JP2525188Y2 - ホース収容箱 - Google Patents

ホース収容箱

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JP2525188Y2
JP2525188Y2 JP896091U JP896091U JP2525188Y2 JP 2525188 Y2 JP2525188 Y2 JP 2525188Y2 JP 896091 U JP896091 U JP 896091U JP 896091 U JP896091 U JP 896091U JP 2525188 Y2 JP2525188 Y2 JP 2525188Y2
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JP
Japan
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hose
forming piece
box
rule
sewing
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JP896091U
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English (en)
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JPH04107758U (ja
Inventor
明正 梶川
重利 皆本
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Togawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Togawa Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、都市ガスやプロパンガ
スの供給・分配、或いは、注水・散水等に用いられるゴ
ム又は樹脂製のホースを巻回状態で収容するための段ボ
ール製のホース収容箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巻回されたホースを収容するホー
ス収容箱としては、上蓋の全体を解放することでホース
を取り出せるようにしたものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
構成による場合、現場作業や切り売り等のために収容箱
内のホースを切り取って使うにあたって、作業の度ごと
に、上蓋を取りはずしたり、開いたりしてホースを引き
出し、必要寸法を測って切り取った後、残りのホースを
巻戻して再び収容する必要があり、切取り作業が煩わし
く手間の掛かるものであった。また、ホースを引き出す
ために上蓋の全体を解放するものであったから、必要で
ない部分まで一緒に引き出されてしまうことがあり、ホ
ースのもつれを招いたりする虞があった。さらに、連続
的に切り取り作業を行う場合、切り取った残りのホース
が巻きぐせのせいで箱の中へ巻き戻ってしまうことがあ
り、再び引き出すために箱の中でホースの切り口を捜す
必要が生じる虞もあった。本考案の目的は、上記実情に
鑑み、収容したホースの切り取り作業を手際よく行うこ
とのできるホース収容箱を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によるホース収容
箱の特徴構成は、巻回状態のホースの輪の端面に対向す
る箱壁面に、前記のホース外径にほぼ等しい巾で、且
つ、第1ミシン罫で区画されたホース引出孔形成片と、
折罫およびその両端末に連接する拳大の第2ミシン罫で
区画された蓋形成片と、前記第2ミシン罫に両端を連接
させるとともにその第2ミシン罫との間の最大寸法を前
記ホースの外径よりも小とした第3ミシン罫で区画され
た指掛形成片とを配設したことにある。なお、請求項2
に示すように、前記箱壁面に巻回状態のホースの径方向
に沿う姿勢の閉ループを形成する第4ミシン罫で区画さ
れた覗き窓形成片を配設したり、請求項3に示すよう
に、前記箱壁面に寸法目盛を付記することも好ましい。
【0005】
【作用】つまり、第2ミシン罫と第3ミシン罫とを破断
して指掛形成片を取り除くことで形成される指掛に指を
掛け、蓋形成片を折罫で折り曲げて持ち上げ、それによ
り形成される拳大の孔から手を箱内に差し入れ、第1ミ
シン罫を破断して形成したホース引出孔にホースの端部
を通して外部に取り出せば、蓋形成片を元の位置に戻し
て箱の上面を閉じたままで、ホース引出孔からホースを
引き出すことができる。そして、ホース引出孔の巾が、
ホースの外径とほぼ等しいから、このホース引出孔にホ
ースを挿通して外部に取り出すことで、必要長さのホー
スの引出しを可能にしながら、ホース引出孔内周面とホ
ース外周面との摩擦によって、切り取った後のホースの
巻き戻りを防止できる。さらに、切り取った残りのホー
スの端部を指掛部分に位置させて前記蓋形成片を箱壁面
と面一になる姿勢に戻せば、第3ミシン罫と第2ミシン
罫との間の最大寸法がホースの外径よりも小であるか
ら、指掛形成片を取り除いた両側の部分によって、ホー
スを弾性変形させて確りと挟持することができる。すな
わち、前記ホース引出孔における摩擦による係止と、指
掛部分を兼用しての挟持との合わせて2ヶ所での保持
で、ホースの巻き戻りを確実に防止し、次回のホースの
切り取り作業を行う際に、箱の外に出ているホースの部
分を持って速やかにホースの引き出しを行う事ができ
る。また、請求項2に示すように、箱壁面に第4ミシン
罫で区画された覗き窓形成片を配設した場合には、この
覗き窓形成片を取り除いて形成されたホースの径方向に
沿った覗き窓より、ホースの引き出しに伴う巻回状態の
ホースの輪の厚みの減少を見て、ホースの残量を確認す
ることができる。さらに、請求項3に示すように、箱壁
面に寸法目盛を付記した場合には、引き出したホースの
必要長さを計測する際に別途メジャーやものさし等を用
意する必要が無い。
【0006】
【考案の効果】以上述べてきたように、本考案のホース
収容箱によれば、1度ホースをホース引出孔より引き出
すと、箱を閉じたままでホースを必要長さ引き出すこと
ができるので、切り取り作業の都度箱を開けて手を入れ
てホースを引き出す手間が無い。またホース切り取り終
了後のホース端部を引き出したままで2箇所で保持でき
るので、ホースの箱内への巻き戻りを確実に防止でき、
次の切り取り作業を手際よく行える。しかも、ホースの
巻き戻りの防止を、ホースの引き出しのために本来的に
必要な孔と、指掛部分を利用して行えるから、収容箱の
構成が複雑でなく作製も容易に行える。しかも、再取り
出しを簡便に行うために箱を開口状態で保管しておく必
要が無く、箱の上面を閉じたままホースを保管すること
ができるので、箱内へのほこりの侵入を防止するととも
に、ホースが外気や光に曝されることを防止して、ホー
スの汚損や劣化を回避することができる効果もある。従
って、全体として、ホースの切り取りを作業性よく行
え、ホースの品質維持にも有用で、製作面でも有利なホ
ース収容箱を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説
明する。図1に示すように、ガス供給用のゴム製のホー
スHを、巻回状態で段ボール製のホース収容箱Bに収容
してある。このホース収容箱Bにおいて、箱本体1に回
動自在に連設されて箱の上面を構成する上蓋2には、そ
のほぼ中央部分に、前記ホースHの外径にほぼ等しい径
のほぼ円形の第1ミシン罫3で区画されたホース引き出
し孔形成片4と、折罫5及びその両端末に連接して前記
ホース引出孔形成片4を囲む拳大の第2ミシン罫6で区
画された蓋形成片7と、前記第2ミシン罫6の内方に位
置してその第2ミシン罫6に両端を連接させるとともに
第2ミシン罫6との間の最大寸法を前記ホースHの外径
よりも小とした第3ミシン罫8で区画された指掛形成片
9とを配設するとともに、中央部分から端部に向けて、
巻回状態のホースHの径方向に沿う姿勢の閉ループを形
成する第4ミシン罫10で区画された覗き窓形成片11
を配設してある。そして、前記箱本体1に対して、前記
上蓋2の全体を大きく開放した状態で、このホース収容
箱BにホースHを巻回状態のまま収容することができる
ように構成してある。また、前記上蓋2には、その対角
線に沿って、寸法目盛12を付記してある。このホース
収容箱Bに収容されたホースHを、現場作業や切り売り
のために切り取る際には、前記上蓋2を閉じたままで、
まず、第1ミシン罫3を破断してホース引出孔13を形
成し、第3ミシン罫8で区画された指掛形成片9を指先
で外から内方に打ち抜いて指掛14を形成するととも
に、第2ミシン罫6で区画された蓋形成片7を拳で外か
ら内方へ打ち抜き、前記指掛14に指を引掛けて前記第
2ミシン罫6で区画された蓋形成片7を折罫5で折り曲
げて引き上げる。なお、この時点で第1ミシン罫6を破
断してホース引出孔13を形成してもよい。次に、この
蓋形成片7を引き上げることにより形成される拳大の孔
より手を挿入してホースHの先端部を持ち、前記ホース
引出孔13に挿通させて外部に取り出す。この状態を図
2に示す。そして、蓋形成片7を箱上面と面一になる元
通りの姿勢に戻せば、その後は、箱の上面を閉じたまま
で、ホース引出孔より突出したホースH端部を引いてホ
ースHを収容箱Bから引き出せるようになる。従って、
ホースHの切り取り作業に際しては、このようにホース
Hを適当長さづつ抜き出し、図4に示すように、上蓋2
に設けた寸法目盛12に当てて必要長さを計測した後切
り取ればよい。そして、切り取った残りのホースHの端
部を前記指掛14部分に位置させて前記蓋形成片7を元
の姿勢に戻せば、第2ミシン罫6と第3ミシン罫8との
最大寸法がホースHの外径よりも小であるから、指掛形
成片9を取り除いた部分の両側で、ホースHが弾性変形
されて挟持されることとなり、ホースHの外径とほぼ等
しい内径のホース引出孔13の内周面との間の摩擦によ
る係止と相俟って、ホースHの端部を確りと保持させる
ことができる。従って、切り取り作業の後、巻きぐせに
よる収容箱B内への巻き戻りのない状態で、ホースHを
保管しておくことができる。この状態を図3に示す。次
の切り取り作業を行うに際しては、収容箱Bの外部に突
出したホースHの端部を持ち上げれば、すぐに上述と同
様に作業を進められるから、手際がよい。また、保管に
際して、収容箱Bの上面を閉じたままにしておけるの
で、ほこりやごみの侵入を防止できるとともに、ホース
Hが外気や日光等に曝されることを防止でき、ホースH
の劣化や汚損を防げる。さらに、一旦ホースHを収容す
れば、箱本体1と上蓋2とをガムテープやステープル等
で確りと封止することも可能であるから、輸送時や保管
時にホースHが収容箱Bから飛び出したりすることも防
止できる。また、第4ミシン罫10を打ち抜いて覗き窓
15を形成すれば、図2ないし図4に示すように、その
覗き窓15より、ホースHの引出しに伴う巻回状態のホ
ースHの輪の厚みの減少を見て、ホースHの残量を確認
することができる。
【0008】〔別実施例〕 次に、本考案の別実施例を列記する。 〈1〉前記覗き窓15に目盛を設けて、ホースHの残量
をより正確に把握できるようにする。 〈2〉ホースHはゴム製、合成樹脂製を問わず巻回状態
にできる可撓性を有していれば良く、用途も問わない。 〈3〉寸法目盛12を付記する位置は不問である。 〈4〉上蓋2を開放してホースを収容する形態のものに
替えて、側部を開放する形態として実施してもよい。さ
らに、箱本体と蓋とに二分できる形態として実施しても
よい。 〈5〉覗き窓形成片11や寸法目盛12は省略してもよ
い。 〈6〉ホース引出孔形成片4や蓋形成片7や指掛形成片
9を形成する位置は上蓋2でなくてもよく、収容するホ
ースHとの関係において、巻回状態のホースHの輪の端
面に対向する位置であれば、箱壁面の何れの面であって
もよい。 〈7〉ホース引出孔形成片4や蓋形成片7や指掛形成片
9を区画するための各ミシン罫3,6,8の形状は、先
の実施例で示したもの以外の形状であってもよい。 〈8〉前記ホース引出し形成孔片4は、円形以外に、多
角形や楕円形であってもよい。
【0009】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図
【図2】ホースの引出状態を示す拡大斜視図
【図3】ホースの収容状態を示す拡大斜視図
【図4】ホースの計測状態を示す斜視図
【符号の説明】
2 箱壁面 3 第1ミシン罫 4 ホース引出孔形成片 5 折罫 6 第2ミシン罫 7 蓋形成片 8 第3ミシン罫 9 指掛形成片 10 第4ミシン罫 11 覗き窓形成片 12 寸法目盛 H ホース

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース(H)を巻いた状態で収容するた
    めの段ボール製のホース収容箱であって、巻回状態のホ
    ース(H)の輪の端面に対向する箱壁面(2)に、前記
    ホース(H)の外径にほぼ等しい巾で、且つ、第1ミシ
    ン罫(3)で区画されたホース引出孔形成片(4)と、
    折罫(5)およびその両端末に連接する拳大の第2ミシ
    ン罫(6)で区画された蓋形成片(7)と、前記第2ミ
    シン罫(6)に両端を連接させるとともにその第2ミシ
    ン罫(6)との間の最大寸法を前記ホース(H)の外径
    よりも小とした第3ミシン罫(8)で区画された指掛形
    成片(9)とを配設してあるホース収容箱。
  2. 【請求項2】 前記箱壁面(2)に、巻回状態のホース
    (H)の径方向に沿う姿勢の閉ループを形成する第4ミ
    シン罫(10)で区画された覗き窓形成片(11)を配
    設してある請求項1記載のホース収容箱。
  3. 【請求項3】 前記箱壁面(2)に、寸法目盛(12)
    を付記してある請求項1又は2に記載のホース収容箱。
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