JP2527269B2 - 無機面材貼りパネルの接合構造 - Google Patents

無機面材貼りパネルの接合構造

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレハブ住宅のような、主としてパネルの
接合によって建築物の躯体を形成する方式の工業化住宅
に好適に適用される無機面材貼りパネルの接合構造に関
する。
[従来の技術] 一般に、一戸建てプレハブ住宅等の工業化住宅では、
その躯体や外装および内装関係の部材等を規格化するこ
とによって現場での施工作業の省力化や簡略化が図られ
ている。そして近年では、壁や間仕切等を、工場等で予
め内装下地を形成してなるパネルを用いることによっ
て、現場ではこれらのパネルを突き合わせて接合するだ
けの作業で躯体を形成するといった施工法が取り入れら
れている。
ところで、このような一戸建てプレハブ住宅等におい
て、壁や間仕切に窓や出入口となる開口部を形成する場
合には、一般に第7図に示すような小壁となる小壁パネ
ルを利用する方法が用いられている。
第7図は、間仕切の一部に、出入口となる開口部が形
成された例を示すもので、この開口部の上部に小壁パネ
ルが取り付けられている。
図中符号1が、小壁パネルであり、間仕切となる間仕
切パネル2,3の間の上端部に取り付けられており、この
小壁パネル1の下部には、出入口となる開口部4が形成
されている。ここで、小壁パネル1および間仕切パネル
2,3には、いずれも、芯材等が矩形輪郭に組まれた枠体1
a,2a,3aの表面に、予め内装下地となる無機面材1b,2b,3
bが貼設されてなる無機面材貼りパネルが用いられてい
る。
小壁パネル1は、その両方の端面が、それぞれ間仕切
パネル2,3の端面に突き合わされるように配設され、ほ
ぼ真直ぐに接合されている。
また、小壁パネル1の下端部には、前記間仕切パネル
2,3の端面に沿って、開口部方立(半割材)5,6が配設さ
れており、これらの開口部方立(半割材)5,6によっ
て、小壁パネル1が支えられている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような無機面材貼りパネルによる小壁
の接合構造では、次のような不都合があった。
すなわち、小壁パネル1と間仕切パネル2,3とが、そ
れぞれの端面を突き合わせた状態に接合されているため
に、両者の十分な接合耐力を得ることができないという
点である。
そのために、第7図に示したように、開口部方立(半
割材)5,6を使用することによって、小壁パネル1の下
端面を支えることが必至とされる。しかしながら、この
ような開口部方立(半割材)5,6の使用によって、小壁
パネルの自重による垂直下方へのずれ落ちを防止するこ
とはできるものの、地震等による垂直上方への吹き上げ
力に対しては、何等の耐力をも与えることはできない。
したがって、従来の小壁の接合構造は、吹き上げ力に対
しては必ずしも強い構造ではなかった。
また、このような開口部方立(半割材)5,6の使用に
よって、それだけ多くの種類の部材を用意しなくてはな
らなくてはならず、費用の増大を招くうえに、これらの
施工作業を煩雑化する不満もあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、
自重によるずれ落ちに対してだけでなく、垂直上方への
吹き上げ力に対しても高い耐力を有するような無機面材
貼りパネルの接合構造を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、矩形輪郭に組まれた枠体の表面に無機面材
が貼設されてなる無機面材貼りパネルの側端面同士で接
合する構造であって、各無機面材貼りパネルの接合側端
面には、それぞれ対向する切欠溝が各パネルの厚み方向
に貫通して設けられ、これらの切欠溝を互いに合わせ穴
を形成して前記無機面材貼りパネルの接合側端面同士が
相互に接合され、さらに、前記切欠溝によって形成され
た穴に各無機面材貼りパネルの切欠溝に達する嵌合部材
が嵌合されてなることを解決手段とした。
[作用] 本発明の無機面材貼りパネルの接合構造によれば、各
無機面材貼りパネルの接合側端面に設けられた切欠溝を
合せ、これによって形成された穴に嵌合部材を嵌合し固
定した構成を有しているので、該嵌合部材と穴との嵌合
によって、無機面材貼りパネルの自重によるずれ落ちに
対してはもちろん、垂直上方への吹き上げ力に対しても
安定である。したがって、無機面材貼りパネル同士は、
高い接合耐力で以て接合され、開口部方立(半割材)の
使用を不要とする。
[実施例] 以下、実施例を示して、図面に基づき、本発明を詳し
く説明する。
第1図は、本発明の無機面材貼りパネルの接合構造の
一実施例を示すもので、無機面材貼りパネルを間仕切と
して用い、該間仕切と無機面材貼りパネルからなる小壁
との接合構造を示すものである。
第1図中符号10は無機面材貼りパネルである。該無機
面材貼りパネル10は、芯材11aを矩形輪郭に組んで枠体1
1を形成し、この枠体11の内部に補強用芯材を配設し、
さらにこの枠体11の両面に石膏ボード等の無機面材12,1
2を貼設してなるものである。
この間仕切パネル(無機面材貼りパネル)10の接合端
面となる一側端面の比較的上部の位置には、該側端面の
芯材11aが切り欠かれて切欠溝13が設けられている。こ
の切欠溝13は、該側端面に開口する断面矩形状のもの
で、この間仕切パネル(無機面材貼りパネル)10の厚み
方向に貫通し、かつ水平に延びて設けられている。
また、符号20は、小壁となる小壁パネルである。この
小壁パネル20は、前記無機面材貼りパネル10からなる間
仕切パネルと同様に、芯材21aを矩形輪郭に組んでなる
枠体21の内部に補強用芯材を配設し、さらにその両面に
石膏ボード等の無機面材22,22を貼設してなるものであ
って、その縦方向の寸法が前記間仕切パネル10の縦の寸
法より小さく設定されている。
この小壁パネル(無機面材貼りパネル)20の前記間仕
切パネル10との接合端面となる側端面には、該側端面の
芯材21aが切り欠かれて切欠溝23が設けられている。こ
の切欠溝23は、前記間仕切パネル10の側端面に設けられ
た切欠溝13に対応する位置に、該側端面に開口し、かつ
この小壁パネル20の厚み方向に貫通して設けられてお
り、前記切欠溝13とほぼ同様の断面矩形状を有してい
る。
こうしてなる小壁パネル20は、その切欠溝23の開口部
を、前記間仕切パネル10の側端面に設けられた切欠溝13
の開口部と合わせるようにして、互いの側端面を突き合
わせた状態に接合されている。この小壁パネル20と間仕
切パネル10の接合は、図示しない適宜の金物と接着剤の
併用によってなされている。
また、この実施例では第2図に示すように、小壁パネ
ル20と間仕切パネル10の接合によって両パネル10,20の
切欠溝13,23同士が合わせられて形成された穴15には、
該穴15とほぼ同形、同寸法の嵌合部材16が打ち込まれて
固定されている。この嵌合部材16には、角柱状の合板が
好適に用いられ、その外表面と穴15の内壁面とが適当な
接着剤によって接着、固定され、その両端面は、前記間
仕切パネル10および小壁パネル20の表面に面一に合わせ
られている。
また、この実施例では、第3図に示すように、小壁パ
ネル20のもう一方の側端面にも、同様に切欠溝24が設け
られており、この側端面を、やはり同様に切欠溝33の設
けられた間仕切パネル30の側端面に突き合わせた状態
に、接合されている。そして、これら2つの切欠溝24,3
3によって形成された穴25には、同様にして嵌合部材26
が嵌合、固定されている。
次に、このようにしてなる無機面材貼りパネルの接合
構造を得る方法について、第4図ないし第6図を参照し
て説明する。
まず、工場等で、前記構成の間仕切パネル(無機面材
貼りパネル)10および小壁パネル(無機面材貼りパネ
ル)20を作製する。
次いで、建築現場にて、これらを所定の位置に配置し
た後、前記間仕切パネル10と小壁パネル20の接合端面を
互いに突き合わせ、適宜の金物および接着剤を用いて接
合する。この時、第5図に示したように、両パネル10,2
0に設けられた切欠溝13,23の開口部同士を合わせて、断
面矩形状の穴15を形成する。
次いで、第6図に示したように、この穴15に、合板か
らなる角柱状の嵌合部材16を、ハンマー等によって叩き
込むようにしながら嵌合し、穴15の内壁面と嵌合部材16
の外表面とを適当な接着剤によって、接着、固定する。
以上述べたように、本実施例の無機面材貼りパネルの
接合構造によれば、間仕切パネル10と小壁パネル20と
が、それぞれの接合端面に設けられた切欠溝13,23を合
わせ、これによって形成された穴15に嵌合部材16を嵌合
し固定した構成を有しているので、該嵌合部材16と穴15
との嵌合によって、小壁パネル20は、その鉛直方向の動
きを抑止した状態に、取り付けられている。すなわち、
小壁パネル20は、自重によるずれ落ちに対してはもちろ
ん、地震等による垂直上方への吹き上げ力に対しても非
常に安定である。したがって、従来のような開口部方立
(半割材)を用いることなく、十分に高い接合耐力で以
てこの小壁パネル20を支えることができ、たとえ地震等
の発生時にも、躯体を安定に保持することができる。
また、開口部(半割材)の使用を不要とすることか
ら、少ない種類の部材で目的の躯体を形成することがで
き、費用の削減、作業の簡略化および省力化、さらには
工期の短縮など、種々の効果を望むことができる。
なお、本発明の無機面材貼りパネルの接合構造は、前
記実施例に限られず、各構成部材の形状や寸法、材質等
の具体的構造は、実施にあたり適宜変更可能である。
たとえば、間仕切パネル10および小壁パネル20の側端
面に設けられた切欠溝13,23の形状は、この側端面に開
口し、かつ該パネル10,20の厚み方向に貫通して設けら
れたものであれば、前記実施例で示したような断面矩形
状以外でも構わない。
また、前記実施例では、間仕切に出入口となる開口部
を形成する場合の施工例を挙げて、間仕切パネル10と小
壁パネル20との接合構造について説明したが、これ以外
にも、例えば外壁に窓や出入口となる開口部を形成する
場合に適用することも可能である。この場合には、外壁
パネル(無機面材貼りパネル)および小壁パネルとし
て、枠体の一方の面には無機面材を貼設し、他方の面に
は裏面用合板を貼設してなる無機面材貼りパネルを用い
るようにすればよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の無機面材貼りパネルの
接合構造によれば、無機面材貼りパネルの側端面同士の
接合部に形成された穴と、各無機面材貼りパネルの切欠
溝に達する嵌合部材との嵌合によって、無機面材貼りパ
ネルが支えられているので、無機面材貼りパネルの自重
によるずれ落ちに対してはもちろん、垂直上方への吹き
上げ力に対しても非常に安定である。したがって、無機
面材貼りパネル同士は、十分に高い接合力で以て接合さ
れ、たとえ地震の発生時などにも、安定して躯体を保持
することが可能となる。
また、開口部方立(半割材)の使用を不要とするの
で、部材の種類を減らして、費用の削減を図り、施工作
業の簡略化および省力化、さらには工期短縮等の種々の
効果を望むこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明の一実施例を示すもの
で、第1図は無機面材貼りパネルからなる間仕切パネル
と無機面材貼りパネルからなる小壁パネルとの接合前の
状態を示す斜視図、第2図および第3図は接合後の状態
を示す斜視図、第4図ないし第6図は接合方法を手順に
したがって説明する正面図であり、第7図は従来の無機
面材貼りパネルによる小壁の接合構造の一例を示す正面
図である。 10……無機面材貼りパネル(間仕切パネル)、 11……枠体、12……無機面材、 13……切欠溝、 15……穴、16……嵌合部材、 20……無機面材貼りパネル(小壁パネル)、 21……枠体、22……無機面材、 23……切欠溝。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 611 E04B 2/56 611C 621 621N 621A 643 643A 2/74 501 2/74 501B 561 561B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形輪郭に組まれた枠体の表面に無機面材
    が貼設されてなる無機面材貼りパネルを側端面同士で接
    合する構造であって、 各無機面材貼りパネルの接合側端面には、それぞれ対向
    する切欠溝が各パネルの厚み方向に貫通して設けられ、
    これらの切欠溝を互いに合わせ穴を形成して前記無機面
    材貼りパネルの接合側端面同士が相互に接合され、さら
    に、前記切欠溝によって形成された穴に各無機面材貼り
    パネルの切欠溝に達する嵌合部材が嵌合されてなること
    を特徴とする無機面材貼りパネルの接合構造。
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