JP2520260Y2 - 背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具 - Google Patents

背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具

Info

Publication number
JP2520260Y2
JP2520260Y2 JP3233693U JP3233693U JP2520260Y2 JP 2520260 Y2 JP2520260 Y2 JP 2520260Y2 JP 3233693 U JP3233693 U JP 3233693U JP 3233693 U JP3233693 U JP 3233693U JP 2520260 Y2 JP2520260 Y2 JP 2520260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side edge
bag body
display
display sheet
adhesive portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3233693U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH072077U (ja
Inventor
耕之助 中村
Original Assignee
耕之助 中村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 耕之助 中村 filed Critical 耕之助 中村
Priority to JP3233693U priority Critical patent/JP2520260Y2/ja
Publication of JPH072077U publication Critical patent/JPH072077U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520260Y2 publication Critical patent/JP2520260Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、背表示具付き偏平袋体
及びこれに用いてなる背表示具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、封筒等のような偏平な袋体に内容
物を収容した状態での保管方法としては、内容物が何で
あるかを確認でき、且つ素早く取出せるために封筒等の
表面又は裏面に、直接必要事項等を記載して立てた状態
で保管しているのが一般的である。しかしながら、袋体
に内容物を入れたまま書棚等に多数並べたときには、必
要事項を記載した箇所が隠れてしまい、各袋体に何が入
っているのかが不明で、明確な整理の為には、別途ファ
イル等に綴じ込み、これを書棚等へ保管する方法しかな
かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって前述の如
く、封筒等の袋体の表面又は裏面に、直接必要事項等を
記載して、袋体を立てた状態で保管する際には、確かに
少数枚であれば所定の袋体を容易に見つけることができ
るが、複数枚の袋体を書棚等に順次立てた状態で並べて
いくと、せっかく袋体の表面又は裏面に必要事項を記載
していても、当該箇所が完全に隠れてしまい、所定の袋
体を容易に見つけることができないという問題があっ
た。また、書棚等に多数の袋体を立てて保管すれば、袋
体同士が押しあって密状態となり、容易に所定の袋体を
引き出すこともできなくなるという欠点があった。
【0004】そこで本考案は以上のような実状に鑑みて
なされたものであり、その目的は、封筒等の偏平な袋体
を、書棚等に複数枚立てた状態で並べて保管しても、一
目で封筒の内容物が確認できるとともに、袋体同士が押
しあって密状態となっても、容易に引き出すことができ
る背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための本考案の背表示具付き偏平袋体は、両端に側
端折れ目を有する偏平な袋体と;前記袋体の側端折れ目
を略平面に開いた状態で保持し得る硬質材からなる表示
シートとよりなされるものである。
【0006】次に、両側に側端折れ目を有する偏平な袋
体と;少なくとも一面の中央部に設けた非接着部を除く
両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面に
接着する接着部を設けた透明シート体と;前記側端折れ
目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、前記透明シー
ト体の非接着部との間に挿着し、該側端折れ目を略平面
に開いた状態に保持し得る硬質材からなる表示シートと
よりなるものが提案される。
【0007】そして、前記表示シートとして、硬質紙、
硬質合成樹脂、金属を利用することが適している。
【0008】また、前記透明シート体の一側部又は両側
部に第二非接着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と
該透明シート体の第二非接着部との間に前記表示シート
を挿着可能としたものも利用することができる。
【0009】加えて、前記袋体の側端折れ目に少なくと
も2箇所を切欠いて切欠口を形成するとともに、該切欠
口に前記表示シートの両端部を挿着可能とすることもで
きる。
【0010】更に、偏平な袋体の側端折れ目に止着する
背表示具であって、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面
と裏面の側縁部に止着し、該側端折れ目を略平面に開い
た状態で保持し得る硬質材から作成した表示シートから
なる背表示具を提供せんとするものである。
【0011】次に、偏平な袋体の側端折れ目に止着する
背表示具であって、少なくとも一面の中央部に設けた非
接着部を除く両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の
表面と裏面に接着する接着部を設けた透明シート体と;
前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、
前記透明シート体の非接着部との間に挿着し、該側端折
れ目を略平面に開いた状態に保持し得る硬質材からなる
表示シートとよりなるものが提案される。
【0012】そして、前記表示シートとして、硬質紙、
硬質合成樹脂、金属を利用することが適している。
【0013】また、前記透明シート体の一側部又は両側
部に第二非接着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と
該透明シート体の第二非接着部との間に前記表示シート
を挿着可能としたものも利用することができる。
【0014】更にまた、両側に側端折れ目を有する偏平
な袋体と;少なくとも一面の中央部に設けた硬質材から
なる台板を除く両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体
の表面と裏面に接着する接着部を設けた表示シート体
と;よりなり、前記表示シート体の中央部を側端折れ目
に位置させるとともに、該表示シート体の一側部を袋体
の一面に接着した背表示具付き偏平袋体を提供すること
もできるのである。
【0015】
【作用】以上のような構成にしてなる本考案に係る背表
示具付き偏平袋体として、両側に側端折れ目を有する偏
平な袋体と、前記袋体の側端折れ目を略平面に開いた状
で保持し得る硬質材からなる表示シートと、よりなる
ものを用いた場合は、袋体を開封した後、前記側端折れ
目に止着してなる前記表示シートに必要事項を書き込ん
で、そのまま書棚等に立てた状態で保管することができ
るのである。
【0016】次に、両側に側端折れ目を有する偏平な袋
体と、少なくとも一面の中央部に設けた非接着部を除く
両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面に
接着する接着部を設けた透明シート体と、前記側端折れ
目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、前記透明シー
ト体の非接着部との間に挿入し、該側端折れ目を略平面
に開いた状態に保持し得る硬質材からなる表示シート
と、よりなるものを用いた場合は、封筒等を立てた状態
で保管するときにのみ、前記側端折れ目を挟んだ袋体の
表面と裏面の側縁部と、前記透明シート体の非接着部と
の間に表示シートを挿入すれば足り、封筒等を積層した
状態で保管するときには、前記表示シートを取外してお
けばよいのである。
【0017】そして、前記表示シートとして、硬質紙、
硬質合成樹脂、金属を用いた場合は、前記側端折れ目を
略平面に開いた状態で維持することができるのである。
【0018】また、前記透明シート体の一側部又は両側
部に第二非接着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と
該透明シート体の第二非接着部との間に前記表示シート
を挿着可能としたものを用いて封筒等を書棚等に立てた
状態で保管する場合には、中央部に設けた非接着部に表
示シートを挿入すればよく、未使用のときには、第二非
接着部に表示シートを挿入しておけば、嵩張ることなく
複数枚を積層することができ、搬送するときにも有用と
なるのである。
【0019】加えて、前記袋体の側端折れ目に少なくと
も2箇所を切欠いて切欠口を形成するとともに、該切欠
口に前記表示シートの両端部を挿着可能とした場合に
は、接着剤等を使用せず、必要に応じて表示シートを挿
着することができ、且つ前記袋体の側端折れ目を略平面
に開いた状態で保持することができるのである。
【0020】更に、前記背表示具付き偏平袋体に用いて
なる背表示具を、封筒等の偏平な袋体に止着しようとす
るときには、前記袋体の側端折れ目を挟んだ前記袋体の
表面と裏面の側縁部に止着すれば、該側端折れ目を略平
面に開いた状態で保持することができるのである。
【0021】次に、偏平な袋体の側端折れ目に止着する
背表示具であって、少なくとも一面の中央部に設けた非
接着部を除く両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の
表面と裏面に接着する接着部を設けた透明シート体と、
前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、
前記透明シート体の非接着部との間に挿着し、該側端折
れ目を略平面に開いた状態に保持し得る硬質材からなる
表示シートと、よりなるものを用いた場合は、封筒等を
立てた状態で保管するときにのみ、前記側端折れ目を挟
んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、前記透明シート体の
非接着部との間に表示シートを挿入すれば足り、封筒等
を積層した状態で保管するときには、前記表示シートを
取外しておけばよいのである。
【0022】そして、前記表示シートとして、硬質紙、
硬質合成樹脂、金属を用いた場合は、前記側端折れ目を
略平面に開いた状態で保持することができるのである。
【0023】また、前記表示シートの一側部又は両側部
に第二非接着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と該
透明シート体の第二接着部との間に前記表示シートを挿
着可能とする場合には、封筒等を立てた状態で保管する
ときに、中央部に設けた非接着部に表示シートを挿入す
ればよく、特に表示を必要としない場台は、前記表示シ
ートを非接着部から抜脱し、第二非接着部に表示シート
を挿入しておけばよいのである。
【0024】更にまた、両側に側端折れ目を有する偏平
な袋体と、少なくとも一面の中央部に設けた硬質材から
なる台板を除く両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体
の表面と裏面に接着する接着部を設けた表示シート体
と、よりなり、前記表示シート体の中央部を側端折れ目
に位置させるとともに、該表示シート体の一側部を袋体
の一面に接着してなるものを用いた場合は、表示シート
の他の一側部を折り返して袋体の一面に接着すればよ
いので、操作が非常に簡易であり、また、未使用の時に
は、一側部を外せば何枚にも嵩張らずに積層できるので
ある。
【0025】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本考案の背
表示具付き偏平袋体B及びこれに用いてなる背表示具A
を具体化した実施例について説明する。
【0026】ここに、図1に示したものは本考案の第1
実施例の背表示具付き偏平袋体Bであって、両端に側端
折れ目2、2を有する偏平な袋体1と、前記袋体1の一
方の側端折れ目2を略平面に開いた状態で保持し得る硬
質材からなる表示シート6とによって構成されている。
そして、封筒等の偏平な袋体1の側端折れ目2に止着し
ているものは、本考案の第2実施例の背表示具Aであ
り、図2に示す如く、前記表示シート6の一面に接着剤
等を塗布して、一方の前記側端折れ目2に貼着するもの
であるが、両側の側端折れ目2、2双方に貼着すること
も適宜採用され得るのである。また、前記表示シート6
の一面に両面テープ等を取付けて、前記側端折れ目2に
貼着することも可能である。更に、前記表示シート6を
取付けた上からセロテープ等で貼着すれば、表示シート
6が容易に外れることがなくなるとともに、表示シート
6の一面が必ずしも接着剤等を塗布した貼着面である必
要がないのである。以下、後述する実施例に対しても適
宜採用可能である。そして、前記側端折れ目2に表示シ
ート6を止着して、前記側端折れ目2を略平面に開いた
状態で保持し得るには、該側端折れ目2の戻り力を抑制
する程度の硬質材が適しており、その素材としては作成
が容易であるとともに、軽量で、且つ安価である硬質紙
が適しているのである。尚、硬質紙以外の素材である
質合成樹脂、金属であっても、前記要件を満たせば適宜
採用され得るのである。加えて、本考案の背表示具Aの
形状は、図示した長方形状の四隅を切り欠いてなるもの
以外であってもよいということは言うまでもない。
【0027】次に、図3に示したものは本考案の第3実
施例の背表示具付き偏平袋体Dであって、図4に示すよ
うに、本考案に係る第4実施例の背表示具Cを袋体1の
側端折れ目2に止着したものである。そして、側端折れ
目2を有する偏平な袋体1と、少なくとも一面の中央部
に設けた非接着部8を除く両側部9、9に、前記側端折
れ目2を挟んだ袋体1の表面3と裏面4に接着する接着
部10、10を設けた透明シート体7と、前記側端折れ
目2を挟んだ袋体1の表面3と裏面4の側縁部5、5
と、前記透明シート体7の非接着部8との間に挿着し、
該側端折れ目2を略平面に開いた状態に保持し得る硬質
材からなる表示シート6と、よりから構成されているも
のである。従って、必要に応じて表示シート6の差し替
えが可能となり、挿着した際には、前記側端折れ目2を
平面状態に保持できるのである。そして、前記透明シー
ト体7は必ずしも全体が透明である必要はなく、少なく
とも一面の中央部に設けた前記非接着部8が透明であれ
ば足りるのである。また、前記透明シート体7は紙のみ
ならず、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂製
等から作成したものであってもよい。更に、前記透明シ
ート体7の裏面の両側部9、9は接着部10、10であ
って、使用前は離型紙等で被覆されているのである。
尚、図示はしていないが、前記側端折れ目2と前記透明
シート体7との間に挿入する硬質材からなる表示シート
6の挿入先端部を略V字状に形成すれば、容易に挿着す
ることができるのである。
【0028】而して、図5に示したものは、本考案の第
5実施例の背表示具Eであり、袋体1の側端折れ目2を
指等で押し広げて止着したものである。そして、図4に
示した背表示具Cと置き換えて説明をすれば、前記透明
シート体7の一側部又は両側部に第二非接着部11、1
1を設けて、前記袋体1の表面3又は裏面4と該透明シ
ート体7の第二非接着部11、11との間に前記表示シ
ート6を挿着可能としたものであり、中央部に設けた非
接着部8の裏面を袋体1の側端折れ目2に止着して生じ
た隙間に、前記表示シート6を挿入するものである。そ
うすることによって、前記側端折れ目2が略平面に開い
た状態で保持するため、書棚等に立てた状態で保管して
も表示機能を発揮し得るのである。そして、このような
前記背表示具Eを用いれば、図5に示した矢印の如く、
両側部の第二非接着部11、11に前記表示シート6を
挿入することができるので、立てた状態で保管しない場
合等は、前記第二非接着部11、11に挿着すれば、袋
体1を偏平にするとともに、封筒等を何枚にも積層して
搬送することができるのである。尚、前記背表示具E
は、非接着部8を透明とすることは勿論であるが、第二
非接着部11、11は透明又は非透明のどちらであって
もよいのである。
【0029】そして、本考案の第6実施例として図6に
示す平面視略コ字状の背表示具Fは、袋体1の側端折れ
目2に挟持するものであって、素材としては合成樹脂や
金属を使用して、袋体1の側端折れ目2から脱落しない
ように指でかしめて挟持するのである。そして背表示具
Fは、直接必要事項を記載することができるばかりでな
く、台紙等を貼着して記載することもできる。また、挟
持して生じた隙間に必要事項等を記載した表示シート6
を挿着することもできるのである。そしてこのような背
表示具Fは側端折れ目2方向にそって移動可能であるの
で、複数並べて立てた状態で保管するときには、挟持位
置をそれぞれ異にすれば迅速に所定の封筒等を確認する
ことができるのである。
【0030】ま、た、本考案の第7実施例として図7に
示す背表示具Gは、表示シート6の裏面に挿入ピン1
2、12を設けたものであって、封筒等の袋体1の側端
折れ目2に前記挿入ピン12、12を突き剌して、矢印
の如く折り返して止着することもでき、更に、挿入ピン
12、12に代えて先が尖った2枚の偏平板を用いれ
ば、安定に取付けることができるとともに、側端折れ目
2も略平面に開いた状態で保持し得るのである。
【0031】加えて、図8、図9に示す如く、袋体1の
側端折れ目2に複数個の表示シート6、6…を止着する
ことができるとともに、袋体1の側端折れ目2の上部か
ら下部にかけての長さに作成した表示シート6を利用し
て、該側端折れ目2にそって止着することも適宜採用さ
れ得るのである。尚、これらは前述した背表示具A、
C、E、F,Gの全てのものに適用し得るのである。
【0032】更に、図10に示すものは当該技術思想を
発展させて、封筒等の袋体1の側端折れ目2の一方の側
縁部5の上部に表示シート体13の一部を止着してなる
背表示具付き偏平袋体の正面図であって、このように側
端折れ目2の一方の側縁部5表面に、表示シート体13
を側縁部5からはみ出した状態で止着して一体に設定す
ることによって嵩張らないため、何枚も積層することが
可能となり、搬送コストが低減するとともに、搬送の
際、破損することもないのである。尚、前記表示シート
体13は全体が透明であってもよいが、少なくとも中央
部が透明であればよい。
【0033】そして、前記背表示具付き偏平袋体の使用
方法を図11、図12に基づいて説明する。図11は要
部拡大平面図であり、袋体1の一方の側縁部5からはみ
出した表示シート体13の裏面に被覆した離型紙(図示
せず)を取除いて接着面となし、矢印の如く袋体1の裏
面4に折り返して接着するのである。そして、袋体1の
側端折れ目2と表示シート体13との間に硬質材からな
る表示シート(図示せず)を挿着することによって、図
12に示すように袋体1の側端折れ目2が略平面に開い
た状態で保持でき、前記した図4に示す如き状態にする
ことができるのである。従って、前記表示シート体13
を誤って他の箇所に貼着したり、或いは傾いて貼着した
りすることがないので、袋体1並びに表示シート体13
を無駄にすることがない。更に、書棚等に複数立てた状
態で保管すれば、表示シート体13の止着箇所が一定で
あるので、美麗な商品として成し得る背表示具付き偏平
袋体を提供することができるのである。
【0034】一方、図13、図14に示したものは、少
なくとも一面の中央部に硬質材からなる台板15を除く
両側部を接着部16、16とした第8実施例の表示シー
ト体14であって、接着部16、16は離型紙17等で
被覆されている。そして離型紙17は、一側部毎に離型
紙17が剥がれるように、離型紙17の中央部に切れ目
18を設けている。このようにすることによって、袋体
1の側縁部に貼りつける時に、接着部16、16表面を
指で直接押しつけることがなくなるので、接着面を汚す
ことなく、接着力の低下を防ぐことができるのである。
尚、前記離型紙17は必ずしも切れ目18がなければな
らないわけではなく、一枚ものであっても差し支えな
い。
【0035】そして図15は、前記表示シート体14
中央部を袋体1の側端折れ目2に位置させるとともに、
表示シート体14の一側部を袋体1の表面3に接着さ
せたものである。そして図16は、図15の要部拡大平
面図であるが、離型紙17を剥がして、矢印の如く袋体
1の裏面4に折り返して接着すれば、図17のように、
袋体1の側端折れ目2が略平面に開いた状態に保持し得
るのである。尚、前記台板15の裏面にも接着剤や粘着
剤等を用いることができる。
【0036】次に、図18に示したものは、袋体1の側
端折れ目2の適宜位置に切欠線19、19を設けたもの
であるが、該切欠線19、19は表示シート21の長さ
に応じて任意に位置を決めればよいものであるので、図
示したように、予め表示シート21に切欠位置を記載し
ておけば、側端折れ目2に位置合わせをすれば切欠位置
を誤ることがなく、図19に示したように、切欠いて切
欠口20、20を形成することができる。尚、前記切欠
口20、20は2箇所に限定するものではないというこ
とは言うまでもない。
【0037】そして図20は、前記切欠口20、20に
表示シート21の両端部を挿着した前と後を示したもの
であり、このようにしたものは、表示シート21の裏面
に接着剤等を必要とせず、前記袋体1の側端折れ目2を
挟んだ表面と裏面の側縁部を略平面に開いた状態で保持
し得ることが可能となるのである。また、図21〜図2
3は、他の表示シート21、21、21を示したもので
ある。特に図21に示したものは表示シート21の両端
部に略ハの字状とハの字状に切欠いておけば図24に示
す如く切欠片22、22、22、22が袋体1に引っ掛
かり、表示シート21に多少の衝撃等が加わったとして
も、容易に外れないのである。尚、前記図20及び図2
4に示す表示シート21、21の裏面に接着剤や粘着剤
等を設けて貼着することも適宜採用可能である。
【0038】因みに、上述した各表示シート21、21
…は一例であって上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨を変更しない範囲内で種々変更実施で
きることは明らかである。
【0039】
【考案の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する効果を奏する。請求項1の背表示具付き偏平袋体
によれば、偏平な袋体の側端折れ目を略平面に開いた状
で保持し得る硬質材からなる表示シートを止着するこ
とにより、封筒等から書類を取出して別のファイル等に
移すことがなく、そのまま書類を封筒の中に入れて立て
た状態で保管しても、封筒の中身が何であるかを確認で
きる有用な商品として提供できるのである。
【0040】請求項2の背表示具付き偏平袋体によれ
ば、偏平な袋体の側端折れ目を挟んだ表面と裏面の側縁
部に、透明シート体の少なくとも一面の中央部に設けた
非接着部を除く両側部に設けた接着部を接着するととも
に、前記側端折れ目を挟んだ表面と裏面の側縁部と、該
透明シート体の非接着部との間に硬質材からなる表示シ
ートを挿入することにより、使用する時のみに表示シー
トを前記非接着部に挿入すればよく、また、損傷や汚れ
が生じても容易に交換ができるのである。
【0041】請求項3の背表示具付き偏平袋体によれ
ば、前記表示シートとして、硬質紙、硬質合成樹脂、金
属を用いることによって、側端折れ目の戻り力を抑制す
ることができるので、より袋体の側端折れ目を略平面に
開いた状態で保持することができ、より表示機能を発揮
して一目で所定の袋体を確認することができるのであ
る。
【0042】請求項4の背表示具付き偏平袋体によれ
ば、前記透明シート本体の一側部又は両側部に第二非接
着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と該透明シート
体の第二非接着部との間に前記表示シートを挿着可能と
することにより、立てた状態で保管するときには、側端
折れ目と非接着部との間に表示シートを挿入すればよい
が、何らかの状況において、積層しなければならないと
きは、表示シートを抜脱して第二非接着部へ挿入すれ
ば、嵩張ることなく安定に複数枚積層することができる
のである。
【0043】請求項5の背表示具付き偏平袋体によれ
ば、前記袋体の側端折れ目に少なくとも2箇所を切欠い
て切欠口を形成するとともに、該切欠口に前記表示シー
の両端部を挿着可能とすることにより、接着剤、粘着
剤等を用いなくても表示シートを取付けることができる
ので、表示シートの交換が容易に行え、また、袋体の側
端折れ目が美麗に整うのである。更に、必要時のみに表
示シートを挿着できる利点がある。
【0044】請求項6の背表示具によれば、前記側端折
れ目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部に止着し、該側
端折れ目を略平面に開いた状態で保持し得る硬質材から
なる表示シートを有することから、従来では、封筒等の
偏平な袋体を複数枚並べて立てた状態で保管すると、所
定の封筒の位置を一目で確認することができなかった
が、本願によれば、複数枚を立てた状態で保管する場合
であっても、迅速に所定の封筒等を確認できるととも
に、表示シートを挟持して容易に取出すこともできるの
である。
【0045】請求項7の背表示具によれば、透明シート
体と表示シートとで構成したことで、袋体の側端折れ目
に前記透明シート体を止着して形成される隙間に、前記
表示シートが挿着自在となり、必要に応じて表示シート
を挿着することができるので、特に使用しない場合は、
表示シートを抜脱して通常の封筒として使用できるので
ある。また表示シートが破損或いは汚れが生じても、す
ぐに交換することができる利点がある。
【0046】請求項8の背表示具によれば、前記表示シ
ートとして、硬質紙、硬質合成樹脂、金属を用いること
によって、より袋体の側端折れ目を略平面に開いた状態
で保持することができるので、より表示機能を発揮して
一目で確認することができるのである。
【0047】請求項9の背表示具によれば、前記透明シ
ート体の一側部又は両側部に第二非接着部を設けて、前
記袋体の表面又は裏面と該透明シート体の第二非接着部
との間に前記表示シートを挿着可能とすることにより、
封筒等の袋体の側端折れ目のみならず、袋体の表面又は
裏面にも表示シートを挿着することができるので、積層
して持ち運びするときに、表示シートを袋体の表面又は
裏面に設けた第二非接着部に挿着すれば、嵩張ることな
く複数枚を積層することができるのである。
【0048】請求項10の背表示具付き偏平袋体によれ
ば、予め袋体の所定の位置に表示シート体を接着してい
るので、表示シート体を誤って他の箇所に貼着したり、
或いは傾いて貼着したりすることがないのである。ま
た、表示シート体の中央部は硬質材からなる台板を設け
ているので、一側部を折り返して袋体の一面に接着すれ
ば、前記袋体の側端折れ目を略平面に開いた状態で保持
でき、一つの動作で容易に取付けることができるのであ
る。更に、使用前では嵩張らないため、積層可能とな
り、搬送コストが低減するとともに、搬送の際、破損す
ることもないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の背表示具付き偏平袋
体Bの斜視図。
【図2】本考案に係る第2実施例の背表示具Aの拡大斜
視図。
【図3】本考案に係る第3実施例の背表示具付き偏平袋
体Dの斜視図。
【図4】本考案に係る第4実施例の背表示具Cの拡大斜
視図。
【図5】本考案に係る第5実施例の背表示具Eを袋体の
側端折れ目に止着した状態の拡大斜視図。
【図6】本考案に係る第6実施例の背表示具Fを袋体の
側端折れ目に止着した状態の斜視図。
【図7】本考案に係る第7実施例の背表示具Gの斜視
図。
【図8】本考案に係る背表示具を袋体の側端折れ目に複
数個止着した状態の簡略説明図。
【図9】本考案に係る背表示具を袋体の側端折れ目の上
下部にわたって止着した状態の簡略説明図。
【図10】袋体の一方の側縁部に表示シート体の一部を
はみ出した状態で止着した背表示具付き偏平袋体の正面
図。
【図11】図10における要部拡大平面図。
【図12】図11における表示シート体を折り返して袋
体の裏面に止着した状態の要部拡大平面図。
【図13】本考案に係る第8実施例の表示シート体の斜
視図。
【図14】図13における正面図。
【図15】図13における表示シート体の一側部を袋体
の一面に止着した状態の斜視図。
【図16】図15における要部拡大平面図。
【図17】図16における表示シート体を折り返して袋
体の裏面に止着した状態の要部拡大平面図。
【図18】袋体の側端折れ目に切れ目を設けた状態の斜
視図。
【図19】袋体の側端折れ目に設けた切れ目を切欠いて
切欠口を形成した状態の斜視図。
【図20】図19における袋体の切欠口に表示シートの
両端部を挿着する前と後を示した状態の斜視図。
【図21】他の表示シートの平面図。
【図22】他の表示シートの平面図。
【図23】他の表示シートの平面図。
【図24】図21における表示シートの両端部を袋体の
切欠口に挿着する前と後を示した状態の斜視図。
【符号の説明】
A、C、E、F、G 背表示具 B、D 背表示具付き偏平袋体 1 袋体 2 側端折れ目 3 表面 4 裏面 5 側縁部 6、21 表示シート 7 透明シート体 8 非接着部 9 両側部 10、16 接着部 11 第二非接着部 12 挿入ピン 13、14 表示シート体 15 台板 17 離型紙 18、19 切れ目 20 切欠口 22 切欠片

Claims (10)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に側端折れ目を有する偏平な袋体
    と、 前記袋体の側端折れ目を略平面に開いた状態で保持し得
    る硬質材からなる表示シートと、 よりなる背表示具付き偏平袋体。
  2. 【請求項2】 両側に側端折れ目を有する偏平な袋体
    と、 少なくとも一面の中央部に設けた非接着部を除く両側部
    に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面に接着す
    る接着部を設けた透明シート体と、 前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、
    前記透明シート体の非接着部との間に挿着し、該側端折
    れ目を略平面に開いた状態に保持し得る硬質材からなる
    表示シートと、 よりなる背表示具付き偏平袋体。
  3. 【請求項3】 前記表示シートとして、硬質紙、硬質合
    成樹脂、金属を利用した請求項1又は請求項2記載の背
    表示具付き偏平袋体。
  4. 【請求項4】 前記透明シート体の一側部又は両側部に
    第二非接着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と該透
    明シート体の第二非接着部との間に前記表示シートを挿
    着可能としてなる請求項2記載の背表示具付き偏平袋
    体。
  5. 【請求項5】 前記袋体の側端折れ目に少なくとも2箇
    所を切欠いて切欠口を形成するとともに、該切欠口に前
    記表示シートの両端部を挿着可能としてなる請求項1記
    載の背表示具付き偏平袋体。
  6. 【請求項6】 偏平な袋体の側端折れ目に止着する背表
    示具であって、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏
    面の側縁部に止着し、該側端折れ目を略平面に開いた状
    態で保持し得る硬質材から作成した表示シートからなる
    背表示具。
  7. 【請求項7】 偏平な袋体の側端折れ目に止着する背表
    示具であって、少なくとも一面の中央部に設けた非接着
    部を除く両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面
    と裏面に接着する接着部を設けた透明シート体と、 前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏面の側縁部と、
    前記透明シート体の非接着部との間に挿着し、該側端折
    れ目を略平面に開いた状態に保持し得る硬質材からなる
    表示シートと、よりなる背表示具。
  8. 【請求項8】 前記表示シートとして、硬質紙、硬質合
    成樹脂、金属を利用した請求項6又は請求項7記載の背
    表示具。
  9. 【請求項9】 前記透明シート体の一側部又は両側部に
    第二非接着部を設けて、前記袋体の表面又は裏面と該透
    明シート体の第二非接着部との間に前記表示シートを挿
    着可能としてなる請求項7記載の背表示具。
  10. 【請求項10】 両側に側端折れ目を有する偏平な袋体
    と、 少なくとも一面の中央部に設けた硬質材からなる台板を
    除く両側部に、前記側端折れ目を挟んだ袋体の表面と裏
    面に接着する接着部を設けた表示シート体と、 よりなり、前記表示シート体の中央部を側端折れ目に位
    置させるとともに、該表示シート体の一側部を袋体の一
    面に接着した背表示具付き偏平袋体。
JP3233693U 1993-06-16 1993-06-16 背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具 Expired - Lifetime JP2520260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233693U JP2520260Y2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233693U JP2520260Y2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072077U JPH072077U (ja) 1995-01-13
JP2520260Y2 true JP2520260Y2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=12356115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3233693U Expired - Lifetime JP2520260Y2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520260Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ713081A (en) * 2013-05-28 2017-03-31 Unibind Ltd Binding element

Also Published As

Publication number Publication date
JPH072077U (ja) 1995-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2835713B2 (ja) シート及びそのための小出し器パッケージ
US4679823A (en) Shelf filing system with identification handle for file pockets
US20060272185A1 (en) Greeting card holder
JP2000516351A (ja) 自己接着性ラベル
US4867310A (en) Cassette tape holder
JP2520260Y2 (ja) 背表示具付き偏平袋体及びこれに用いてなる背表示具
US9849710B2 (en) Two-sided hinged repositionable note
US5540512A (en) Portfolio suitable for storage and display of multileaf specimens
JP3609141B2 (ja) 書類収納体
JPH02281Y2 (ja)
EP0452407A1 (en) METHOD FOR BINDING TWO BOWS OR PLATES TOGETHER, PARTICULAR METHOD FOR COVERING A BOOK.
JPH0390393A (ja) 書籍用の付箋セット
US11390101B2 (en) Two-sided hinged repositionable note
JP4159807B2 (ja) 封筒カバーおよび封筒綴じ具
JPH0621743Y2 (ja) ファイル
JP3003402U (ja) 被覆貼着体
JP3156944U (ja) 切手類ファイリングホルダ
JP2586840Y2 (ja) 見出しラベル
JP3020839U (ja) ダブルシール付き書類、小物類等の収納ケース
JP3040750U (ja) 記憶媒体ディスク用ホルダー
JP2942234B2 (ja) 貼付用商品の包装体
JP3043088U (ja) 記憶媒体ディスク用ホルダー
JPH01257099A (ja) 本、帳面等の綴じ物
JPH0672068A (ja) 粘着式しおり、粘着部付表紙及びしおり付表紙
JPH02272074A (ja) 携帯用粘着シート