JP2520776B2 - ナフチルチオアルキルカルボン酸誘導体 - Google Patents

ナフチルチオアルキルカルボン酸誘導体

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JP2520776B2 JP2211891A JP21189190A JP2520776B2 JP 2520776 B2 JP2520776 B2 JP 2520776B2 JP 2211891 A JP2211891 A JP 2211891A JP 21189190 A JP21189190 A JP 21189190A JP 2520776 B2 JP2520776 B2 JP 2520776B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬品の製造中間体として有用な、一般式 (式中のR1は水素原子、カルボキシ基、炭素数2〜7の
アルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアルキル基で
モノまたはジ置換されたカルバモイル基、5〜7員環の
シクロアルキル基でモノ置換されたカルバモイル基、炭
素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコキ
シ基であり、R2は炭素数1〜10のアルキル基であり、R3
は炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基であり、
Yは炭素数1〜4のアルキレン基であり、nは1または
2である)で表されるナフチルチオアルキルカルボン酸
誘導体に関するものである。
さらに詳しく述べれば、本発明は、コレシストキニン
(cholecystokinin、以下CCKという)受容体拮抗作用を
示し、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎など
の疾患の予防および治療剤として有用な、一般式 (式中のR4は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基また
はベンジル基であり、R1、R2、Yおよびnは前記と同じ
意味をもつ)であらわさるナフチルスルホニルアルキル
カルボン酸誘導体の製造中間体として有用な一般式
(I)で表されるナフチルチオアルキルカルボン酸誘導
体に関するものである。
従来の技術 CCKはガストリン(gastrin)、セクレチン(secreti
n)と並ぶ代表的な消化管ホルモンで、特に膵外分泌刺
激、胆嚢収縮等に関与するホルモンであることが知られ
ている。
近年、CCKに関する研究が進められ、各種疾患におけ
るCCKの関与について解明されてきた。
その結果、特異的、競合的かつ可逆的なCCK受容体拮
抗剤が過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎など
の疾患の予防および治療剤として期待されるようにな
り、注目を集めている。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的はCCK受容体拮抗作用を有し、過敏性大
腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎などの疾患の予防お
よび治療剤として有用な前記一般式(II)で表されるナ
フチルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体の製造中間
体として有用な前記一般式(I)で表されるナフチルチ
オアルキルカルボン酸誘導体を提供することである。
課題を解決するための手段 前記一般式(II)で表されるナフチルスルホニルアル
キルカルボン酸誘導体は強力なCCK受容体拮抗作用を有
し、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎などの
疾患の予防および治療剤として有用である。
本発明の前記一般式(I)で表されるナフチルチオア
ルキルカルボン酸誘導体は、これを適当な酸化剤で酸化
し、必要に応じ加水分解あるいは加水素分解することに
より、きわめて容易に収率よく前記一般式(II)の化合
物に導くことができる。
本発明の一般式(I)で表されるナフチルチオアルキ
ルカルボン酸誘導体は新規な化合物であり、以下のよう
にして製造することができる。
すなわち、一般式 (式中のR3およびnは前記と同じ意味をもつ)で表され
るナフチルチオアルキルカルボン酸誘導体またはその反
応性官能的誘導体と、一般式 (式中のR1、R2およびYは前記と同じ意味をもつ)で表
されるアミン類とを反応させることにより製造すること
ができる。
本発明の一般式(I)の化合物の製造方法において出
発原料として用いられる前記一般的(III)の化合物は
新規化合物であり、以下のようにして製造することがで
きる。
すなわち、式 で表される2−ナフタレンチオールと、一般式 (式中のAおよびBはそれぞれシアノ基または炭素数2
〜5のアルコキシカルボニル基であるかあるいはAが炭
素数2〜5のアルコキシカルボニル基でBがカルボキシ
基またはそのアルカリ金属塩であり、nは前記と同じ意
味をもつ)で表される化合物とをルイス塩基またはルイ
ス酸触媒の存在下に反応して、一般式 (式中のA、Bおよびnは前記と同じ意味をもつ)で表
される化合物を製し、必要に応じこれを適当な方法によ
り加水分解、モノエステル化を行うことにより得ること
ができる。
本発明の一般式(I)で表されるナフチルチオアルキ
ルカルボン酸誘導体は不斉炭素を有しており、2種の光
学異性体が存在するが、本発明においてはR体、S体ま
たはその混合物のいずれも含まれる。
発明の効果 本発明の一般式(I)で表されるナフチルチオアルキ
ルカルボン酸誘導体は、適当な酸化剤、例えば、m−ク
ロロ過安息香酸を用いて酸化し、必要に応じて加水分解
あるいは加水素分解することにより極めて容易に、収率
よく一般式(II)で表されるナフチルスルホニルアルキ
ルカルボン酸誘導体に導くことができる。
このようにして、本発明の一般式(I)の化合物から
製造される一般式(II)で表される化合物はCCK受容体
拮抗作用を有し、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急
性膵炎などの疾患治療剤として有用である。
例えば、(R)−4−〔N−(3−メトキシプロピ
ル)−N−ペチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチル
スルホニル)ペンタン酸は125IでラベルしたCCK−8を
用いたラット摘出膵臓のCCK受容体に対するバインディ
ングアッセイにおいて、1.2×10-7モル濃度で50%結合
抑制(IC50)を示し、CCK−8を用いたモルモット摘出
胆嚢での胆嚢収縮抑制試験において2.8×10-6モル濃度
で50%結合抑制(IC50)を示す。
実施例 本発明の内容を以下の参考例および実施例でさらに詳
細に説明する。なお、各参考例および実施例中の化合物
の融点はすべて未補正である。
参考例1 4−メトキシカルボニル−2−(2−ナフチルチオメ
チル)酪酸 2−ナフタレンチオール10.0gと2−メチレングルタ
ロニトリル6.8mlをエタノール150mlに溶かし、トリトン
B(40%メタノール溶液)10滴を加えたのち2時間加熱
還流させた。反応液を減圧下に濃縮後、クロロホルムで
抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去後、残留物を酢酸エチル−ヘキサン
より再結晶し、融点52〜55℃の2−(2−ナフチルチオ
メチル)グルタロニトリル15.6gを得た。
元素分析値:(C16H14N2Sとして) C% H% N% 計算値 72.15 5.50 10.52 実測値 71.98 5.24 10.41 IR(KBr):νCN 2245cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.95〜2.3(2H,m),2.4〜2.7(2H,m),2.8〜2.95
(1H,m),3.13(1H,dd,J=7.1,13.7Hz),3.30(1H,dd,J
=6.6,13.7Hz),7.4〜7.6(3H,m),7.75〜8.0(4H,m) 2−(2−ナフチルチオメチル)グルタロニトリル1
5.5gを酢酸70mlに溶かし、濃塩酸70mlを加え17時間加熱
還流させた。反応液を減圧下に濃縮し、ジエチルエーテ
ルを加え不溶物をろ去後、水洗したのち炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え振り混ぜた。水層を塩酸で酸性とした
のち、ジエチルエーテルで抽出し、水洗後無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物を
ジエチルエーテル−ヘキサンより再結晶し、融点140〜1
42℃の2−(2−ナフチルチオメチル)グルタル酸15.9
gを得た。
元素分析値:(C16H16O4Sとして) C% H% 計算値 63.14 5.30 実測値 63.37 5.34 IR(KBr):νC=0 1720cm-1 NMR(DMSO−d6) δ:1.7〜2.0(2H,m),2.15〜2.4(2H,m),2.5〜2.65
(1H,m),3.1〜3.4(2H,m),7.35〜7.6(3H,m),7.75〜
8.0(4H,m),12.32(2H,s) 2−(2−ナフチルチオメチル)グルタル酸28.8gを
メタノール300mlに溶かし、p−トルエンスルホン酸0.9
gを加え40℃で撹拌下に、2.5時間反応させた。反応液を
減圧下に濃縮後、残留物に水を加え酢酸エチルで抽出し
水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒
を留去後、残留物をイソプロピルエーテルにより再結晶
し、融点70〜71℃の4−メトキシカルボニル−2−(2
−ナフチルチオメチル)酪酸27.4gを得た。
元素分析値:(C17H18O4Sとして) C% H% 計算値 64.13 5.70 実測値 64.11 5.50 IR(KBr):νC=0 1730,1700cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.95〜2.2(2H,m),2.3〜2.5(2H,m),2.65〜2.8
(1H,m),3.10(1H,dd,J=6.6,13.2Hz),3.33(1H,dd,J
=7.7,13.2Hz),3.62(3H,s),7.4〜7.55(3H,m),7.7
〜7.9(4H,m) 参考例2 (R)−4−メトキシカルボニル−2−(2−ナフチ
ルチオメチル)酪酸および(S)−4−メトキシカルボ
ニル−2−(2−ナフチルチオメチル)酪酸 (±)−4−メトキシカルボニル−2−(2−ナフチ
ルチオメチル)酪酸10.00gをエタノール20mlとメタノー
ル5mlの混液に加熱して溶かし、(±)−1−フェニル
エチルアミン3.80gを加え室温で放置後、析出結晶をろ
取した。得られた結晶をさらにエタノール9mlとメタノ
ール3mlの混液に加熱して溶かしたのち室温で放置後析
出した結晶をろ取し、(R)−4−メトキシカルボニル
−2−(2−ナフチルチオメチル)酪酸と(+)−1−
フェニルエチルアミンとの塩2.88gを得た。この塩0.72g
に2規定塩酸10mlを加え酢酸エチルで抽出し、水洗後無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去
後、残留物をイソプロピルエーテルより再結晶し、融点
72〜74℃の(R)−4−メトキシカルボニル−2−(2
−ナフチルチオメチル)酪酸0.37gを得た。
比旋光度:〔α〕D+46.8°(C=1.50,MeOH) IR(KBr):νC=0 1740,1725,1690cm-1 NMR(CDCl3) ラセミ体と一致 一方、(+)−1−フェニルエチルアミンとの塩の最
初のろ液を濃縮後残留物をエタノールより3回再結晶を
くり返すことにより、(S)−4−メトキシカルボニル
−2−(2−ナフチルチオメチル)酪酸と(+)−1−
フェニルエチルアミンとの塩1.04gを得た。この塩0.90g
に2規定塩酸15mlを加え酢酸エチルで抽出し、水洗後無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去
後、残留物をイソプロプピルエーテルより再結晶し、
(S)−4−メトキシカルボニル−2−(2−ナフチル
チオメチル)酪酸0.46gを得た。
比旋光度:〔α〕D−45.6°(C=1.07,MeOH) 融点、IRおよびNMRは(R)体と一致した。
参考例3 4−ベンジルオキシカルボニル−2−(2−ナフチル
チオメチル)酪酸 2−(2−ナフチルチオメチル)グルタン酸14.0gを
アセトニトリル180mlに溶かし、ベンジルアルコール57m
lおよびp−トルエンスルホン酸0.52gを加え23時間加熱
還流させた。反応液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカ
ゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
塩化メチレン/メタノール=70/1)で精製後、酢酸エチ
ル−ヘキサンより再結晶し、融点94〜95℃の4−ベンジ
ルオキシカルボニル−2−(2−ナフチルチオメチル)
酪酸11.0gを得た。
元素分析値:(C23H22O4Sとして) C% H% 計算値 70.03 5.62 実測値 70.05 5.69 IR(KBr):νC=0 1730,1700cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.9〜2.2(2H,m),2.3〜2.55(2H,m),2.65〜2.8
(1H,m),3.09(1H,dd,J=6.6,13.2Hz),3.26(1H,dd,J
=7.7,13.2Hz),5.09(2H,s),7.2〜7.5(8H,m),7.65
〜7.85(4H,m) 参考例4 2−メトキシカルボニルメチル−3−(2−ナフチル
チオ)プロピオン酸 2−ナフタレンチオール0.38gと3−メトキシカルボ
ニル−2−メチレンプロピオン酸ナトリウム0.39gをメ
タノール20mlに溶かし、トリトンB(40%メタノール溶
液)10滴を加えたのち12時間加熱還流させた。反応液を
減圧下に濃縮後、希塩酸で酸性とし酢酸エチルで抽出し
たのち水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタ
ノール=20/1)で精製後、イソプロピルエーテルより再
結晶し融点97〜99℃の2−メトキシカルボニルメチル−
3−(2−ナフチルチオ)プロピオン酸0.38gを得た。
元素分析値:(C16H16O4Sとして) C% H% 計算値 63.14 5.30 実測値 63.12 5.27 IR(KBr):νC=0 1735,1700cm-1 NMR(CDCl3) δ:2.7〜2.9(2H,m),3.0〜3.25(2H,m),3.47(1H,d
d,J=5.0,13.2Hz),3.64(3H,s),7.4〜7.55(3H,m),
7.7〜7.9(4H,m) 実施例1 4−(N,N−ジペンチルカルバモイル)−5−(2−
ナフチルチオ)ペンタン酸メチル 4−メトキシカルボニル−2−(2−ナフチルチオメ
チル)酪酸4.0gを乾燥塩化メチレン80mlに溶かし、塩化
チオニル4.0mlを加え2時間加熱還流させた。反応液を
減圧下に濃縮乾固し、油状の残留物を得た。この残留物
の乾燥塩化メチレン20ml溶液を、ジペンチルアミン3.5m
lおよびトリエチルアミン5.4mlの乾燥塩化メチレン80ml
溶液に、氷冷撹拌下に滴下したのち、室温で16時間反応
させた。反応液を希塩酸、水、炭酸水素ナトリウム水溶
液および水で順次洗ったのち無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物をシリカゲル中
圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチ
レン)で精製し、油状の4−(N,N−ジペンチルカルバ
モイル)−5−(2−ナフチルチオ)ペンタン酸メチル
5.1gを得た。
IR(neat):νC=0 1735,1640cm-1 NMR(CDCl3) δ:0.66(3H,t,J=7.1Hz),0.8〜1.05(7H,m),1.15
〜1.6(8H,m),2.0〜2.5(4H,m),2.85〜3.4(7H,m),
3.63(3H,s),7.4〜7.55(3H,m),7.7〜7.85(4H,m) 実施例2 実施例1と同様にして表の化合物(油状)を製造し
た。ただし、比旋光度が無記載の化合物はラセミ体であ
る。
参考例5 (R)−4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N−
ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホニ
ル)ペンタン酸メチルおよび(R)−4−〔N−(3−
メトキシプロピル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5
−(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸 (R)−4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N−
ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルチオ)ペ
ンタン酸メチル42.7gを乾燥クロロホルム500mlに溶か
し、氷冷撹拌下にm−クロロ過安息香酸(80%)50gを
少量ずつ加えたのち、室温で2時間反応させた。反応液
に亜硫酸ナトリウムを加えたのち、炭酸水素ナトリウム
水溶液および水で順次洗い無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下に溶媒を留去し、油状の(R)−4−〔N
−(3−メトキシプロピル)−N−ペンチルカルバモイ
ル〕−5−(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸メチ
ル42.0gを得た。
比旋光度:〔α〕D+9.4°(C=1.15,MeOH) NMR(CDCl3) δ:0.86 and 0.92(3H,t,J=6.9Hz),1.1〜2.1(10H,
m),2.25〜2.4(2H,m),3.0〜3.5(11H,m),3.63 and
3.64(3H,s),3.84 and 3.90(1H,dd,J=7.9,13.9Hz),
7.55〜7.7(2H,m),7.8〜8.05(4H,m),8.48(1H,s) (R)−4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N−
ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホニ
ル)ペンタン酸メチル42.0gをメタノール460mlおよび水
150mlの混液に溶かし、1規定水酸化ナトリウム水溶液8
6mlを滴下後、室温で3時間反応させた。反応液に希塩
酸を加えpH4としたのち、減圧下に濃縮した。残留物に
水を加え酢酸エチルで抽出し、水洗後無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物を酢酸
エチル−イソプロピルエーテルより再結晶し、融点68〜
70℃の(R)−4−〔N−(3−メトキシプロピル)−
N−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスル
ホニル)ペンタン酸29.4gを得た。
元素分析値:(C25H35NO6Sとして) C% H% N% 計算値 62.87 7.39 2.93 実測値 62.64 7.17 2.90 比旋光度:〔α〕D−24.5°(C=1.47,ジオキサン) NMR(CDCl3) δ:0.86 and 0.90(3H,t,J=7.1Hz),1.1〜2.15(10
H,m),2.38(2H,t,J=6.6Hz),3.0〜3.55(11H,m),3.7
5〜3.95(1H,m),7.55〜7.75(2H,m),7.8〜8.05(4H,
m),8.48(1H,s)
フロントページの続き (72)発明者 阪 正昭 長野県松本市野溝木工1―2―34 キッ セイ薬品第二青友寮 (72)発明者 小林 通洋 長野県東筑摩郡明科町大字中川手3158番 地 審査官 脇村 善一

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中のR1は水素原子、カルボキシ基、炭素数2〜7の
    アルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアルキル基で
    モノまたはジ置換されたカルバモイル基、5〜7員環の
    シクロアルキル基でモノ置換されたカルバモイル基、炭
    素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコキ
    シ基であり、R2は炭素数1〜10のアルキル基であり、R3
    は炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基であり、
    Yは炭素数1〜4のアルキレン基であり、nは1または
    2である)で表されるナフチルチオアルキルカルボン酸
    誘導体。
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