JP2527780B2 - ハンドル組立体 - Google Patents

ハンドル組立体

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JP2527780B2 JP1847788A JP1847788A JP2527780B2 JP 2527780 B2 JP2527780 B2 JP 2527780B2 JP 1847788 A JP1847788 A JP 1847788A JP 1847788 A JP1847788 A JP 1847788A JP 2527780 B2 JP2527780 B2 JP 2527780B2
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Description

【発明の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本発明はハンドル組立体に関し、とくに、但し独占的
にではなく、車両用ドアに関する。
『従来の技術および発明が解決しようとする問題点』 車両の組立ての場合、またとくに自動車の組立ての場
合、塗装工程に先立つての車体へのドア・ハンドルの装
備は、塗装作業中ハンドルを塗料から防護する必要があ
ることを意味する。あるいはまた、塗装作業後のドア・
ハンドルの組立ては、塗装加工物への損傷をもたらす恐
れがある。更にまた、製造後のハンドルの撤去は通常、
ドアを分解することなしには不可能であるが、これは時
間がかかり従つて高価な処置である。
本発明の目的は、これらの問題点を軽減させることに
ある。
『問題点を解決するための手段』 本発明によれば、閉鎖部材用のハンドル組立体にし
て、第一の非作動位置とハンドルが取り付けられた閉鎖
部材を開き得る第二の作動位置との間でハンドルの残余
部分に関連して弾力的に動かされ得る部分を有するハン
ドルと、閉鎖部材の外部からハンドル組立体を閉鎖部材
に連結する装置とを含み、ハンドルがこのように連結さ
れた場合前記装置への接近がハンドルによつて遮られ、
前記の連結する装置が、前記部分の離脱を防止する拘束
装置を含み、閉鎖部材が開放位置にある場合にのみ前記
拘束装置へ接近可能であるようにしたハンドル組立体が
得られる。
本発明の好適な実施例においては、閉鎖部材の内面に
連結されたほぼプレート形の部材内にねじ込まれるねじ
のような連結部材により、ハンドルがドアに連結され
る。ハンドルの前記部分は、ハンドルの残余部分により
画定される開口部内にはまり込むボタンである。このボ
タンはばね荷重を受ける。ボタンの裏側からロツドが延
びるが、これは拘束装置を構成するトラツプ・プレート
と係合するように形成される。このトラツプ・プレート
はボタンの下に位置し、ボタンがそのばねに抗して押し
下げられる際、閉鎖部材（ドア）の遮断面を貫いて延び
るねじにより、作動位置へ引き込まれる。ボタンが開放
されると、それがトラツプ・プレートによりハンドルの
残余部分内に保持される。ドアが開いている際にのみ接
近し得るこのねじを緩めることによりボタンを開放する
ことができ、従つてハンドルをドアに連結するねじへの
接近が可能となる。次いでドアの外部からハンドルを撤
去することができ、こうして保守をはるかに容易にさせ
る。
本発明を一層明確に理解できるように、ここでその二
つの実施例を、添付図面につき、例示として説明する。
『実施例および作用』 図について説明する。このハンドル組立体は、一端に
押しボタン５が配置された開口部1Aを画定するハンドル
１を含む。ハンドル１は、このハンドルが取り付けられ
るドア・パネル25に連結されたベース・プレート２に連
結される。パネル25上の塗料を防護するため、ガスケツ
ト４がベース・プレート２の回りにはめ込まれる。補強
プレート13と締付けナツト14とピボツト取付ブラケツト
19とクランプ・ブラケツト15とを含む小組立体が自動車
の内部に面するドア・パネルの裏側に備えられる。この
小組立体は、ほぼ逆Ｌ形断面のトラツプ・プレート17
を、ドア・パネル25の開口部を通して受けるように形作
られている。
補強プレート13と締付けナツト14とクランプ・ブラケ
ツト15とは、予備組立作業中にドア・パネルの裏側へ連
結される。ハンドルを組み立てるため、ドア・パネルの
外部からパネル25の開口部26を経てブラケツト19のねじ
付きボス27内に延びるねじ18により、ピボツト取付けブ
ラケツト19がプレート13に連結される。
次いでトラツプ・プレート17が、ドア・パネルの外板
のスロツト28を通り、且つプレート13のスロツト29を通
る。プレート17はプレート13上に載り、プレート17に形
成された開口部31を貫いて延びる、プレート２の裏側に
形成されたボス30に依りプレート13とベース・プレート
２との間に補そくされた時、摺動自在にされる。ハンド
ルはベース・プレート２に取り付けられたピン３の回り
に前側が旋回し、このヒンジの形態により、ハンドルは
ベース・プレート２やドア外板から遠ざかるように旋回
でき、第一取付けねじ12Aへの接近を可能にさせる。次
いでハンドルはベース・プレートに接合され、第二取付
けねじ12Bが取り付けられる。
ハンドル１の開口部1A内には、ハンドルがドア上に置
かれる前にねじ11を用いてはめ込まれた可調整案内ブシ
ュ10が配置される。この案内ブシュ10は、既に述べたね
じ12Bによりプレート13に固定される。このブシュ10
は、ストップ面10Bを備える開口ボス10Aを有している。
ボタン５の裏側にある相補的なねじ付き開口部内にねじ
込まれた案内ロツド６はボス10Aを貫いて延びる。コイ
ルばね９がこのボス10Aとボタン５の裏側との間で作用
するように拘束される。ボタン５をその開口部1Aの中心
に保持するために案内ピン７が設けられる。
組立て手順を完了させるため、ボタン５は開口部1A内
へ十分に押し下げられる。これにより、案内ロツド６が
ボス10Aを超えて押し下げられて、ロツドの切欠き6Aを
現出させる。これによつて、ドアの遮断面からプレート
17にねじ込まれたねじ12Cによりトラツプ・プレート17
をストツプ面10Bに向かつて引くことができる。これに
よつて今度は、ボタン５が開放されてばね９の作用の下
に復帰した際、第１図にＸで示す点でのトラツプ・プレ
ート17とロツド６との間の当接により、ロツド６がハン
ドル内に保持される。
分解は組立ての安全保証対策が備われている。分解は
先ずねじ12Cを緩めることによつて始めなければなら
ず、このねじへの接近はドアが開いた時にしか達成でき
ないからである。ねじ12Cを緩めることにより、ばね９
の作用の下にボタン５が飛び上ることができ、ねじ12A,
12Bへの接近が可能となる。
第４図は、第１図〜第３図に示すハンドル組立体の変
更態様を示す。この図面においては、第１図〜第３図の
実施例の部分と同一または同等の部分を同一参照数字で
示してある。第１図〜第３図の組立体と比較して、可調
整案内ブシュ10の形状が図示の如く変更され、ハンドル
１の真下に配置されており、その位置でそれが、ブシュ
10の対応開口部37を貫いてハンドル１のねじ付止り穴内
に延びる二つのねじ36によりハンドル１に直接ねじ込ま
れている。従つてねじ11は省略されている。
ハンドル１は前記実施例同様、その前端で旋回する。
しかし、ヒンジの対応部分は、それぞれハンドル１とベ
ース２とに連結された別個の構成要素である。従つてフ
ート32はハンドル１に銀ろう付けされ、ブラケット34は
当初、ねじ12Aも機能するように作用する組立てまで、
ソリツド・リベツト33でベース２に連結される。ヒンジ
部分32,34を貫いて延びるピン３は、一端に頭部を、他
端に止め座金35を備える。
この構造は、ハンドル１とベース２とが、ハンドル１
は熱間スタンピングにより、ベース２は冷間スタンピン
グで、黄銅から鍛造することを可能にさせる。鍛造する
ことが不可能ではないにしても困難な、フート32のよう
な複雑な部分は、別個の部品として別々に作られる。開
口部1Aは前のようには形成できず、従つて案内ブシュ10
は前述の如く、ハンドル１の裏側へ直接に付けられる。
次に鍛造は、第一の実施例のダイカスト部品について可
能であつた以上に高品質の仕上がりを達成することを可
能にさせる。
上記の諸実施例が例示のためにのみ記述されたこと
と、本発明の範囲を逸脱することなく数多くの変更が可
能であることとは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第１図は自動車用ハンドル組立体の側断面図、第２図は
第１図のハンドル組立体のドアの外部から視た分解図、
第３図は第１図および第２図のハンドル組立体のドアの
内部から視た分解図、第４図は第１図から第３図の実施
例の変更形態の第２図に対応する図である。 1:ハンドル、 1A:開口部、 2:ベース・プレート、 5:部分、ボタン、 6:ロツド、 6A:切欠き、 9:弾力装置、 10:可調整案内ブシュ、 10A:開口ボス、 10B:ストツプ面、 12A,12B:連結部材 12C:部材、 13:補強プレート、 14:締付けナツト、 15:クランプ・ブラケツト、 17:拘束装置、 19:ピボツト取付けブラケツト。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】閉鎖部材用のハンドル組立体（２）にし
    て、第一の非作動位置と、ハンドル（１）が取り付けら
    れた閉鎖部材を開き得る第二の作動位置との間でハンド
    ルの残余部分に関連して弾力的に動かされ得る部分
    （５）を有するハンドル（１）を含むハンドル組立体に
    おいて、閉鎖部材の外部からハンドル組立体を閉鎖部材
    に連結する装置（12A）、（12B）を備え、ハンドルがこ
    のように連結された場合前記連結する装置への接近がハ
    ンドル（１）によって遮られ、前記連結する装置が、前
    記部分（５）の離脱を防止する拘束装置（17）を含み、
    閉鎖部材が開放位置にある場合にのみ前記拘束装置へ接
    近可能であるようにしたことを特徴とするハンドル組立
    体。
  2. 【請求項２】特許請求の範囲第１項に記載のハンドル組
    立体において、閉鎖部材の内面に連結されるようにされ
    たほぼプレート形の部材（13）内に延びる連結部材（12
    A）、（12B）により、ハンドル（１）がドアに連結され
    るようにしたハンドル組立体。
  3. 【請求項３】特許請求の範囲第１項または第２項に記載
    のハンドル組立体において、ハンドル（１）の前記部分
    （５）が、ハンドルの残余部分により画定される開口部
    （1A）内にはまり込むボタン（５）であるようにしたハ
    ンドル組立体。
  4. 【請求項４】特許請求の範囲第３項に記載のハンドル組
    立体において、ボタン（５）がばね荷重を受けるように
    したハンドル組立体。
  5. 【請求項５】特許請求の範囲第１項から第４項の何れか
    一つの項に記載のハンドル組立体において、前記部分
    （５）の裏側からロッド（６）が延び、それが拘束装置
    （17）と係合する如く形成されるようにしたハンドル組
    立体。
  6. 【請求項６】特許請求の範囲第５項に記載のハンドル組
    立体において、拘束装置が前記部分（５）の下に配置さ
    れ、前記部分（５）が開放されてその第一の非作動位置
    へ復帰した際に前記部分（５）がハンドル組立体の残余
    部分内に保持されるように、部分（５）がその第二の作
    動位置へ動かされた時に部材（12C）により、拘束装置
    の作動位置へ引き込まれ得るようにしたハンドル組立
    体。
  7. 【請求項７】特許請求の範囲第５項に記載のハンドル組
    立体において、閉鎖部材の内面に連結されるようにした
    小組立体（13），（14），（19），（15）が設けられ、
    それに拘束装置（17）が連結されてハンドル組立体が閉
    鎖部材に連結され、前記小組立体が、プレート（13）
    と、該プレート上のナット（14）であって、前記閉鎖部
    材を通った前記連結部材（12A）を受け入れるナット（1
    4）と、前記プレート（13）に接続されたクランプ・ブ
    ラケット（15）と、前記プレート（13）に接続されたピ
    ボット取付けブラケット（19）とを有しているハンドル
    組立体。
  8. 【請求項８】特許請求の範囲第６項に記載のハンドル組
    立体において、ストップ面（10B）を有する開口ボス（1
    0A）を画定する可調整案内ブシュ（10）がハンドル
    （１）に連結され、ロッド（６）が前記開口ボスを貫い
    て延び、弾力装置（９）が前記開口ボス（10A）と前記
    部分（５）の裏側との間で作用するように拘束され、且
    つ、前記部分（５）がその第二の作動位置へ動かされた
    時に前記ロッド（６）の切欠き（6A）が現われ、前記部
    材（12C）の前記拘束装置（17）への挿入時に、前記部
    材（12C）によって前記拘束装置（17）が前記ストップ
    面（10B）に対して引き込まれ、前記部分（５）が解放
    されてその第一の非作動位置へ復帰した時に前記ロッド
    （６）をハンドル組立体内に保持することを可能にする
    ハンドル組立体。
  9. 【請求項９】特許請求の範囲第１項から第８項の何れか
    一つの項に記載のハンドル組立体において、旋回自在に
    一緒に連結されたハンドル（１）とベース・プレート
    （２）とを含み、前記部分（５）の撤去後に相対的な旋
    回運動ができて、この組立体が閉鎖部材から取り外され
    得るようにしたハンドル組立体。
  10. 【請求項１０】特許請求の範囲第９項に記載のハンドル
    組立体において、ベース・ブレート（２）が、一方（12
    B）が前記部分（５）の撤去後に接近でき、他方（12A）
    がハンドル（１）とプレート（２）との相対旋回運動後
    に接近できるようにした連結部材（12A），（12B）によ
    り閉鎖部材に連結されるようにされたハンドル組立体。
JP1847788A 1987-01-28 1988-01-28 ハンドル組立体 Expired - Lifetime JP2527780B2 (ja)

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GB8701875 1987-01-28
GB878701875A GB8701875D0 (en) 1987-01-28 1987-01-28 Handle assembly

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JPS63297675A JPS63297675A (ja) 1988-12-05
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EP (1) EP0276972B1 (ja)
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KR (1) KR880008912A (ja)
AU (1) AU589830B2 (ja)
DE (1) DE3866711D1 (ja)
ES (1) ES2029005T3 (ja)
GB (1) GB8701875D0 (ja)

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