JP2521029Y2 - マストローラ用円筒ころ軸受 - Google Patents
マストローラ用円筒ころ軸受Info
- Publication number
- JP2521029Y2 JP2521029Y2 JP1990404141U JP40414190U JP2521029Y2 JP 2521029 Y2 JP2521029 Y2 JP 2521029Y2 JP 1990404141 U JP1990404141 U JP 1990404141U JP 40414190 U JP40414190 U JP 40414190U JP 2521029 Y2 JP2521029 Y2 JP 2521029Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- cylindrical roller
- mast
- peripheral surface
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/60—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
- F16C33/605—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings with a separate retaining member, e.g. flange, shoulder, guide ring, secured to a race ring, adjacent to the race surface, so as to abut the end of the rolling elements, e.g. rollers, or the cage
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/26—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、フォークリフトのマ
ストローラ用軸受に関する。
ストローラ用軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】フォークリフトトラックのマストに用い
られるマストローラ用軸受には、通常、ラジアル荷重に
加え、アキシャル荷重も負荷されるため、深溝玉軸受が
用いられているが、フォークリフトの大型化で、負荷容
量の増大が必要の場合には、止むなく円筒ころ軸受を用
いている。
られるマストローラ用軸受には、通常、ラジアル荷重に
加え、アキシャル荷重も負荷されるため、深溝玉軸受が
用いられているが、フォークリフトの大型化で、負荷容
量の増大が必要の場合には、止むなく円筒ころ軸受を用
いている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、フォークリフ
トトラックのマストに用いられるマストローラ用軸受に
円筒ころ軸受を用いる場合、鍔付内輪形式は、誤差隙間
やグリース漏れの発生のために設計上、使用できないの
で、ころ止め輪を用いる形式がとられている。
トトラックのマストに用いられるマストローラ用軸受に
円筒ころ軸受を用いる場合、鍔付内輪形式は、誤差隙間
やグリース漏れの発生のために設計上、使用できないの
で、ころ止め輪を用いる形式がとられている。
【０００４】その際、アキシャル荷重を受けるために図
３のような通常のころ止め輪を用いると、ころ止め輪の
かじり、摩損、脱れ等の問題がある。そこで、この考案
は、フォークリフトのマストローラ用の円筒ころ軸受に
おけるスラスト荷重を受けるためのころ止め輪がかじ
り、摩損、脱れ等が生じないようにするものである。
３のような通常のころ止め輪を用いると、ころ止め輪の
かじり、摩損、脱れ等の問題がある。そこで、この考案
は、フォークリフトのマストローラ用の円筒ころ軸受に
おけるスラスト荷重を受けるためのころ止め輪がかじ
り、摩損、脱れ等が生じないようにするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案によるマストロ
ーラ用円筒ころ軸受マストローラ用軸受は、内輸、外輪
及び円筒ころから構成され、内輪の外周面には軌道面の
外側に止め輪溝が形成され、内輸の外周面に外端から嵌
挿された円筒ころより硬度が低いスラスト輸の内側面
は、円筒ころの端面に当接され、内輸の止め輪溝に嵌着
されたスラスト輪より硬度が低い止め輪の軸受内部側の
側面は、スラスト輪の外側面に当接されている。そして
止め輪は、内周面の一側が狭厚の環状突起部として形成
された断面Ｌ字形であり、環状突起部５１が内輸の止め
輸溝に嵌り込み、環状突起部以外の内周面は、内輪の外
周面に嵌合され、更に円周方向における切欠部が外開き
傾斜面となっている。
ーラ用円筒ころ軸受マストローラ用軸受は、内輸、外輪
及び円筒ころから構成され、内輪の外周面には軌道面の
外側に止め輪溝が形成され、内輸の外周面に外端から嵌
挿された円筒ころより硬度が低いスラスト輸の内側面
は、円筒ころの端面に当接され、内輸の止め輪溝に嵌着
されたスラスト輪より硬度が低い止め輪の軸受内部側の
側面は、スラスト輪の外側面に当接されている。そして
止め輪は、内周面の一側が狭厚の環状突起部として形成
された断面Ｌ字形であり、環状突起部５１が内輸の止め
輸溝に嵌り込み、環状突起部以外の内周面は、内輪の外
周面に嵌合され、更に円周方向における切欠部が外開き
傾斜面となっている。
【０００６】
【作用】フォークリフトトラックのフォークの軸の両端
に固着された上記のマストローラ用円筒ころ軸受は、断
面コ字形のマストに嵌め込まれ、外輪の外周面がマスト
の対向案内面に接触案内されて転動し、それによりラジ
アル荷重・アキシャル荷重が支承されながらフォークは
上下動し得る。上記のマストローラ用円筒ころ軸受に加
わるラジアル荷重は、円筒ころで支承されると共に、ア
キシャル荷重は、スラスト輪を介して止め輪により弾性
的に支承され、止め輪は、環状突起部が内輪の止め輪溝
に嵌り込み、且つ環状突起部以外の内周面が内輪の外周
面に嵌合されるているので、モーメント荷重に対しても
対抗し得る。
に固着された上記のマストローラ用円筒ころ軸受は、断
面コ字形のマストに嵌め込まれ、外輪の外周面がマスト
の対向案内面に接触案内されて転動し、それによりラジ
アル荷重・アキシャル荷重が支承されながらフォークは
上下動し得る。上記のマストローラ用円筒ころ軸受に加
わるラジアル荷重は、円筒ころで支承されると共に、ア
キシャル荷重は、スラスト輪を介して止め輪により弾性
的に支承され、止め輪は、環状突起部が内輪の止め輪溝
に嵌り込み、且つ環状突起部以外の内周面が内輪の外周
面に嵌合されるているので、モーメント荷重に対しても
対抗し得る。
【０００７】
【実施例】この考案の実施例のマストローラ用円筒ころ
軸受を図面に従って説明する。内輪１、外輪２及び円筒
ころ３から構成されている図１に示すマストローラ用円
筒ころ軸受の内輪１の内周面において、軌道面11を間に
して一側には鍔12が形成され、他側には、角溝である止
め輪溝13が形成されている。外輪２の軌道溝21と内輪１
の軌道面11との間に嵌装された円筒ころ３の一端面が鍔
12に当接され、内輪１に鍔なし端から嵌挿されたスラス
ト輪４の研磨された内側面は、円筒ころ３の他端面に当
接されている。内輪１の鍔なし端における止め輪溝13に
嵌着された止め輪５の内側面は、スラスト輪４の外側面
に当接されている。
軸受を図面に従って説明する。内輪１、外輪２及び円筒
ころ３から構成されている図１に示すマストローラ用円
筒ころ軸受の内輪１の内周面において、軌道面11を間に
して一側には鍔12が形成され、他側には、角溝である止
め輪溝13が形成されている。外輪２の軌道溝21と内輪１
の軌道面11との間に嵌装された円筒ころ３の一端面が鍔
12に当接され、内輪１に鍔なし端から嵌挿されたスラス
ト輪４の研磨された内側面は、円筒ころ３の他端面に当
接されている。内輪１の鍔なし端における止め輪溝13に
嵌着された止め輪５の内側面は、スラスト輪４の外側面
に当接されている。
【０００８】止め輪５は、内周面の一側が狭厚の環状突
起部51として形成され、図示のように断面Ｌ字形であ
り、円周方向における切欠部（合口部）は、図２に示す
ように環状突起部51を除いて６０乃至１２０度の外開き
傾斜面（Ｖ字形面）となっている。そうして、内輪１の
止め輪溝13には、止め輪５の環状突起部51が嵌り込み、
環状突起部51以外の内周面は、内輪１の外周面に嵌合さ
れる。
起部51として形成され、図示のように断面Ｌ字形であ
り、円周方向における切欠部（合口部）は、図２に示す
ように環状突起部51を除いて６０乃至１２０度の外開き
傾斜面（Ｖ字形面）となっている。そうして、内輪１の
止め輪溝13には、止め輪５の環状突起部51が嵌り込み、
環状突起部51以外の内周面は、内輪１の外周面に嵌合さ
れる。
【０００９】スラスト輪４の材料は円筒ころ３より硬度
が低く、例えばＨＲＣ４５乃至５８であり、止め輪５の
材料はスラスト輪４より硬度が低く、例えばＨＲＣ４０
乃至５０である。内輪１・外輪２の両側にはシール６，
６が嵌装されている。円筒ころ軸受は、必要に応じて総
ころ軸受であってもよい。
が低く、例えばＨＲＣ４５乃至５８であり、止め輪５の
材料はスラスト輪４より硬度が低く、例えばＨＲＣ４０
乃至５０である。内輪１・外輪２の両側にはシール６，
６が嵌装されている。円筒ころ軸受は、必要に応じて総
ころ軸受であってもよい。
【００１０】フォークリフトトラックのフォークの軸Ｓ
の両端に固着された上記のマストローラ用円筒ころ軸受
は、図３に示すように断面コ字形のマストＭに嵌め込ま
れ、外輪２の外周面がマストの対向案内面に接触案内さ
れて転動し、それによりラジアル荷重・アキシャル荷重
が支承されながらフォークは上下動し得る。
の両端に固着された上記のマストローラ用円筒ころ軸受
は、図３に示すように断面コ字形のマストＭに嵌め込ま
れ、外輪２の外周面がマストの対向案内面に接触案内さ
れて転動し、それによりラジアル荷重・アキシャル荷重
が支承されながらフォークは上下動し得る。
【００１１】上記のマストローラ用円筒ころ軸受に加わ
るラジアル荷重は、円筒ころ３で支承されると共に、ア
キシャル荷重は、スラスト輪４を介して止め輪５により
弾性的に支承され、止め輪５は、環状突起部51が内輪１
の止め輪溝13に嵌り込み、且つ環状突起部51以外の内周
面が内輪１の外周面に嵌合されるているので、モーメン
ト荷重に対しても対抗し得る。
るラジアル荷重は、円筒ころ３で支承されると共に、ア
キシャル荷重は、スラスト輪４を介して止め輪５により
弾性的に支承され、止め輪５は、環状突起部51が内輪１
の止め輪溝13に嵌り込み、且つ環状突起部51以外の内周
面が内輪１の外周面に嵌合されるているので、モーメン
ト荷重に対しても対抗し得る。
【００１２】
【考案の効果】この考案のマストローラ用円筒ころ軸受
は、玉軸受に比し、同じ大きさで負荷容量が増大する
上、切欠部（合口部）が外開き傾斜面（Ｖ字形面）とな
っているので、回転方向がいずれの方向でも放射方向の
力成分が止め輪に加わらないので、止め輪の脱落は生じ
ない上、円筒ころがスラスト輪に接触して転動するので
止め輪の切欠部に接触するための円筒ころのつまりが防
止される。止め輪は、円筒ころに直接接触しないで、円
筒ころより硬度の低いスラスト輪に接触するので摩損が
少ない。
は、玉軸受に比し、同じ大きさで負荷容量が増大する
上、切欠部（合口部）が外開き傾斜面（Ｖ字形面）とな
っているので、回転方向がいずれの方向でも放射方向の
力成分が止め輪に加わらないので、止め輪の脱落は生じ
ない上、円筒ころがスラスト輪に接触して転動するので
止め輪の切欠部に接触するための円筒ころのつまりが防
止される。止め輪は、円筒ころに直接接触しないで、円
筒ころより硬度の低いスラスト輪に接触するので摩損が
少ない。
【００１３】そうして、止め輪は、環状突起部が内輪の
止め輪溝に嵌り込み、且つ環状突起部以外の内周面が内
輪の外周面に嵌合されるているので、アキシャル荷重が
弾性的に支承され、且つモーメント荷重に対しても対抗
し得て、かじり、摩損、脱れ等が生じ難い。
止め輪溝に嵌り込み、且つ環状突起部以外の内周面が内
輪の外周面に嵌合されるているので、アキシャル荷重が
弾性的に支承され、且つモーメント荷重に対しても対抗
し得て、かじり、摩損、脱れ等が生じ難い。
【図１】この考案の実施例におけるマストローラ用円筒
ころ軸受の断面図である。
ころ軸受の断面図である。
【図２】この考案の実施例におけるマストローラ用円筒
ころ軸受の止め輪の部分図である。
ころ軸受の止め輪の部分図である。
【図３】この考案の実施例におけるマストローラ用円筒
ころ軸受のフォークリフトのマストへの取付構成図であ
る。
ころ軸受のフォークリフトのマストへの取付構成図であ
る。
１ 内輪 11 軌道面 12 鍔 13 止め輪溝 ２ 外輪 ３ 円筒ころ ４ スラスト輪 ５ 止め輪 51 環状突起部 52 切欠部 ６ シール
Claims (3)
- 【請求項１】 内輸、外輪及び円筒ころから構成されて
いるマストローラ用円筒ころ軸受において、内輸の外周
面には軌道面の外側に止め輪溝が形成され、内輪の外周
面に外端から嵌挿されたスラスト輪の内側面は、円筒こ
ろの端面に当接され、内輪の止め輸溝に嵌着される止め
輪は、内周面の一側が狭厚の環状突起部として形成され
た断面Ｌ字形であり、環状突起部が内輸の止め輸溝に嵌
り込み、環状突起部以外の内周面は、内輪の外周面に嵌
合され、止め輪の軸受内部側の側面は、スラスト輪の外
側面に当接されていることを特徴とするマストローラ用
円筒ころ軸受。 - 【請求項２】 止め輸は、円周方向における切欠部が外
開き傾斜面となつている請求項１に記載のマストローラ
用円筒ころ軸受。 - 【請求項３】 スラスト輪は円筒ころより硬度が低く、
止め輪はスラスト輸より硬度が低い請求項１又は請求項
２に記載のマストローラ用円筒ころ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990404141U JP2521029Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | マストローラ用円筒ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990404141U JP2521029Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | マストローラ用円筒ころ軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0490716U JPH0490716U (ja) | 1992-08-07 |
| JP2521029Y2 true JP2521029Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31881818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990404141U Expired - Lifetime JP2521029Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | マストローラ用円筒ころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2521029Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001151103A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鉄道車両用歯車装置の軸受構造 |
| JP5822383B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-11-24 | 住友重機械工業株式会社 | 減速装置 |
| US9216648B2 (en) | 2011-07-08 | 2015-12-22 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Wheel driving device |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50119831U (ja) * | 1974-03-18 | 1975-09-30 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP1990404141U patent/JP2521029Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0490716U (ja) | 1992-08-07 |
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