JP2517030B2 - 伝動ベルト - Google Patents

伝動ベルト

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JP2517030B2
JP2517030B2 JP62326824A JP32682487A JP2517030B2 JP 2517030 B2 JP2517030 B2 JP 2517030B2 JP 62326824 A JP62326824 A JP 62326824A JP 32682487 A JP32682487 A JP 32682487A JP 2517030 B2 JP2517030 B2 JP 2517030B2
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  • Chain Conveyers (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、伝動ベルトに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の伝動ベルトとして、リンク式のチェーンに荷重
ブロックを組付けた形式のものがある。すなわち、多数
のリンクプレートを順次ピンによって関節運動可能に連
結して無端状としたチェーンに、プーリと接触するテー
パ面を有する多数の荷重ブロックを組付けたものであ
る。荷重ブロックはチェーンの全周に互いに密着した状
態で取付けられる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の伝動ベルトには、
荷重ブロックの耐久性が不足するという問題点がある。
すなわち、チェーンのピンに対応する位置に組付けられ
る荷重ブロックも、チェーンのピン間位置に組付けられ
る荷重ブロックも同一のブロックが使用されており、荷
重ブロックに偏荷重が作用するからである。これは2本
のチェーンの位相が1/2ピッチだけ相違しているため、
一方のチェーンではピンの位置に荷重ブロックが組付け
られており、同じ荷重ブロックが他方のチェーンではピ
ン間位置に組付けられていることになるからである。2
本のチェーンはプーリに巻き付く際にはピンを中心とし
て関節運動をし、多角形状となっている。このため、一
方のチェーンと他方のチェーンとではプーリ中心からの
距離が相違することになる。従って、荷重ブロックは一
方のチェーンからのみ強い力を受けて傾斜し、一方のテ
ーパ面が強くプーリに押し付けられることになる。この
ため、プーリに作用する荷重が均一とならず、荷重ブロ
ックが早期に破損する。本発明は、このような問題点を
解決することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、チェーンのピンと同一位置に組付けられる
荷重ブロックのチェーン内周部との接触部の寸法を相違
させることにより、上記問題点を解決する。すなわち、
本発明による伝動ベルトは、ピンと同一位置に配置され
る荷重ブロックのチェーン挿入部のチェーン内周部と接
触する接触部のチェーンに対する相対位置関係が相違し
ている。
(ホ)作用 チェーンはピンを支点として折れ曲がった多角形状で
プーリに巻付いていく。このため、ピン位置とピン中間
位置とでは走行半径が相違することになる。ピンの配置
位相はチェーンごとにずれているので、荷重ブロックの
左右のチェーンの走行半径が相違することになる。しか
し、このチェーンの走行半径の相違に応じた分だけ荷重
ブロックの接触部のチェーンに対する相対的寸法を相違
させてあるので、荷重ブロックの左右でほぼ均等な接触
状態となり、荷重ブロックに偏心荷重が作用することが
防止される。これにより荷重ブロックの耐久性を向上す
ることができる。
(ヘ)実施例 (第1実施例) 第1〜10図に本発明の第1実施例を示す。伝動ベルト
50は、第2及び3図に示すように、複数のリンクプレー
ト10a及び10bから成る2本のチェーン13を有しており、
これに多数の荷重ブロック14及び15が組付けられてい
る。2本のチェーン13は第4及び5図に示すように、そ
れぞれ荷重ブロック14及び15の両側からこれのチェーン
挿入部に挿入されている。チェーン13は第2及び3図に
示すように、内リンクプレート10a及び外リンクプレー
ト10bをロッカーピン12a及びジョイントピン12bによっ
て連結したものである。リンクプレート10a及び10bは第
2図に示すように上端面及び下端面にそれぞれ凹部71及
び73を有している。また、リンクプレート10a及び10bの
下端側(すなわち、チェーン内周側)は直線状としてあ
る。2つのチェーン13は第3図に示すように、ピンの位
置を互いに1/2ピッチずつずらした状態に配列してあ
る。荷重ブロックとしては第1図に示す非対称ブロック
14及び第6図に示す対称ブロック15の2種類が用いられ
ている。非対称ブロック14は本体部14a、支柱部14b、及
びガイド部14cを有している。本体部14aとガイド部14c
との間にチェーン挿入部60及び62が形成されるが、第1
図中右側のチェーン挿入部62は左側のチェーン挿入部60
よりも大きくしてある。すなわち、a寸法だけ本体部14
a側の寸法が相違し、またb寸法だけガイド部14c側の寸
法が相違している(第7及び8図参照)。一方、対称ブ
ロック15も本体部15a、支柱部15b及びガイド部15cから
構成されているが、この対称ブロック15は左右対称であ
り、チェーン挿入部64及び66は同一寸法としてある。な
お、第9図に示すように、チェーン挿入部64及び66のチ
ェーン内周部との接触部にはクラウニングを施してあ
る。このような非対称ブロック14及び対称ブロック15は
1枚ごとに交互に配列される。また、非対称ブロック14
は1枚ごとに面を逆向きとして組付けられている。ま
た、非対称ブロック14のチェーン挿入部60がリンクプレ
ートの凹部71及び73と一致するように組付けられる。
次にこの実施例の作用について説明する。第10図に伝
動ベルト50が屈曲した状態を示す。チェーン13はピンを
支点として相互に揺動し屈曲した状態でプーリに巻付く
ので、ピンのある位置とピンの中間位置とでは回転半径
が相違する。2本のチェーン13は1/2ピッチだけ位相が
ずらしてあるので、第10図に示すように、△dだけ走行
半径差が生ずる。すなわち、ピンが配置されている側が
走行半径が大きくなる。このため、非対称ブロック14の
チェーン挿入部62のa寸法は、リンクプレート10a及び1
0bの対応する凹部73の深さh(第2図参照)から△dを
減じた値としてある。すなわち、a=h−△dである。
なお、△dの値としては伝動ベルト50の使用される最小
半径時の値を使用する。これにより左右のチェーン13と
非対称ブロック14の接触部との当たり状態が均一とな
り、非対称ブロック14に偏荷重が作用することが防止さ
れる。
(第2実施例) 第11〜14図に本発明の第2実施例を示す。この第2実
施例は、リンクプレート10a(及び10b)の第11図中下側
部分を曲率rで切り欠いたものである。この場合には、
第12図に示すように、ピン中心の位置の走行半径がピン
中間位置の走行半径よりも△dだけ小さくなる。このた
め、非対称ブロック14の接触部の段差aはリンクプレー
ト10a及び10bの凹部73の深さhに△dを加えたもの(す
なわち、a=h+△d)としてある(第13及び14図参
照)。これにより、非対称ブロック14に作用する偏荷重
を軽減することができる。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、チェーン
のピンと同じ位置に位置する荷重ブロックの左右のリン
ク接触部のチェーンに対する相対位置関係を相違させる
ようにしたので、荷重ブロックに偏荷重が作用すること
が防止され、荷重ブロックの耐久性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による非対称ブロックを示す図、第2図
は本発明による伝動ベルトを示す図、第3図は伝動ベル
トの部分断面平面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う
断面図、第5図は第3図のv−v線に沿う断面図、第6
図は対称ブロックを示す図、第7図は第1図のVII−VII
線に沿う断面図、第8図は第1図のVIII−VIII線に沿う
断面図、第9図は第6図のIX−IX線に沿う断面図、第10
図は伝動ベルトが屈曲した状態を示す図、第11図は第2
実施例のリンクプレートを示す図、第12図は第2実施例
の伝動ベルトが屈曲した状態を示す図、第13図及び第14
図は第2実施例の非対称ブロックを示す図(第1実施例
の第7図及び第8図にそれぞれ対応する断面図)であ
る。 10a,10b……リンクプレート、13……チェーン、14……
荷重ブロック(非対称ブロック)、15……荷重ブロック
(対称ブロック)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のリンクプレートをピンによって関節
    運動可能に順次連結することにより無端状とした2列以
    上のチェーンと、ピンの配置位相を互いにずらした状態
    で並列に配列された上記2列以上のチェーンに組み付け
    られる多数の荷重ブロックと、から構成され、上記多数
    の荷重ブロックの一部のものはチェーン長手方向にピン
    と同一位置に配置されている伝動ベルトにおいて、 上記ピンと同一位置に配置される荷重ブロックのチェー
    ン挿入部のチェーン内周部と接触する接触部のチェーン
    に対する相対位置関係が一方のチェーン側と他方のチェ
    ーン側とで相違していることを特徴とする伝動ベルト。
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JP2832412B2 (ja) * 1993-04-09 1998-12-09 トヨタ自動車株式会社 チェーンベルト
US5409424A (en) * 1993-04-09 1995-04-25 Borg-Warner Automotive, Inc. Chain belt with two parallel chains having means for inhibiting relative movements of the chains
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