JP2527815B2 - 可変速リフト - Google Patents

可変速リフト

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JP2527815B2
JP2527815B2 JP1173420A JP17342089A JP2527815B2 JP 2527815 B2 JP2527815 B2 JP 2527815B2 JP 1173420 A JP1173420 A JP 1173420A JP 17342089 A JP17342089 A JP 17342089A JP 2527815 B2 JP2527815 B2 JP 2527815B2
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guide rail
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lift
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JP1173420A
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信行 松井
達之 越智
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スキー場等に設置されており、多数個の
搬器が搬送ラインを往復するリフトに関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来この種のリフトとしては、その搬器がロープに固
着され吊り下げられており、ロープを巻き取ることによ
って搬器を移動させるものが一般に知られている。
〔この発明が解決しようとする課題〕
しかしこの従来のリフトは、各搬器がロープに固着さ
れていることから、各搬器の間隔が一定であると共に、
各搬器の移動速度が一定となる。
そのため、例えばこの従来のリフトをスキーリフトと
して使用した場合に、各搬器が常に一定の間隔,速度で
移動してしまうことから、搬器へのスキーヤーの乗降に
はそれなりの技術が必要であり、初心者ではこの搬器へ
の乗降が困難なものであった。
なおこのような課題に対処すべく、各搬器のロープへ
の固着状態を解除して、この固着状態が解除された搬器
を別の支持部で支持すると共に、別の移動機構で移動さ
せることにより、搬器への乗降部において各搬器の間
隔,速度を変えることができるものもある。
しかし搬器への乗降部において、ロープからの固着状
態解除機構やロープとは別の支持部および移動機構を設
置する必要があり、そのための費用がかかり全体のリフ
ト設置費が高価になる。
また固着状態解除機構や別の支持部および移動機構か
ら構造が複雑になって、メンテナンス等が面倒となると
共に、この支持部および移動機構が付加されるため、そ
の分の設置スペースが必要になる等の問題点がある。
この発明は、前述のような問題点を解消すべくなされ
たもので、その目的は、簡単な構造で、任意の位置にお
いて搬器の速度および間隔を任意のものにすることので
きる可変速リフトを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のリフトは、多数個の搬器の移動をガイドす
るH型鋼からなるガイドレールと、前記搬器を個別に支
持して前記ガイドレールの下部の左右のフランジ上にそ
れぞれ移動自在に設けられている対の走行ローラを備え
た多数個の移動支持車と、前記ガイドレールの上部フラ
ンジ上の長手方向全長にわたり所定間隔で敷き並べられ
て多数固定されている電磁石と、この電磁石の近接位置
となるように前記各移動支持車に固定されている永久磁
石とを備えてなる。
また前記多数の電磁石と各移動支持車の永久磁石とは
可変速のリニアモーターを構成して、前記搬器を支持し
た移動支持車の移動駆動部になっているものとする。
そしてガイドレールに設けられた多数の電磁石と各移
動支持車の永久磁石とから構成されたリニアモーターに
より、搬器を支持した移動支持車の移動速度を自由に変
えることができるようにして、任意位置(例えばスキー
場におけるスキーヤーの搬器への乗降部)での搬器の移
動速度および間隔を任意のものとできるようにしてい
る。
〔実 施 例〕
以下この発明の可変速リフトを図示する実施例によっ
て説明する。
可変速リフト1(第1図〜第4図参照)は、多数個の
搬器2の移動をガイドするガイドレール3と、搬器2を
個別に支持してガイドレール3に移動自在に設けられて
いる多数個の移動支持車4と、ガイドレール3の長手方
向全長にわたり所定間隔で敷き並べられて多数固定され
ている電磁石5と、この電磁石5の近接位置となるよう
に各移動支持車4に固定されている永久磁石6とを備え
てなっている。
またガイドレール3の多数の電磁石5と各移動支持車
4の永久磁石6とは可変速のリニアモーターを構成して
おり、搬器2を支持した移動支持車4の移動駆動部にな
っている。
そしてこの実施例においてガイドレール3は、H形鋼
で構成され、レール取付ブラケット7を介して支持躯体
8に取付けられており、上フランジ3aの上面における支
持躯体8との反対側端部に、多数の電磁石5が敷き並べ
られている。またこのガイドレール3の下フランジ3bに
は、電磁石5への通電が停止した停電時に下フランジ3b
の上面から突出する逸走防止装置9が、所定間隔で多数
設けられている。
ここでの逸走防止装置9には、第5図に示すように電
磁石5への通電時に、コイル9aによる吸引力によって下
フランジ3bの上面下方位置となる突出部9bが備えられて
いる。なお停電時でのこの突出部9bは、コイル9aによる
吸引力がなくなるので、第6図に示すようにスプリング
10の押圧力によって、下フランジ3bの上面上方位置へ突
出するようになっている。
移動支持車4は、ガイドレール3の両側位置となる両
サイドフレーム4a,4aと、この両サイドフレーム4a,4aを
ガイドレール3の下方位置で連結している連結フレーム
4bとから略H字状に形成されているハンガーフレームで
構成されている。
そして両サイドフレーム4a,4aには、サイドフレーム4
aの両側方向でガイドレール3の長手方向へ延びる軸着
支持部材11が設けられていると共に、ガイドレール3の
下フランジ3b上面に当接する走行ローラ12と、ガイドレ
ール3の下フランジ3b側端面に当接するサイドローラ13
とが、サイドフレーム4aの両側方位置に軸着支持部材11
を介して軸着されている。
なおレール取付ブラケット7側のサイドフレーム4aに
延設されている軸着支持部材11には、第4図に示すよう
に走行ローラ12の回転軸位置において、逆走防止装置14
が設けられている。またレール取付ブラケット7と反対
側のサイドフレーム4aは、ガイドレール3の上フランジ
3a上方へ延びており、永久磁石6を上フランジ3aの上面
に設けられている電磁石5の近接位置となるように固定
している。
搬器2は、ベンチシートで構成されており、移動支持
車4の両サイドフレーム4a,4aの下端部に、吊りロッド1
5を介して軸着されている。
このような構成からなる可変速リフト1によれば、ガ
イドレール3の多数の電磁石5と各移動支持車4の永久
磁石6とは、可変速のリニアモーターを構成しているこ
とから、電磁石5へ電源を供給して、隣接する電磁石5
が同一とならないように各電磁石5をS極とN極とに順
次変換することで、各移動支持車4の永久磁石6を吸引
または反発するようになっている。
そしてこの各電磁石5が各移動支持車4の永久磁石6
を吸引または反発することを移動駆動源として、各移動
支持車4,即ち各搬器2がガイドレール3に沿って移動す
るようになっている。
なおこの発明の可変速リフト1を実際にスキーリフト
として使用すれば、運用する際に第7図に示すような各
搬器2の移動制御を容易に行うことができる。
ここでは、スキーリフトの全長を低速運転,中速運
転,高速運転,速度可変運転の各区間に分割する。そし
て各区間のガイドレール3における各電磁石5への供給
電源の周波数を各々制御(インバータ制御)することに
よって、各区間毎の各搬器2の移動速度を自由に変える
ことができる。
即ち山麓停車場の速度可変運転区間である低速から高
速への加速区間と高速区間とでは、スキーヤーの乗り込
みや乗り込み失敗によって搬器2の間隔がバラバラにな
っても、低速,高速を使用して各搬器2の間隔を6sec間
隔に調整することができる。また山頂停車場の低速運転
区間では、各搬器のスピードを落として、スキーヤーが
各搬器2から降りやすくすることができる。さらにこれ
らのことから、残りの区間の搬器2を中,高速運転させ
ることができるというように、各区間毎の各搬器2の移
動速度を自由に変えることができる。
このように各搬器2の移動制御を容易に行うことがで
きるので、多少のロスであればリフト全体を停止させず
に運転することができる。
また従来のように昇降場である停車場において、各搬
器2を運転ラインから一旦外し、別系統の運転ラインに
移動させるような装置が必要なく、同一の運転ラインで
各搬器2の速度変化に対処することができる。このこと
は、停車場のスペースを小さくすることができる。
なおこの発明の可変速リフト1は、電磁石5へ電源を
供給することで各搬器2の移動駆動源となっていると共
に、その移動を制御していることから、停電すると各搬
器2を全く移動させることができなくなる。
そのためこの停電時には、逸走防止装置9の突出部9b
を第1図に想像線で示したように下フランジ3bの上面上
方位置へ突出させることで、各移動支持車4の下フラン
ジ3b上の走行を阻止して、各搬器2が逸走してしまうの
を防止する。また逆走防止装置14でも各移動支持車4,即
ち各搬器2が逸走してしまうことを防止できる。
〔発明の効果〕
この発明の可変速リフトは、多数個の搬器の移動をガ
イドするガイドレールと、前記搬器を個別に支持して前
記ガイドレールに移動自在に設けられている多数個の移
動支持車と、前記ガイドレールの長手方向全長にわたり
所定間隔で敷き並べられて多数固定されている電磁石
と、この電磁石の近接位置となるように前記各移動支持
車に固定されている永久磁石とを備えてなる。
また前記多数の電磁石と各移動支持車の永久磁石とは
可変速のリニアモーターを構成しており、前記搬器を支
持した移動支持車の移動駆動部になっていることを特徴
としている。
そしてこの構成によればガイドレールに設けられた多
数の電磁石と各移動支持車の永久磁石とからリニアモー
ターが構成されていることにより、各電磁石5への供給
電源の周波数を制御することで、搬器を支持した移動支
持車の移動速度を自由に変えることができるようにな
る。
そのため任意位置(例えばスキー場におけるスキーヤ
ーの搬器への乗降部等)での搬器の移動速度および間隔
を、従来のように専用の特別な装置を必要とせずに、同
一の移動ライン上で容易に任意のものにすることができ
る。
このようにこの発明によれば、簡単の構造の設備で設
置スペースが少なくてすみ、しかも各搬器の移動速度,
間隔を自由に変えることのできるリフトを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の可変速リフトを示す斜視図、第2図
は第1図のA−A線矢視図、第3図は第2図のB−B線
断面図、第4図は第3図のC−C線矢視図、第5図およ
び第6図は逸走防止装置の作動状態を示す断面図、第7
図はこの発明の可変速リフトをスキーリフトとして使用
した実施例を示す概略斜視図である。 1……可変速リフト、2……搬器、3……ガイドレー
ル、3a……上フランジ、3b……下フランジ、4……移動
支持車、4a……サイドフレーム、4b……連結フレーム、
5……電磁石、6……永久磁石、7……レール取付ブラ
ケット、8……支持躯体、9……逸走防止装置、9a……
コイル、9b……突出部、10……スプリング、11……軸着
支持部材、12……走行ローラ、13……サイドローラ、14
……逆走防止装置、15……吊りロッド。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−36556(JP,A) 特開 昭61−206786(JP,A) 特開 昭62−261570(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数個の搬器の移動をガイドするH型鋼か
    らなるガイドレールと、前記搬器を個別に支持して前記
    ガイドレールの下部の左右のフランジ上にそれぞれ移動
    自在に設けられている対の走行ローラを備えた多数個の
    移動支持車と、前記ガイドレールの上部フランジ上の長
    手方向全長にわたり所定間隔で敷き並べられて多数固定
    されている電磁石と、この電磁石の近接位置となるよう
    に前記各移動支持車に固定されている永久磁石とを備え
    てなり、 前記多数の電磁石と各移動支持車の永久磁石とは前記ガ
    イドレールの長手方向全長にわたり可変速のリニアモー
    ターを構成しており、前記搬器を支持した移動支持車の
    移動駆動部になっていることを特徴とする可変速リフ
    ト。
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