JP2526513B2 - ねじ切り用インサ―トの挿入工具 - Google Patents

ねじ切り用インサ―トの挿入工具

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JP2526513B2
JP2526513B2 JP5279057A JP27905793A JP2526513B2 JP 2526513 B2 JP2526513 B2 JP 2526513B2 JP 5279057 A JP5279057 A JP 5279057A JP 27905793 A JP27905793 A JP 27905793A JP 2526513 B2 JP2526513 B2 JP 2526513B2
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和孝 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マシンニングセンタに
よってねじ切り用インサート((株)ツガミの商品名
「ヘリサート(登録商標)」)を対象物へ挿入する際に
使用するねじ切り用インサートの挿入工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のねじ切り用インサートの専用挿入
工具としては、例えば、P形(プレワインダー形)挿入
工具がある。このP形挿入工具は、図6及び図7に示す
ように、案内めねじ15を先端に備えたスリーブ16
に、ハンドル17の回転で可動できるマンドレル18が
装着された構造となっている。この従来の挿入工具によ
ってインサートを挿入する手順は、まずマンドレル18
を引き上げてインサートのタングを下にしてスリーブ1
6へ上から入れる。次に、スリーブ16の先端にある案
内めねじ15の中にインサートをしぼり込んでから、タ
ップ穴の入口に挿入工具を垂直に当てがい、スリーブ1
6が動かないように注意しながら、ハンドル17を回
す。これにより、インサートは案内めねじ15からタッ
プ穴の中へ挿入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の挿入工具は、手
動によって挿入作業が行われるため、多くの工数を必要
とし、また、異なるインサート径に対応させてスリーブ
を替える等の複数の工具を使い分けなければならないと
いう問題があった。さらに、挿入工具を垂直に当てがう
ときにインサートの挿入もれの危険性もある。
【0004】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
もので、マシンニングセンタを利用し、異なるインサー
ト径に対応して自動補正可能なチャッキングでき、手動
挿入とせずに大幅な工数削減を可能とし、同時にインサ
ートの挿入もれを防止できるねじ切り用インサートの挿
入工具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる本発明のねじ切り用インサートの
挿入工具は、マシンニングセンタの回転主軸の先端に設
けられたホルダと、前記ホルダの先端に装着され、外側
に拡開されてインサートを内側から支持するチャック
と、前記ホルダの中心に位置し、先端でインサートのタ
ングを保持するタング保持体と、インサートのタングを
前記タング保持体が保持するときに該タング保持体に作
用する力によって前記タング保持体と前記ホルダとの接
続を絶ち、タング保持体に作用する上記力が解放された
ときに、前記タング保持体と前記ホルダとを接続させる
クラッチとで構成してある。また、請求項2にかかる本
発明のねじ切り用インサートの挿入工具は、上記チャッ
クが、3指形の把持体を上記ホルダに設けた逆スクロー
ルに係合させ、上記ホルダの回転によって、後記タング
保持体のガイド溝に沿って半径方向へ移動させる逆スク
ロールチャックであり、上記タング保持体が、インサー
トのタングを保持する凹部を先端に備え、前記逆スクロ
ールチャックの把持体を案内する3つのガイド溝を放射
状に配置したフランジを中央部分に備え、上記ホルダの
ホルダ接面に断接するタング保持体接面を前記フランジ
の上方に備え、上記ホルダの中心に位置して前記フラン
ジと前記タング保持体接面との間及び後端において上記
ホルダによって支持され、上記クラッチが上記ホルダ内
のクラッチ室に配設され、コイルばねによって前記タン
グ保持体接面とホルダ接面とを常時接触させ、インサー
トのタングを保持するときに作用する力によって前記コ
イルばねを圧縮して前記タング保持体接面とホルダ接面
との接触を断って切り離す構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる本発明
のねじ切り用インサートの挿入工具においては、インサ
ートのタングをタング保持体によって保持し、このタン
グを保持するときに作用する力によってクラッチのタン
グ保持体とホルダとの接続を断ち、タング保持体がタン
グと一体化する。ホルダを回転させると、チャックによ
って内側からインサートが支持される。このときタング
保持体及びタングは静止している。Z軸方向の作用力を
なくすとクラッチがタング保持体とホルダを接続し、イ
ンサートの対象物への挿入を行う。挿入後、ホルダの回
転を止めて、タング保持体を下げてタングを折り取る。
【0007】また、請求項2にかかる本発明のねじ切り
用インサートの挿入工具においては、逆スクロールに係
合した3指形の把持体が外向きに移動してインサートを
内側から3点支持する。タング保持体の凹部はタングを
保持し、中央部分のフランジは把持体を保持すると同時
にガイド溝によって半径方向へ移動させる。通常時クラ
ッチのタング保持体接面及びホルダ接面は、コイルばね
によって接続され、Z軸方向の作用力によって両接面は
切り離されてタング保持体とホルダとの接続を断つ。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
基づいて説明する。図1は本実施例にかかるインサート
挿入工具の断面図であり、図2はスクロールチャックの
分解斜視図である。図中符号1は、マシンニングセンタ
の回転主軸の先端に設けられたホルダであり、ホルダ1
の端面に逆スクロール2が設けられている。3本の棒状
材による3指形の把持体3aが、この逆スクロール2に
係合されて逆スクロールチャック3を形成している。把
持体3aは、後述するタング保持体4のフランジ6に放
射状に配置したガイド溝7を貫通して下方に延伸してい
る。また、把持体3aは、図3に示すように、ホルダ1
の回転にともなう逆スクロール2の作用によって、ガイ
ド溝7に沿って半径方向に移動してインサート20を内
側から支持できる。
【0009】タング保持体4は、先端にタング21を保
持する凹部5を備え、中央部分に上記把持体3aを案内
するガイド溝7を放射状に配置したフランジ6を備え、
フランジ6の上方にクラッチ8を構成するタング保持体
接面9を備えている。また、タング保持体4は、ホルダ
1の中心に位置し、フランジ6とタング保持体接面9と
の間及び後端10の軸部分がホルダ1によって支持さ
れ、ホルダ1に対して相対的に回転及び軸方向摺動が可
能となっている。
【0010】クラッチ8は、ホルダ1内に設けられたク
ラッチ室1aに配置され、上記タング保持体接面9とホ
ルダ接面11との間の断接を行い、タング保持体4とホ
ルダ1とを一体化させ又は独立させる。タング保持体接
面9の表面にはパット9aが交換可能に設けてあり、こ
のパッド9aは、ホルダ接面11との間において摩擦材
として機能し、ホルダ接面11の偏摩耗を防止する。コ
イルばね12は、通常時、タング保持体接面9とホルダ
接面11とをその力によって接触させる。そして、図1
に示す軸方向作用力Fが作用すると、弾発コイルばね1
2は圧縮されて前記両接面9,11の接続を断ち、タン
グ保持体4をホルダ1から独立させる。なお、13はコ
イルばね12の回転止めと、タング保持体4の円滑な回
転を保証するためのワッシャである。
【0011】次に、上記構成からなるインサート挿入工
具の動作説明を行う。図示を省略したパーツフィーダに
よって指定位置に置かれたインサート20に本工具が降
下し、図3に示すように、タング保持体4の凹部5がイ
ンサート20のタング21を保持する。このとき、図1
の軸方向作用力Fがタング保持体4に作用して、クラッ
チ8のタング保持体接面9とホルダ接面11との接続が
断たれて切り離され、タング保持体4の全体がホルダ1
から独立し回転摺動可能となる。同時に、タング保持体
4はタング21と一体化され静止状態となる。
【0012】そして、ホルダ1が回転すると、逆スクロ
ールチャック3の把持体3aが、図3及び図4に示すよ
うに、静止したタング保持体4のガイド溝7に案内され
て外向きに移動してインサート20を内側から3点支持
する。なお、インサートの径が異なる場合でも、把持体
3aはホルダ1の回転量によって自動的に対応する。
【0013】インサート20を支持したホルダ1が上昇
し、軸方向作用力Fが解放されると、クラッチ8はタン
グ保持体接面9とホルダ接面11を接続し、ホルダ1の
回転によってインサート20の対象物22への挿入が可
能になる。このように支持したインサート20は、図5
Aに示すように、マシニングセンタのプログラム上の対
象物22の座標点に回転しながら挿入される。そして、
規定深さに到達すると、ホルダ1の主軸の回転が止ま
り、図5Bに示すように、マシニングセンタの主軸の下
方への早送りによって、タング保持体4が下がってタン
グ21を折り取る。
【0014】上述した実施例では、チャックに逆スクロ
ールチャック8を用いたがこれに限定されない。他のチ
ャックとして図示は省略するが、2指形の把持体をXー
Y方向に配置して4点支持とし、ラック・ピニオン等の
機構によって駆動させても良い。また、小型エアシリン
ダ等の駆動アクチュエータによって把持体3aを移動さ
せるようにしても良い。さらに、クラッチ8の断接もコ
イルばね12に限定することなく、板ばね等の他の弾性
部材を用いることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のねじ切り用インサ
ートの挿入工具によると、マシンニングセンタを利用
し、異なるインサート径に対応して自動補正可能なチャ
ッキングでき、手動挿入とせずに大幅な工数削減を可能
とする。また、同時にインサートの挿入もれを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインサート挿入工具の断面図で
ある。
【図2】スクロールチャックの分解斜視図である。
【図3】タング保持体がインサートのタングを保持した
状態を示す下方からの斜視図である。
【図4】逆スクロールチャックの把持体がインサートの
内側を支持する状態を示す斜視図である。
【図5】Aはインサートが対象物へ挿入された状態を示
す断面図であり、Bはタング保持体によってタングを折
り取る状態を示す断面図である。
【図6】従来のP形挿入工具の正面図である。
【図7】従来の挿入工具を示す図6の底面図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 逆スクロール 3 逆スクロールチャック 3a 把持体 4 タング保持体 5 凹部 6 フランジ 7 ガイド溝 8 クラッチ 9 タング保持体接面 11 ホルダ接面 20 インサート 21 タング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシンニングセンタの回転主軸の先端に
    設けられたホルダと、 前記ホルダの先端に装着され、外側に拡開されてインサ
    ートを内側から支持するチャックと、 前記ホルダの中心に位置し、先端でインサートのタング
    を保持するタング保持体と、 インサートのタングを前記タング保持体が保持するとき
    に該タング保持体に作用する力によって前記タング保持
    体と前記ホルダとの接続を絶ち、タング保持体に作用す
    る上記力が解放されたときに、前記タング保持体と前記
    ホルダとを接続させるクラッチとを具備したことを特徴
    とするねじ切り用インサートの挿入工具。
  2. 【請求項2】 上記チャックが、3指形の把持体を上記
    ホルダに設けた逆スクロールに係合させ、上記ホルダの
    回転によって、後記タング保持体のガイド溝に沿って半
    径方向へ移動させる逆スクロールチャックであり、 上記タング保持体が、インサートのタングを保持する凹
    部を先端に備え、前記逆スクロールチャックの把持体を
    案内する3つのガイド溝を放射状に配置したフランジを
    中央部分に備え、上記ホルダのホルダ接面に断接するタ
    ング保持体接面を前記フランジの上方に備え、上記ホル
    ダの中心に位置して前記フランジと前記タング保持体接
    面との間及び後端において上記ホルダによって支持さ
    れ、 上記クラッチが上記ホルダ内のクラッチ室に配設され、
    コイルばねによって前記タング保持体接面とホルダ接面
    とを常時接触させ、インサートのタングを保持するとき
    に作用する力によって前記コイルばねを圧縮して前記タ
    ング保持体接面とホルダ接面との接触を断って切り離す
    構成である請求項1記載のねじ切り用インサートの挿入
    工具。
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