビジョン信号であるため、テレ
ビ電話の通信規格に則った信号い変換する必要がある。
ここでは、録画再生回路28により復調された輝度信号
を、標準モードに対応する横160画素縦100ラインの静止
画信号に変換するため、録画再生回路28をテレビ電話本
体22内に設けたデータ変換回路32を介して画像制御回路
８に接続する構成としてある。すなわち、データ変換回
路32は、録画再生回路28を経由して送られてくる静止画
信号を、標本化により圧縮するAD変換器（図示せず）を
内蔵しており、AD変換時の適宜周波数による標本化（サ
ンプリング）とライン間引きによる画像データの圧縮を
行うことで、電子スチルカメラ規格からテレビ電話規格
に適合するディジタルデータに変換する。

なお、テレビ電話本体22内の画像メモリ10としては、
64K×ｎビットのDRAMが用いられ、ｎ枚の頁に静止画像
を書き込むことができる記憶容量を有する。ここでは、
第０頁をモニタ受像機９用のメモリとして使用し、それ
以外は受信画像用のメモリとして使用するようにしてい
る。このため、電子スチルカメラ23側から送られてきた
静止画像は、画像制御回路８を介して変調回路12に送り
出される一方、画像メモリ10内の第０頁に格納され、同
時にまたモニタ受像機９にも表示される。ただし、高速
モードを選択した場合には、静止画像を構成する横160
画素のうち、左右の32画素は送信せず、中央の96画素に
ついてのみ送信する。

ここで、相手方から送られてくる静止画像を受信する
場合は、第２図に示したように、テレビ電話本体22の前
面下部に設けられた受信釦スイッチ33を押し、モニタ受
像機９に受信画像を映し出すことができる。また、受信
画像は、画像メモリ10にではなく、電子スチルカメラ23
内の磁気記録媒体30に記録することもでき、その場合
は、記録釦スイッチ34を押すことで、最大50枚までの静
止画像の記録が可能である。そして、電話回線５を切っ
たあとで電子スチルカメラ23を再生することで、通話時
間を気にすることなく時間をかけて再生することができ
る。

一方、電子スチルカメラ23により撮影した静止画像を
送信する場合は、まずモニタ釦スイッチ35を押して、電
子スチルカメラ23から送られてくる静止画像をモニタ受
像機９に映し出し、撮像角度や明るさを調整したのち、
送信したいと思う画像について、撮影釦スイッチ36を押
して静止画像化する。次に、「これから送信します。」
といった送信の合図を音声通話し、通話の中断を相手方
に予告したのち、送信釦スイッチ37を押して相手方に画
像を送信する。また、電子スチルカメラ23によって記録
済みの画像についても、再生釦スイッチ38を押してモニ
タ受像機９に映し出し、送信を希望するものについて送
信釦スイッチ37を押すことで相手方に送信することがで
きる。

なお、電子スチルカメラ23だけを分離使用すれば、任
意の場所で１枚の磁気記録媒体30に最大50枚までの静止
画像が記録できるので、まとめて送信したい思う静止画
像について、事前に収録しておき、効率良く送信するこ
とができる。

このように、上記静止画テレビ電話装置21は、静止画
像を随時記録再生できる磁気記録媒体30を内蔵する電子
スチルカメラ23を、送信画像の再生手段及び受信画像の
記録手段として機能させる構成としたから、テレビ電話
本体22から電子スチルカメラ23を分離し、カメラ単体と
して静止画像を撮影することで、電子スチルカメラ23本
来の機能を有効活用したり、或いはまた１枚の磁気記録
媒体30にその記録容量一杯に静止画像が記録できるた
め、まとめて送信したい思う静止画像について、撮影場
所や撮影時間といった制約を受けることなく、磁気記録
媒体30に収録しておき、電子スチルカメラ23をテレビ電
話本体22に接続したときに再生し、相手方に効率良く送
信したりすることができ、さらにまた相手方から送られ
てくる静止画像についても、電子スチルカメラ23の記憶
機能を利用して録画しておくことで、電話回線５を切っ
た後で、必要な画像だけを時間をかけて再生することも
できる。

また、電子スチルカメラ23の記録規格とテレビ電話の
通信規格とを、データ変換回路32にて整合させること
で、電子スチルカメラ23とテレビ電話本体22の間で円滑
なデータ交換を図ることができ、さらにデータ変換回路
32は、通信モードに対応して標本化モードを変更し、静
止画像のアスペクト比を可変することができるので、テ
レビ電話の通信規格に定められた標準モードと高速モー
ドに対応した画像通信が可能である。

また、電子スチルカメラ23は、テレビ電話の通信規格
に指定された画像の解像度をはるかに上回る高解像度の
静止画像を記録保存することができ、また高解像度の静
止画像を何分割かして送信し、受信側で合成させること
で、原画像を画質劣化なく送信するといった将来に向け
ての通信画質改善の道を開くことができる。

なお、上記実施例では、電子スチルカメラ23をテレビ
電話本体22の側面に着脱自在の構成としたが、第５図に
示す静止画テレビ電話装置41のごとく、電子スチルカメ
ラ43を、テレビ電話本体42の上部に形成した凹所に格納
できるようにし、電子スチルカメラ43の背面に設けた専
用の接続具45により、格納と同時に電子スチルカメラ43
とテレビ電話本体42とを電気的に接続できるよう構成し
てある。すなわち、電子スチルカメラ43とテレビ電話本
体42は、機械的な結合と電気的な接続が同時化され、そ
の使い勝手は大幅に向上する。

また、電子スチルカメラが内蔵する記録媒体は磁気記
録媒体に限定されず、例えば光ディスクや光磁気ディス
クなどの他の媒体を記録媒体として用いることもでき
る。

［考案の効果］ 以上説明したように、この考案は、電話回線を使って
送受信される静止画像をモニタ受像機に表示するテレビ
電話本体に、静止画像を随時記録再生できる記録媒体を
内蔵する電子スチルカメラを着脱自在かつ電気的に接続
分離自在とし、テレビ電話本体に接続した電子スチルカ
メラを送信画像の再生手段及び受信画像の記録手段とし
て機能させる構成としたから、テレビ電話本体から電子
スチルカメラを分離し、かめら単体として静止画像を撮
影することで、電子スチルカメラ本来の機能を有効活用
したり、或いはまた１枚の記録媒体にその記録容量一杯
に静止画像が記録できるため、まとめて送信したい思う
静止画像について、撮影場所や撮影時間といった制約を
受けることなく、あらかじめ余裕をもって記録媒体に収
録しておき、電子スチルカメラをテレビ電話本体に接続
したときに再生することで、相手方に効率良く送信した
りすることができ、さらにまた相手方から送られてくる
静止画像についても、電子スチルカメラの記憶機能を利
用して録画しておくことで、電話回線を切った後で、必
要な画像だけを時間をかけて再生することができる等の
優れた効果を奏する。

また、この考案は、テレビ電話本体内に、振幅位相変
調方式により静止画像を数段階の階調情報に変えて送受
する変・復調回路と、電子スチルカメラから送られてく
る静止画像を通信規格に定められたディジタルデータに
変換するデータ変換回路と、このデータ変換回路の変換
出力又は変・復調回路の復調出力を選択的にモニタ受像
機に供給する画像制御回路を設けることにより、電子ス
チルカメラの記録規格とテレビ電話の通信規格とを、デ
ータ変換器にて整合させることができ、これにより電子
スチルカメラとテレビ電話本体との間での円滑なデータ
交換を図ることができ、さらにデータ変換回路に、通信
モードに対応して標本化モードを変更し、静止画像のア
スペクト比を可変するAD変換器を設けることにより、テ
レビ電話の通信規格に定められた通信モードに応じて、
例えば標準モード用或いは高速モード用のごとく標本化
モードを切り替え、必要な画像データを簡単に送り出す
ことができる等の効果を奏する。

また、電子スチルカメラに、被写体の像を光電変換す
る撮像素子と、この撮像素子の出力映像信号を記録規格
に適合する信号に変調し、１フィールド又は１フレーム
分の静止画信号として磁気記録媒体に記録するととも
に、この磁気記録媒体から再生された静止画信号を復調
し、テレビ本体には復調された輝度信号だけを送り出す
録画再生手段を設けることにより、テレビ電話の通信規
格に指定された画像の解像度をはるかに上回る高解像度
の静止画像を記録保存する一方、例えば高解像度の静止
画像を何分割かして送信し、受信側で合成させること
で、原画像を画質劣化なく送信するといった将来に向け
ての通信画質改善の道を開くこともできる等の効果を奏
する。

さらにまた、電子スチルカメラを、機械的な結合と電
気的な接続を同時に達成する接続具により、テレビ電話
本体に着脱自在とすることにより、電子スチルカメラと
テレビ電話本体との有機的な結合性を高め、機械的な結
合と電気的な接続の同時化による使い勝手の大幅な向上
を図ることができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の静止画テレビ電話装置の一実施例を
示す概略斜視図、第2,3図は、それぞれ第１図に示した
テレビ電話本体の要部を示す正面図、第４図は、第１図
に示した静止画テレビ電話装置の回路構成図、第５図
は、本考案の静止画テレビ電話装置の他の実施例を示す
側面図、第６図は、従来の静止画テレビ電話装置の一例
を示す回路構成図である。 ３……電話機 ４……回路インタフェース ５……電話回線 ６……音声・画像切り替え回路 ７……復調回路 ８……画像制御回路 ９……モニタ受像機 12……変調回路 21,41……静止画テレビ電話装置 22,42……テレビ電話本体 23,43……電子スチルカメラ 25,45……接続具 27……撮像素子 28……録画再生回路 29……磁気ヘッド 30……磁気記録媒体 32……データ変換回路

Claims (5)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】電話回線に接続される電話機と、該電話機
   に接続され、前記電話回線を使って送受信される静止画
   像を、内蔵するモニタ受像機に表示するテレビ電話本体
   と、静止画像を随時記録再生できる記録媒体を内蔵し、
   前記テレビ電話本体に着脱自在かつ電気的に接続分離自
   在に設けられ、画像送信モードの指定を受けて前記記録
   媒体から再生した静止画像を前記テレビ電話本体を介し
   て相手方に送信するとともに、画像受信モードの指定を
   受けて前記テレビ電話本体を介して相手方から受信した
   静止画像を前記記録媒体に記録する電子スチルカメラと
   を具備することを特徴とする静止画テレビ電話装置。
2. 【請求項２】前記テレビ電話本体は、振幅位相変調方式
   により静止画像を数段階の階調情報に変えて送受する変
   ・復調回路と、前記電子スチルカメラから送られてくる
   静止画像を通信規格に定められたディジタルデータに変
   換するデータ変換回路と、このデータ変換回路の変換出
   力又は前記変・復調回路の復調出力を選択的に前記モニ
   タ受像機に供給する画像制御回路を有することを特徴と
   する請求項１記載の静止画テレビ電話装置。
3. 【請求項３】前記データ変換回路は、通信モードに対応
   して標本化モードを変更し、静止画像のアスペクト比を
   可変するAD変換器を有することを特徴とする請求項２記
   載の静止画テレビ電話装置。
4. 【請求項４】前記電子スチルカメラは、被写体の像を光
   電変換する撮像素子と、この撮像素子の出力映像信号を
   輝度信号と色差信号に別けて周波数変調し、１フィール
   ド又は１フレーム分の静止画像情報として記録媒体に記
   録するとともに、この記録媒体から再生された静止画情
   報を復調し、前記テレビ電話本体には復調された輝度信
   号だけを送り出す録画再生手段を有することを特徴とす
   る請求項１記載の静止画テレビ電話装置。
5. 【請求項５】前記電子スチルカメラは、前記テレビ電話
   本体に着脱自在とされ、機械的な結合と電気的な接続を
   同時に達成する接続具を有することを特徴とする請求項
   １記載の静止画テレビ電話装置。