JP2519583B2 - 装飾材 - Google Patents
装飾材Info
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- JP2519583B2 JP2519583B2 JP2167794A JP16779490A JP2519583B2 JP 2519583 B2 JP2519583 B2 JP 2519583B2 JP 2167794 A JP2167794 A JP 2167794A JP 16779490 A JP16779490 A JP 16779490A JP 2519583 B2 JP2519583 B2 JP 2519583B2
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- Finishing Walls (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願発明は立体感があり、意匠性に優れた床材、壁材
等の内装材に適した装飾材関する。
等の内装材に適した装飾材関する。
（従来技術と問題点） 従来発泡層上にケミカルエンボスと同調させた印刷模
様を付与した床材等の装飾材が公知である。しかし、従
来の装飾材はスクリーン印刷法や転写法により厚さの極
く薄い印刷模様層が付与されるのみで、立体感や新規な
意匠性は得られなかった。
様を付与した床材等の装飾材が公知である。しかし、従
来の装飾材はスクリーン印刷法や転写法により厚さの極
く薄い印刷模様層が付与されるのみで、立体感や新規な
意匠性は得られなかった。
（問題点を解決する手段） 本願は上記問題点を解決した発明で、発泡剤が分解して
得られるポリ塩化ビニルPVC発泡層上に下地模様層が形
成され、下地模様層上にPVCペーストがゲル化した点状
盛り上がり模様が形成され、かつ該盛り上がり模様周縁
近傍および盛り上がり模様直下の発泡層の厚さが暫減し
ていることを特徴とする装飾材、をその要旨とする。
得られるポリ塩化ビニルPVC発泡層上に下地模様層が形
成され、下地模様層上にPVCペーストがゲル化した点状
盛り上がり模様が形成され、かつ該盛り上がり模様周縁
近傍および盛り上がり模様直下の発泡層の厚さが暫減し
ていることを特徴とする装飾材、をその要旨とする。
本発明の装飾材の製造方法としては ガラス不織布等の基材上に発泡剤を含有した発泡性
PVC等の樹脂層を0.10〜1.0mm厚で均一に塗布する。
PVC等の樹脂層を0.10〜1.0mm厚で均一に塗布する。
発泡性樹脂層をプリゲル化し、この上に、転写印刷
や、厚さ３〜50μｍの薄いスクリーン印刷法により、下
地模様層を付与する。
や、厚さ３〜50μｍの薄いスクリーン印刷法により、下
地模様層を付与する。
例えばPVC等の透明性ペーストを下地模様層上に塗
布する。
布する。
透明模様層上にPVC点状盛り上がり模様を多数付与
する。点状模様はペーストの粘度の高いインキを使用
し、ロータリースクリーンやスプレーガンを用いて厚さ
0.5〜3.0mmに形成する。
する。点状模様はペーストの粘度の高いインキを使用
し、ロータリースクリーンやスプレーガンを用いて厚さ
0.5〜3.0mmに形成する。
得られた点状盛り上がり模様の付与された積層体が
加熱されて上記発泡剤が分解して発泡性樹脂層が発泡
し、透明性樹脂層や盛り上がり模様各層が加熱ゲル化さ
れる。
加熱されて上記発泡剤が分解して発泡性樹脂層が発泡
し、透明性樹脂層や盛り上がり模様各層が加熱ゲル化さ
れる。
このようにして本願発明装飾材の得られる方法が例示さ
れる。
れる。
本願装飾材は発泡性樹脂層の発泡において、発泡性樹脂
層上の点状模様のゲル化に際しての熱容量が大きいの
で、発泡する時に発泡層の熱が吸収されて発泡体の厚さ
が漸次減少する。
層上の点状模様のゲル化に際しての熱容量が大きいの
で、発泡する時に発泡層の熱が吸収されて発泡体の厚さ
が漸次減少する。
以下図面に基づいて本発明を説明する。
第１図は上記工程によって得られた本願発明装飾基材の
断面図であり、ガラス繊維シート等の基材１上にPVC等
の樹脂で0.1〜1.0mm厚の発泡層２が形成される。
断面図であり、ガラス繊維シート等の基材１上にPVC等
の樹脂で0.1〜1.0mm厚の発泡層２が形成される。
発泡層上には、３〜50μｍのスクリーン印刷法または転
写法による下地模様３が得られる。
写法による下地模様３が得られる。
下地模様３上には透明樹脂層４を介して0.5〜3.0mm厚の
水玉模様の点状盛り上がり模様５が固着形成される。点
状模様の周縁外部にはくぼみ６が形成されている。
水玉模様の点状盛り上がり模様５が固着形成される。点
状模様の周縁外部にはくぼみ６が形成されている。
本願発明において点状盛り上がり模様は床材に使用した
場合、蹴っても容易に剥がれない。
場合、蹴っても容易に剥がれない。
発泡層で点状模様のない部分の厚さはl0で示され10＝1.
0〜5.0mm厚で点状模様周縁近傍で模様外部の厚さはl1で
示されさらに点状模様直下部分の厚さはl2で示される。
0〜5.0mm厚で点状模様周縁近傍で模様外部の厚さはl1で
示されさらに点状模様直下部分の厚さはl2で示される。
本願発明において発泡層の厚さは、l0＞l1＞l2になって
おり、発泡層厚さは漸次減少している。第２図は本願発
明装飾材斜視図であり、１は構成材、２は発泡層、３は
印刷された下地模様であり、５は点状盛り上がり模様、
６は点状盛り上がり模様周縁近傍外部のくぼみ、７は装
飾材である。
おり、発泡層厚さは漸次減少している。第２図は本願発
明装飾材斜視図であり、１は構成材、２は発泡層、３は
印刷された下地模様であり、５は点状盛り上がり模様、
６は点状盛り上がり模様周縁近傍外部のくぼみ、７は装
飾材である。
得られた内装材は外観上ボタン模様状の立体感のある模
様が得られる。
様が得られる。
また熱硬化性可塑剤を使用して点状盛り上がり模様を形
成することにより、天然石を埋め込んだ様な外観が得ら
れた。
成することにより、天然石を埋め込んだ様な外観が得ら
れた。
（実施例） 実施例１ ガラス不織布基材上に配合ＡのPVC発泡性プラスチゾル
を0.30mm厚にドクターナイフでコーティングした後100
℃でプリゲル化した。
を0.30mm厚にドクターナイフでコーティングした後100
℃でプリゲル化した。
得られたプリゲル化シート表面に転写法により下地模様
を塗布し、配合Ｂの透明性ペーストを塗布し同様にプリ
ゲル化した。
を塗布し、配合Ｂの透明性ペーストを塗布し同様にプリ
ゲル化した。
配合Ａ PVC 100 重量部 DOP 54 重量部 TiO2 2.5重量部 アゾジカルボアミド 2.6重量部 亜鉛華 0.4重量部 炭カル 23 重量部 配合Ｂ PVC 100 重量部 DOP 50 重量部 Ba−Zn安定剤 1.8重量部 耐候剤 1.0重量部 得られたシート上に配合Ｃのインキをロータリースクリ
ーン機により1mmの黒玉石状の点状盛り上がり模様を多
数付与し200℃で加熱発泡させ、本発明内装材を得た。
ーン機により1mmの黒玉石状の点状盛り上がり模様を多
数付与し200℃で加熱発泡させ、本発明内装材を得た。
得られた内装材は立体感があり、玉石模様状の優れた意
匠性が得られた。
匠性が得られた。
配合Ｃ PVC 100 重量部 DOP 50 重量部 Ba−Zn安定剤 1.8重量部 耐候剤 1.0重量部 チキソ剤 3 重量部 希釈剤 3 重量部 実施例２ 実施例１の配合Ｃを配合Ｄに変更した他は実施例１と同
様にして内装材を得た。
様にして内装材を得た。
配合Ｄ PVC 100 重量部 TMPTA 50 重量部 重合開始剤 0.1重量部 安定剤（CPL23） 1.2重量部 ただし、TMPTAは熱硬化性可塑剤である。
得られた内装材は石目模様がより硬いものとなり天然石
をシートに埋め込んだ外観と酷似していた。
をシートに埋め込んだ外観と酷似していた。
（発明の効果） 外観上インテリア布帛またはレザー上に装飾ボタン
を固着した印象の装飾材が得られた。
を固着した印象の装飾材が得られた。
点状盛り上がり模様がアクセントとなり変化に富ん
だ立体感のある好ましい外観の装飾材を得た。
だ立体感のある好ましい外観の装飾材を得た。
熱硬化性可塑剤を使用して盛り上がり模様を形成す
ることにより、天然石を埋め込んだ状態に酷似しており
ノンスリップ性も得られた。
ることにより、天然石を埋め込んだ状態に酷似しており
ノンスリップ性も得られた。
第１図は本願発明装飾材断面図、第２図は装飾材の斜視
図、２は発泡層、３は下地模様層、５は点状盛り上がり
模様、７は装飾材である。
図、２は発泡層、３は下地模様層、５は点状盛り上がり
模様、７は装飾材である。
Claims (1)
- 【請求項１】発泡剤が分解して得られるポリ塩化ビニル
発泡層上に下地模様層が形成され、下地模様層上にポリ
塩化ビニルペーストがゲル化した点状盛り上がり模様が
形成され、かつ該盛り上がり模様周縁近傍および盛り上
がり模様直下の発泡層の厚さが漸次減少していることを
特徴とする装飾材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2167794A JP2519583B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 装飾材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2167794A JP2519583B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 装飾材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0483052A JPH0483052A (ja) | 1992-03-17 |
| JP2519583B2 true JP2519583B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=15856233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2167794A Expired - Fee Related JP2519583B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 装飾材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519583B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102619319A (zh) * | 2012-04-25 | 2012-08-01 | 禹尔力 | 一种人造革内墙软包 |
| CN102733573A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-17 | 曾红 | 一种软包结构 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106515154B (zh) * | 2016-10-25 | 2018-04-03 | 东台市富安合成材料有限公司 | 一种复合型家用装饰墙纸合成革及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5918669Y2 (ja) * | 1977-06-07 | 1984-05-30 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサ |
| JPS5825440U (ja) * | 1981-08-14 | 1983-02-18 | 株式会社エンゼル産業 | 発泡樹脂製硬化タイル材 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP2167794A patent/JP2519583B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102619319A (zh) * | 2012-04-25 | 2012-08-01 | 禹尔力 | 一种人造革内墙软包 |
| CN102733573A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-17 | 曾红 | 一种软包结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0483052A (ja) | 1992-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |