JP2522285B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2522285B2
JP2522285B2 JP62035268A JP3526887A JP2522285B2 JP 2522285 B2 JP2522285 B2 JP 2522285B2 JP 62035268 A JP62035268 A JP 62035268A JP 3526887 A JP3526887 A JP 3526887A JP 2522285 B2 JP2522285 B2 JP 2522285B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序に従って本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例[第1図乃至第3図] a.回路構成[第1図、第2図] b.動作[第3図] H.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は撮像装置、特に画像の明るさを自動的にコン
トロールするオートモードとマニュアル操作によってコ
ントロールするマニュアルモードとの間でモード切換が
できる撮像装置に関する。
(B.発明の概要) 本発明は、画像の明るさを自動的にコントロールする
オートモードとマニュアル操作によってコントロールす
るマニュアルモードとの間でモード切換ができる撮像装
置において、 オートモードとマニュアルモードとの間のモード切換
をスムーズに行うことができ、且つそのモード切換の際
に画像の明るさが急激に変化して見苦しくなる虞れがな
く、しかもマニュアルモード下における明るさのコント
ロールを広い範囲にわたって低ノズルで行うことができ
るようにするため、 一つの操作手段をその中間操作位置に操作したときは
オートモードになり、それ以外のときはマニュアルモー
ドとなるようにし、操作手段を中間操作位置から一方の
側に操作したときはゲインをそのままにしてアイリスを
開くことによって画像を明るくし、アイリスが開き切っ
た後はゲインアップによって明るくなるようにし、そし
て、操作手段を中間操作位置から他方の側に操作したと
きは絞りをそのままにしてゲインを低くすることによっ
て画像を暗くし、ゲインが最低になった後は絞りを強く
することより画像を暗くするようにしたものである。
(C.従来技術) ビデオカメラで撮像する場合、通常は出力ビデオ信号
のレベルが略一定になるようにアイリスの絞り、信号系
のゲインが自動的にコントロールされる状態で撮影する
と良い画像が得られる。しかし、逆光のとき、あるいは
スポットライトがあたった被写体(人物等)を撮影する
ときには自動的にコントロールされた絞り、ゲインでは
好ましい画像が得られない。というのは、逆光のときは
全体的に明るいのでアイリスが絞られゲインが低くさ
れ、その結果、逆光を背景にした人物等の被写体が暗く
なって写り、被写体をはっきり撮ることができなくな
る。この場合は自動的にコントロールされている状態よ
りも絞りを弱くしたり、ゲインを大きくしたりした方が
被写体をはっきりと撮るうえで好ましいといえる。
逆に、暗い舞台上でスポットライトを浴びて演技等を
している俳優を撮影する場合には、全体的に暗いので自
動的にアイリスが大きく開き、信号系のゲインが高くな
った状態になる。その結果、強いスポットライトを浴び
た俳優は再生画像上において飽和した明るさになり、白
くのっぺらぼうに見えてしまう。この場合は自動的にコ
ントロールされている状態よりも絞りを強くしたり、ゲ
インを小さくしたりする方が好ましいといえる。
また、特殊な映像効果を狙う場合には絞りやゲインを
撮影者が自己の意思によってコントロールできるように
する必要がある。
そこで、多くのビデオカメラにおいては、出力ビデオ
信号のレベルが略一定になるようにアイリス、信号系の
ゲインを自動的にコントロールするオートモードでの撮
影と、出力ビデオ信号のレベルを撮影者のマニュアル操
作によってコントロールするマニュアルモードでの撮影
とをマニュアルスイッチの操作によって切換えて行うこ
とができるようになっている。
そして、マニュアルモードの下では信号系のAGC回路
のゲインを一定の基準値に固定し、アイリスをマニュア
ル操作によってコントロールすることのみにより出力ビ
デオ信号のレベルを任意にコントロールできるようにな
っていた。
(D.発明が解決しようとする問題点) ところで、上述した従来のビデオカメラにはオートモ
ードとマニュアルモードとの間のモード切換をスムーズ
に行うことができない。というのは、マニュアルスイッ
チの動作とアイリスをコントロールする動作とは全く違
った動作であり、オートモードからマニュアルモードに
モード切換し、その後マニュアルモードからオートモー
ドに戻すというような場合、マニュアルスイッチをオン
にしてオートモードからマニュアルモードへのモード切
換をし、その後アイリスを調整して自分の好みの明るさ
にし、しかる後マニュアルスイッチをオンにしてオート
モードに戻すという面倒な動作を必要とする。
また、モード切換に伴って画像の明るさが急激に変化
してしまい画像にノズルが入ってしまうという問題もあ
る。即ち、オートモードではビデオカメラによって撮影
される側の明るさに応じたゲインになっているのに対し
てマニュアルモードにモードを切換えた瞬間からそのゲ
インがマニュアルモード下のゲインとして設定された基
準値に変化するので、モード切換の際に激しくゲインが
変化する可能性がある。そして、ゲインが激しく変化す
ると画像の明るさが激しく変化し、再生画像が非常に見
苦しくなる。尤も、少し高級なビデオカメラのなかに
は、オートモードからマニュアルモードにモード切換し
たときゲインが激しく変化しないようにするためオート
モードからマニュアルモードへの切換直前におけるゲイ
ンをそのままマニュアルモード下において持続させるよ
うにしたものもある。このようなビデオカメラにおいて
はモード切換に伴って明るさが急激に変化することがな
いという点では好ましいといえるが、比較的暗い所で撮
影している場合に画面ノズルを減らすべくマニュアルモ
ードにしたうえでアイリスを絞ってもノイズがそのまま
で画像が暗くなるという問題がある。
このように従来のオートモードとマニュアルモードと
でモード切換のできるタイプのビデオカメラにおいては
マニュアルモード下ではアイリスのコントロールによっ
てしか明るさの調整ができず、そのため種々の問題があ
り、更に、オートモードからマニュアルモードへのモー
ド切換が比較的面倒であった。
本発明はこのような問題点を解決すべく為されたもの
であり、オートモードとマニュアルモードとの間のモー
ド切換をスムーズに行うことができ、且つそのモード切
換の際に画像の明るさが急激に変化して見苦しくなる虞
れをなくし、マニュアルモード下における明るさのコン
トロールを広い範囲にわたって低ノズルで行うことがで
きるようにすることを目的とするものである。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明撮像装置は上記問題点を解決するため、一つの
操作手段をその中間操作位置に操作したときはオートモ
ードになり、それ以外のときはマニュアルモードとなる
ようにし、操作手段を中間操作位置から一方の側に操作
したときはゲインをそのままにしてアイリスを開くこと
によって画像を明るくし、アイリスが開き切った後はゲ
インアップによって明るくなるようにし、そして、操作
手段を中間操作位置から他方の側に操作したときは絞り
をそのままにしてゲインを低くすることによって画像を
暗くし、ゲインが最低になった後は絞りを強くすること
より画像を暗くするようにしたことを特徴とする。
(F.作用) 本発明撮像装置によれば、1つの操作手段の操作によ
ってオートモードとマニュアルモードとの間のモード切
換を行うことができ、しかもオートモードからマニュア
ルモードへの切換後においても操作手段の操作量を変え
ることによってそのまま明るさを連続的に変化させるこ
とができる。
そして、オートモードの状態からそれより明るくする
ときは最初からゲインを上げることなく先ずはアイリス
を開き、アイリスが開き切った後にはじめてゲインをア
ップし、オートモードの状態から暗くするときは最初か
らアイリスを絞ることなく先ずはゲインをダウンさせ、
ゲインがダウンしきった後にはじめてアイリスを絞るこ
とによって暗くするので、明るさを広い範囲にわたてS/
Nの良い状態で調節できる。
(G.実施例)[第1図乃至第3図] 以下、本発明撮像装置を図示実施例に従って詳細に説
明する。
(a.構成)[第1図、第2図] 第1図は本発明撮像装置の一つの実施例の回路構成を
示す回路ブロック図である。
同図において、1は撮影レンズ、2はアイリス、3は
例えばCCDからなる撮像素子、4は該撮像素子3から出
力されたビデオ信号を増幅する利得制御回路で、該利得
制御回路4の出力信号が図示しないビデオプロセッサへ
伝送される。
5は撮像素子3から出力されたビデオ信号のレベルを
検出するレベル検出回路、6はアイリス制御用スイッチ
ング回路で、オートモード側切換端子Aにレベル検出回
路5の出力信号を受ける。該スイッチング回路6はモー
ド検出回路7の検出信号によって切換制御され、その共
通端子は比較回路8の非反転入力端子に接続されてい
る。比較回路8はスイッチング回路6から出力された信
号と所定の基準電圧とを比較し、その出力によってアイ
リス2を駆動する。上記スイッチング回路6がオートモ
ード側に切換えられた状態のときは撮像素子3の出力ビ
デオ信号のレベルが比較回路8において基準電圧と比較
され、その比較の結果に応じてアイリス2が駆動され、
アイリスサーボループが形成される。
9は利得制御回路4の出力ビデオ信号のレベルを検出
するレベル検出回路で、該レベル検出回路9の出力信号
はゲインコントロール用スイッチング回路10のオートモ
ード側切換端子Aに入力される。該スイッチング回路10
は上記モード検出回路7の出力信号により切換制御さ
れ、共通端子から利得制御回路4の利得制御端子へ信号
を送出する。しかして、オートモードのときは利得制御
回路4のゲインを自動的にコントロールするオートゲイ
ンコントロールループが形成される。
VRは画像の明るさを調節するセンタークリック付きボ
リュームであるが、オートモードとマニュアルモードと
の間のモード切換を行う機能も備えている。即ちボリュ
ームVRの回転位置がクリック位置及びその近傍のときに
はオートモードになり、それよりも右側あるいは左側に
回すとマニュアルモードになるようにされている。そし
て、左側に回すと画像を明るくし、右側に回すと画像を
暗くする役割を果す。このボリュームVRは電源電圧を受
けて摺動素子と接地との間から回転位置に対応して電圧
を発生する。上記モード検出回路7はこのボリュームVR
の出力電圧からオートモードかマニュアルモードかを検
出し、オートモードのとき「ハイ」レベルの信号を発生
するのである。
11はアイリス2の絞り量を電気信号に変換するアイリ
ス位置検出器で、ホール素子等からなる。該アイリス位
置検出器11の出力信号はホールド回路12に入力される。
該ホールド回路12はオートモード下においてはアイリス
位置検出器11の出力信号を追尾し、それと同じ電圧を出
力し、マニュアルモードに切換えるとアイリス位置検出
器11のそのモード切換直前における出力信号の値を保持
するものである。
第2図はホールド回路7の回路構成の具体例を示す回
路ブロック図であり、同図において、13は比較回路で、
その非反転入力端子にアイリス位置検出器11の出力信号
を受ける。14はアップダウンカンタで、スイッチング回
路15を介して入力されるクロックパルス(図示しないク
ロックパスゼネレータ等から発生する)をカウントす
る。そして、アップモードかダウンモードかについてモ
ード指令は比較回路13の出力信号による受ける。このス
イッチング回路15は前記モード検出回路7の出力信号に
より制御され、オートモードのときはオンし、マニュア
ルモードに切換わるとオフする。16はアップダウンカウ
ンタ14のカウント値をアナログ信号に変換するD/Aコン
バータであり、このD/Aコンバータ16の出力信号はレベ
ル検出回路13の反転入力端子に帰還される。従って、こ
のホールド回路12はスイッチング回路15がオンしてクロ
ックパルスが入力されているときはその出力信号が入力
信号であるところのアイリス位置検出器11の出力信号と
常に等しくなる。アイリス位置検出器11の出力信号が変
化するとホールド回路12の出力信号はその出力信号を追
尾する。そして、スイッチング回路15が切れると、切れ
たときの値がそのままホールドされホールド回路12はス
イッチング回路15が切れたときのアイリス位置検出器11
の出力信号と同じ出力信号を出し続ける。
17は加算回路で、上記ホールド回路12の出力信号、撮
像素子3のオーバーフロードレイン電流、後述するゲイ
ン最低検出回路の出力信号及びダイオードDiを介して上
記ボリュームVRの摺動端子に流れる電流を入力として受
けこれ等を加算し、その加算結果を示す出力信号がスイ
ッチング回路6のマニュアルモード側切換端子Mに入力
されるようになっている。尚、上記ダイオードDiはアノ
ードが加算回路17の入力側に接続され、カソードがボリ
ュームVRの摺動端子に接続されており、ダイオードDiに
流れる電流というのは加算回路17から流出する電流であ
り、この電流は加算回路17にとってマイナスの入力信号
となる。
18はホールド回路で、オートモードのときはレベル検
出回路9の出力信号と同じ信号を出力し、マニュアルモ
ードに切換わるとその切換わりの直前におけるレベル検
出回路9の出力信号と同じ信号を出力し続ける。このホ
ールド回路18の回路構成は第2図に示したホールド回路
12と全く同じ回路構成、動作原理を有している。19は加
算回路で、ホールド回路18の出力信号と、アイリス開放
検出回路20の出力信号と、ボリュームVRの摺動端子から
出力されるダイオードDaを介して受ける信号とを加算
し、加算結果を示す出力信号を上記ゲインコントロール
用スイッチング回路10のマニュアルモード側切換端子M
へ伝送する。上記アイリス開放検出回路20はアイリス位
置検出器11の出力信号を受け、アイリス2が最大開放状
態になっているかどうかを検出し、最大開放状態になる
とその後はボリュームVRの左側への操作量の増加した分
に応じた信号を出力するものである。21はゲイン最低検
出回路で、上記加算回路19の出力信号を受け、その信号
が予め最低と設定されている最低レベルに達しているか
どうかを検出し、最低レベルになるとその後はボリュー
ムVRの右側への操作量の増加した分に応じた信号を出力
する。このゲイン最低検出回路21の出力信号が前述のと
おり加算回路17に入力されるのである。
尚、オートモード下においてスイッチング回路6、10
のオートモード側切換端子Aのレベルとマニュアルモー
ド側切換端子Mのレベルとが同じなるように、ダイオー
ドDi、Daから加算回路17、19への入力端子のオートモー
ド下におけるレベルが電源電圧Vccの2分の1になるよ
うに回路設計されている。
(b.動作)[第3図] 以下に回路動作について説明する。
先ず、第3図に示すようにボリュームVRの回転位置が
センタークリック位置に位置しているときの動作につい
て説明する。
この時はボリュームVRの出力電圧が電源電圧Vccの2
分の1になる。そして、モード検出回路7はボリューム
VRの出力電圧が電源電圧Vccの2分の1ないしはそれに
近い値のときはオートモードと判定し、それ以外のとき
はマニュアルモードと判定するようにされているので、
このときのモード検出回路7の出力はオートモードであ
ることを示す「ハイ」の信号である。その結果、スイッ
チング回路6、10はオートモード側切換端子Aに切換ら
れた状態になっている。従って、オートアイリスサーボ
ループ、AGCループが形成された状態、即ち、自動的に
画像の明るさがコントロールされた状態が保たれる。
尚、このオートモードのときはホールド回路12、18内
部のスイッチング回路15がオン状態に保たれアップダウ
ンカウンタ14にクロックパルスが入力され続けるのでD/
Aコンバータ16の出力信号(これはとりも直さずホール
ド回路12、18の出力信号)はアイリス位置検出器11、加
算回路19の出力信号を追尾した値となる。
次に、ボリュームVRをセンタークリック位置よりも左
側に回した場合、ボリュームVRの出力電圧が低下する。
そして、それがある値以下になるとモード検出回路7の
出力信号が「ハイ」から「ロウ」に切換わり、それに伴
ってスイッチング回路6及び10がマニュアルモード側の
切換端子Mに切換わる。そして、ホールド回路12及び18
はアイリス位置検出器11及び加算回路19の出力信号の追
尾を停止し、モード切換直前におけるアイリス位置検出
器11、加算回路19の出力信号と同じ信号を出力し続ける
状態になる。尚、オートモード下においてホールド回路
12、18のオートモード側切換端子Aとマニュアルモード
側切換端子Mとの電位が互いに等しくなるようにされて
いるので、オートモードからマニュアルモードへのモー
ド切換に際して明るさの変化は生じない。
更に、ボリュームVRを左に回して出力信号が電源電圧
Vccの2分の1の値からダイオードDiの順方向電圧VBE
減じた値よりも小さな値になるとダイオードDiに電流が
流れ、加算回路17のダイオードDiに接続された入力端の
レベルはボリュームVRの出力信号の低下に追尾して低下
する。すると、それに伴って加算回路17の出力信号が低
いレベルになり、これがスイッチング回路6を介して比
較回路8に入力され、その結果、アイリス2が徐々に開
き、画像が明るくなる。この間ダイオードDaは逆バイア
スなのでそれには電流が流れず、ボリュームVRの出力信
号は加算回路19には印加されず、利得制御回路4のゲイ
ンはモード切換直前におけるゲインのままであり、変化
しない。
このように、ボリュームVRを左に回してマニュアルモ
ードにするとボリュームVRの回転量が大きくなるに伴っ
てアイリス2が開き、明るくなるがその間利得制御回路
4のゲインはオートモードからマニュアルモードに変化
したときのままである。
更に、ボリュームVRを左に回すとやがてアイリス2の
開き具合が最大になり、これ以上アイリス2を開くこと
ができない状態になる。しかし、レベル検出回路8の出
力値は上昇し、アイリス開放検出回路20が出力信号を発
生する動作を開始し、ボリュームVRの左向きの回転に伴
ってその出力信号が変化する。そして、そのアイリス開
放検出回路20の出力信号は加算回路19に入力され、ボリ
ュームVRの左向きの回転に伴って利得制御回路4のゲイ
ンをアップさせる。従って、アイリス2が開放しきった
後はアイリス開放検出回路20の働きにより利得制御回路
4のゲインがアップし、利得制御回路4のゲインアップ
により明るくなる。
尚、非常に明るいのに更に明るくするボリュームVR操
作をしたためCCDからなる撮像素子3にオーバーフロー
電流が流れたときはそのオーバーフロー電流が加算回路
17に入力され、該加算回路17の出力信号を低レベル化す
る。従って、アイリス2はオーバーフロー電流によって
閉じる方向に駆動され、オーバーフロー電流が流れる異
常な状態な長く続かないように制御される。
次に、ボリュームVRをその回転位置がセンタークリッ
ク位置に位置する状態から前とは逆に右側に回した場合
の動作を説明する。ボリュームVRを右側に回すとボリュ
ームVRの出力電圧が上昇し、その値がある値以上になる
とモード検出回路7の出力信号が「ハイ」から「ロウ」
に切換わり、それに伴ってスイッチング回路6及び10が
マニュアルモード側の切換端子Mに切換わる。そして、
ホールド回路12及び18はアイリス位置検出器11及び加算
回路19の出力信号の追尾を停止し、モード切換直前にお
けるアイリス位置検出器11、加算回路19の出力信号と同
じ出力信号を出力し続ける状態になる。そして、オート
モード下においてホールド回路12、18のオートモード側
切換端子Aとマニュアルモード側切換端子Mとの電位が
互いに等しくなるように回路設計されているので、この
オートモードからマニュアルモードへのモード切換に際
して明るさの変化は生じない。
更に、ボリュームVRを右に回して出力信号が電源電圧
Vccの2分の1にダイオードDaの順方向電圧を加算した
値になると、ボリュームVRの出力電圧が加算回路19に入
力される状態になる。そして、その後更にボリュームVR
を右に回すと加算回路19の出力信号はレベルアップし、
その結果、利得制御回路4のゲインはダウンし、画像が
除去に暗くなる。この間ダイオードDiは逆バイアスなの
でそれには電流が流れず、ボリュームVRの出力信号は加
算回路17には入力されない。従って、アイリス2の絞り
はモード切換直前における絞りのままであり、変化しな
い。
このように、ボリュームVRを右に回してマニュアルモ
ードにするとボリュームVRの回転量が大きくなるに従っ
て利得制御回路4のゲインがダウンし、そのゲインのダ
ウンによって画像が暗くなるが、その間利得制御回路4
のゲインはオートモードからマニュアルモードに変化し
たときのままである。
更に、ボリュームVRを右に回すとやがて利得制御回路
4のゲインが最低になる。すると、このことをゲイン最
低検出回路21が検出し、その後出力信号を発生する動作
を開始する。このゲイン最低検出回路21が発生する出力
信号はボリュームVRの右向きの回転量を増やせば増やす
程上昇する。このゲイン最低検出回路21の出力信号が加
算回路17に入力され、加算回路17の出力信号のレベルを
高めアイリス2を絞る働きをする。従って、利得制御回
路4のゲインが最低ゲインになった後はアイリス2を絞
ることによって画像を暗くすることができる。第3図は
ボリュームVRの回転とビデオカメラの明るさについての
コントロール状態についての関係を示している。
このような撮像装置によれば、ボリュームVRをセンタ
ークリック位置にするとオートモードになり、センター
クリック位置から左側に回すと自動的にコントロールさ
れた状態のときの明るさよりも明るい画像にすることが
でき、センタークリック位置から右側に回すと自動的に
コントロールされた状態のときの明るさよりも暗い画像
にすることができる。即ち、単にボリュームVRを操作す
るだけでオートモードとマニュアルモードとの間のモー
ド切換を行うことができ、しかもボリュームVRの操作量
によってマニュアルモード下における明るさの調節を行
うことができる。従って、オートモードとマニュアルモ
ードとの間のモード切換及びマニュアルモード下におけ
る明るさの調節を1つのボリュームVRの回転によって非
常に簡単に且つスムーズに行うことができる。
そして、自動的に明るさがコントロールされた状態の
ときよりも画像を明るくすべくボリュームVRを左側に回
転したときは、利得制御回路4のゲインをオートモード
のとき(モード切換直前のとき)のゲインのままに保持
し、先ずアイリス2を開くことによって画像を明るく
し、アイリス2の開放度が最大になったらその後は利得
制御回路4のゲインのアップによって明るくする。ま
た、その逆に画像を暗くすべくボリュームVRを右側に回
転したときは先ず利得制御回路4のゲインをダウンさ
せ、ゲインが最低になったときはじめてアイリス2の絞
りを強くすることによって暗くするようにされている。
従って、S/Nを良くすることができる。というのは、同
じ明るさの画像を得る場合、映像信号系のゲインを上げ
るよりはアイリス2を開いて撮像素子3に入る光の量が
多くした方がS/Nを良くすることができるからである。
そして、オートモード下においてスイッチング回路
6、10のオートモード側切換端子Aとマニュアルモード
側切換端子Bとのレベルが同電位になるようにされてい
るので、モード切換の際に絞り、ゲインが変化せず、そ
して、オートモードからマニュアルモードに戻った後も
切換直前の状態からボリュームVRの操作量に応じて明る
さが変化するので画像の明るさがスムーズに変化する。
そして、異常に明るすぎてCCDからなる撮像素子3に
オーバーフロー電流が流れたときは、そのオーバーフロ
ー電流によってアイリス2が閉じる方向に制御されるの
で、オーバーフローという状態が生じるのを阻むことが
できる。また、ボリュームVRの出力電圧を直接加算回路
17、19に入力するのではなくダイオードDi、Daを介して
入力するようにしているのでハンチングを防止すること
もできる。
(H.発明の効果) 以上に述べたように、本発明撮像装置は、オートモー
ドかマニュアルモードかによって切換えられオートモー
ドのときにアイリス制御系の制御ループを閉成するアイ
リス制御スイッチング回路と、オートモードかマニュア
ルモードかによって切換えられオートモードのときにビ
デオ信号経路のゲインコントロール系の制御ループを閉
成するゲインコントロール用スイッチング回路と、画像
の明るさを調節する操作をされ操作位置に応じた出力信
号を発生する操作手段と、上記操作手段の出力信号を受
け、その出力信号がダイナミックレンジの中間帯にある
ときはオートモードと判定し、それ以上のときはマニュ
アルモードと判定し、そのモードに応じて上記2つのス
イッチング回路を切換制御するモード検出回路と、オー
トモードからマニュアルモードへの切換時における絞り
量をマニュアルモード中記憶保持する絞りホールド回路
と、オートモードからマニュアルモードへの切換時にお
ける上記ゲインコントロール系のゲインコントロール量
をマニュアルモード中記憶保持するゲインホールド回路
と、を少なくとも備え、マニュアルモードのときは上記
絞りホールド回路の出力信号と上記操作手段の出力信号
とを演算した信号を上記アイリス制御用スイッチング回
路を介してその制御系に制御信号として入力すると共に
上記ゲインホールド回路の出力信号と上記操作手段の出
力信号とを演算した信号を上記ゲインコントロール用ス
イッチング回路を介してゲインコントロール系に制御信
号として入力するようにされ、上記操作手段を中間操作
位置から一方の側に操作すると上記ゲインコントロール
系のゲインがその操作によるモード切換時におけるゲイ
ンに保たれたままアイリスが開き、アイリスが開ききっ
た後更に操作するとゲインコントロール系のゲインが上
昇するようにされ、上記操作手段を中間操作位置から他
方の側に操作すると絞り量がその操作によるモード切換
時における絞り量に保たれたまま上記ゲインが低下し、
そのゲインが最低値になった後更に操作するとゲインが
そのままで絞り量が増えるようにされたことを特徴とす
るものである。
従って、本発明撮像装置によれば、1つの操作手段の
操作によってオートモードとマニュアルモードとの間の
モード切換を行うことができ、しかもオートモードから
マニュアルモードへの切換後においても操作手段の操作
量を変えることによってそのまま明るさを連続的に変化
させることができる。
そして、オートモードの状態から明るくするときは最
初からゲインを上げることなく先ずはアイリスを開き、
アイリスが開き切った後にはじめてゲインをアップし、
また、オートモードの状態から暗くするときは最初から
アイリスを絞ることなく先ずはゲインをダウンさせ、ゲ
インがダウンしきった後にはじめてアイリスを絞ること
によって暗くするので、明るさを広い範囲にわたってS/
Wの良い状態で調節できる。そして、オートモードから
マニュアルモードにモードが切換わったときの絞りとゲ
インをそれぞれホールド回路によってホールドし、それ
らがホールドされた状態から操作手段の操作量の変化に
応じて絞り又はゲインが変化するようになっているので
オートモードとマニュアルモードとの間の切換の際に明
るさが激しく変化してノイズが入るという虞れもなくす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明撮像装置の一つの実施例を説
明するためのもので、第1図は回路ブロック図、第2図
はホールド回路の具体例を示す回路ブロック図、第3図
はボリュームの回転角とコントロール状態との関係を示
す関係図である。 符号の説明 VR……操作手段、2……アイリス、 3……撮像素子、4……利得制御回路、 6……アイリス制御用スイッチング回路、 7……モード回路、 10……ゲインコントロール用スイッチング回路、 12……絞りホールド回路、 18……ゲインホールド回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オートモードかマニュアルモードかによっ
    て切換えられオートモードのときにアイリス制御系の制
    御ループを閉成するアイリス制御用スイッチング回路
    と、 オートモードかマニュアルモードかによって切換えられ
    オートモードのときにビデオ信号経路のゲインコントロ
    ール系の制御ループを閉成するゲインコントロール用ス
    イッチング回路と、 画像の明るさを調節する操作をされ操作位置に応じた出
    力信号を発生する操作手段と、 上記操作手段の出力信号を受け、その出力信号がダイナ
    ミックレンジの中間帯にあるときはオートモードと判定
    し、それ以外のときはマニュアルモードと判定し、その
    モードに応じて上記2つのスイッチング回路を切換制御
    するモード検出回路と、 オートモードからマニュアルモードへの切換時における
    絞り量をマニュアルモード中記憶保持する絞りホールド
    回路と、 オートモードからマニュアルモードへの切換時における
    上記ゲインコントロール系のゲインコントロール量をマ
    ニュアルモード中記憶保持するゲインホールド回路と、 を少なくとも備え、 マニュアルモードのときは上記絞りホールド回路の出力
    信号と上記操作手段の出力信号とを演算して得た信号を
    上記アイリス制御用スイッチング回路を介してその制御
    系に制御信号として入力し、且つ上記ゲインホールド回
    路の出力信号と上記操作手段の出力信号とを演算した信
    号を上記ゲインコトロール用スイッチング回路を介して
    ゲインコントロール系に制御信号として入力するように
    され、 上記操作手段を中間操作位置から一方の側に操作すると
    上記ゲインコントロール系のゲインがその操作によるモ
    ード切換時におけるゲインに保たれたままアイリスが開
    き、アイリスが開ききった後更に操作するとゲインコン
    トロール系のゲインが上昇するようにされ、 上記操作手段を中間操作位置から他方の側に操作すると
    絞り量がその操作によるモード切換時における絞り量に
    保たれたまま上記ゲインが低下し、そのゲインが最低値
    になった後更に操作するとゲインがそのままで絞り量が
    増えるようにされてなる ことを特徴とする撮像装置
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