JP2003103404A - センタードリル付きローリングセンター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 １つの工具で、工作物のセンターもみつけ
加工とローリングセンターの機能を有する工具を提供す
る。 【解決手段】 ローリングセンター本体１内部と先端に
センタードリル４を組み込んだドライブシャフト３それ
ぞれに固定したギアを設け、ドライブシャフト３後部に
ばね５を組み込む。ドライブシャフト３はローリングセ
ンター本体１内部で後部ばね５の伸縮により前後にスラ
イドできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、工作物のセンター
もみつけ加工及び中心支持軸となるローリングセンター
工具に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来は、工作物を旋盤等によりセンター
ドリルでセンターもみつけ加工し、その後ローリングセ
ンターに交換し、工作物を支持して切削加工していた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。旋盤等による工作物の切削加工は、センター
ドリルにより工作物の中心支持部を加工後、ローリング
センターに交換して工作物を支持し、その後外形切削加
工と２つの工程及び工具が必要であった。本発明は、以
上の欠点を解決するためになされたものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は、ローリングセ
ンター本体１内部と先端にドリル４を設けたドライブシ
ャフト３それぞれに固定したギアを設ける。そして円筒
状ローリングセンター１内部にドライブシャフト３をス
ライドさせ、その後部にばね５を組み込み設置する。ロ
ーリングセンター本体１内部に固定したギア２とドライ
ブシャフト３の固定したギア６がばね５圧により圧着し
一体化する。本発明は、以上のような構成よりなるロー
リングセンターである。 【０００５】 【発明実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明す
る。 （イ）旋盤等工作機械で一方を把持した工作物に本発明
のローリングセンター前部のドリル４を押し付ける。 （ロ）旋盤の回転により、ローリングセンター本体１内
部で、先端にセンタードリル４を組み込んだドライブシ
ャフト３が後部ばね５圧により、ローリングセンター本
体内部ギア２とドライブシャフトギア６が噛み合うこと
で圧着し、ローリングセンター本体１及びドライブシャ
フト３が同時に回転する。 （ハ）センタードリル４が工作物のセンター穴を切削し
終わると同時に、工作物に押された本体内部のドライブ
シャフト３がばね５を圧迫し、後方にスライドする。 （ニ）ドライブシャフト３が後方にスライドする事で、
圧着していたローリングセンター内部先端の固定したギ
ア２とドライブシャフトに固定したギア６が外れる。同
時に工作物の回転に合わせ、ローリングセンター内部に
組み込んだドライブシャフト３のみが回転を開始する。 本発明は、以上の構成よりなっている。 【０００６】 【発明の効果】本発明を使用することによって、工作物
のセンターもみつけ加工後自動的にローリングセンター
としての機能を有することになり、作業の大幅な効率化
を図ることが出来る。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明のローリングセンター断面図である。 【符号の説明】 １ ローリングセンター本体 ２ ローリングセンター内部先端の固定ギア ３ ドライブシャフト ４ ドライブシャフト先端ドリル ５ ドライブシャフト後部ばね ６ ドライブシャフト固定ギア ７ ニードルベアリング ８ スラストベアリング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】ローリングセンター本体内部と、先端にド
   リルを設けたドライブシャフトそれぞれに固定したギア
   を設け、ドライブシャフトがばね圧によりローリングセ
   ンター本体内部で前後にスライドするように組み込んだ
   ことを特徴としたローリングセンター。