JP2521357B2 - ブレ―キチュ―ブへの排気管熱遮断構造 - Google Patents

ブレ―キチュ―ブへの排気管熱遮断構造

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JP2521357B2 JP29914189A JP29914189A JP2521357B2 JP 2521357 B2 JP2521357 B2 JP 2521357B2 JP 29914189 A JP29914189 A JP 29914189A JP 29914189 A JP29914189 A JP 29914189A JP 2521357 B2 JP2521357 B2 JP 2521357B2
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の左右後輪ブレーキ油圧シリンダ
に油圧を供給させるブレーキチューブが排気管から放出
される熱で過熱されるのを防止するブレーキチューブへ
の排気管熱遮断構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車には、例えば、第6図に示したように、
前側の下フロア部1aに後側の上フロア部1cが立上り壁1b
を介して連設されているリヤフロア1が設けられ、上フ
ロア部1cの下方に燃料タンク2が配設され、リヤフロア
1及び燃料タンク2の下方に前後に延びる排気関3が配
設され、燃料タンク2と排気管3との間に遮熱板4が配
設された構成としたタイプのものがある。
このような自動車においては、左右後輪ブレーキ5,6
の油圧シリンダ(図示せず)に油圧を供給させるブレー
キチューブ7,8を、立上り壁1bと燃料タンク2との間の
間隙9に配設することにより配管長さを短くできる。
また、立上り壁1bと上フロア部1cには左右に延びるク
ロスメンバー10が固着され、間隙9にはクロスメンバー
10に沿って延びるデフメンバー11が配設されている。そ
して、ブレーキチューブ7,8は、このデフメンバー11上
に配設されている。図中、12はデフメンバー11に取り付
けられたリヤディファレンシャルである。
この構成においては、排気管3からの熱がブレーキチ
ューブ8側に対流により移動しても、ブレーキチューブ
8がデフメンバー11の作用により排気管3からの熱で過
熱されることはないので、ブレーキチューブ8内の油液
が排気管3からの熱で膨張し、ブレーキ性能を変化させ
るような事態が生ずることはない。
(発明が解決しようとする課題) しかし、間隙9にブレーキチューブ8が配設できるの
は、上延のようにデフメンバー11が配設されているタイ
プの自動車においてのみである。この様なデフメンバー
11がない第9図のようなタイプでは、排気管3からの熱
が対流により間隙9の上方に移動して集まり逃げないた
め、ブレーキチューブ8内の油液が排気管3からの熱で
加熱されて膨張し、ブレーキ性能を変化させるような事
態が生ずる。この様な事態は間隙9を大きくして熱が拡
散しやすくしても避けられない傾向がある。
従って、デフメンバー11のないタイプの自動車では、
第4図には破線で示すようにブレーキチューブ8を間隙
9に配設せずに熱が放散しやすい燃料タンク2の後方を
通すようにしていた。
しかし、この構造では、ブレーキチューブ8が燃料タ
ンク2を大きく迂回して配設されるため、ブレーキチュ
ーブ8の配管長さがながくなり、好ましくなかった。
そこで、この発明は、リヤフロアの立上り壁と燃料タ
ンクとの間隙にデフメンバーが配設されていないタイプ
の自動車において、この間隙にブレーキチューブを配設
して、ブレーキチューブの配管長さを短くしても、この
ブレーキチューブが排気管からの熱で加熱されることの
ないブレーキチューブへの排気管熱遮断構造を提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この発明は、前側の下フロ
ア部に後側の上フロア部を立上り壁を介して連設したリ
ヤフロアが設けられ、前記上フロア部の下方に燃料タン
クが配設され、前記リヤフロア及び燃料タンクの下方に
前後に延びる排気管が配設され、前記燃料タンクと排気
管との間に遮熱板が配設され、左右後輪ブレーキの油圧
シリンダに油圧を供給させるブレーキチューブが前記立
上り壁と燃料タンクとの間の間隙に配設されているブレ
ーキチューブへの排気管熱遮断構造であって、前記遮熱
板が前記立上り壁まで延設されているブレーキチューブ
への排気管熱遮断構造としたことを特徴とするものであ
る。
(作 用) この様な構成によれば、排気管からの熱が対流により
上昇したとしても、この熱は遮熱板の作用によりリヤフ
ロアの立上り壁と燃料タンクとの間の間隙に浸入できず
に遮熱板に沿って車両の前後方向に移動させられる。
(実 施 例) 以下、この発明の実施例を第1図〜第6図に基づいて
説明する。
第1図〜第3図中、13はリヤフロアである。このリヤ
フロアは、前側の下フロア部13aと、この下フロア部13a
の後端に連設された立上り壁13bと、この立上り壁13bの
上端に後方に向けて連設された上フロア部13cを有す
る。そして、この立上り壁13bと上フロア部13cには、こ
れらに跨って左右に延びるクロスメンバー14が固着され
ている。
また、この上フロア部13cの下方には燃料タンク15が
配設され、この燃料タンケ15と立上り壁13bとの間には
間隙16が形成されている。そして、リヤフロア13及び燃
料タンク15の下方には前後に延びる排気管17が配設され
ている(第4図参照)。尚、第4図中、18,19は自動車
左右の後輪、20,21は後輪18,19のブレーキ装置である。
このブレーキ装置20,21の油圧式のブレーキシリンダ
(図示せず)には、図示しないマスターシリンダーから
のブレーキチューブ22,23が接続されている。このブレ
ーキチューブ22,23はマスターシリンダから間隙16まで
は排気管17と平行に且つ排気管17から側方に離間して配
管されている。また、ブレーキチューブ23は、間隙16内
の上部にクロスメンバー14に沿って配設された後、燃料
タンク15に沿ってブレーキ装置19まで配設されている。
この構成は、ブレーキチューブ23を破線で示した従来の
ブレーキチューブ8の配管と比べて、迂回量A+B分だ
け短くできることになる。
さらに、燃料タンク15と排気管17との間には燃料タン
ク15に沿って前後に延びる遮熱板24が配設され、下フロ
ア部13aと排気管17との間には下フロア部13aに沿って前
後に延びる遮熱板25が配設されている。しかも、遮熱板
24は、リヤフロア13の立上り壁13bの下端近傍まで延び
ていると共に、遮熱板25に密接されられている。
この構造により、排気管13からの熱26が対流により間
隙16側に上昇しても、この熱は遮熱板24,25の作用によ
り矢印26,27の如く前後に移動させられて、間隙16の上
方に滞留するような事態が生ずることがなくなる。この
結果、エンジン始動後のブレーキチューブ23内の油液の
温度上昇は、従来第5図の曲線Xの如く変化していたの
が、本実施例によれば曲線Yの如く従来よりも低減し
た。
(発明の効果) この発明は、以上説明したように、前側の下フロア部
に後側の上フロア部を立上り壁を介して連設したリヤフ
ロアが設けられ、前記上フロア部の下方に燃料タンクが
配設され、前記リヤフロア及び燃料タンクの下方に前後
に延びる排気管が配設され、前記燃料タンクと排気管と
の間に遮熱板が配設され、左右後輪ブレーキの油圧シリ
ンダに油圧を供給させるブレーキチューブが前記立上り
壁と燃料タンクとの間の間隙に配設されているブレーキ
チューブへの排気管熱遮断構造であって、前記遮熱板が
前記立上り壁まで延設されている構成としたので、リヤ
フロアの立上り壁と燃料タンクとの間の間隙にデフメン
バーが配設されていないタイプの自動車において、この
間隙にブレーキチューブを配設して、ブレーキチューブ
の配管長さを短くしても、このブレーキチューブが排気
管からの熱で加熱されのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの発明に係るブレーキチューブへの
排気管熱遮断構造の一実施例を示したもので、 第1図は第3図のI−I線に沿う断面図、 第2図は第3図をII方向から見た概略説明図、 第3図はリヤフロアとブレーキチューブとの関係を示す
概略平面図、 第4図は燃料タンク,ブレーキチューブ,後輪等の配置
図、 第5図は第9図の従来構造のものとこの発明の構造のも
のによるブレーキチューブ内の温度上昇特性図である。 第6図〜第8図は従来のブレーキチューブへの排気管熱
遮断構造の一例を示したもので、 第6図はリヤフロアの概略断面図、 第7図は第6図の燃料タンクとブレーキチューブ等の配
置図、 第8図は第7図のVIII−VIII線に沿う説明図である。 第9図は第6図のクロスメンバーがない場合の従来のブ
レーキチューブへの排気管熱遮断構造例を示した断面図
である。 13……リヤフロア 13a……下フロア 13b……立上り壁 13c……上フロア 15……燃料タンク 16……間隙 17……排気管 20,21……ブレーキ 22,23……ブレーキチューブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側の下フロア部に後側の上フロア部を立
    上り壁を介して連設したリヤフロアが設けられ、前記上
    フロア部の下方に燃料タンクが配設され、前記リヤフロ
    ア及び燃料タンクの下方に前後に延びる排気管が配設さ
    れ、前記燃料タンクと排気管との間に遮熱板が配設さ
    れ、左右後輪ブレーキの油圧シリンダに油圧を供給させ
    るブレーキチューブが前記立上り壁と燃料タンクとの間
    の間隙に配設されているブレーキチューブへの排気管熱
    遮断構造であって、 前記遮熱板が前記立上り壁まで延設されていることを特
    徴とするブレーキチュープへの排気管熱遮断構造。
JP29914189A 1989-11-17 1989-11-17 ブレ―キチュ―ブへの排気管熱遮断構造 Expired - Lifetime JP2521357B2 (ja)

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JPH11115749A (ja) * 1997-10-21 1999-04-27 Suzuki Motor Corp ブレーキパイプの配管構造
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