JP2520624Y2 - Smc等の真空プレス成形装置 - Google Patents

Smc等の真空プレス成形装置

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JP2520624Y2
JP2520624Y2 JP12267290U JP12267290U JP2520624Y2 JP 2520624 Y2 JP2520624 Y2 JP 2520624Y2 JP 12267290 U JP12267290 U JP 12267290U JP 12267290 U JP12267290 U JP 12267290U JP 2520624 Y2 JP2520624 Y2 JP 2520624Y2
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vacuum
cavity
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press molding
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康雄 宮永
俊一郎 吉田
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川崎油工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、SMC等の真空プレス成形装置に関し、特に
高い真空状態にできて、成形品の品質の向上がはかれる
SMC等の真空プレス成形装置に関する。
従来の技術 従来、SMCや熱可塑性樹脂等のシート材のプレス成形
にあっては、プレス成形装置の下金型と上金型を合せる
ときに金型のキャビティを気密にし、キャビティを真空
タンクに接続して脱気してシート材をプレス成形するこ
とが行なわれている。
考案が解決しようとする課題 しかし、従来のものでは、予め真空タンクを真空ポン
プで所定の真空度にし、シート材のプレス成形時に上記
真空タンクをキャビティと連通状態としてキャビティ内
を減圧しているものであった。
そのため、金型のキャビティ内を迅速に脱気できて好
ましいが、ある程度の真空状態、たとえば100〜120mmHg
(ゲージ圧、以下同じ)といった真空度にできるが、そ
れ以上の高い真空状態とすることはできず、複雑なキャ
ビティ形状や凹所がある金型ではシート材がキャビティ
に十分に流動せず充填できなかった。そのため、成形品
の一部に欠肉状態が発生したり、外観が劣ったりするこ
とがあり品質の向上が望まれていた。
課題を解決するための手段 本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課
題を解決するために、プレス成形装置の下金型と上金型
とを合せるときに、金型のキャビティ部を気密にしてキ
ャビティ内を脱気してプレス成形するSMC等の真空プレ
ス成形装置において、下金型に上金型を合せるときに、
予め真空ポンプで所定の真空度に保持した真空タンクと
金型のキャビティとを連通自在に配管接続し、金型のキ
ャビティ内を所定の真空状態としたときに、金型のキャ
ビティと真空タンクとの連通状態を遮断して、キャビテ
ィと真空ポンプを連通自在に配管接続したことを特徴と
するSMC等の真空プレス成形装置を提供するにある。
作用 本考案にあっては、SMC等のシート材をプレス成形す
る際に、金型のキャビティと真空タンクを連通すること
によって、キャビティ内を急速に脱気できて100〜120mm
Hgの真空度とすることができる。
そして、キャビティを真空ポンプと連通することによ
って、真空ポンプでキャビティ内を高い真空状態に吸引
することができ、シート材をキャビティに十分に流動し
て充填できて、所望のプレス成形ができる。
実施例 以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。
添付図は、本考案の一実施例である。プレス成形装置
1は、図のようにベッド2に下金型3を取り付け、スラ
イド4に上金型5を取り付けるとともに上金型5の周囲
に気密壁6を配設し、この気密壁6と下金型と3との間
にO−リング状のシール材7を設けて、SMCや熱可塑性
樹脂等のシート材料8をキャビティ9に高い真空状態で
プレス成形できるようにしている。
金型10の下金型3と上金型5とで形成されるキャビテ
ィ9を高い真空状態とするのは、図のように気密壁6の
連通部11に真空引用配管12を配管接続して、予め真空ポ
ンプ13で100〜120mmHgの真空度とした所定容量の真空タ
ンク14と真空ポンプ13とでキャビティ9を真空状態とす
ることができるためである。
すなわち、図のように真空引用配管12に真空タンク用
逆止弁15、真空タンク用切替弁16を介して真空タンク14
を配管接続し、下金型3に上金型5を合せるときに、真
空タンク用切替弁16を開いてキャビティ9と真空タンク
14とを連通して急速に脱気し、100〜120mmHgの真空度に
できるようにしている。
また、図のように真空引用配管12に真空ポンプ逆止弁
17、真空ポンプ用切替弁18を介して真空ポンプ13を配管
接続し、上記のようにキャビティ9を急速に脱気した後
に、真空タンク用切替弁16を遮断して真空ポンプ13でキ
ャビティ9内を真空引きして所望の600〜700mmHg、場合
によっては700mmHg以上といった高い真空状態としてシ
ート材料8をキャビティ9に流動充填できるようにして
いる。19はキャビティ用圧力スイッチ、20はフィルタ
ー、21はプレス成形後に真空を解除する真空解放弁、22
は真空タンク用圧力スイッチ、23は真空タンク吸引用切
替弁、24はコンデンサー、25はトラップである。なお、
本装置は、図のように真空タンク回路26、真空ポンプ回
路27からそれぞれ分岐回路28、29を分岐して、他のプレ
ス成形装置1についても並行して同様にキャビティを真
空状態としてプレス成形できるように配管接続してい
る。
しかして、真空タンク吸引用切替弁23を閉じ、真空ポ
ンプ用切替弁18を閉じて、真空タンク用切替弁16を開け
ば、真空タンク14によってキャビティ9内を100〜120mm
Hgの真空度に急速に脱気処理することができる。
そして、真空タンク用切替弁16を閉じ、真空ポンプ用
切替弁18を開けば、真空ポンプ13でキャビティ9内を真
空引きできて高い真空状態にできる。
したがって、キャビティ内に局所的に空気が停滞する
のを防止でき、キャビティにそってシート材料を均一
に、かつ十分に流動充填できて、品質のよい成形品をプ
レス成形できる。
特に、上記のように真空タンクと真空ポンプとを利用
するので、キャビティ内を迅速に高い真空状態にでき、
600mmHg以下に吸引することも可能である。
キャビティ9の真空度は、キャビティ用圧力スイッチ
19の調整でシート材料8の特性に対応して適宜に調整可
能であり、また真空タンク14についても真空タンク用圧
力スイッチ22で調整可能である。
なお、実施例では、プレスのスケージュールにしたが
って、分岐回路を利用して複数のプレス成形装置のプレ
ス成形についても、並行して高い真空状態でプレス成形
することができる。
考案の効果 以上のように本考案にあっては、真空タンクおよび真
空ポンプを併用したので、金型のキャビティ内を高い真
空状態とすることができ、十分に脱気処理できてシート
材料をキャビティ内に均一に、かつ十分に流動充填する
ことができて、欠肉の生じない、外観が良好な成形品を
プレス成形することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図は、本考案の一実施例の真空引き説明用回路図で
ある。 1……プレス成形装置、3……下金型、5……上金型、
8……シート材料、9……キャビティ、10……金型、13
……真空ポンプ、14……真空タンク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス成形装置の下金型と上金型とを合せ
    るときに、金型のキャビティ部を気密にしてキャビティ
    内を脱気してプレス成形するSMC等の真空プレス成形装
    置において、 下金型に上金型を合せるときに、予め真空ポンプで所定
    の真空度に保持した真空タンクと金型のキャビティとを
    連通自在に配管接続し、 金型のキャビティ内を所定の真空状態としたときに、金
    型のキャビティと真空タンクとの連通状態を遮断して、
    キャビティと真空ポンプを連通自在に配管接続したこと
    を特徴とするSMC等の真空プレス成形装置。
JP12267290U 1990-11-22 1990-11-22 Smc等の真空プレス成形装置 Expired - Fee Related JP2520624Y2 (ja)

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JPH0479612U JPH0479612U (ja) 1992-07-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11052581B2 (en) 2016-06-17 2021-07-06 Honda Motor Co., Ltd. Molding method and molding system for resin molded member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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