JP2527233B2 - テレビジョン方式変換器 - Google Patents

テレビジョン方式変換器

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JP2527233B2
JP2527233B2 JP1083277A JP8327789A JP2527233B2 JP 2527233 B2 JP2527233 B2 JP 2527233B2 JP 1083277 A JP1083277 A JP 1083277A JP 8327789 A JP8327789 A JP 8327789A JP 2527233 B2 JP2527233 B2 JP 2527233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン方式変換器に関し、特にハ
イビジョン信号もしくはMUSE信号をIDTV(Improved Def
inition TV)もしくはEDTV(Extended Definition TV)
受像機にて再生するための信号変換器に走査線数変換回
路の改良に関する。
〔従来の技術〕
本発明に対応する従来例はない。しかしながら参考に
すべき従来例としては例えば、「MUSE−525本コンバー
タ/二宮他 昭和63年電子情報通信学会 春季全国大
会」,「MUSE方式受信用標準方式アダプター/二宮他
テレビジョン学会技術報告,TEBS99−5」が挙げられ
る。
第8図はこの従来例であるMUSE−525本コンバータの
信号処理回路を示す概略ブロック図である。
図において、入力端子1に入力されたMUSE信号1101は
標本化周波数16.2MHzにてA/D変換器3にて標本化され
る。標本化されたMUSE信号1102は走査線数変換回路4に
て走査線数1125本の信号から走査線数1050本の信号に変
換される。走査線数変換回路4の出力1103はインタレー
ス対応輝度信号処理回路5とインタレース対応色信号処
理回路6に与えられる。インタレース対応輝度信号処理
回路5の出力1104はNTSC方式に則った輝度信号となって
おり、D/A変換器7aを介して逆マトリクス回路8aに与え
られる。また、インタレース対応色信号処理回路6の出
力1105,1106はそれぞれNTSC方式に沿ったR−Y信号,B
−Y信号となっており、それぞれD/A変換器7b,7cを介し
て逆マトリクス回路8aに与えられる。逆マトリクス回路
8aからはR,G,B信号1110,1111,1112が出力され、出力端
子2a,2b,2cよりそれぞれ出力される。
次に動作について説明する。
ハイビジョン放送方式として提案されているMUSE信号
は現行の受像機では再生できない。そのため、MUSE信号
を現行の受像機にて再生するには、信号をNTSC信号に変
換しなくてはならない。その際、アスペクト比の変換と
走査線数の変換が必要になってくる。即ち、MUSE信号は
アスペクト比約16:9,走査線数1125本であるのに対し、N
TSC信号はアスペクト比4:3,走査線数525本である。
本実施例では次のような変換方式をとっている。
走査線数1125本のうち1050本を利用する。
上述した走査線数1050本のインタレース信号を走査
線数525本のインタレース信号に変換する。
アスペクト比4:3の部分のみを表示する(左右の部
分は表示しない)。
第9図にその変換の概要を示す。
以下、第8図に則って説明する。
標本化周波数16.2MHzにて標本化されたMUSE信号1102
は走査線数変換回路4にて走査線数1125本から走査線数
1050本の信号に変換される。この走査線数変換回路は一
般に、入力と出力とが非同期で動作するメモリによって
構成される。
走査線数1050本に変換された信号1103はインタレース
対応輝度信号処理回路5とインタレース対応色信号処理
回路6の両者に与えられる。MUSE信号は色差信号(R−
Y信号,B−Y信号)を線順次TCI(Time Compressed Ins
ertion)信号として多重しているため、このような構成
をとる(参考文献「MUSE方式の開発/二宮他 NHK技術
研究 昭62」)。
インタレース対応輝度信号処理回路5に与えられる信
号における輝度信号のフィールド内におけるサンプリン
グパターンは第10図(a)の如くなっている。なお、Y
(i+1,l)は座標(i+1,l)における標本値を示して
おり、説明上、1ライン下の点の座標は(i+1,l+
4)と単位4だけ差があるようにとってある。ここでの
サンプリングパターンは明らかにMUSE信号と同等であ
る。インタレース対応輝度信号処理回路5では次のよう
な処理を行っている。
MUSE信号がサブサンプリングされているため、フィ
ールド内で内挿処理を行なう。
走査線数を1050本から525本に変換するため、垂直
方向に525/2〔cph〕にて帯域制限を行なう。
走査線数1050本インタレースから525本インタレー
スに変換する。
上記3つの処理を実際には、次のような手順にて行っ
ている。
第11図(a)の×点に標本値としてゼロを挿入す
る。
垂直方向に低域通過フィルタをかける。
本従来例では垂直方向フィルタとして次のような伝達
関数を持つものを使用している。
F(Z)=1/4{1+4Z-L+3Z-2L} …フィルタA あるいは、 F(Z)=1/4{3+4Z-L+Z-2L} …フィルタB Z-L:1ライン遅延を表わす遅延演算子 第11図(b)は第11図(a)に対して1ラインおきに
フィルタAをかけた結果得られる信号である。例えば第
11図(b)におけるYV(i−1,l−1)は次のように求
められる。
YV(i−1,l−1) =1/4{Y(i−1,l+4)+4Y(i−1,l) +3Y(i−1,l−4} なお、Y(x,y),YV(x,y)は座標(x,y)における標
本値である。ここで、フィルタAの特性により、第11図
(b)に示す信号は本来の走査線上の信号を表わすもの
ではなくなっている。
水平方向に低域通過フィルタをかける。
本従来例では水平方向フィルタとして、次のような伝
達関数を持つものを使用している。
F(Z)=1/2{1+Z-1} …フィルタC Z-1:1サンプル遅延を表わす遅延演算子 第11図(c)は第11図(b)に対してフィルタCをか
けた結果得られる信号である。
例えば第11図(c)におけるYVH(i,h−1)は次のよ
うに求められる。
YVH(i,l−1) =1/2{YVH(i+1,l−1)+YV(i−1,l−1)} なお、YVH(x,y)は座標(x,y)における標本値であ
る。
ここで、フィルタCの特性により第11図(c)の座標
が示すサンプル点は第11図(b)の座標が示すサンプル
点とは水平方向にずれている。
手順で示した垂直方向フィルタであるフィルタA
とフィルタBとをフィールド毎に使い分ける。即ち、奇
数フィールドではフィルタAを、偶数フィールドではフ
ィルタBを使用する。
この操作により、第12図の如くインタレース信号を得
る。上記4つの手順により前期3つの処理を実行するこ
とになる。
インタレース対応色信号処理回路6に与えられる信号
における色差信号(R−Y信号,B−Y信号)のフィール
ド内におけるサンプリングパターンは第10図(b)の如
くなっている。ここでのサンプリングパターンは明らか
にMUSE信号と同等であり、色差信号を線順次TCI信号と
して多重している。インタレース対応色信号処理回路6
では次のような処理を行なっている。
MUSE信号がサブサンプリングされているため、フィ
ールド内で内挿処理を行なう。
垂直方向に525/4〔cph〕にて帯域制限を行なう。
走査線数1050本インタレース色差線順次信号を走査
線数525本インタレースR−Y信号と走査線数525本イン
タレースB−Y信号に変換する。
時間軸伸張を行なう。
上記4つの処理を実際には次のような手順にて行って
いる。
第13図(a)のX点に標本値としてゼロを挿入す
る。
垂直方向に低域通過フィルタをかける。本例では垂
直方向フィルタとして次のような伝達関数を持つものを
使用している。
F(Z)=1/4{1+4Z-2L+3Z-4L} …フィルタD あるいは、 F(Z)=1/4{3+4Z-2L+Z-4L} …フィルタE 色差信号は線順次として多重されているため、このよ
うな構成をとる。第13図(b)は第13図(a)に対して
各ライン毎に、即ち、R−Y信号,B−Y信号を交互にフ
ィルタDをかけた結果得られる信号である。
例えば第13図(b)におけるR−Y信号CV(j−1,l
−6)とB−Y信号CV(j−1,l−2)は次のように求
められる。
CV(j−1,l−6) =1/4{C(j−1,l+4)+4C(j−1,l−4) +3C(j−1,l−12)} CV(j−1,l−2) =1/4{C(j−1,l+8)+4C(j−1,l) +3C(j−1,l−8)} ここで、フィルタDの特性により第13図(b)に示す
信号は本来の走査線上の信号を表わすものではなくなっ
ている。
水平方向に低域通過フィルタをかける。
本例では水平方向フィルタとして次のような伝達関係
を持つものを使用している。
F(Z)=1/2{1+Z-1} …フィルタF 第13図(c)は第13図(b)に対してフィルタFをか
けた結果得られる信号である。
例えば、第13図(c)におけるCVH(j,l−6),C
VH(j,l−2)は次のように求められる。
CVH(j,l−6) =1/2{CV(j+1,l−6)+CV(j−1,l−6)} CVH(j,l−2) =1/2{CV(j+1,l−2)+CV(j−1,l−2)} ここで、フィルタFの特性により第13図(c)の座標
が示すサンプル点は第13図(b)の座標が示すサンプル
点とは水平方向にずれている。
手順で示した垂直方向フィルタであるフィルタD
とフィルタEとをフィールド毎に使い分ける。即ち奇数
フィールドではフィルタDを、偶数フィールドではフィ
ルタEを使用する。
この操作により、第14図のような信号を得る。
このようにして得られた色差信号は依然、線順次の
状態である。これをR−Y信号及びB−Y信号に分離し
たものが第15図である。しかしながら、図よりわかるよ
うにR−Y信号とB−Y信号とで垂直方向に位置がずれ
たものとなってしまっている。そのため、第16図のよう
な手順をとる。
まず、図中×点に標本値としてゼロを挿入する。その
後、次のような特性を持つ垂直フィルタをかける。
F(Z)=1/4{4+2Z-L+2Z-2L+2Z-3L+Z-4L} …フィルタG このとき、出力はR−Y信号とB−Y信号の垂直位置
がそろうように、1ラインおきに採用する。このように
することにより、走査線525本の疑似的なインタレース
R−Y信号及びB−Y信号を得ることができる。
メモリを用い、水平方向に時間軸伸張する。
上記6つの手順により前記4つの処理を実行すること
になる。
このようにして得られたインタレース対応輝度信号処
理回路5の出力である輝度信号1104,インタレース対応
色信号処理回路6の出力であるR−Y信号1105,B−Y信
号1106はそれぞれD/A変換され、さらに逆マトリクス回
路にてRGB信号に変換され出力される。
なお、輝度信号と色信号との垂直方向の位置ずれに関
しては特に述べなかったが、インタレース対応輝度信号
処理回路もしくはインタレース対応色信号処理回路の一
方にメモリを使用し、ライン単位の遅延を施すことによ
り容易に解消することができる。
また、アスペクト比の変換に関しては、前述の走査線
数変換回路4にて必要な数の標本点の値を読出すことに
より実現している。
〔発明が解決しようとする課題〕
現在、現行のNTSC受像機としては一般に2種類の受像
機に分類できる。1つは走査線数525本,インタレース
走査にて再生する従来の受像機であり、他の1つは走査
線数525本,ノンインタレース走査にて再生するIDTVも
しくはEDTVと呼ばれる受像機である。
周知のように、IDTV,EDTV受像機は一般に走査線数525
本,インタレース走査であるNTSC信号を受像機にて走査
線補間を行い、走査線数525本,ノンインタレース走査
に変換し、再生画像を得ている。この変換には入力信号
が動画像の際に走査線補間により画質劣化が生ずるとい
う問題が常につきまとう。
従来例で示したMUSE/NTSC信号変換器は主に前者の走
査線数525本,インタレース走査の受像機を対象として
おり、走査線数525本,インタレース走査の信号を出力
としている。従って、従来のMUSE/NTSC信号変換器の変
換出力をIDTV,EDTVにて再生する際、上述したような劣
化が生ずることになる。
この発明はIDTV,EDTVにて再生する際、上記のような
画質劣化を生じさせない高画質な画像を再生することが
できるテレビジョン方式変換器を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るテレビジョン方式変換器は、ハイビジ
ョン信号もしくはMUSE信号を走査線数525本のノンイン
タレース信号に変換する信号変換器であって、標本化さ
れた前記ハイビジョン信号もしくは前記MUSE信号を走査
線数1050本のインタレース信号に変換する走査線変換手
段と、該走査線変換手段により変換された前記走査線数
1050本のインタレース信号である輝度信号を走査線数52
5本のノンインタレース信号である輝度信号に直接変換
するノンインタレース対応輝度信号処理手段と、前記走
査線変換手段により変換された前記走査線数1050本のイ
ンタレース信号である第1,第2の色差信号を走査線数52
5本のノンインタレース信号である第1,第2の色差信号
に直接変換するノンインタレース対応色信号処理手段と
を備えるようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、上述のように構成したので、ID
TV,EDTVに高画質な再生画像を提供する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す概略ブロック図で
ある。図において、入力端子1に入力されたMUSE信号10
1は標本化周波数16.2MHzにてA/D変換器3にて標本化さ
れる。標本化されたMUSE信号102は走査線数変換回路4
にて走査線数1125本の信号から走査線数1050本の信号に
変換される。走査線数変換回路4の出力103はノンイン
タレース対応輝度信号処理回路9とノンインタレース対
応色信号処理回路10に与えられる。ノンインタレース対
応輝度信号処理回路9の出力104はD/A変換器7dを介し
て、またノンインタレース対応色信号処理回路10の出力
105,106はそれぞれD/A変換器7e,7fを介して逆マトリク
ス回路8bに与えられる。逆マトリクス回路8からはR,G,
B信号110,111,112が出力され、出力端子2d,2e,2fよりそ
れぞれ出力される。
また、第17図(a)は第1図のノンインタレース対応
輝度信号処理回路9の構成を示し、第17図(b),
(c),(d)はそれぞれ同図(a)の標本値ゼロ挿入
回路,垂直方向フィルタ,水平方向フィルタの構成を示
す。さらに、第18図(a)は第1図のノンインタレース
対応色度信号処理回路10の構成を示し、第18図(b),
(c),(d),(e)はそれぞれ同図の標本値ゼロ挿
入回路,垂直方向フィルタ,水平方向フィルタ,色差信
号分離回路の構成を示す。
次に動作について説明する。本実施例も従来装置と同
様なアスペクト比の変換を行なう。しかしながら走査線
数変換に関しては従来と異なり、MUSE信号から直接走査
線数525本,ノンインタレース信号を作ることになる。
以下、図に基づいて詳細に説明する。標本化周波数1
6.2MHzにて標本化されたMUSE信号は走査線数変換回路4
にて走査線数1050本の信号に変換される。ここまでは、
もちろんインタレース信号のままである。走査線数変換
回路4の出力はノンインタレース対応輝度信号処理回路
9とノンインタレース対応色信号処理回路10とに与えら
れる。ノンインタレース対応輝度信号処理回路9では次
のような処理を行なう。
MUSE信号がサブサンプリングされているため、フィ
ールド内で内挿処理を行なう。
走査線数を1050本から525本に変換するため、垂直
方向に525/2〔cph〕にて帯域制限を行なう。
走査線数1050本インタレースから525本ノンインタ
レースに変換する。
上記の3つの処理を実際には次のような手順にて行な
う。
第17図(a)の標本値ゼロ挿入回路51により、第2
図(a)の×点に標本値としてゼロを挿入する。
第17図(a)の垂直方向フィルタ52により、垂直方
向に低域通過フィルタをかける。
本実施例では従来例と同様のフィルタA及びフィルタ
Bを使用する。第2図(b)は第2図(a)に対して各
ライン毎にフィルタAをかけた結果得られる信号であ
る。
第17図(a)の水平方向フィルタ53により、水平方
向に低域通過フィルタをかける。
本実施例では従来例と同様のフィルタCを使用する。
第2図(c)は第2図(b)に対してフィルタCをかけ
た結果得られる信号である。
手順で示した垂直方向フィルタであるフィルタA
とフィルタBをフィールド毎に使い分ける。即ち、奇数
フィールドではフィルタAを、偶数フィールドではフィ
ルタBを使用する。
この操作により第3図の如く、ノンインタレース信号
を得る。上記4つの手順により前記3つの処理を実行す
ることになる。
また、ノンインタレース対応色信号処理回路では次の
ような処理を行なう。
MUSE信号がサブサンプリングされているため、フィ
ールド内で内挿処理を行なう。
垂直方向に525/4〔cph〕にて帯域制限を行なう。
走査線数1050本,インタレース色差線順次信号を走
査線数525本,ノンインタレースR−Y信号と走査線数5
25本,ノンインタレースB−Y信号に変換する。
時間軸伸張を行なう。
上記4つの処理を実際には次のような手順にて行なっ
ている。
第18図(a)の標本値ゼロ挿入回路61により、第4
図(a)の×点に標本値としてゼロを挿入する。
第18図(a)の垂直方向フィルタ62により、垂直方
向に低域通過フィルタをかける。
本実施例では従来例と同様のフィルタD及びフィルタ
Eを使用する。第4図(b)は第4図(a)に対して各
ライン毎に、即ちR−Y信号,B−Y信号を交互にフィル
タDをかけた結果得られる信号である。
第18図(a)の水平方向フィルタ63により、水平方
向に低域通過フィルタをかける。
本例では従来例と同様のフィルタFを使用する。第4
図(c)は第4図(b)に対してフィルタFをかけた結
果得られる信号である。
第18図(a)の色差信号分離回路64により、手順
で示した垂直方向フィルタであるフィルタDとフィルタ
Eとをフィールド毎に切換える。即ち、奇数フィールド
ではフィルタDを、偶数フィールドではフィルタEを使
用する。この操作により第5図のような信号を得る。
このようにして得られた色差信号は依然、線順次の
状態である。これをR−Y信号及びB−Y信号に分離し
たものが第6図である。しかしながら、この状態ではR
−Y信号,B−Y信号はそれぞれに着目したら、必要とす
べき走査線数(1フィールド当り525本)の半分でしか
ない。そのため、第7図のような手順をとる。まず、図
中、X点に標本値としてゼロを挿入する。その後、従来
例と同様にフィルタGをかける。この時、本実施例は従
来例と異なり、すべてのラインに対してフィルタGによ
るフィルタリングを実行する。このようにすることによ
り、R−Y信号,B−Y信号は各々1フィールド当り、走
査線数525本の信号を得ることができる。厳密に言う
と、このようにして得られた信号はノンインタレース信
号とはなっていない。しかしながら、従来例と同様色差
信号は垂直方向の帯域が狭いため許容できる。
メモリを用い、水平方向に時間軸伸張する。
上記6つの手順により前記4つの処理を実行すること
になる。このようにして得られたノンインタレース対応
輝度信号処理回路9の出力である輝度信号104,ノンイン
タレース対応色信号処理回路10の出力であるR−Y信号
105,B−Y信号106はそれぞれD/A変換され、さらに逆マ
トリクス回路8bにてRGB信号に変換され出力される。な
お、輝度信号と色信号の垂直方向の位置ずれに関しては
述べなかったが、ノンインタレース対応輝度信号処理回
路もしくはノンインタレース対応色信号処理回路の一方
にメモリを使用し、ライン単位の遅延を施すことにより
容易に解消することができる。
またアスペクト比の変換に関しては前述した走査線数
変換回路4にて必要な数の標本点の値を読出すことによ
り実現している。
このように、本実施例によれば、ノンインタレース対
応輝度信号処理回路及びノンインタレース対応色信号処
理回路により、走査線数1050本,インタレース信号を走
査線数525本,ノンインターレース信号に直接変換する
ようにしたので、IDTV,EDTVでMUSE信号を視聴する場合
に、入力信号が動画像であっても、走査線補間により画
質劣化の影響をなくすことができる。
なお、上記実施例ではMUSE信号を走査線数525本,ノ
ンインタレース信号に変換するための方法について述べ
たが、MUSE信号に限らず、ハイビジョン信号(ベースバ
ンドR,G,B信号)でもよい。もちろん、その時には前述
したMUSE信号に伴う内挿処理は必要ではない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るテレビジョン方式変換
器によれば、ハイビジョン信号もしくはMUSE信号を走査
線数525本のノンインタレース信号に変換する信号変換
器であって、標本化された前記ハイビジョン信号もしく
は前記MUSE信号を走査線数1050本のインタレース信号に
変換する走査線変換手段と、該走査線変換手段により変
換された前記走査線数1050本のインタレース信号である
輝度信号を走査線数525本のノンインタレース信号であ
る輝度信号に直接変換するノンインタレース対応輝度信
号処理手段と、前記走査線変換手段により変換された前
記走査線数1050本のインタレース信号である第1,第2の
色差信号を走査線数525本のノンインタレース信号であ
る第1,第2の色差信号に直接変換するノンインタレース
対応色信号処理手段とを備えるようにしたので、IDTV,E
DTVに高画質な再生画像を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるテレビジョン信号変
換器の概略ブロック図、第2図,第3図,第4図,第5
図,第6図,第7図はこの発明の一実施例によるテレビ
ジョン信号変換器の信号処理方法を示す標本点図、第8
図は従来のMUSE信号/NTSC信号変換器の概略ブロック
図、第9図,第10図,第11図,第12図,第13図,第14
図,第15図,第16図は従来のMUSE信号/NTSC信号変換器
の信号処理方法を示す標本点図、第17図(a),
(b),(c),(d)は第1図のノンインタレース対
応輝度信号処理回路の内部構成を示す図、第18図
(a),(b),(c),(d),(e)は第1図のノ
ンインタレース対応色信号処理回路を示す図である。 図において、1は入力端子、2a〜2fは出力端子、3はA/
D変換器、4は走査線数変換回路、5はインタレース対
応輝度信号処理回路、6はインタレース対応色信号処理
回路、7a〜7fはD/A変換器、8a,8bは逆マトリクス回路、
9はノンインタレース対応輝度信号処理回路、10はノン
インタレース対応色信号処理回路である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハイビジョン信号もしくはMUSE信号を走査
    線数525本のノンインタレース信号に変換する信号変換
    器であって、 標本化された前記ハイビジョン信号もしくは前記MUSE信
    号を走査線数1050本のインタレース信号に変換する走査
    線変換手段と、 該走査線変換手段により変換された前記走査線数1050本
    のインタレース信号である輝度信号を走査線数525本の
    ノンインタレース信号である輝度信号に直接変換するノ
    ンインタレース対応輝度信号処理手段と、 前記走査線変換手段により変換された前記走査線数1050
    本のインタレース信号である第1,第2の色差信号を走査
    線数525本のノンインタレース信号である第1,第2の色
    差信号に直接変換するノンインタレース対応色信号処理
    手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン方式変換
    器。
JP1083277A 1989-03-31 1989-03-31 テレビジョン方式変換器 Expired - Lifetime JP2527233B2 (ja)

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JP1083277A JP2527233B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 テレビジョン方式変換器

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JP1083277A JP2527233B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 テレビジョン方式変換器

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テレビジョン学会技術報告TEBS99−5(昭59−9−20),P.21〜P.26

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