JP2521663Y2 - 繊維巻取機のトラバース装置 - Google Patents

繊維巻取機のトラバース装置

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JP2521663Y2
JP2521663Y2 JP1989123396U JP12339689U JP2521663Y2 JP 2521663 Y2 JP2521663 Y2 JP 2521663Y2 JP 1989123396 U JP1989123396 U JP 1989123396U JP 12339689 U JP12339689 U JP 12339689U JP 2521663 Y2 JP2521663 Y2 JP 2521663Y2
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pulse
signal
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screw rod
reverse
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JPH0362063U (ja
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栄三 出野
敬祐 河西
宏 渡辺
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はガラス繊維などの繊維巻取機のトラバース装
置に関する。
B.従来の技術 この種の装置の一例として、スピンドルホルダがナッ
ト部材とそれに螺合したねじ棒を介して、該ねじ棒に接
続されたモータにより直線往復動されるものがあった。
そして、トラバース区間の両端に、近接センサが設け
られ、ナット部材が近接センサのところまでくると、セ
ンサの発信により、折り返していた。また近接センサの
位置を変えることにより、トラバース幅が変えられてい
た。
C.考案が解決しようとする課題 ところが、繊維が巻取られる紙管の幅方向中央を中心
にして、両側に対称にトラバース幅の調節を行う必要が
あるので、近接センサの位置の調節のための機構が複雑
となる。即ち、長さ方向の中央より両側で左右逆向きの
ねじを持ったねじ軸に2個1組の近接センサの取付台が
螺合され、このねじ軸をハンドルで回し、左右の近接セ
ンサが対称に動くようにしてあった。ところが、この近
接センサの配置・調節する機構は組立精度を要求される
ので時間ロスが大きく、部品点数も多くなりがちであっ
た。また、巻取途中で、トラバース幅を変更する場合に
は、センサをもう一組配置する必要が生じる。しかも、
センサによる設定のためトラバース幅が近似的になる。
本考案は上記課題を解決し、機構が簡単、かつ、組立
容易で、しかも、トラバース幅の調節が細かく、正確に
できるトラバース装置を提供することである。
D.課題を解決するための手段 この目的を達成するため、本考案の構成は次の通りと
する。即ち、スピンドルホルダがナット部材とそれに螺
合したねじ棒を介して、該ねじ棒に接続されたパルスモ
ータの回転により直線往復動されるものにおいて、パル
ス設定器と、前記パルスモータにパルスを与えるパルス
発生器と、前記モータへのパルスの極性切換信号を送り
モータの正逆転切換えを行う正逆転コントローラと、ト
ラバース幅(T)のトラバース区間の一端から外側に向
けて一定距離(S)の位置に設けられて前記ナット部材
の存在を感知する位置検出手段と、前記パルス発生器に
対してパルス発生を制御する制御信号を発生するととも
に、前記正逆転コントローラに対して極性切換えのため
の制御信号を発生させるドライバとを備え、前記モータ
に起動信号が入ってから前記位置検出手段よりの信号が
入るまでの間、前記ねじ棒を正転させ、前記位置検出手
段よりの信号が入ってから、距離(T+S)だけねじ棒
を逆転させ、その後に、距離(T)だけねじ棒の正転、
逆転を繰り返すようにしたものである。
より具体的には上記ドライバは、前記モータに起動信
号が入ってから、前記位置検出手段よりの信号が入るま
での間、前記ねじ棒を正転させる制御信号を発生させて
パルス発生器8に入力するとともに、パルスの極性切換
信号をコントローラ14に入力する第1ドライバと、前記
位置検出手段よりの信号が入ってから、距離(T+S)
だけねじ棒を逆転させる制御信号を発生させてパルス発
生器8に入力するとともに、パルスの極性切換信号をコ
ントローラ14に入力する第2ドライバと、該第2ドライ
バの信号発生後に距離(T)だけねじ棒を正転させ、そ
の後に同一距離だけ逆転させ、前記モータに停止信号が
入るまで以下同様に繰り返す制御信号を発生させてパル
ス発生器8に入力するとともに、パルスの極性切換信号
をコントローラ14に入力する第3ドライバとを含むこと
である。
E.作用 モータが起動されると、モータが正転し、スピンドル
ホルダが一方へ移動し、位置検出手段がそれを感知して
信号を出力し、その信号を受けてモータは逆転し、スピ
ンドルホルダは距離(T+S)だけ他方へ移動する。以
下、距離(T)だけ往復移動が繰り返される。
F.実施例 以下に本考案の実施態様を図面に示す一実施例にもと
づき説明する。第1図において、繊維Yを案内するスパ
イラルワイヤ1を固定したワイヤシャフト2がスピンド
ルホルダ3に回転自在に支持され、図外のモータにより
回転される。また、スピンドルホルダ3がナット部材4
とそれに螺合したボールねじ棒5を介して、該ねじ棒に
接続されたパルスモータ6により直線往復動される。
さてここで、パルス設定器7と、前記モータにパルス
を与えるパルス発生器8と、トラバース幅(T)のトラ
バース区間の一端から一定距離(S)の位置に設けられ
て前記ナット部材の存在を感知する位置検出手段9たる
近接スイッチが設けられる。
また、前記モータに起動信号が入ってから、前記位置
検出手段よりの信号が入るまでの間、前記ねじ棒を正転
させる制御信号を発生させてパルス発生器8に入力する
とともに、パルスの極性切換信号をコントローラ14に入
力する第1ドライバ11と、前記位置検出手段よりの信号
が入ってから、距離(T+S)だけねじ棒を逆転させる
制御信号を発生させてパルス発生器8に入力するととも
にパルスの極性切換信号をコントローラ14に入力する第
2ドライバ12と、該第2ドライバの信号発生後に距離
(T)だけねじ棒を正転させ、その後に同一距離だけ逆
転させ、前記モータに停止信号が入るまで以下同様に繰
り返す制御信号を発生させてパルス発生器8に入力する
とともに、パルスの極性切換信号をコントローラ14に入
力する第3ドライバ13が設けられる。14はモータ6の正
逆転を司るコントローラである。
以上において、作動状態を第2図のマイコン・フロー
チャートにもとづき説明する。スタートでモータ6が起
動されると、ステップ1でモータが正転し、スピンドル
ホルダ3が第1図で左方へ移動し、作動片10が位置検出
手段9に対向したとき、位置検出手段9がそれを感知し
て信号を出力し(ステップ2)、その信号を受けてモー
タ6は逆転する(ステップ3)。
次に区間p〜c間(距離S+T/2)でパルス発生器8
が設定パルス数を出力してスピンドルホルダ3が右方へ
移動し(ステップ4)、更に、区間c〜b間(距離T/
2)でパルス発生器8が設定パルス数を出力してスピン
ドルホルダ3が右方へ移動し(ステップ5)、b点でモ
ータ6が正転する(ステップ6)。
次にb〜c間でホルダ3が左方へ移動し(ステップ
7)、更に、区間c〜aで左方へ移動し(ステップ
8)、a点でモータ6が逆転し(ステップ9)、区間a
〜cでホルダが右方へ移動する(ステップ10)。以下同
様に距離(T)だけ左右往復動が繰り返される。
本考案は前記した実施例や実施態様に限定されず、実
用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の変
形を含む。
G.考案の効果 本考案の構成により、機構が簡単、かつ、組立容易
で、しかも、トラバース幅の調節が細かく正確にできる
こととなった。
また、位置検出手段がトラバース範囲Tの外側に設置
されるので、トラバース幅は自由に設定できるととも
に、トラバース範囲の中心を移動させることも容易であ
る。しかも、位置検出手段が1組で足りる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の系統図、第2図はマイコン
による自動制御のフローチャートである。 1…スパイラルワイヤ、2…ワイヤシャフト、3…スピ
ンドルホルダ、4…ナット部材、5…ねじ棒、6…モー
タ、7…パルス設定器、8…パルス発生器、9…位置検
出手段、10…作動片、11…第1ドライバ、12…第2ドラ
イバ、13…第3ドライバ、14…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 宏 京都府京都市右京区西院追分町25番地 株式会社島津製作所五条工場内 (56)参考文献 実開 昭55−160321(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドルホルダがナット部材とそれに螺
    合したねじ棒を介して、該ねじ棒に接続されたパルスモ
    ータの回転により直線往復動されるものにおいて、パル
    ス設定器と、前記パルスモータにパルスを与えるパルス
    発生器と、前記パルスモータへのパルスの極性切換信号
    を送りモータの正逆転切換えを行う正逆転コントローラ
    と、トラバース幅(T)のトラバース区間の一端から外
    側に向けて一定距離(S)の位置に設けられて前記ナッ
    ト部材の存在を感知する位置検出手段と、前記パルス発
    生器に対してパルス発生を制御する制御信号を発生する
    とともに、前記正逆転コントローラに対して極性切換え
    のための制御信号を発生させるドライバとを備え、前記
    モータに起動信号が入ってから前記位置検出手段よりの
    信号が入るまでの間、前記ねじ棒を正転させ、前記位置
    検出手段よりの信号が入ってから、距離(T+S)だけ
    ねじ棒を逆転させ、その後に、距離(T)だけねじ棒の
    正転、逆転を繰り返すようにしたことを特徴とする繊維
    巻取機のトラバース装置。
JP1989123396U 1989-10-20 1989-10-20 繊維巻取機のトラバース装置 Expired - Lifetime JP2521663Y2 (ja)

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JPH0362063U JPH0362063U (ja) 1991-06-18
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JPS55160321U (ja) * 1979-05-01 1980-11-18

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