JP2524642Y2 - ブスバー群の支持具 - Google Patents

ブスバー群の支持具

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JP2524642Y2
JP2524642Y2 JP7040089U JP7040089U JP2524642Y2 JP 2524642 Y2 JP2524642 Y2 JP 2524642Y2 JP 7040089 U JP7040089 U JP 7040089U JP 7040089 U JP7040089 U JP 7040089U JP 2524642 Y2 JP2524642 Y2 JP 2524642Y2
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bolt
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JP7040089U
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正良 藤巻
千敏 粟田
実 江波戸
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東芝プラント建設株式会社
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は互いに間隙を有して平行及び垂直に布設され
る複数のブスバーから構成されるブスバー群を基盤に支
持固定するために用いられる支持具に関する。
〔従来技術〕
電気メッキ装置や電気分解装置のような低電圧大電流
を必要とする設備への電源供給のために、通常板状の導
体からなるブスバーを電流定格に応じて複数枚並列した
ブスバー群が使用されている。このようなブスバー群に
よる電路は、一般に複数の所定長のブスバー相互をボル
ト結合により重ね合わせ接続して所要の長さに延長して
布設される。
ブスバー群をダクトや施設等の基盤に沿って布設する
際、適宜の間隔でブスバー群を基盤に支持固定する必要
がある。平行して布設される各ブスバー相互は、上記の
ように重ね合わせ接続されるため、互いにブスバーの厚
さだけ間隙を持つことになる。そこで従来このようなブ
スバー群の支持具として、例えば第6図に示すような一
対のクリート1及び2を用い、第7図のように互いに間
隙を持って平行に布設される複数のブスバー3より構成
されるブスバー群4を挟持すると共に、ボルト5及びナ
ット6で両クリートを結合して基盤7に支持固定し、更
に前記各ブスバー3の夫々の間隙にスペーサ8を介在せ
しめたものが一般的に用いられていた。なお、この従来
例は直流電路のプラス側及びマイナス側のうち一方のみ
を示し、通常このような電路を一対用いる。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の支持具はブスバーの
間隙に夫々介在するスペーサが、基盤における外部振動
等により位置ずれを起こしてクリート間より離脱する虞
れがある。そこで離脱を防ぐにはその取付金具その他の
寸法精度を高くしなければならないが、各ブスバーの板
厚にはバラツキがあり、それに応じたその寸法を合わせ
ることは面倒であった。特にブスバー群が垂直方向に布
設されるときはより精度を高くせざるを得なく、問題と
なっていた。そこで本考案は上記従来の欠点に鑑み、寸
法精度を要することなく外部振動等によるスペーサの位
置ずれを防ぎ、且つ構造簡単な支持具を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案のブスバー群の支持
具は、互いに間隙を有して平行に布設される複数のブス
バーから構成されるブスバーの支持具であって、基盤に
取付けてブスバー群を支持する基台と、前記ブスバー群
を前記基台との間で挟持する挟持部及び該挟持部を前記
基台に着脱自在に結合する結合部を有する押さえ部材と
を設ける。更に、前記基台上からそれに支持されるブス
バー群の夫々の間隙に一以上のスペーサを介装すると共
に、それを該ブスバーの幅方向に延長し、その延長部分
の先端部に切欠部を設ける。そしてその切欠部に前記挟
持部が挿入されるように構成したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案のブスバー群の支持具は、複数のブスバーをそ
れらの間隙に介在せしめたスペーサと共に、基台と挟持
部の間で接続すると、スペーサの先端部に設けた切欠部
に挟持部が挿入される。この状態で結合部によって挟持
部と基台間を結合することにより、スペーサは基台と挟
持部の間で強固に挟持されると共に、その先端部の切欠
部と挟持部との係合によりスペーサの位置ずれが防止さ
れる。
〔実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は直流電路の一方側(プラス側又はマイナス
側)を示し、本考案のブスバー群の支持具の1例を説明
するための斜視図であり、理解を容易にするために各部
品を分解して示してある。
ブスバー群4は所定長のブスバー3をボルト結合部9
により重ね合わせ接続して所要の長さに延長して布設さ
れ、適宜の間隔で基盤7に支持固定される。その際、ブ
スバー群4は各ブスバー3の幅方向が図のように基盤7
の表面に対して直角方向となるように、互いに平行に且
つその厚さ分だけの間隙を持って配置される。
支持具は基台10,挟持部11と結合部12からなる押さえ
部材13及びスペーサ14とから構成されている。基台10は
ブスバー群4の一方の側部を挿入できるように断面がコ
字型に形成され、その両脚部に夫々ボルト挿通孔15が設
けられている。挟持部11は頂板16の両端が直角に折曲げ
られた夫々の側板17、該側板17の下端部より外側に折曲
げられた縁部18及び該縁部18に設けられたボルト挿通孔
19を有しており、結合部12にはボルト20及びナット21の
組み合わせにより構成されている。更に、スペーサ14は
ブスバー3の幅寸法よりわずかに長い寸法の長さを持っ
た平板状に形成され、その先端部22に欠切部23が設けら
れている。ブスバー群4を形成するブスバー3の数は2
個以上適宜に選択され得るので、介在されるスペーサ14
の数も1個以上それに合わせて用意される。
次に、第1図に示した支持具を用いてブスバー群4を
基盤7に支持固定するには、先ず、基台10の両脚部間に
ブスバー群4の側部を挿入すると共に、ブスバー3の夫
々の間隙とスペーサ14をその後端部が基台10上に当接す
るまで挿入する。次いで挟持部11をブスバー群4を覆う
ように基台10方向に装着し、その各縁部18を基台10の両
脚部に当接させる。それによって各スペーサ14はその先
端部22における欠切部23に挟持部11の頂板16が挿入され
て係合されるので、スペーサ14の長手方向が該頂板16と
基台10間で挟持されると共に、ブスバー3の長手方向の
移動が該係合により阻止される。この状態でボルト20を
前記縁部18に設けたボルト挿通孔19及び基台10の両脚部
に設けたボルト挿通孔15、更に基盤17の所定位置に穿設
されたボルト挿通孔に順に挿通し、ナット21とネジ結合
することにより、ブスバー群4は基盤7に支持固定され
る。
第2図は上記のようにブスバー群4を基盤7に支持固
定した状態を示す断面図である。
基盤7が電気絶縁性の材料からなる場合は、前記基台
10,結合部12(ボルト20及びナット21)等は金属等の導
電性材料で作ることができる。しかし、導電性の基盤で
ある場合は、ブスバー3と基盤7間を電気的に絶縁する
必要がある。そのような絶縁を達成する方法としては、
例えば基台10を合成樹脂等の電気絶縁性材料として、ボ
ルト20の基盤7と電気的に接触する表面部分を合成樹脂
被膜で絶縁コーティングする。
第3図はボルト20が基盤に接触する表面部分24を絶縁
コーティングし、更に絶縁性のカラー25を挿入した例で
ある。なお、挟持部11やスペーサ14等は金属材料または
合成樹脂等の電気絶縁性材料のいずれかを使用してもよ
いが、少なくとも挟持部を電気絶縁性材料とする場合
は、上記ボルト20及び絶縁カラー25における電気絶縁の
配慮は不要となる。
第4図は本考案のブスバー群の支持具の他の例を説明
するための斜視図であり、第1図と同様に各部品を分解
して示してある。
支持具は基台10,挟持部11と結合部12からなる押さえ
部材13及びスペーサ14から構成されており、基台10は表
面がフラットな長方形状に形成されて、その長手方向の
両端部近傍に一対のボルト挿通孔15が設けられている。
挟持部11は一対の側板17、夫々の側板17の上端部に設
けられたボルト挿通孔26、側板17の下端部より外側に折
曲げられた縁部18、該縁部18に設けられたボルト挿通孔
19、前記側板17のボルト挿通孔に挿通される頂部ボルト
27、該ボルト27とネジ結合されるナット28及び該ボルト
27に挿通される頂部管29を有しており、結合部12はボル
ト20及びナット21の組み合わせにより構成されている。
更に、スペーサ14はブスバー3の幅寸法よりわずかに長
い寸法の長さを持った平板状に形成され、その先端部22
に半円形の欠切部23が設けられている。
次に、第4図に示した支持具を用いてブスバー群を基
盤に支持固定するには、先ず、基台10上にブスバーの側
部を載置すると共に、ブスバー3の夫々の間隙にスペー
サ14をその端部が基台10上に当接するまで挿入する。次
いで結合部12の一対の側板17をブスバー3の夫々の外表
面に当接させると共に、それから折曲げられた縁部18の
各ボルト挿通孔19を基台10のボルト挿通孔15に夫々合わ
せた後、ボルト20及びナット21によって縁部18及び基台
10を基盤に固定する。次に、ブスバー群4を挟んで対向
する側板17の2つのボルト挿通孔26及び各スペーサ14の
欠切部23に頂部ボルト27を挿通し、ナット28とネジ結合
する。その際、2つのボルト挿通孔26間に予め頂部管29
を配置しておき、頂部ボルト27が頂部管29を挿通するよ
うにする。このようにしてブスバー群4は支持固定され
るが、その際、各スペーサ14はその先端部22における欠
切部23に挟持部11の頂部管29が挿入されて係合されるの
で、スペーサ14の長手方向が該頂部管29と基台10間で挟
持されると共に、ブスバー3の長手方向の移動が該係合
により阻止される。
第5図は上記のようにしてブスバー群4を基盤7に支
持固定した状態を示す断面図である。
〔考案の効果〕
本考案のブスバー群の支持具は以上のような構成とし
たので、外部振動等によるスペーサの位置ずれを起こす
おそれがない。また、その構造も比較的簡単で、基盤へ
の支持固定作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブスバー群の支持具の1例を説明する
ための斜視図、第2図は第1図の支持具によりブスバー
群を基盤に支持固定した状態を示す断面図、第3図は支
持具における固定部であるボルト及びナットの1例を示
す正面図、第4図は本考案のブスバー群の支持具の他の
例を説明するための斜視図、第5図は第4図の支持具に
よりブスバー群を基盤に支持固定した状態を示す断面
図、第6図は従来のブスバー群の支持具であるクリート
の斜視図、第7図は第6図のクリートを用いてブスバー
群を基盤に支持固定した状態を示す断面図。 1……クリート(電気絶縁材料)、2……クリート(電
気絶縁材料) 3……ブスバー、4……ブスバー群 5……ボルト、6……ナット 7……基盤、8……スペーサ 9……ボルト結合部、10……基台 11……挟持部、12……結合部 13……押さえ部材、14……スペーサ 15……ボルト挿通孔、16……頂板 17……側板、18……縁部 19……ボルト挿通孔、20……ボルト 21……ナット、22……先端部 23……欠切部、24……表面部分 25……絶縁カラー、26……ボルト挿通孔 27……頂部ボルト、28……ナット 29……頂部管、30……ワッシャ 31……絶縁ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 江波戸 実 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−3279(JP,A) 実開 昭51−2696(JP,U) 実開 昭52−19697(JP,U) 実開 昭52−45199(JP,U) 実開 昭52−82895(JP,U) 特公 昭49−22116(JP,B1) 実公 昭40−5243(JP,Y1) 実公 昭45−4139(JP,Y1) 実公 昭45−7240(JP,Y1) 実公 昭50−33674(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに間隙を有して平行に布設される複数
    のブスバーから構成されるブスバー群の支持具におい
    て、基盤に取付けてブスバー群(4)を支持する基台
    (10)と、前記ブスバー群(4)を前記基台(10)との
    間で挟持する挟持部(11)及び該挟持部(11)を前記基
    台(10)に着脱自在に結合する結合部(12)を有する押
    さえ部材(13)と、前記基台(10)上からそれに支持さ
    れるブスバー群(4)の夫々の間隙に介装されると共
    に、各ブスバーの幅方向に延長され、その延長部分の先
    端部(22)に設けた欠切部(23)に前記挟持部(11)が
    挿入される1個以上のスペーサ(14)と、を具備するこ
    とを特徴とするブスバー群の支持具。
JP7040089U 1989-06-15 1989-06-15 ブスバー群の支持具 Expired - Lifetime JP2524642Y2 (ja)

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