JP2519807Y2 - 電動三輪型車椅子 - Google Patents
電動三輪型車椅子Info
- Publication number
- JP2519807Y2 JP2519807Y2 JP1995007705U JP770595U JP2519807Y2 JP 2519807 Y2 JP2519807 Y2 JP 2519807Y2 JP 1995007705 U JP1995007705 U JP 1995007705U JP 770595 U JP770595 U JP 770595U JP 2519807 Y2 JP2519807 Y2 JP 2519807Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support box
- cover
- floor
- electric
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、老人、下肢の弱い人が
操作するための電動三輪型車椅子に関する。
操作するための電動三輪型車椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に電動三輪車は運転座席前方に床面
があり、そこに足を乗せ、前方のハンドルを握って操作
する。このとき前輪軸から連結されたハンドル軸は両足
の間から直立し腰を曲げなくてもハンドルが自由に握れ
る構造となっている。また、実開昭62-189726 号公報に
身体の向きが自由になる回転シートが提案されている。
があり、そこに足を乗せ、前方のハンドルを握って操作
する。このとき前輪軸から連結されたハンドル軸は両足
の間から直立し腰を曲げなくてもハンドルが自由に握れ
る構造となっている。また、実開昭62-189726 号公報に
身体の向きが自由になる回転シートが提案されている。
【０００３】第４図に示す電動三輪型車椅子１は車体２
に駆動用電源３が積まれ、この上に座席４が設けられて
いる。座席４前方に床面５が形成され前輪軸カバー６が
中央に突出し、前輪軸カバー６内の前輪軸に連結されて
ハンドル軸７が立設されている。利用者が座席４に座る
と床面５に二点鎖線で示す足８が位置する。
に駆動用電源３が積まれ、この上に座席４が設けられて
いる。座席４前方に床面５が形成され前輪軸カバー６が
中央に突出し、前輪軸カバー６内の前輪軸に連結されて
ハンドル軸７が立設されている。利用者が座席４に座る
と床面５に二点鎖線で示す足８が位置する。
【０００４】また、ハンドル軸を足の前方に位置させ両
足を揃えて乗せられるスペースを床面にとった電動三輪
車や、床面前端に風防板を取付けて足に直接風が当たら
ないように保護したものがある。
足を揃えて乗せられるスペースを床面にとった電動三輪
車や、床面前端に風防板を取付けて足に直接風が当たら
ないように保護したものがある。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電動三輪車では身体、手足を自由に動かせる反面、段
差、凸凹道、砂利道等の走行時、老人、足の弱い人など
はその路面からの衝撃で足が床面から外れてしまうよう
なときに身体のバランスを崩す虞がある。本考案は、上
記欠点を解決するために走行中の振動では足を踏外さな
いようにした電動三輪型車椅子を提供することを目的と
する。
電動三輪車では身体、手足を自由に動かせる反面、段
差、凸凹道、砂利道等の走行時、老人、足の弱い人など
はその路面からの衝撃で足が床面から外れてしまうよう
なときに身体のバランスを崩す虞がある。本考案は、上
記欠点を解決するために走行中の振動では足を踏外さな
いようにした電動三輪型車椅子を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、運転座席前方の床面前部中央に、車体の前
後方向の長さに比べ左右方向の幅を狭くし、床面前縁に
前端を沿わせ、かつ、後面を略前傾の起立面にした側面
視略台形状の支持箱を設け、該支持箱の各側縁と床面前
部側縁との間に前上がり傾斜の足乗せ部を形成し、直立
したハンドル軸の下部を前記支持箱で支持すると共に該
ハンドル軸の上端に左右に延長したハンドルを備え、 前
記支持箱の前面および上面に沿い前記床面前部側縁から
上方に延長する後方開放のカバーを装着し、かつ、該カ
バー後方開放の開口面を前記支持箱の後面と略同一面上
にしたことを特徴とする。
するために、運転座席前方の床面前部中央に、車体の前
後方向の長さに比べ左右方向の幅を狭くし、床面前縁に
前端を沿わせ、かつ、後面を略前傾の起立面にした側面
視略台形状の支持箱を設け、該支持箱の各側縁と床面前
部側縁との間に前上がり傾斜の足乗せ部を形成し、直立
したハンドル軸の下部を前記支持箱で支持すると共に該
ハンドル軸の上端に左右に延長したハンドルを備え、 前
記支持箱の前面および上面に沿い前記床面前部側縁から
上方に延長する後方開放のカバーを装着し、かつ、該カ
バー後方開放の開口面を前記支持箱の後面と略同一面上
にしたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】上記のように構成した電動三輪型車椅子９は、
運転者が座ってハンドルを持ったときに、支持箱により
ハンドル軸がふらつかず、足乗せ部の傾斜により床面へ
の抗力が大きく踏ん張りが効くようになる。また、カバ
ー１８は支持箱１９を覆う高さしかないので、運転者
は、運転中、電動三輪型車椅子９のすぐ近くの前方路面
および周囲を視線を動かすだけで容易に見ることがで
き、姿勢を崩さずハンドル操作ができる。また、カバー
１８内に差入れた足は泥はね、風から保護され、段差、
凸凹道、砂利道等の走行時には、カバー１８が車体振動
によりふらつく足を抑え、床面１３上から外れて落ちな
いようにしている。 また、足を乗せたり降ろしたりする
ときは、支持箱１９を目安に動かしてもカバー１８の開
口縁が支持箱１９より後方に突出していないので、簡単
に動かすことができる。
運転者が座ってハンドルを持ったときに、支持箱により
ハンドル軸がふらつかず、足乗せ部の傾斜により床面へ
の抗力が大きく踏ん張りが効くようになる。また、カバ
ー１８は支持箱１９を覆う高さしかないので、運転者
は、運転中、電動三輪型車椅子９のすぐ近くの前方路面
および周囲を視線を動かすだけで容易に見ることがで
き、姿勢を崩さずハンドル操作ができる。また、カバー
１８内に差入れた足は泥はね、風から保護され、段差、
凸凹道、砂利道等の走行時には、カバー１８が車体振動
によりふらつく足を抑え、床面１３上から外れて落ちな
いようにしている。 また、足を乗せたり降ろしたりする
ときは、支持箱１９を目安に動かしてもカバー１８の開
口縁が支持箱１９より後方に突出していないので、簡単
に動かすことができる。
【０００８】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を第１図ないし第３
図に基づいて説明する。第１図に本考案の電動三輪型車
椅子の全体図を示す。図において、電動三輪型車椅子９
は前輪１０の軸１１にハンドル軸１２が連結され床面１
３から突きでている。また、後輪１４を駆動する駆動手
段が車体カバー１５内に設けられ、車体カバー１５上部
に座席１６が取付けられている。ハンドル軸１２の上端
には車体の左右方向に延長したバーハンドル１７が取り
付けられている。また、床面１３の前部には、後方を開
口するように湾曲されたカバー１８が取付けられてい
る。
図に基づいて説明する。第１図に本考案の電動三輪型車
椅子の全体図を示す。図において、電動三輪型車椅子９
は前輪１０の軸１１にハンドル軸１２が連結され床面１
３から突きでている。また、後輪１４を駆動する駆動手
段が車体カバー１５内に設けられ、車体カバー１５上部
に座席１６が取付けられている。ハンドル軸１２の上端
には車体の左右方向に延長したバーハンドル１７が取り
付けられている。また、床面１３の前部には、後方を開
口するように湾曲されたカバー１８が取付けられてい
る。
【０００９】第２図、第３図に示すように、床面１３の
前端中央にその前端を略一致させて、かつ、後面を略前
傾の起立面にした車体前後方向に長い側面視略台形状の
支持箱１９が設けられている。この支持箱１９は床面１
３から突出したハンドル軸１２を囲むようにして支持し
ている。また、支持箱１９の各側縁と床面１３の前部側
縁との間に前上がり傾斜の足乗せ部を形成している。 カ
バー１８は支持箱１９の前面および上面に沿い後方を開
放し、床面１３の前部側縁から上方に延長させて支持箱
１９を覆い、カバー１８の下縁部を床面１３の縁部に沿
ってビス止めまたは溶接で固定している。そして、カバ
ー１８の後方開放の開口面を支持箱１９の後面と略同一
面上にしている。
前端中央にその前端を略一致させて、かつ、後面を略前
傾の起立面にした車体前後方向に長い側面視略台形状の
支持箱１９が設けられている。この支持箱１９は床面１
３から突出したハンドル軸１２を囲むようにして支持し
ている。また、支持箱１９の各側縁と床面１３の前部側
縁との間に前上がり傾斜の足乗せ部を形成している。 カ
バー１８は支持箱１９の前面および上面に沿い後方を開
放し、床面１３の前部側縁から上方に延長させて支持箱
１９を覆い、カバー１８の下縁部を床面１３の縁部に沿
ってビス止めまたは溶接で固定している。そして、カバ
ー１８の後方開放の開口面を支持箱１９の後面と略同一
面上にしている。
【００１０】上記のように構成された電動三輪型車椅子
９は、運転者が座席１６に着座し足Ｆをカバー１８の中
に差入れて支持箱１９両側の足乗せ部に置くとき、支持
箱１９を目安として足を動かすとカバー１８の縁が支持
箱１９の後面と略一致し、後方に突き出てないので動作
の邪魔にならず、乗り降りを容易にしている。 また、略
台形状の堅固な支持箱１９によりハンドル軸１２が安定
するので、ハンドル１７を握ることで容易に運転姿勢を
保ち、足乗せ部の傾斜によって足が床面１３からずれる
ことが少なくなる。この状態で電動三輪型車椅子９を運
転すると、凸凹道において車体が揺動しても足と床面１
３とはそれほど離れず、足もカバー１８に接触する程度
で外に飛出すことはなく、走行中のバランスが崩れるこ
とを防いでいる。
９は、運転者が座席１６に着座し足Ｆをカバー１８の中
に差入れて支持箱１９両側の足乗せ部に置くとき、支持
箱１９を目安として足を動かすとカバー１８の縁が支持
箱１９の後面と略一致し、後方に突き出てないので動作
の邪魔にならず、乗り降りを容易にしている。 また、略
台形状の堅固な支持箱１９によりハンドル軸１２が安定
するので、ハンドル１７を握ることで容易に運転姿勢を
保ち、足乗せ部の傾斜によって足が床面１３からずれる
ことが少なくなる。この状態で電動三輪型車椅子９を運
転すると、凸凹道において車体が揺動しても足と床面１
３とはそれほど離れず、足もカバー１８に接触する程度
で外に飛出すことはなく、走行中のバランスが崩れるこ
とを防いでいる。
【００１１】また、カバー１８の前側端部を床面１３の
前側縁に溶接またはビス締めすることにより、車体が強
化され、カバー１８形状により、外観もよくなる。ま
た、足部だけを覆っているのでハンドル軸越しに直前方
の路面を見ることができ、運転への対応を迅速に行え
る。
前側縁に溶接またはビス締めすることにより、車体が強
化され、カバー１８形状により、外観もよくなる。ま
た、足部だけを覆っているのでハンドル軸越しに直前方
の路面を見ることができ、運転への対応を迅速に行え
る。
【００１２】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したもので
あるので、安定したハンドルや傾斜状の足乗せ部によっ
て運転者の姿勢を良好に支持し、乗り降りの際、カバー
を容易に乗り越えられる。また、走行中、車体の振動が
床面から足に伝わっても踏み位置がずれにくく、足位置
が移動してもカバー内面に足が接触するので踏み外すこ
とがない。また、冬場には走行中の風を防ぐ等の防寒効
果がある。
あるので、安定したハンドルや傾斜状の足乗せ部によっ
て運転者の姿勢を良好に支持し、乗り降りの際、カバー
を容易に乗り越えられる。また、走行中、車体の振動が
床面から足に伝わっても踏み位置がずれにくく、足位置
が移動してもカバー内面に足が接触するので踏み外すこ
とがない。また、冬場には走行中の風を防ぐ等の防寒効
果がある。
【図１】本考案による実施例の電動三輪型車椅子の斜視
図である。
図である。
【図２】図１の実施例の床面要部の斜視図である。
【図３】図２に示す床面要部の側面図である。
【図４】従来の電動三輪型車椅子の斜視図である。
９ 電動三輪型車椅子 12 ハンドル軸 13 床面 16 座席 18 カバー 19 支持箱
Claims (1)
- 【請求項１】運転座席前方の床面前部中央に、車体の前
後方向の長さに比べ左右方向の幅を狭くし、床面前縁に
前端を沿わせ、かつ、後面を略前傾の起立面にした側面
視略台形状の支持箱を設け、該支持箱の各側縁と床面前
部側縁との間に前上がり傾斜の足乗せ部を形成し、直立
したハンドル軸の下部を前記支持箱で支持すると共に該
ハンドル軸の上端に左右に延長したハンドルを備え、 前記支持箱の前面および上面に沿い前記床面前部側縁か
ら上方に延長する後方開放の カバーを装着し、かつ、該
カバー後方開放の開口面を前記支持箱の後面と略同一面
上にしたことを特徴とする電動三輪型車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995007705U JP2519807Y2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 電動三輪型車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995007705U JP2519807Y2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 電動三輪型車椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08489U JPH08489U (ja) | 1996-03-12 |
| JP2519807Y2 true JP2519807Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=11673168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1995007705U Expired - Fee Related JP2519807Y2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 電動三輪型車椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519807Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5989786U (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-18 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車等の車両における側方カバ−装置 |
| JPS5994985U (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-27 | スズキ株式会社 | スク−タ−の前部カバ− |
| JPH0334172Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1991-07-19 | ||
| JPS62134384A (ja) * | 1985-12-05 | 1987-06-17 | ヤマハ発動機株式会社 | スク−タ−型車両のレツグシ−ルド |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP1995007705U patent/JP2519807Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「農経しんぽう」、昭和６３年１０月３日、電動三輪車「マイピア」発表の段、「農村ニュース」、昭和６３年１０月３日、「マイピア」を新発売の段 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08489U (ja) | 1996-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |