JP2521037Y2 - 階段手摺子用取付金具 - Google Patents

階段手摺子用取付金具

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JP2521037Y2
JP2521037Y2 JP5794591U JP5794591U JP2521037Y2 JP 2521037 Y2 JP2521037 Y2 JP 2521037Y2 JP 5794591 U JP5794591 U JP 5794591U JP 5794591 U JP5794591 U JP 5794591U JP 2521037 Y2 JP2521037 Y2 JP 2521037Y2
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博文 田中
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Nippon Paper Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、階段の手摺の傾斜に関
係無く手摺子を容易に手摺に取り付けることができる階
段手摺子用取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に階段の片側又は両側には、下端を
踏板の上面に固定された棒である手摺子の上端に手摺が
固定されている構造の手摺体が設けられている場合が非
常に多い。このような構造の手摺体を施工するには、踏
板の上面と手摺の裏面との所定位置にそれぞれ嵌合孔を
予め穿設しておいてこの両者の嵌合孔に手摺子の下端と
上端とをそれぞれ嵌入させて固定する方法か、図7に示
すような手摺9の裏面に固定するためのビスが貫通せし
められるビス孔が設けられている固定板10の略中央部の
下面に手摺子8の上端が嵌入される手摺子キャップ11が
固定板10に対して手摺9の傾斜角に合わせて斜めに固定
されている取付金具を用意し踏板に取り付た手摺子8の
上端を取付金具の手摺子キャップ11に嵌入した後に踏板
と手摺9の相対する位置を決めてからビスで手摺9の裏
面に取付金具の固定板10を固定させる方法かのいずれか
の方法が実施されていた。
【0003】しかしながら、前者の方法は、手摺の裏面
の所定位置に正確にしかも手摺の傾斜角度に合わせて斜
めに手摺子用の嵌合孔を穿設しなければならないので、
その作業が非常に面倒であるという欠点があった。また
後者の方法は、手摺の傾斜角度が一定の場合のみに有効
であって手摺の傾斜角度が異なるとその傾斜角度に合わ
せた別の取付金具を準備しなければならないという欠点
があった。すなわち、手摺の傾斜角度は一般的に35〜
45度の間ではあるが設置場所によって角度が異なるた
め、この方法を採用しようとすると手摺の傾斜角度に応
じた多種類の取付金具が必要となり、その結果種々の角
度の取付金具を製造しなければならないという煩雑さと
保管等の管理面においても不経済であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記したよ
うな従来技術の欠点を解消し、手摺の傾斜角度に関係無
く1種類の取付金具で手摺子と手摺とを簡単に固定でき
る階段手摺子用取付金具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者は上記課題を解
決すべく鋭意研究の結果、階段手摺子用取付金具を、手
摺の裏面に固定するためのビス貫通用のビス孔を設けら
れている固定部材の中央部に略長方形状の開口部を設け
この開口部の長辺と平行にピン受け片を上方に突設さ
せ、下端開口部から手摺子の上端が嵌入される手摺子キ
ャップを前記固定部材の開口部に貫通して位置せしめて
前記ピン受け片に設けられているピン孔に挿通されてい
るピンで該固定部材に対して揺動自在に装着する構造と
すれば、手摺子の上端が挿入される手摺の裏面に手摺子
キャップが手摺の長手方向に揺動回転できる程度の孔を
穿設しておくことによって、1種類の取付金具で手摺の
傾斜角度に関係無く手摺子と手摺とを固定できることを
究明して本考案を完成したのである。
【0006】
【実施例】以下、図面により本考案に係る階段手摺子用
取付金具の実施例について詳細に説明する。図1は本考
案に係る階段手摺子用取付金具の1実施例を示す斜視
図、図2は図1に示した階段手摺子用取付金具の一部で
ある固定部材の斜視図、図3は同じく図1に示した階段
手摺子用取付金具の一部である手摺子キャップの斜視
図、図4は同じく図1に示した階段手摺子用取付金具の
平面図、図5は本考案に係る階段手摺子用取付金具の他
の実施例の斜視図、図6は本考案に係る階段手摺子用取
付金具の1実施例の使用状態を示す断面説明図である。
【0007】図面中、1は本考案に係る階段手摺子用取
付金具の一部である固定部材であって、手摺9の裏面に
固定するためのビスが貫通せしめられるビス孔3を設け
られていて中央部に略長方形状の開口部2を有しこの開
口部2の長辺と平行にピン受け片4が上方に突設されて
おり、このピン受け片4にはピン孔5が貫通穿設せしめ
られている。このピン受け片4としては、図1〜4に示
す実施例のように開口部2の両側の長辺縁より上方に突
設されている場合と、図5に示すように開口部2の中央
部に突設されている場合とがある。
【0008】6は固定部材1の開口部2に貫通して位置
せしめられており固定部材1のピン受け片4に設けられ
ているピン孔5に挿通されているピン7で固定部材1に
揺動自在に装着されており下端開口部から手摺子8の上
端が嵌入される手摺子キャップであり、この手摺子キャ
ップ6としては下部(通常、ピン7が挿通されている部
分より下方)が手摺子8の上端が嵌入可能な円筒形状や
角筒形状などのパイプ状(図示した実施例では先細りの
円筒形)であり、上部は図1〜4に示す実施例のように
パイプ状の場合と、図5に示すようにピン受け片4が開
口部2の中央部に突設されている場合にはこのピン受け
片4を挟持するように間隙を設けて分割されている場合
とがあり、上端は閉塞されていても、開口されていても
良い。
【0009】
【作用】かかる構造の本考案に係る階段手摺子用取付金
具を使用するには、先ず踏板の上面に穿設した孔に手摺
子8の下端を固定した後、手摺子5の上端を本考案に係
る階段手摺子用取付金具の手摺子キャップ6の下部の開
口部内に嵌入して手摺子8と手摺子キャップ6とを固定
する。次いで、手摺9の裏面であって手摺子8の上端が
固定されるべき位置と相対する位置に予め手摺子キャッ
プ6の直径よりもその幅が僅かに広く且つ手摺子キャッ
プ6が手摺9の長手方向に揺動回転できる程度に穿設さ
れている手摺9の孔内に手摺子キャップ6の上端及びピ
ン受け片4が位置するように挿入すると共に手摺9の裏
面と固定部材1の上面とを当接せしめ、しかる後に固定
部材1のビス孔3を貫通せしめたビスを手摺9の裏面に
固定して図6に示す状態にすれば、手摺子8は本考案に
係る階段手摺子用取付金具を介して手摺9の裏面に固定
されるのである。
【0010】このような取付作業において、手摺9の裏
面に固定される固定部材1と手摺子8に嵌着されて固定
される手摺子キャップ6とは、固定部材1の中央部の略
長方形状の開口部2の長辺と平行に上方に突設されてい
るピン受け片4と、固定部材1の開口部2に貫通して位
置せしめられている手摺子キャップ6とがピン受け片4
に設けられているピン孔5に挿通されているピン7で揺
動自在に装着されていて、且つ手摺子8の上端が嵌入さ
れた手摺子キャップ6は手摺子キャップ6が手摺9の長
手方向に揺動回転できる程度に穿設されている手摺9の
孔内に位置しているので、手摺9の裏面と手摺子8との
なす角度が変化してもその角度に簡単に合わせることが
できるので1種類の取付金具で手摺子8を手摺9に固定
できるのである。
【0011】
【考案の効果】以上詳述した如く本考案に係る階段手摺
子用取付金具は、従来の階段手摺子取付用の固定式取付
金具のように手摺子キャップが固定板に対して一定の傾
斜角で斜めに固定されている構造ではないので手摺が限
られた傾斜角度の場合にしか使用できないという欠点が
解消でき、また取付金具を使用しない従来の手摺の裏面
の所定位置に正確にしかも手摺の傾斜角度に合わせて斜
めに手摺子用の嵌合孔を穿設しないでかなりルーズな孔
を穿設するだけで任意の手摺の傾斜角度の手摺に1種類
の階段手摺子用取付金具で対応できるのであり、その実
用的価値の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る階段手摺子用取付金具の1実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1に示した階段手摺子用取付金具の一部であ
る固定部材の斜視図である。
【図3】同じく図1に示した階段手摺子用取付金具の一
部である手摺子キャップの斜視図である。
【図4】同じく図1に示した階段手摺子用取付金具の平
面図である。
【図5】本考案に係る階段手摺子用取付金具の他の実施
例の斜視図である。
【図6】本考案に係る階段手摺子用取付金具の1実施例
の使用状態を示す断面説明図である。
【図7】従来の階段手摺子取付用の固定式取付金具の1
例の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定部材 2 開口部 3 ビス孔 4 ピン受け片 5 ピン孔 6 手摺子キャップ 7 ピン 8 手摺子 9 手摺 10 固定板 11 手摺子キャップ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手摺(9)の裏面に固定するためのビスが
    貫通せしめられるビス孔(3)を設けられていて中央部に
    略長方形状の開口部(2)を有し該開口部(2)の長辺と平
    行にピン受け片(4)が上方に突設されている固定部材
    (1)と、該固定部材(1)の開口部(2)に貫通して位置せ
    しめられており前記ピン受け片(4)に設けられているピ
    ン孔(5)に挿通されているピン(7)で該固定部材(1)に
    揺動自在に装着されており下端開口部から手摺子(8)の
    上端が嵌入される手摺子キャップ(6)とより成ることを
    特徴とする階段手摺子用取付金具。
  2. 【請求項2】 ピン受け片(4)が開口部(2)の両側の長
    辺縁より上方に突設されている請求項1に記載の階段手
    摺子用取付金具。
  3. 【請求項3】 ピン受け片(4)が開口部(2)の中央部に
    突設されている請求項1に記載の階段手摺子用取付金
    具。
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