JP2519104B2 - 画像編集作成装置及び画像編集作成方法 - Google Patents

画像編集作成装置及び画像編集作成方法

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JP2519104B2
JP2519104B2 JP17675289A JP17675289A JP2519104B2 JP 2519104 B2 JP2519104 B2 JP 2519104B2 JP 17675289 A JP17675289 A JP 17675289A JP 17675289 A JP17675289 A JP 17675289A JP 2519104 B2 JP2519104 B2 JP 2519104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は画像編集作成装置と画像編集作成方法の改良
に係り、スタイラスペンの筆圧に応じた筆太さの調整と
筆太さに対応したソフトエッジ処理とも呼ばれるアンチ
エリアジング処理をリアルタイムで行なうことにより、
高品位な描画を高速で作成できるようにした画像編集作
成装置と画像編集作成方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に従前の画像編集作成装置は、スタイラスペンや
ブレット、キーボード等を備えた入力装置と、前記入力
装置からの各種データ信号を処理する演算処理装置と、
ディスプレイ装置等から構成されており、オペレータが
スタイラスペンによってタブレット上に描いた画像がデ
ィスプレイ上にリアルタイムで表示されて行く。
しかし乍ら、この種画像編集作成装置に於いては、通
常オペレータは指定されたスタイラスペンの中から適当
な太さのペンを選択し、これを用いて描画をしなければ
ならない。しかし、使用できるスタイラスペンの数その
ものが少ないため、所望の微妙なペンタッチが得難いう
え、細かい修正作業を正確且つ円滑に行ない難いと云う
大きな難点が存在する。
一方、実際の筆で描かれた描画の外周部分は、通常筆
の持つ色と紙の色とが微妙に混り合うことにより自然な
軟らかい境界(以後ソフトエッジと呼ぶ)を形成してい
る。スタイラスペンを用いた画像編集作成装置に於い
て、前述の如き筆のソフトエッジを実現するためには、
ビデオ信号に所謂ソフトエッジ処理を施すことが不可欠
となる。
ところで、この種画像編集作成装置に於けるソフトエ
ッジ処理方式としては、スタイラスペンの筆圧によりソ
フトエッジ処理の度合いそのものを変化させ、これをフ
ィードバックさせるようにした技術が開発されている
(特開昭62−35980号等) 前記特開昭62−35980号等のソフトエッジ処理方式
は、現存する各種の描画道具(筆、ペン等)をある程度
完全にシュミレートすることができるうえ、描画道具の
持つ様々なペンタッチをほぼ満足できる程度に実現する
ことが出来、優れた効用を奏するものである。
しかし乍ら、一般に絵を画いたり或いは絵を修正した
りする作業に於いて、筆等の描画道具が持つ微妙なペン
タッチを完全に実現するためには、スタイラスペンの筆
圧によってソフトエッジ処理の度合いそのものを変更
し、これをフィードバックさせるよりは、スタイラスペ
ンの筆圧によって筆太さを変えることがより重要な要件
となってくる。
即ち、現実の絵画の世界に於いては、同じ筆、同じ色
を使用しても、絵を何に描くかによって、筆のタッチは
大きく異なることになる(例えば、絵を紙に描く場合と
布地に描く場合とでは、筆のタッチは約2倍程度異な
る)。従って、筆を完全にシュミレートするためには、
筆圧によるソフトエッジ処理の度合の変更だけでなく、
筆圧による筆太さの変更や被描画材の材質感等を合一し
て処理する必要があり、筆圧に応じてソフトエッジ処理
の度合いそのものだけを変更し、これをフィードバック
させるようにした従前のソフトエッジ処理方式にあって
は、描画道具を完全にシュミレートしたり或いは描画道
具の持つ微妙な筆タッチをより良好に実現できないとい
う欠点がある。
また、従前のソフトエッジ処理方式にあっては、スタ
イラスペンの高速移動速度に追従したソフトエッジ処理
を行なうことが極めて困難であり、その結果ペン移動速
度を一定速度以下に押えたり、高価な電子デバイスを必
要とすると云う難点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は従前のこの種画像編集作成に於ける上述の如
き問題、即ち、選択使用し得るスタイラスペンの数が
限られているため、所望のペンタッチが得難いうえ、細
かい修正等を円滑に行なうことが困難なこと、描画道
具の完全なシュミレートや筆タッチの完全な実現が困難
なこと、及びソフトエッジ処理の高速化が困難で、ス
タイラスペンの移動速度に追従したソフトエッジの実現
が困難なこと等の問題を解決せんとするものであり、高
価なデバイスを多用することなく、しかも高品位の描画
をリアルタイムでディスプレイ上に形成できるようにし
た画像編集作成装置並びに画像編集作成方法を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 発明者は、画家の描画作業や絵画の修正作業等を精緻
に観察し、その中から、実際の画材(紙及び筆)による
描画やその修正に於いても、画家は筆の方向や筆の強さ
(筆圧)等を様々に使い分けることにより、細かい部分
や太い部分の描画、修正を巧みに行なっていることを知
得した。特に、筆の強さ(筆圧)を変化させ乍ら描画や
修正を行なう場合は極めて多くあり、従って、電子画像
の編集作成に於いても、筆圧から描画のソフトエッジ処
理(濃度)の程度を直接的に決定するよりも、筆圧から
筆の太さ(描画像のラインの太さ)を決定することが、
最優先的に行なわれるべきであることが判明した。即
ち、如何に自然な描画像を電子機器上に実現し得るか否
かは、筆先のソフトエッジを保ち乍ら、如何にスタイラ
スペンの移動速度に追従した形で筆の太さをペン筆圧に
より変化させるか、に依存することが判明した。
本発明は上記観察並びに分析結果を基にして開発され
たものであり、スタイラスペンからのペン筆圧を演算処
理部にフィードバックさせ、オペレータが操作するスタ
イラスペンの速度に追従させた形でその筆太さをスムー
ズに変化させると共に、描画データ信号に描画サイズ可
変型アンチエリアジング処理を施すことを、基本的な内
容とするものである。
本発明は、オペレータの操作に対応して筆圧値を表す
信号を発生するスタイラスペンと、スタイラスペンの座
標値を表す信号を発生する位置入力手段と、 スタイラスペンがシュミレートする描画用具が表現す
る描画パターンを記憶する描画データ記憶装置と、 表示すべき画像データを記憶するフレーム記憶装置と、 フレーム記憶装置に記憶されている画像データを表示
する画像表示装置とを備える画像編集作成装置におい
て、 前記位置入力装置は、前記画像表示装置の表示する画
像領域内の画素を表す座標値よりも細かい分解能で、ス
タイラスペンの位置に対応する座標値を表すデジタイザ
ーを備え、 前記スタイラスペンおよび前記位置入力装置からの信
号に応答し、筆圧値および座標値に基づいて描画パター
ンの筆太さに対応する領域を示す円の中心と円半径bと
を算出する描画フロントエンドプロセッサと、 前記スタイラスペンがシュミレートする描画用具にそ
れぞれ対応して、アンチエリアジング処理を行うための
演算値Zが、前記円周上からの距離cに対応する1次元
の配列として予め記憶されるZ値テーブルと、 前記円描画フロントエンドプロセッサからの円の中心
および円半径bに応答し、前記フレーム記憶装置内の前
記円の領域を含んで各円領域毎に算出される範囲の画素
に対応する記憶領域を表す描画アドレスを演算する描画
アドレスプロセッサと、 前記演算された描画アドレスから前記円の中心までの
距離a、およびその距離aと前記円の半径bとの差とし
て前記距離cをそれぞれ演算し、演算値cを用いて前記
Z値テーブルを参照し、前記描画アドレスに対応する各
画素についての演算値Zを導出するZ演算プロセッサ
と、 前記Z演算プロセッサからの演算値Zに従って、前記
描画アドレスによって指定されるフレーム記憶装置内の
記憶場所からの元画像データと、描画データ記憶装置か
らの描画データとの間で、アンチエリアジング処理を行
い、処理結果を表す画像データを前記フレーム記憶装置
内の記憶場所に記憶するアンチエリアジング処理装置と
を含むことを特徴とする画像編集作成装置である。
また本発明で、前記スタイラスペンおよび前記位置入
力装置は、一定期間毎に筆圧値およびスタイラスペンの
座標値をそれぞれ表す信号を発生し、 前記描画フロントエンドプロセッサは、前記位置入力
装置から連続して入力される筆圧値および座標値間でそ
れぞれの補間値を演算し、補間値に対応する円半径bお
よび円の中心座標をそれぞれ内容とする演算値を導出す
ることを特徴とする。
さらに本発明は、スタイラスペンによってシュミレー
トされる描画用具が表現する描画パターンに対応して、
アンチエリアジング処理用の演算値Zを、距離cに対応
する1次元の配列として記録するZ値テーブルを用意し
ておき、 ペン筆圧を検出する機構を備えるスタイラスペンをデ
ジタイザー上で操作し、スタイラスペンからの筆圧値を
表す信号と、デジタイザーからのスタイラスペンの先端
が示す座標値を表す信号を発生させ、 前記筆圧値および前記座標値を演算処理して、筆太さ
に対応する領域を示す円の中心と円半径bとをそれぞれ
算出し、 前記円の領域を含んで各円領域毎に算出される範囲の
画素に対応する記憶領域内で、各画素から前記円の中心
座標の位置までの距離a、およびその距離aと前記円半
径bとの差としての距離cをそれぞれ演算し、 距離cを用いてZ値テーブルを参照し、距離cに対応
する演算値Zを用いて、表示中の元画像データに対し、
スタイラスペンによってシュミレートされる描画用具が
表現する描画パターンを上書きする際に、前記円の円縁
部にアンチエリアジング処理を施すことを特徴とする画
像編集作成方法である。
(作用) 本発明に従えば、スタイラスペンからの筆圧値と、位
置入力手段からの座標値とから、描画フトントエンドプ
ロセッサは、筆圧値に基づいて筆太さに対応する領域を
示す円の中心と円半径bとをそれぞれ算出する。描画ア
ドレスプロセッサから導出される描画アドレスに対応し
て、Z演算プロセッサは、各画素から円の中心までの距
離aを算出し、距離aと円半径bとの差の距離cを用い
てZ値テーブルを参照し、演算値Zを導出する。Z値テ
ーブルには、スタイラスペンがシュミレートする描画用
具にそれぞれ対応してアンチエリアジング処理を行うた
めの演算値Zが距離cに対応する1次元配列として予め
記録されている。たとえば、硬い鉛筆のような場合と、
軟らかい毛筆のような場合とは、距離cの増大に伴う演
算値Zの変化の傾斜が異なる。筆圧によっては、この演
算値Zの変化の状態は変わらず、変化の始まる位置が変
わる。アンチエリアジング処理装置は、演算値Zに従っ
て、元画像データと描画データとの間のアンチエリアジ
ング処理を行い、その結果を表す画像データをフレーム
記憶装置内の描画アドレスによって指定される記憶場所
に記憶する。
筆圧値の変化で、シュミレートする描画用具の筆の太
さは変化するけれども、周縁部のアンチエリアジング処
理は、Z値テーブルに従って同様に行われる。すなわ
ち、筆圧によって描画用具の特徴は変化しない。
また本発明に従えば、描画フロントエンドプロセッサ
は、筆圧値および座標値に対する補間値を演算し、補間
値に対しても円の中心と円半径bとを算出する。これに
よって、滑らかな描画用具のシュミレートを行うことが
できる。
さらに本発明に従えば、距離cを用いる1次元のZ値
テーブルの参照によって、迅速にアンチエリアジング処
理を行うことができ、描画用具を効果的にシュミレート
することができる。
(実施例) 以下、第1図乃至第6図に基づいて本発明の実施例を
説明する。
第1図は本発明に係る画像編集作成装置の構成を示す
ブロック線図であり当該画像編集作成装置は、スタイラ
スペンやキーボード、タッキタブレット等の入力装置
(デジタイザー)1、メインプロセッサ2、描画フロン
トエンドプロセッサ3、描画アドレス演算プロセッサ
4、Z演算プロセッサ5、フレーム記憶装置6、アンチ
エリアジング処理装置7、描画データ記憶装置8、画像
表示装置9等から構成されている。
オペレータが操作するスタイラスペンのペン座標値や
ペン筆圧値は、デジタイザー1から一定の期間毎に連続
的に出力され、出力されたデータはメインプロセッサ2
と描画フロントエンドプロセッサ3に夫々入力される。
前記メインプロセッサ2は、デジタイザー1からのペ
ン座標値を処理すると共にメニューの内容からコマンド
を判断し、各プロセッサ3・4へコマンドに対応したデ
ータをセットする。尚、ペン描画に関するコマンドの実
行時には、高速性を実現するために前記ペン座標値は後
述する描画フロントエンドプロセッサ3に於いて処理さ
れる。また、当該メインプロセッサ2に於いて、カーソ
ルの表示、キーボードのセンス等の処理が行なわれる。
前記描画フロントエンドプロセッサ3は前述の如くペ
ン描画に関するコマンド実行時のペン座標値X・Y及び
ペン筆圧値Zの処理を行なう。
而して、オペレータのスタイラスペンの動きが早い
と、前記デジタイザー1の処理速度の関係からデジタイ
ザー1の座標出力によってペンの軌跡を十分にトレース
することが困難となり、出力される座標データが連続的
とはならずに離散化することになる。
前述の如き不都合を避けるため、当該プロセッサ3で
は入力データの所謂補間処理が行なわれる。第2図は前
記補間処理の一例を示すものであり、デジタイザー1か
ら入力されたペン座標値データ(Xo・Yo)及び(X1
Y1)とペン筆圧値データ(Zo)及び(Z1)とから、補間
値(Xi・Yi・Zi)が演算される。前記補間処理が施され
ることにより、連続的なデジタイザー1からの座標デー
タの発生が可能となり、スムーズなスタイラスペンの動
きがシュミレートされることになる。
前記演算された補間値(Xi・Yi・Zi)は、円描画単位
の中心座標値と円の半径に対応する内容を有し、各円描
画単位毎に描画アドレス演算プロセッサ4とZ値演算プ
ロセッサ5に転送される。
前記描画アドレスプロセッサ4は、前記デジタイザー
1の座標値データに対応するフレーム記憶装置6に対し
て、所謂DMAアドレスを供給する。また、当該プロセッ
サ4は、各円描画単位毎にアドレス整数データPnを演算
し、これをZ演算プロセッサ5へ入力する。
前記Z演算プロセッサ5は、第3図に示す如く、前記
描画アドレス演算プロセッサ4より入力されたアドレス
整数データPn値から、デジタイザー座標で相対的に対応
する円描画単位の中心座標値を算出すると共に、前記Pn
値のポイントとデイジタイザ座標で相対的に対応する円
描画単位の中心座標値を算出すると共に、前記Pn値のポ
イントでデイジタイザ座標で指定された円中心までの距
離aを演算し、更に前記距離aと描画半径bとの差c=
a−bを演算する。また、Z演算プロセッサ5は、前記
演算したc値(即ち、ペン筆圧に比例した筆太さに対応
する値)より、第5図(a)に示す如くテーブル参照に
より、描画半径に対応するZ値を求め、該演算値Zをア
ンチエリアジング処理装置7へ出力する。
前記Z演算プロセッサ5の演算部は、所謂パイプライ
ン形成により構成されており、実用上問題の無いリアル
タイム動作が行なわれる。
尚、前記参照テーブルは、c値を実用上必要な幅(例
えばc=±100)としたものが3〜5種類準備されてお
り、また、適用する参照テーブルの種類は、コマンドレ
ベルでオペレータにより適宜に選択され、これによりソ
フトエッジ処理の程度に変化が与えられる。
本発明に於いては、前述の如く、Z演算プロセッサ5
で第3図のc値を求め、テーブル参照をしてc値に対応
するZ値を求めるようにしているため、実用上必要な幅
(例えばc=±100位い)のc値に対するZ値のテーブ
ル一組のみを準備するだけでよく、一組の参照テーブル
を作成することにより、従来実現が不可能であったスタ
イラスペンの移動速度に追従するペンの太さや筆のソフ
トエッジ処理演算が、それほど高価な部品を使用せずに
実現できる。
これに対して、円描画単位毎にその半径b及びその中
心座標値によってこれを全てテーブル化し、イメージデ
ータとしてZ値をメモリにあらかじめ書き込み、テーブ
ル参照により前記本件発明のZ演算プロセッサ5による
処理と同一機能を実現しようとする場合には、後述する
如く必要とするZ値のパターンイメージデータが膨大と
なり、実用化が不可能となる。
即ち、今、半径が1〜512までの範囲全てをパターン
として用意する場合を考え、且つ実用上必要な精度とし
て0.25の分解能を設定したとすると、512/0.25=2047種
類の半径に対応するZ値パターンが必要になる。また、
中心点座標に関しても、X・Y夫々に0.25の分解能を取
らねばならず、しかもZ値のパターンイメージデータ
は、少数点以下の指定に対しパターンを夫々独立して用
意する必要がある。従って、X・Y座標で分解能を0.25
とすると、取り得る中心点座標の個数は、第4図に示す
如く16個所となり、夫々の中心点座標に対して2047種類
の半径によるパターンイメージデータが必要となる。
その結果、必要とするパターンイメージデータの総数
は2047×16=32752パターンとなり、これにZ値の分布
パターンを5種類準備するとすれば、総計32752×5=1
63760種類のZ値パターンイメージデータが必要とな
る。
上述の如く、円描画単位毎にその全てをテーブル参照
する方式の場合には、必要とするZ値パターンイメージ
データが膨大になり過ぎ、全く実現が不可能となる。
前記フレーム記憶装置6はマルチポートアクセス構造
のRAMであり、画像表示装置9への画像表示データの出
力と同時に、アンチエリアジング処理装置7との間で画
像データの読み出しおよび書き込みを行う。
前記アンチエリアジング処理装置7は2組の掛算器と
加算器とから構成されており、フレーム記憶装置6から
の元画像データAにZ演算プロセッサ5からのZ値に基
づく(1−Z)値が乗算されると共に、描画データ記憶
8からの描画データBに前記Zが乗算され、筆の太さ対
応するZ値によって適宜にソフトエッジ処理された画像
表示データDがフレーム記憶装置6へ入力される。
即ち、前記描画アドレス演算プロセッサ4からのアド
レスに対応するピグセルデータAが、フレーム記憶装置
6から読み出され、また、これと同時に前記Z演算プロ
セッサ5ではそのアドレスに対応するZ値が演算され、
その演算値がアンチエリアジング処理装置7へ入力され
る。処理装置7で演算処理された結果はフレーム記憶装
置6へ出力され、前記アドレスと同じアドレスにピグセ
ルデータDとして書き込まれる。
第5図(b)は、前記アンチエリアジング処理装置7
に於けるソフトエッジ処理の状態を示すものであり、元
画像データAと描画データBとはZ値参照テーブルTに
対応したデータにソフトエッジ処理され、第5図(c)
に示す様に、描画範囲Eの境界に対して、Z値参照テー
ブルTのc値に応じた範囲でアンチエリアジング処理が
行なわれる。
前述の動作は、描画ポイントの指定するエリア全体
(即ち円描画単位のエリア全体)に対して行なわれ、且
つその結果は、前記描画フロントエンドプロセッサ3で
補間された各描画ポイント毎に夫々重ね書きされ、フレ
ーム記憶装置6から画像表示装置9へ出力されて行く。
第6図は、連続描画処理下に於けるZ値の三次元分布
の状態を示すものであり、描画データBと元画像データ
Aとが、滑らかなZ値分布に沿ってソフトエッジ処理さ
れ、筆による描画の特徴である細線から太線への滑らか
な描画表現が電子的に実現される。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、スタイラスペンからの
筆圧値と、位置入力手段からの座標値とから、筆圧値に
基づいく筆太さに対応する領域を示す円の中心と円半径
bとがそれぞれ算出される。描画アドレスプロセッサか
ら導出される描画アドレスに対応して、各画素から円の
中心までの距離aが算出され、距離aと円半径bとの差
の距離cを用いてZ値テーブルが参照され、演算値Zが
導出される。Z値テーブルには、スタイラスペンがシュ
ミレートする描画用具にそれぞれ対応してアンチエリア
ジング処理を行うための演算値Zが、距離cに対応する
1次元配列として予め記録されている。たとえば、硬い
鉛筆のような場合と、軟らかい毛筆のような場合とは、
距離cの増大に伴う演算値Zの変化の傾斜の状態が異な
る。筆圧によっては、この演算値Zの変化の状態は変わ
らず、変化の始まる位置が変わる。筆圧値の変化で、シ
ュミレートする描画用具の筆の太さは変化するけれど
も、周縁部のアンチエリアジング処理は、Z値テーブル
に従って同様に行われる。すなわち、筆圧によって描画
用具の特徴は変化しない。
また本発明によれば、筆圧値および座標値に対する補
間値が演算され、補間値に対しても円の中心と円半径b
とが算出される。これによって、滑らかに太さが変化す
る描画用具のシュミレートを行うことができる。
さらに本発明によれば、距離cを用いる1次元のZ値
テーブルの参照によって、迅速にアンチエリアジング処
理を行うことができ、描画用具を効果的にシュミレート
することができる。
本発明は上述の通り、高価なデバイスを用いることな
く、リアルタイムで極めて高品位な描画像を実現できる
ものであり、優れた実用的効用を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像編集作成装置の基本構成を
示すブロック線図である。 第2図は、描画フトントエンドプロセッサに於ける補間
処理の概要説明図である。 第3図は、z演算プロセッサの演算処理内容の説明図で
ある。 第4図は、実数演算に於ける座標ポイントを示す説明図
である。 第5図(a)は、z演算プロセッサに於けるZ値参照テ
ーブルの一例を示すものであり、第5図(b)及び第5
図(c)は、アンチエリアジング処理におけるデータ分
布及びアンチエリアジング処理範囲を示す説明図であ
る。 第6図は、連続描画処理に於けるZ値の分布を示す図面
である。 1…入力装置(デジタイザー) 2…メインプロセッサ 3…描画フトントエンドプロセッサ 4…描画アドレス演算プロセッサ 5…Z演算プロセッサ 6…フレーム記憶装置 7…アンチエリアジング処理装置 8…描画データ記憶装置 9…画像表示装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペレータの操作に対応して筆圧値を表す
    信号を発生するスタイラスペンと、 スタイラスペンの座標値を表す信号を発生する位置入力
    手段と、 スタイラスペンがシュミレートする描画用具が表現する
    描画パターンを記憶する描画データ記憶装置と、 表示すべき画像データを記憶するフレーム記憶装置と、 フレーム記憶装置に記憶されている画像データを表示す
    る画像表示装置とを備える画像編集作成装置において、 前記位置入力装置は、前記画像表示装置の表示する画像
    領域内の画素を表す座標値よりも細かい分解能で、スタ
    イラスペンの位置に対応する座標値を表すデジタイザー
    を備え、 前記スタイラスペンおよび前記位置入力装置からの信号
    に応答し、筆圧値および座標値に基づいて描画パターン
    の筆太さに対応する領域を示す円の中心と円半径bとを
    算出する描画フロントエンドプロセッサと、 前記スタイラスペンがシュミレートする描画用具にそれ
    ぞれ対応して、アンチエリアジング処理を行うための演
    算値Zが、前記円周上からの距離cに対応する1次元の
    配列として予め記憶されるZ値テーブルと、 前記円描画フロントエンドプロセッサからの円の中心お
    よび円半径bに応答し、前記フレーム記憶装置内の前記
    円の領域を含んで各円領域毎に算出される範囲の画素に
    対応する記憶領域を表す描画アドレスを演算する描画ア
    ドレスプロセッサと、 前記演算された描画アドレスから前記円の中心までの距
    離a、およびその距離aと前記円の半径bとの差として
    前記距離cをそれぞれ演算し、演算値cを用いて前記Z
    値テーブルを参照し、前記描画アドレスに対応する各画
    素についての演算値Zを導出するZ演算プロセッサと、 前記Z演算プロセッサからの演算値Zに従って、前記描
    画アドレスによって指定されるフレーム記憶装置内の記
    憶場所からの元画像データと、描画データ記憶装置から
    の描画データとの間で、アンチエリアジング処理を行
    い、処理結果を表す画像データを前記フレーム記憶装置
    内の記憶場所に記憶するアンチエリアジング処理装置と
    を含むことを特徴とする画像編集作成装置。
  2. 【請求項2】前記スタイラスペンおよび前記位置入力装
    置は、一定期間毎に筆圧値およびスタイラスペンの座標
    値をそれぞれ表す信号を発生し、 前記描画フロントエンドプロセッサは、前記位置入力装
    置から連続して入力される筆圧値および座標値間でそれ
    ぞれの補間値を演算し、補間値に対応する円の中心と円
    半径bとをそれぞれ算出することを特徴とする請求項1
    記載の画像編集作成装置。
  3. 【請求項3】スタイラスペンによってシュミレートされ
    る描画用具が表現する描画パターンに対応して、アンチ
    エリアジング処理用の演算値Zを、距離cに対応する1
    次元の配列として記録するZ値テーブルを用意してお
    き、 ペン筆圧を検出する機構を備えるスタイラスペンをデジ
    タイザー上で操作し、スタイラスペンからの筆圧値を表
    す信号と、デジタイザーからのスタイラスペンの先端が
    示す座標値を表す信号を発生させ、 前記筆圧値および前記座標値を演算処理して、筆太さに
    対応する領域を示す円の中心と円半径bとをそれぞれ算
    出し、 前記円の領域を含んで各円領域毎に算出される範囲の画
    素に対応する記憶領域内で、各画素から前記円の中心座
    標の位置までの距離a、およびその距離aと前記円半径
    bとの差としての距離cをそれぞれ演算し、 距離cを用いてZ値テーブルを参照し、距離cに対応す
    る演算値Zを用いて、表示中の元画像データに対し、ス
    タイラスペンによってシュミレートされる描画用具が表
    現する描画パターンを上書きする際に、前記円の周縁部
    にアンチエリアジング処理を施すことを特徴とする画像
    編集作成方法。
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