JP2526126B2 - 直播機における種子等収容物の導出方法及びその方法に使用する導出装置 - Google Patents

直播機における種子等収容物の導出方法及びその方法に使用する導出装置

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JP2526126B2
JP2526126B2 JP1176557A JP17655789A JP2526126B2 JP 2526126 B2 JP2526126 B2 JP 2526126B2 JP 1176557 A JP1176557 A JP 1176557A JP 17655789 A JP17655789 A JP 17655789A JP 2526126 B2 JP2526126 B2 JP 2526126B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、収容室底部の回転に伴う収容物の外方に拡
がろうとする動きによって、収容室壁部の底部寄り部位
に設けられている導出孔から収容物を順次導出させるこ
とを基本として、収容室に収容された種子等の収容物を
導出孔より無理なく円滑に導出可能とする、直播機にお
ける種子等収容物の導出方法及びその方法に使用する導
出装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば米作のばあい、稲の直播栽培は、育苗や田植え
を省略して低コスト化と作期幅の拡大等を図ることがで
きる画期的な栽培方法であるとして、近年、直播の試験
栽培が活発に行われている。
本出願人はこのような直播の要請に応えるため、特願
昭63−270440号において、ホッパー内に収容した種子を
適量づつ間欠的に導出させるための播種機における種子
導出装置を提案した。
該装置は、第12〜13図にその原理を示すように、ホッ
パーaの底部下面bと当接した状態を保ちつつ軸心回り
に回転する回転板cを設け、ホッパーaの底部dに設け
た種子導出孔eが、回転板cの回転に伴いその規制孔f
と合致することにより、適量の種子が間欠的に導出され
るように構成されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記構成を有する装置にあっては、ホッ
パーaの底部に近い種子ほど収容種子の重量による押圧
の影響を大きく受けることとなる。従って、回転板cに
よって下面が塞がれた有底種子導出孔gの下端部に存す
る種子hは、回転板上面に強く押し付けられた状態とな
り、その結果、種子の大きさや種子表面のコーティング
の状態によっては、底部dと回転板cとの間に存する僅
かな隙間部分iにも種子が部分的にあるいは完全に挟み
込まれた状態となって、種子表面のコーティングや種子
自体が損傷を受けやすい問題があった。
本発明者はこのような問題点についてつぶさに検討を
した結果、収容室の底部に設けた導出孔より収容物を導
出させる従来の導出方式を採用する限り、収容物の重量
の影響を排除することは事実上不可能であるとの結論を
得、鋭意研究を重ねた結果、収容室の壁部に導出孔を設
け、この導出孔より収容物を導出させることとすれば、
収容物の重量による押圧の影響をほとんど受けることな
く収容物を円滑に導出させうるのではないかとの知見を
得た。
本発明はかかる知見をさらに発展させることによって
完成されたものであり、直播機における種子等収容物の
導出方法及びその方法に使用する導出装置の提供を目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は以下のごとき手段
を採用する。これを第1図の基本構成説明図に基づいて
説明する。
本発明に係る直播機における種子等収容物の導出方法
(以下導出方法という)は、壁部5が固定状態にありか
つ底部7が略水平面内において回転しうる収容室2内に
種子若しくは肥料又は薬剤を収容させ、この収容状態に
おいて底部7を回転(同一方向への回転あるいは一定の
角度範囲における揺振回転)させ、該底部7の回転に伴
う収容物の外方に拡がろうとする動きによって、壁部5
の下端部分に設けられている導出孔6から収容物を順次
導出させることを特徴とするものである。
上記導出方法を実施するための好ましい導出装置は次
のように構成される。即ち本発明に係る導出装置1は、
種子若しくは肥料又は薬剤等としての収容物を収容させ
るための有底筒状をなす収容室2が機台3に設けられて
おり、該収容室2の壁部5は筒状をなして機台3に立設
状態で固定されるとともに、その底部寄り部位には収容
物を導出させるための導出孔6が周方向に並設されてお
り、一方収容室2の底部7は、板状をなし、回転駆動装
置17によって軸芯回りに略水平面内で回転可能となされ
ていることを特徴とするものである。
収容室内に収容された種子等の収容物を間欠的に導出
させるためには次の構成を有する間欠排出装置を付設す
るのがよい。即ち該間欠排出装置は、前記収容室2を取
り囲むごとく、導出孔6を介して収容室内部と連通する
有底の一時貯留室72を設けてなり、該一時貯留室72の底
部73は、前記収容室2の底部7と同心に回転でき(第1
図において回転軸は太い一点鎖線で示されている)、か
つ該一時貯留室72の底部73には上排出孔40が周方向に並
設されており、又該一時貯留室72の底部下面と当接する
ごとく、該上排出孔40と合致しうる下排出孔31が周方向
に並設されてなる底部75を機台3に固定状態で設けたこ
とを特徴とする。なお「孔が合致する」なる後は「孔相
互が出合う」の意味で用いられており、出合う孔の大き
さが同一であるか否かは問わない。
収容室内に収容されている種子等を一層無理なく導出
させるためには、壁部5の導出孔穿設部位よりも稍上方
に位置させ、収容物を落下させるための落下用透孔60の
適数が設けられてなる収容物受部68を収容室2に設ける
のがよい。
(作用) 上記構成を有する導出装置において、収容室2内に種
子若しくは肥料又は薬剤等の収容物Aを収容させた後、
収容室2の底部7を所要回転速度で回転させると、収容
物Aは該底部7の回転に伴って外方に押しやられ、その
結果、導出孔6から収容物Aが順次導出されることとな
る。
収容室2に設けられた導出孔6が一時貯留室72内に開
口するごとくなされているばあいには、該一時貯留室72
内に導出された収容物Aは、該一時貯留室72の底部7の
回転に伴う上排出孔40と下排出孔31との合致により、適
量づつ間欠的に排出させることとなる。収容室2に固定
されている収容物受部68は、収容室2内に収容されてい
る収容物重量の多くの部分を受けるように機能し、収容
室底部7の回転に伴う収容物の外方に拡がろうとする動
きを一層円滑化させる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1〜3図において本発明に係る導出装置1は、種子
若しくは肥料又は薬剤等の収容物Aを収容させるための
有底筒状をなす収容室2を機台3に設け、該収容室2の
壁部5を立設状態で固定させるとともにその底部寄り部
位には収容物Aを導出させるための導出孔6を設け、又
収容室2の底部7を略水平面内で回転可能としてなるも
のであり、本実施例においては、牽引機9後部の機台3
上に設置された収容体10に複数(本実施例においては3
装置)組み込まれている。なお該機台3上には、収容室
2内の収容物を空気搬送させるための送風装置11が併せ
て設置されている。
以下これを具体的に説明する。
前記収容体10は、第3〜4図に示すごとく、有底円筒
体12の上端にホッパー13を連設してなり、該有底円筒体
12の底部15上には回転遮断板16が載設されるとともに、
該回転遮断板16上には、回転駆動装置17によって軸心回
りに略水平面内で回転せしめられる回転底板19が載設さ
れている。そして該回転底板19上には、円筒状をなす内
側固定壁部5a(壁部5)と該内側固定壁部5aを取り囲み
かつ上端に向かうにつれてラッパ状に広がる円錐台筒状
をなす外側固定壁部5b(壁部5)とが、その軸心を回転
底板19の軸心と合致させ、固定状態で立設されており、
この内外の固定壁部5a,5bによって、収容体10の内部が
内側収容室2a(収容室2)と中間収容室2b(収容室2)
と外側収容室2c(収容室2)とに三分割されている。
前記有底円筒体12の底部中心部分には、大径部20にそ
れよりも小径のネジ軸21を軸心を一致させて連設した段
付の回転軸22が軸心回りに回転自在に立設されており、
該回転軸22の下端には、底部15の下側において、かさ歯
車23が固定されている。該かさ歯車23は、例えば牽引機
9の動力源によって回転駆動せしめられる駆動軸25の先
端に固定されたかさ歯車26と噛合せしめられており、該
駆動軸25がその軸芯回りに回転することによって両かさ
歯車23,26を介して回転軸22がその軸心回りに回転する
ようになされている。
又底部15には、前記内側収容室2a、中間収容室2b、外
側収容室2cの夫々に対応させて、例えば円形状をなす透
孔27が内側、中間、外側の同心の各円周上において所要
角度ピッチ(例えば60度の角度ピッチ)で穿設されてい
る。
回転遮断板16は、有底円筒体12の周壁28内径に略等し
い直径を有する円板体として形成されており、その中心
部には前記回転軸22の大径部20が挿通しうる挿通孔29が
穿設されるとともに、前記底部15の各透孔27と同時に合
致しうる例えば円形状の規制孔30が設けられている。な
お、合致状態にある透孔27と規制孔30とは下排出孔31を
形成する(第3図参照)。そして該回転遮断板16は、有
底円筒体12の周壁28に設けられた周方向に延びる操作用
長孔32を挿通して回転遮断板16の周面部にねじ込まれる
操作杆33を介し回転動作可能となされており、該操作杆
33によって回転遮断板16を所要に回転操作することによ
り、底部15に設けられている透孔27の全てを同時に開閉
させうる。
回転底板19は、第4図に示すごとく、有底円筒体12の
周壁内径と略等しい直径を有する円板状板体として形成
されており、前記回転軸22のネジ軸21を挿通させうる挿
通孔35が中心部分に設けられており、又前記内側収容室
2a、中間収容室2b、外側収容室2cの夫々に対応させて、
円形状の内側周溝36、中間周溝37、外側周溝39が同心に
凹設されている。そして各周溝の底部中央部分には、前
記下排出孔31(第3図参照)と夫々合致しうる例えば長
孔状をなす上排出孔40が周方向に並設されている。この
ような構成を有する回転底板19は、回転軸22のネジ軸21
が挿通孔35に挿通せしめられて回転遮断板16上に敷設さ
れた状態で有底円筒体12内に納められかつナット部材41
による一体化手段により回転軸22と一体化せしめられ、
略水平面内において回転自在とされている。
前記ホッパー13は、底部材42と本体部材43とを組合わ
せ一体化することによって形成されている。該底部材42
は、第4〜5図に示すごとく、円板状をなしかつ内側周
溝36の内側溝壁の直径に等しい直径を有する開口部45が
中央部分に設けられてなる機台固定の固定板46を具え、
その下面部には、第5図に示すごとく、有底円筒体12の
上端部47を嵌込ませるための嵌込溝48が周設されてい
る。又該下面部には、回転底板の内側周溝36の内外溝壁
49,50、中間周溝37の内外溝壁51,52及び外側周溝39の内
側溝壁53と夫々当接しうる垂下壁が下方に突出するよう
に設けられている。今この垂下壁を、便宜上、その内側
から外側に向かうにつれて第1の垂下壁55a、第2の垂
下壁55b、第3の垂下壁55c、第4の垂下壁55d、第5の
垂下壁55eとする。このようにして突出形成された第1
の垂下壁55aと第3の垂下壁55cと第5の垂下壁55eの下
端寄り部位には、周溝の上側において開口する例えば円
形状の導出孔6が周方向に並設されている。該導出孔6
の開口状態は、例えば第6図に示すごとく、回転可能の
収容室底部7上に所要厚さの調節板56を適数枚載設する
ことによって容易に変更することができる。
一方固定板46の上面部には、第4図に示すごとく、第
2の垂下壁55bと第3の垂下壁55cとの間において又第4
の垂下壁55dと第5の垂下壁55eとの間において、周溝5
7,59が同心に凹設されており、各周溝の底部中央部分に
は、落下用透孔60が周方向に並設されている。又該上面
部には、第1の垂下壁55aと第2の垂下壁55bとの間、第
3の垂下壁55cと第4の垂下壁55dとの間、又第5の垂下
壁55eの稍外側に位置させて、夫々、円形状の嵌込溝61,
62,63が同心に凹設されている。
前記本体部材43は、下端が開放しておりその頂板64の
下面部には、前記固定板46の上面部に形成されている内
側嵌込溝61、中間嵌込溝62に下端部が嵌込まれる円筒状
をなす筒体65の上端部、上端に向かうにつれラッパ状に
広がる円錐台筒体66の上端部が固定されている。又本体
部材43の周壁67の下端部68は前記外側嵌込溝63に嵌込ま
れ、係る嵌込み状態において底部材42と本体部材43とが
一体化せしめられる。
そして、筒体65と第1の垂下壁55aとによって内側固
定壁部5aが構成されることとなり、又円錐台筒体66と第
3の垂下壁55cとによって外側固定壁部5bが構成される
こととなり、この内外の固定壁部5a,5b、本体部材43の
周壁67と、回転底板19とによって、収容体10の内部は、
内側収容室2aと中間収容室2bと外側収容室2cとに三分割
された状態にある。又内側収容室2aと中間収容室2bは、
周溝57,59の底部としての収容物受部68によって主収容
室69と副収容室70とに上下二分割されている。
然して各収容室2a,2b,2cは、導出孔6を有する固定状
態にある収容室壁部5と、略水平面内において回転可能
の収容室底部7とからなり、夫々が本発明に係る導出装
置1を構成している。
なお、本実施例においては、内側収容室2aには除草剤
が収容され、中間収容室2bには種子が収容され、又外側
収容室2cには肥料が収容されるものとなされている。
特に本実施例においては、各収容室2a,2b,2cに、導出
孔6から導出された収容物を一時的に貯留しこれを所要
時間経過後排出する間欠排出装置71が付設されている。
該間欠排出装置71の基本構成を第1図に基づいて説明
すると、導出孔6を介して収容室2内部と連通する有底
の一時貯留室72を収容室を取り囲むごとく設け、該一時
貯留室72の底部73は、収容室の底部5と同心に回転する
ようになし、かつ該底部73には上排出孔40を周方向に並
設してなり、又該一時貯留室72の底部73下面と当接する
ごとく、上排出孔40と合致しうる下排出孔31が周方向に
並設されてなる底部75を機台3に固定状態で設け、一時
貯留室72の底部73の回転に伴う上排出孔40と下排出孔31
との合致により、一時的に貯留された収容物を収容物送
出管76に適量づつ間欠的に排出させるようにした点にあ
る。これを第3図について説明すれば、第1の垂下壁55
aと第2の垂下壁55b間に形成される空所は内側収容室2a
の一時貯留室72を構成し、第3の垂下壁55cと第4の垂
下壁55d間に形成される空所は中間収容室2bの一時貯留
室72を構成し、又第5の垂下壁55eと有底円筒体12の周
壁28との間に形成される空所は外側収容室2cの一時貯留
室72を構成する。又上排出孔40を有する前記回転底板19
は各一時貯留室72の回転底部73を構成し、透孔27と規制
孔30との合致によって下排出孔31を形成した状態にある
有底円筒体の底部15と回転遮断板16とは前記固定底部75
を構成する。
前記収容物送出管76は、第3図においては、垂直管77
の中間部において傾斜管78の下端部を連通状態に固定し
てなり、又垂直管76の上下端には該垂直管76の外径より
も径の小さい挿入管部を段差部を介して突出形成してな
る。このような構成を有する収容物送出管76は、上の挿
入管部が有底円筒体12の底部に設けられた透孔に挿入せ
しめられるとともに、下の挿入管部が機台3の上面部に
穿設された孔部に挿入せしめられる。そして第2図に示
すごとく、各収容物送出管76の垂直管下端には誘導管82
が連結され、又傾斜管78の上端には送風装置11の空気吐
出孔80に連結された導管81の端部が連結されている。又
該誘導管82の排出端部分83は、牽引機9の後部に取付け
られた水平支持バー84に付設されたソリ板85に固定され
ている。なお第2図においては、便宜上一個のソリ板の
みを図示し他のソリ板に関してはその取付け位置のみを
一点鎖線で示している。又同図において、符号83aは種
子排出端部分、符号83bは肥料排出端部分であり、除草
剤の排出端部分は省略されている。
実施例の作用 然して、例えば、内側収容室2aに除草剤が収容される
とともに中間収容室2bに種子が収容されかつ外側収容室
2cに肥料が収容された状態において、牽引機9の前進に
伴い駆動軸25を介して回転軸22を回転させかつ送風装置
11を稼動させると、回転底板19が所要回転速度で回転
し、収容物受部68の落下用透孔60から副収容室70内に落
下収容された収容物には、外方に広がろうとする動きが
生ずる。その結果、第7図に示すごとく各導出孔6から
収容物が順次導出され、一時貯留室72内に供給されるこ
ととなる。なお収容物受部が存しない場合であっても、
回転底板19の回転(即ち底部7の回転)に伴う収容物の
外方への動きが特に問題なく行われるが、本実施例にお
いては、収容物受部68によって収容室2が主収容室69と
副収容室70とに分割されかつ収容物受部68によって主収
容室69内の収容物重量の多くの部分が支持された状態に
あるため、副収容室70内に落下収容された収容物は、収
容物重量による押圧の影響をほとんど受けない状態で無
理なく外方に拡がることとなって好ましい。
一時貯留室72内に排出された収容物Aは、上排出孔40
と下排出孔31とが合致しない状態において、第7図に示
すごとく有底の上排出孔89内に供給される。該供給され
た収容物Aは、一時貯留室の底部73の回転(第7図にお
いて回転方向をFで示す)に伴い、有底上排出孔89の内
壁部90に押されて円滑に移動せしめられ、上排出孔40が
下排出孔31と合致することにより収容物送出管76の垂直
管77内に排出される。このように排出された収容物は、
送風装置11から送給される空気流によって、誘導管内82
を速やかに飛走せしめられ、誘導管82の排出端部分83に
おいて土中あるいは土の表面(田面等)に放出される。
なお第8〜9図においては、排出端部分83の下半分92の
みが土中に埋入された状態にありかつ空中に開放するそ
の上半分93が下方開口の先すぼまりU字状カバー95によ
って覆われた状態にあるため、上半分93から放出される
空気が土中に吹き込まれることが期待でき(第9図参
照)、土中に埋入された種子周囲部分への空気の供給を
確実なものとなしうる。なお第8〜9図において符号96
で示す部分は、播種後に土をならすならし板である。
第10図は回転底板19の他の例を示すものであり、中間
収容室2bの底部を形成する環状突部97の上面および外側
収容室2cの底部を形成する環状突部99の上面には、例え
ばうず巻状に溝部100が刻設されている。このように溝
部100を設けるばあいには、回転底板の回転に伴い収容
物をより一層確実に外方に拡がらせることができて好ま
しい。なお、該回転底板19の外周部に設けられているコ
字状切欠部101は、前記有底円筒体12の周壁内面部との
間で長孔状の上排出孔を形成する。
前記実施例においては、収容体10に複数の導出装置が
組込まれるばあいについて説明したが、収容体10に組込
まれる導出装置は単数とされるばあいも勿論であり、種
子用の導出装置と肥料用の導出装置と薬剤用の導出装置
の3装置を機台に設置することにより、前記実施例に係
る装置の代用とすることもできる。
第11図は、収容体の底部稍下側に、略水平面内におい
てフアンが回転する送風装置11を配置し、該フアンの高
速回転を、回転底板19を回転させる駆動軸25及び変速装
置102を介して行わせるものとし、又フアンを覆うケー
シング103の周囲に所要数の空気排出口104を設けるとと
もに、この空気排出口104に収容物送出管105を取付け、
該空気排出口104から送給される空気によって、収容室
より排出された収容物を空気搬送させるごとく構成され
ている。このように構成することにより装置のコンパク
ト化を図りうる。
(発明の効果) 本発明は収容室の底部を回転させるとともに壁部を固
定状態としかつ壁部の下端部分に収容物導出孔を設ける
基本構成を採用するため、収容室内に収容物が収容され
た状態において底部を回転させると、該底部の回転に伴
い収容物は自ずから外方に押しやられることとなり、収
容物導出孔より収容物を無理なく円滑に導出させうるこ
ととなる。
従って、規制孔が設けられた回転板を導出孔が設けら
れたホッパー底部の下面部に当接状態で当てがいかつ該
回転板の回転に伴う規制孔と導出孔との合致によって収
容物を排出させる前記した従来装置におけるごとく、収
容物重量によって種子等の表面コーティングが損傷を受
けたり種子等の収容物自体が損傷を受けるといった問題
を生じさせることがない。
収容室に設けられている導出孔が一時貯留室内に開口
するごとくなされるばあいには、該一時貯留室内に導出
された収容物を、一時貯留室の底部の回転に伴う上下の
排出孔の合致により、間欠的に排出させうることとな
る。
特に収容室の下端側部分に、収容物落下用の透孔が設
けられてなる収容物受部を設け、この収容物受部によっ
て収容室を主収容室と副収容室とに2分割するばあいに
は、収容室内の収容物重量の多くの部分がこの収容物受
部によって支持された状態となるため、副収容室内に落
下収容された収容物を、収容物重量による押圧の影響を
ほとんど受けない状態で無理なく外方に拡がらせること
ができ、損傷を受けやすい収容物であっても、それを無
理なく円滑に収容物導出孔より導出させうることとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る導出装置の基本構成を説明する説
明図、第2図は本発明に係る導出装置が組込まれてなる
牽引機を示す斜視図、第3図は本発明に係る導出装置を
収容体に複数組込んだ状態を示す断面図、第4図はその
分解斜視図、第5図は収容体を構成するホッパーの底部
材を示す一部欠切斜視図、第6図は収容室に設けた導出
孔の開口状態を変更させる要領の一例を説明する断面
図、第7図は収容室の導出孔から一時貯留室内に収容物
が導出される状態を示す斜視図、第8図は収容物を誘導
する誘導管の排出端部分の構成を説明する一部欠切斜視
図、第9図は誘導管の排出端部分からの収容物放出の状
態を説明する断面図、第10図は回転底板の他の例を示す
部分斜視図、第11図は送風装置の他の例を導出装置との
組合わせで示す説明図、第12図は従来の種子導出装置を
説明する一部欠切斜視図、第13図はその断面図である。 1……導出装置、2……収容室、3……機台、5……壁
部、6……導出孔、7……底部、10……収容体、17……
回転駆動装置、19……回転底板、31……下排出孔、40…
…上排出孔、60……落下用透孔、68……収容物受部、72
……一時貯留室、73……回転可能の底部、75……固定状
態の底部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁部5が固定状態にありかつ底部7が略水
    平面内において回転しうる収容室2内に種子若しくは肥
    料又は薬剤等の収容物を収容させ、この収容状態におい
    て底部7を回転させ、該底部7の回転に伴う収容物の外
    方に拡がろうとする動きによって、壁部5の下端部分に
    設けられている導出孔6から収容物を順次導出させるこ
    とを特徴とする直播機における種子等収容物の導出方
    法。
  2. 【請求項2】種子若しくは肥料又は薬剤等としての収容
    物を収容させるための有底筒状をなす収容室2が機台3
    に設けられており、該収容室2の壁部5は筒状をなして
    機台3に立設状態で固定されるとともに、その底部寄り
    部位には収容物を導出させるための導出孔6が周方向に
    並設されており、一方収容室2の底部7は板状をなし回
    転駆動装置17によって軸芯回りに略水平面内で回転可能
    となされていることを特徴とする、直播機における種子
    等収容物の導出装置。
  3. 【請求項3】請求項(2)記載の収容室2を取り囲むご
    とく、導出孔6を介して収容室内部と連通する有底の一
    時貯留室72を設けてなり、該一時貯留室72の底部73は、
    前記収容室2の底部7と同心に回転でき、かつ該一時貯
    留室72の底部73には上排出孔40が周方向に並設されてお
    り、又該一時貯留室72の底部下面と当接するごとく、該
    上排出孔40と合致しうる下排出孔31が周方向に並設され
    てなる底部75を機台3に固定状態で設けたことを特徴と
    する、直播機における種子等収容物の導出装置。
  4. 【請求項4】壁部5の導出孔穿設部位よりも稍上方に位
    置させ、収容物を落下させるための落下用透孔60の適数
    が設けられてなる収容物受部68が収容室2に設けられて
    いる、請求項(2)記載の直播機における種子等収容物
    の導出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101039465B1 (ko) * 2008-07-21 2011-06-07 노태관 양파 모종의 자동파종기

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