JP2522603Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2522603Y2
JP2522603Y2 JP1993040905U JP4090593U JP2522603Y2 JP 2522603 Y2 JP2522603 Y2 JP 2522603Y2 JP 1993040905 U JP1993040905 U JP 1993040905U JP 4090593 U JP4090593 U JP 4090593U JP 2522603 Y2 JP2522603 Y2 JP 2522603Y2
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JP
Japan
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pipe
sleeve
concave portion
flare
pipe joint
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JP1993040905U
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JPH076588U (ja
Inventor
詔二郎 上石
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Sanoh Industrial Co Ltd
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Sanoh Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管継手に関し、特に蒸
気、水、油、ガスおよび空気等を輸送するパイプの管継
手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3および図4は、従来の管継手を示し
ている。この管継手10は、パイプ11の端部にフレア
11aを形成し、このパイプ11にスリーブ12を嵌合
させ、該スリーブ12を被取付体13の凹部13aに螺
合させることによって、パイプ11を被取付体13に結
合させる構造のものである。
【0003】このようにして結合されたパイプ11は、
図4に示したように、スリーブ12によってパイプ11
のフレア11aが被取付体13の凹部13aの底面13
bに形成されたコーン状部13cの周面に圧接され、被
取付体13との密封が図られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の管継手10では、被取付体13の凹部13aの
底面13bに形成するコーン状部13cの加工が煩雑な
作業となると共に、万一被取付体13の凹部13aにお
ける雌ねじ部13dの軸芯と、該コーン状部13cの軸
芯とがずれた状態で加工された場合には、図5に示した
ように、フレア11aの一部がコーン状部13cに当接
されない個所を生じてしまう。
【0005】このような場合には、管継手としての水密
が図れないものとなってしまうため、上記軸芯のずれた
被取付体を、他の加工精度の良好な被取付体と交換しな
くてはならなず、従来の管継手10においては、その加
工性および水密性の点において課題を有していた。
【0006】本考案は、上述した従来の管継手が有する
課題に鑑み成されたものであって、その目的は、構造が
簡単で、しかもパイプを常に水密状態で被取付体に取付
けることができる管継手を提供することにある。
【0007】本考案の管継手では、流体路を底面に開口
させた凹部を有し、該凹部の底面を平坦に形成し、該凹
部の周面に雌ねじを形成した被取付体と、接続端に端部
を内側に折り込んだWフレアを備えたパイプと、先端内
周面に上記フレアとほぼ同じ開き角度の面取りを有し、
周面に雄ねじを形成したスリーブとによって構成され、
上記パイプに上記スリーブを嵌合させ、該スリーブを上
記被取付体に螺合させ、上記スリーブの先端で上記パイ
プのフレアを上記被取付体の凹部底面に圧接させて、パ
イプを被取付体に取付けるようにしている。
【0008】
【作用】上記した本考案の管継手では、被取付体の凹部
底面が平坦になっているため、加工が容易となると共
に、パイプのフレアはその先端全体が常に凹部底面に密
接することとなり、安定した水密状態を得られる管継手
となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて
詳細に説明する。
【0010】ここで、図1および図2は、本考案に係る
管継手を示したものであって、この管継手は、接続しよ
うとするパイプ1と、スリーブ2と、取付部を有するバ
ルブハウジング等の被取付体3とによって構成されてい
る。
【0011】上記パイプ1は、接続端にフレア1aを有
している。このフレア1aは、端部が内側に折り込まれ
たWフレアとなっている。
【0012】また、上記スリーブ2は、先端部外周面に
雄ねじ2aが形成されており、先端内周面にはフレア1
aとほぼ同じ開き角の面取り2bが形成されている。ま
た、このスリーブ2の後端部外周面には、スパナ等のス
リーブ締付工具のための係合手段2c、実施例では6面
取りが施されている。
【0013】被取付体3の取付部には、凹部3aが形成
されている。そして、この凹部3aの底面3bは平坦に
形成され、該底面3bの中央に流体通路3cが開口され
ている。また、この凹部3aの周面には雌ねじ3dが形
成されている。
【0014】このように構成された本考案に係る管継手
は、まずパイプ1にスリーブ2を嵌合させ、該スリーブ
2を被取付体3の凹部3aに嵌入し、スリーブ2の雄ね
じ2aを凹部3aの雌ねじ3dに螺合させる。
【0015】次いで、スパナ等によってスリーブ2を所
定の締付トルクまで回転させ、該スリーブ2の先端でパ
イプ1のフレア1aを、被取付体3の凹部3aの平坦な
底面3bに圧接させる。
【0016】このようにして、スリーブ2を締め付ける
と、その締め付け力によって、Wフレア1aの内側に折
り込んだ部分は、外側に向けて押し拡げられながら潰さ
れ、図2に示したように、環状の面が凹部3aの底面3
bに圧接されるので、水密状態が確保される。
【0017】上記のように構成された本考案に係る管継
手を、パイプ1を低炭素鋼、スリーブ2をS15C、そ
して被取付体3をBSBMで各々構成したものに適用
し、そのスリーブ2を60kgf−cm〜150kgf
−cmの締付トルクで被取付体3に締付けた場合、50
0kgf/cm2 の油圧試験においても、その継手部に
おいて油の洩れは生じなかった。
【0018】また、同様に上記した本考案に係る管継手
を、パイプ1を低炭素鋼、スリーブ2及び被取付体3を
S15Cで各々構成したものに適用し、そのスリーブ2
を80kgf−cm〜180kgf−cmの締付トルタ
で被取付体3に締付けた場合に、500kgf/cm2
の油圧試験において油洩れは生じなかった。
【0019】以上、本考案の実施例につき説明したが、
本考案は、既述の実施例に限定されるものではなく、本
考案の技術的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可
能であり、例えば、上述した被取付体3としては、バル
ブハウジング等の機器のみならず、パイプとパイプを連
結するためのコネクタ等であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上、説明した本発明にかかる管継手に
よれば、パイプのフレア端が当接する被取付体の凹部底
面を平坦としたため、構造が簡単で加工が容易となると
共に、押し潰されて形成されたフレアの環状面が被取付
体の凹部底面に常に均一に当接し、安定した水密状態を
得られる管継手となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る管継手を分解して示した断面図で
ある。
【図2】本考案に係る管継手の組付状態を示した断面図
である。
【図3】従来の管継手を分解して示した断面図である。
【図4】従来の管継手の組付状態を示した断面図であ
る。
【図5】従来の管継手において、加工誤差があった場合
の組付状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 1a フレア 2 スリーブ 2a 雄ねじ 2b 面取り 2c 係合手段 3 被取付体 3a 凹部 3b 底面 3c 流体通路 3d 雌ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体路を底面に開口させた凹部を有し、
    該凹部の底面を平坦に形成し、該凹部の周面に雌ねじを
    形成した被取付体と、接続端に端部を内側に折り込んだ
    フレアを備えたパイプと、先端内周面に上記フレアと
    ほぼ同じ開き角度の面取りを有し、周面に雄ねじを形成
    したスリーブとによって構成され、上記パイプに上記ス
    リーブを嵌合させ、該スリーブを上記被取付体に螺合さ
    せ、上記スリーブの先端で上記パイプのフレアを上記被
    取付体の凹部底面に圧接させて、パイプを被取付体に取
    付けるようにしたことを特徴とする管継手。
JP1993040905U 1993-06-29 1993-06-29 管継手 Expired - Lifetime JP2522603Y2 (ja)

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JPH076588U JPH076588U (ja) 1995-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0430387U (ja) * 1990-07-05 1992-03-11
JP3043196U (ja) * 1997-05-08 1997-11-11 株式会社ソフト九九コーポレーション 清掃具

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JPH076588U (ja) 1995-01-31

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