JP2526888B2 - 穴明け工具 - Google Patents

穴明け工具

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JP2526888B2
JP2526888B2 JP62058533A JP5853387A JP2526888B2 JP 2526888 B2 JP2526888 B2 JP 2526888B2 JP 62058533 A JP62058533 A JP 62058533A JP 5853387 A JP5853387 A JP 5853387A JP 2526888 B2 JP2526888 B2 JP 2526888B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Drilling Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、工具先端中央部に空隙部を設け、被削材
の回転中心部にコアを残さないようにして切削する穴明
け工具に係わり、特に、中心部コアの排出性および切刃
チップの異常摩耗、欠損防止技術の改良に関するもので
ある。
[従来の技術] 本出願人は、ツイストドリルに作用する多大なスラス
ト荷重によるドリルの欠損事故や、いわゆる「びびり振
動」等がドリル先端部のチゼルエッジに起因することに
鑑み、先に、工具本体の切刃の内端縁を工具本体の軸線
から離して配置することにより、中心部に切削作用を行
わない空隙部を設けた穴明け工具を提案した(特公昭58
−22283)。さらに本出願人は、上記切刃の内端縁に欠
損や構成刃先が発生するのを防止することができる穴明
け工具を提案した(特開昭58−177215号)。
第12図ないし第14図は後の提案に係るドリルを示す図
である。これらの図に示すドリルは、軸線Oを中心とし
て回転せしめられる工具本体1の先端部に切刃2・2が
それらの内端縁2a・2aを軸線Oから等しく離して点対称
に配置され、これによって、工具本体1の先端中央部に
空隙部3が形成され、さらに、切刃2の内端縁2aを含み
軸線O方向に沿うすくい面4aが、外周側のすくい面4bに
対して軸線O側へ向けて傾斜して形成されてなるもので
ある。ここで、上記空隙部3の軸線を挟んで相対向する
壁面3a・3aは、壁面3a・3aどうしの内接円の接線方向に
沿って互いに平行に形成されている。
このようなドリルにおいては、切削中に被削材のコア
(第14図参照)5が成長してゆく過程でドリルの主分力
方向と背分力方向との切削抵抗によってコア5がねじ切
られ、空隙部3の隙間から排出される。しかも、内端縁
2aを含むすくい面4aが外周側のすくい面4bに対して軸線
O側へ傾斜して形成されているから、内端縁2aの欠損や
異常摩耗を防止することができる等の利点がある。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記ドリルにおいては、空隙部3の軸線O
を挟んで対向する壁面3aが互いに平行に形成されている
から、コア5の排出方向が第14図中矢印で示す2方向に
規制される。このためコア5の排出性が良好でなく、さ
らに、壁面3aがコア5によって擦過されて異常摩耗が生
じたり、場合によってはチッピングが発生する可能性が
あることが判明した。
[発明の目的] この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、コアの
排出性を向上させることができるのは勿論のこと、コア
による空隙部の損傷を防止することができる穴明け工具
を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明の穴明け工具は、空隙部の軸線を挟んで相対
向する壁面のうち、壁面どうしの内接円の,接点から回
転方向後方へ沿って延在する部分の少なくとも一部を、
上記内接円の接線に対して外周側へ向かって傾斜して形
成するとともに、この上記内接円の接線に対して外周側
へ向かって傾斜して形成された壁面部分と、切刃の内端
縁を含み工具本体の軸線方向に沿うすくい面との間に平
坦面を形成し、この平坦面の工具回転方向に沿う長さを
0.15〜0.5mmに設定したものである。
[作用] 上記構成の穴明け工具においては、空隙部の壁面どう
しの間隔が回転方向後方へ向かうにしたがって漸次広く
なるから、コアが排出され易くしかも空隙部の壁面がコ
アに擦過されることが少ない。
また、この壁面の外周側へ向かって傾斜して形成され
た壁面部分と、切刃の内端縁を含み工具本体の軸線方向
に沿うすくい面との間に、その工具回転方向に沿う長さ
が0.15〜0.5mmに設定されるように平坦面を形成してい
るので、空隙部のチッピングを防止しつつ切削抵抗の軽
減を図ることができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3図を参
照しながら説明する。第2図はろう付けタイプのツイス
トドリルを示す側面図である。図において符号10は工具
本体である。工具本体10の外周部には2つの切屑排出溝
11・11が形成されている。切屑排出溝11の壁面には、Ti
C,TiN等の硬質被覆層が設けられており、切屑が滑り易
くまた摩耗しにくくなっている。ここで、切屑排出溝11
の地肌の面粗度は最大1.6Sとされている。地肌の面粗度
をこのように設定したのは、1.6Sを上回ると硬質被覆層
の固着力が低下し、硬質被覆層が剥離し易くなるからで
ある。
また、工具本体10の先端部には、切刃チップ12・12が
切刃13の内端縁13aを軸線Oから等しく離して点対称に
配置されており、これによって、工具本体10の先端部に
は切削作用を行わない空隙部14が形成されている。この
空隙部14の幅(第3図中Tで示す寸法)は0.2〜2.5mmの
範囲で設定されている。
上記切刃13の内端縁13aを含むすくい面15a,15bは、外
周側のものが軸線O側のものに対して工具本体10の回転
方向後方へ向かって傾斜する2つの傾斜面に形成され、
さらにすくい面15bに連続する外周側のすくい面15cはす
くい面15bに対して回転方向後方へ向かって傾斜して形
成されている。このように、内端縁13aを含むすくい面1
5a,15bを2つの傾斜面により構成したことは、コアおよ
び切屑の排出性を向上させる上で重要な意味を有する。
というのは、切削加工に際して生成される切屑は、外周
側において成長速度が速く内周側において遅いため、外
周側の方が内周側よりも大きな曲率で曲げられる。この
結果、切屑は伸長せずにその全体が内周側の端部を頂点
とする円錐状にカールするから空隙部14の隙間や切屑排
出溝11を閉塞してしまうのである。しかし、このツイス
トドリルでは、内端縁13aを含むすくい面15を、すくい
面15a,15bの2つの壁面により構成しているから、切屑
がその成長速度の差により外周側の切刃13と内端縁13a
との交叉部(端部)P3あるいは内端縁13aの中間交叉部
(端部)P2で分断され易くなっている。このため、切屑
は2条または3条となって延び、切屑全体が円錐状にカ
ールすることが少なく、切屑およびコアが良好に排出さ
れるのである。
ここで、軸線Oから内端縁13aの最も軸線O側の交叉
部(端部)P1までの距離は、切刃13の外径をDとしたと
きに(ただし、6mm≦D)、0.02〜0.07Dの範囲内で設定
されている。軸線Oから端部P1までの距離が0.02Dを下
回ると、空隙部14の隙間0.2mm以上を確保することが困
難となる。また、0.07Dを上回ると、切削に際して生成
されるコアが良好にせん断されず被削材の中央部に残り
易くなる。すなわち、生成されるコアの直径はドリルの
振れにより空隙部14の内接円の直径よりも若干大きくな
るが、正常な切削作用が行われる内端縁13aの内径より
も大きくなることはない。換言すると、内端縁13aの内
径と同等の直径のコアが生成され得ることとなる。とこ
ろが、コアの直径が0.14Dを上回るほど太くなると、コ
アに作用する切削抵抗の主分力に比してコアの強度が高
くなり、このためコアがせん断されにくくなってしまう
のである。
また、軸線Oから内端縁13aの最も外周側の交叉部P3
までの距離は、0.2〜0.26Dの範囲内で設定され、さら
に、内端縁13aの外周側と内周側の部分との長さの比は
0.4〜2.5の範囲内で設定されている。すなわち、切削加
工に際して内端縁13aと外周側の切刃13とにより生成さ
れる切屑は、前述のように2条または3条の切屑となっ
てすくい面でカールしながら延びる。ところが、内端縁
13aの長さの比が上記範囲を越えると、内端縁13aのうち
短い部分で生成される切屑が長い部分で生成される切屑
により干渉され、その伸長が阻まれて切屑詰まりを起こ
し易くなるのである。また、切屑が内端縁13aの中間交
叉部P2で分断されない場合には、外周側の切刃13と内端
縁13aとにより2条の切屑が生成される。ところが、軸
線Oから交叉部P3までの距離が0.2Dを下回る場合、つま
り外周側の切刃13の最外半径に比して内端縁13aの最外
半径が大幅に小さい場合には、上記と同様に、内端縁13
aにより生成される切屑が外周側の切刃13により生成さ
れる切屑の干渉を受け、その伸長が阻まれて切屑詰まり
を起こし易くなる。一方、軸線Oから交叉部P3までの距
離が0.26Dを上回ると、内端縁13aの中間交叉部P2で切屑
が分断されない場合に、前述したと同様に、円錐状にカ
ールした切屑が空隙部14の隙間や切屑排出溝11を閉塞し
てしまうのである。
次に、空隙部14の軸線Oを挟んで相対向する壁面16の
うち、壁面16・16どうしの内接円の接点P0から回転方向
後方へ沿って延在する部分は、内接円の接線lに対して
外周側へ向かって傾斜する傾斜面16aに形成されている
(第4図参照)。このため、壁面16・16の間隔は、内接
円の接点P0から遠ざかるに従って広くなっている。ま
た、壁面16のうち傾斜面16aの端部からすくい面15aに至
る部分は、平坦面16bに形成されている。ここで、平坦
面16bの回転方向に沿う長さ(図中Hで示す)は、0.15
〜0.5mmの範囲に設定されている。
この値は本発明者等による極めて多数の実験結果によ
り設定されたものであり、第5図に示すように、0.15mm
を下回るとチッピングの発生する頻度が急激に増加す
る。また、0.5mmを上回ると、第6図に示すように、切
削トルクが急激に増加する。これは、平坦面16bのラジ
アル角が90°に近いため、この部分で正常な切屑作用が
行われないためと考えられる。
さらに、上記平坦面16bの稜線部と内端縁13aとのなす
角度θは、110〜170°の範囲内で設定されている。ま
た、内端縁13aの内外周側の部分が互いになす角度θ
は、119〜179°の範囲内で設定されている。すなわち、
上記角度θが110°を下回ると、接点P0の部分にチッ
ピングが生じ易くなる。また、角度θが170°を上回
ると、切屑のすべり性が悪化して構成刃先が生じ易くな
る。このことは、角度θが上記範囲を越えた場合にも
同様のことがいえる。
またさらに、傾斜面16aと、平坦面16bおよびすくい面
15a,…の表面の面粗度は、最大0.8Sに設定され、かつそ
の表面にはTiC,TiN等の硬質被覆層が形成されている。
面粗度を最大0.8Sとしたのは、0.8Sを越えると硬質被覆
層が剥離し易くなるからである。なお、図中符号17は油
穴である。
次に、上記ドリルの作用について説明する。切削加工
を開始すると、内端縁13aおよび外周側の切刃13により
切屑が生成される。一方、被削材中央部においてはコア
が成長し、有る程度成長すると切削抵抗によりねじ切ら
れる。ねじ切られたコアは空隙部14から排出される。こ
の場合、空隙部14の壁面16どうしの間隔は、その内接円
の接点P0から接線l方向へ向かうに従って漸次広がって
いるから、コアの自由度が大きくなり、したがって、壁
面16がコアにより擦過されることが少なく、コアを良好
に排出することができる。また、コアにより擦過される
ことが少ないから、壁面16が異常摩耗したりチッピング
するようなことがない。しかも、壁面16の傾斜面16aと
すくい面15aとの間に形成された平坦面16bの回転方向に
沿う長さHを、0.15〜0.5mmに設定しているから、空隙
部14のチッピングを確実に防止することができ、また切
削抵抗を軽減することができる。
さらに、上記ツイストドリルでは、内端縁13aを含む
すくい面15a,15bを2つの傾斜面により構成しているか
ら、切屑の成長速度の差により内端縁13aの内周側の部
分と外周側の部分および外周側の切刃13において3条の
切屑に分断される。このため、切屑全体が円錐状にカー
ルすることがなく、コアおよび切屑を確実に排出するこ
とができる。
また、上記ツイストドリルにあっては、以上の作用効
果の他に以下のような優れた効果を得ることができる。
(1)切屑排出溝11の表面に硬質被覆層を形成している
から、切屑のすべり性が良く良好に排出される。
(2)すくい面13や空隙部14の壁面16にも硬質被覆層を
形成しているから、それらの面のクレータ摩耗等有害な
摩耗を防止することができ、ツイストドリルの寿命を延
長することができる。
(3)内端縁13aの長さの比および各交叉部P1,P2,P3
の軸線からの距離を上記範囲に設定しているから、切屑
を確実に分断することができ、コアおよび切屑の排出性
をより一層向上させることができる。
(4)平坦面16bの稜線部と内端縁13aとのなす角度θ
を110〜170°の範囲内で設定し、かつ内端縁13aの内外
周側の部分の互いになす角度θを119〜179°の範囲で
設定しているから、チッピングを防止することができ、
また、構成刃先の発生を防止することができる。
なお、上記実施例では、空隙部14の壁面16を、その内
接円の接点P0において平坦面16bと傾斜面16aとが交叉す
るように形成しているが、第7図に示すように、内接円
が平坦面16bの中間部で接するように形成し、その接点P
0から回転方向後方へ離間した箇所で平坦面16bと傾斜面
16aとが交叉するように形成してもよい。また、すくい
面15a,…の形状については、平坦面、あるいは凹状また
は凸状の曲面に形成してもよい。
次に、第8図および第9図は本発明の他の実施例を示
す図であって、本発明をソリッドタイプのツイストドリ
ルに適用した例を示すものである。これらの図に示すツ
イストドリルは、工具本体20の先端中央部に空隙部21を
構成するように切刃22・22が形成されたものである。そ
して、切刃22の内端縁23を含むすくい面24a,24bが、前
述したツイストドリルと同様に外周側のものが内周側の
ものに対して回転方向後方へ向けて傾斜する2つの傾斜
面に形成されている。また、空隙部21の軸線Oを挟んで
相対向する壁面のうち、壁面どうしの内接円の接点から
回転方向後方へ沿って延在する部分は、上記内接円の接
線に対して外周側へ向かって傾斜する傾斜面25になされ
ている。このように構成されたツイストドリルにおいて
も、上記実施例と同様の作用効果を奏することができ
る。
また、第10図および第11図は本発明のさらに他の実施
例を示す図であって、本発明をスペースドリルに適用し
た例を示すものである。
これらの図に示すスペースドリルは、平板状のチップ
30がボルト31により工具本体32に着脱自在に取り付けら
れたものである。このチップ30には、切刃33が山形状に
形成されるとともに、中心部に空隙部34が形成されてい
る。そして、切刃33の内端縁35を含むすくい面36a,36b
が、前述したツイストドリルと同様に外周側のものが内
周側のものに対して外周側へ向けて傾斜する2つの傾斜
面に形成されている。また、空隙部34の軸線Oを挟んで
相対向する壁面のうち、壁面どうしの内接円の接点から
回転方向後方へ沿って延在する部分は、上記内接円の接
線に対して外周側へ向かって傾斜する傾斜面37になされ
ている。このようなスペースドリルにおいても、上記ツ
イストドリルと同様の効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明の穴明け工具において
は、空隙部の軸線を挟んで相対向する壁面のうち、壁面
どうしの内接円の接点から回転方向後方へ沿って延在す
る部分の少なくとも一部を、上記内接円の接線に対して
外周側へ向かって傾斜して形成しているから、コアが排
出性を向上させることができるのは勿論のこと、空隙部
の異常摩耗やチッピングの発生を未然に防止することが
できる。しかも、この空隙部の外周側へ向かって傾斜し
た壁面部分と、切刃の内端縁を含むすくい面との間に平
坦面を形成し、この平坦面の回転方向に沿う長さを0.15
〜0.5mmに設定しているので、チッピングの発生をより
確実に防止しつつも、切削抵抗の軽減を図ることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図はろう付けタイプのツイストドリルを示す底
面図、第2図は第1図のII方向矢視図、第3図は上記ツ
イストドリルの先端中央部を示す拡大図、第4図は第3
図をさらに拡大した図、第5図は平坦面の長さとチッピ
ングが生じる頻度との関係を示す線図、第6図は平坦面
の長さと切削トルクとの関係を示す線図、第7図は上記
実施例の変形例を示す図、第8図ないし第11図はそれぞ
れ本発明の他の実施例を示す図であって、第8図はソリ
ッドタイプのドリルを示す底面図、第9図は第8図のIX
方向矢視図、第10図はスペースドリルを示す底面図、第
11図は第10図のXI方向矢視図、第12図ないし第14図は従
来の穴明け工具の一例を示す図であって、第12図はろう
付けタイプのドリルを示す底面図、第13図は第12図のXI
II方向矢視図、第14図はこのドリルにより穴を空けた場
合の拡大底面図である。 1……工具本体、2……切刃、2a……内端縁、3……空
隙部、4a……すくい面、4b……すくい面、5……コア、
10……工具本体、13……切刃、13a……内端縁、14……
空隙部、15a,15b,15c……すくい面、16……壁面、20…
…工具本体、22……切刃、23……内端縁、24a,24b……
すくい面、32……工具本体、33……切刃、34……空隙
部、36a,36b……すくい面、O……軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 信行 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱金属株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 川地 英明 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱金属株式会社岐阜製作所 内 (56)参考文献 特開 昭61−270010(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線を中心として回転せしめられる工具本
    体の先端部に、2つの切刃がその内端縁を上記軸線から
    等しく離して点対称に設けられ、上記工具本体の回転中
    心部に、被削材に対する工具本体の相対的な回転により
    円柱状のコアのある一定以上の成長を拒む幅0.2〜2.5mm
    をもつ空隙部が設けられ、上記切刃の内端縁を含み上記
    軸線方向に沿うすくい面の少なくとも一部が、軸線側に
    対して外周側が工具本体の回転方向後方に向かって傾斜
    するように形成された穴明け工具において、上記空隙部
    の軸線を挟んで対向する壁面のうち、壁面どうしの内接
    円の接点から回転方向後方へ沿って延在する部分の少な
    くとも一部を、上記内接円の接線に対して外周側へ向か
    って傾斜して形成するとともに、この上記内接円の接線
    に対して外周側へ向かって傾斜して形成された壁面部分
    と、上記切刃の内端縁を含み上記軸線方向に沿うすくい
    面との間に平坦面を形成し、この平坦面の回転方向に沿
    う長さを0.15〜5mmに設定したことを特徴とする穴明け
    工具。
  2. 【請求項2】上記切刃の内端縁を含み上記軸線方向に沿
    うすくい面の一部を、外周側が軸線側に対して上記工具
    本体の回転方向後方へ向かって傾斜する2つの壁面によ
    り構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の穴明け工具。
  3. 【請求項3】上記すくい面および空隙部の軸線を挟んで
    対向する壁面の面粗度を0.8Sに設定するとともに、これ
    らすくい面および壁面にTiC,TiN等の硬質被覆層を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の穴明け
    工具。
  4. 【請求項4】上記工具本体の外周部に、工具本体の軸線
    方向に沿って延びるとともに上記すくい面に連続する切
    屑排出溝を形成し、かつこの切屑排出溝の面粗度を最大
    1.6Sに設定し、さらに切屑排出溝の表面にTiC,TiN等の
    硬質被覆層を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の穴明け工具。
  5. 【請求項5】上記2つの壁面に含まれる切刃の長さを、
    互いの比が0.4〜2.5となるように設定するとともに、こ
    れら2つの切刃を、切刃外径をD(ただし6mm≦D)と
    したときに切刃の各端部が軸線から0.02〜0.07D、0.09
    〜0.19D、0.2〜0.26Dそれぞれ離間するように配置した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の穴明け工
    具。
  6. 【請求項6】上記平坦面の先端側に位置する稜線部と上
    記2つの壁面に含まれる切刃のうち軸線側の切刃とのな
    す角度を110〜170°の範囲内で設定し、かつ、上記2つ
    の壁面に含まれる切刃どうしのなす角度を119〜179°の
    範囲内で設定したことを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の穴明け工具。
JP62058533A 1987-03-13 1987-03-13 穴明け工具 Expired - Lifetime JP2526888B2 (ja)

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JP62058533A JP2526888B2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13 穴明け工具
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JPS63229212A JPS63229212A (ja) 1988-09-26
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