JP2516817Y2 - 直流モータの電機子 - Google Patents
直流モータの電機子Info
- Publication number
- JP2516817Y2 JP2516817Y2 JP1987148131U JP14813187U JP2516817Y2 JP 2516817 Y2 JP2516817 Y2 JP 2516817Y2 JP 1987148131 U JP1987148131 U JP 1987148131U JP 14813187 U JP14813187 U JP 14813187U JP 2516817 Y2 JP2516817 Y2 JP 2516817Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature core
- protrusion
- armature
- coil
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電機子コアに巻線コイルの流れ防止を施し
た直流モータの電機子に関する。
た直流モータの電機子に関する。
従来偏平化のため直流モータの電機子は第６図のよう
にコイル３の内側に整流子ユニット５やブラシ、消弧素
子等を設けるが、最大限特性を出すために充分に巻線が
施されたコイルを用いる必要がある。コイルが充分に巻
線されると整流子ユニット５側に巻線が流れるので、流
れ防止が必要で、第７図は電機子コア２の中心に嵌着し
たハブ13に突出部13aを設けているが、これは特殊の構
造であり、部品点数が多くなる欠点がある。第８図では
電機子コア２の軸方向端面に重ねたインシュレータ14に
突出部14aを設けているが、インシュレータは必ず使う
ものではないので部品点数が増加する欠点がある。
にコイル３の内側に整流子ユニット５やブラシ、消弧素
子等を設けるが、最大限特性を出すために充分に巻線が
施されたコイルを用いる必要がある。コイルが充分に巻
線されると整流子ユニット５側に巻線が流れるので、流
れ防止が必要で、第７図は電機子コア２の中心に嵌着し
たハブ13に突出部13aを設けているが、これは特殊の構
造であり、部品点数が多くなる欠点がある。第８図では
電機子コア２の軸方向端面に重ねたインシュレータ14に
突出部14aを設けているが、インシュレータは必ず使う
ものではないので部品点数が増加する欠点がある。
本考案は上記欠点に鑑み、部品点数をふやさず、特性
を落とさずに整流子ユニット側へコイル巻線の流れを防
止した直流モータの電機子を提案することである。
を落とさずに整流子ユニット側へコイル巻線の流れを防
止した直流モータの電機子を提案することである。
本考案の構成は、コア材を積層すると共に、表面を絶
縁コーティングされた電機子コア２の軸方向端部の一枚
に、一部積層方向に起立した突起2c,2d,2e,2fを形成
し、この突起よりもラジアル方向内側に軸に固着した整
流子ユニットを配設すると共に、上記突起よりもラジア
ル方向外側に位置する上記電機子コアの歯部2bにコイル
３を巻回してなる直流モータの電機子であることにあ
る。
縁コーティングされた電機子コア２の軸方向端部の一枚
に、一部積層方向に起立した突起2c,2d,2e,2fを形成
し、この突起よりもラジアル方向内側に軸に固着した整
流子ユニットを配設すると共に、上記突起よりもラジア
ル方向外側に位置する上記電機子コアの歯部2bにコイル
３を巻回してなる直流モータの電機子であることにあ
る。
以下、図示の実施例で本考案を説明する。第１図、第
２図で直流モータの電機子１は電機子コア２の基部2aの
外側でラジアル方向の各歯部2bより内側に流れ防止のた
めの突起2cが打ち抜きで折曲形成されて各歯部2bにコイ
ル３が巻線されている。この突起は、電機子コア２の軸
方向端部の一枚に、一部積層方向に起立したものであ
る。基部2aの中心には回転軸４が固定され、回転軸４に
整流子ユニット５が嵌着されている。突起2cを形成した
電機子コア２はプラスチックコーティング等で絶縁が施
されている。
２図で直流モータの電機子１は電機子コア２の基部2aの
外側でラジアル方向の各歯部2bより内側に流れ防止のた
めの突起2cが打ち抜きで折曲形成されて各歯部2bにコイ
ル３が巻線されている。この突起は、電機子コア２の軸
方向端部の一枚に、一部積層方向に起立したものであ
る。基部2aの中心には回転軸４が固定され、回転軸４に
整流子ユニット５が嵌着されている。突起2cを形成した
電機子コア２はプラスチックコーティング等で絶縁が施
されている。
電機子コア２の外側にはカップ状のモータケース６に
固定されたマグネット７が配置されている。ステータケ
ース６の上側には側板８が固定され、側板８の内側にブ
ラシホルダー９が固定されてブラシ10が保持されてい
る。ステータケース６の底面中心とホルダー９の中心に
は軸受11、12が固定されて回転軸４が軸承されている。
固定されたマグネット７が配置されている。ステータケ
ース６の上側には側板８が固定され、側板８の内側にブ
ラシホルダー９が固定されてブラシ10が保持されてい
る。ステータケース６の底面中心とホルダー９の中心に
は軸受11、12が固定されて回転軸４が軸承されている。
上記のように、電機子コア２の軸方向端部の一枚に、
一部積層方向に起立した突起を形成すると、電機子コア
２の歯部2bにコイル３が充分に巻線されても整流子ユニ
ット５側にコイル３の巻線が流れることが防止され、突
起2cを形成してもモータの性能を落すことがなく、電機
子コア２の歯部2bにコイル３を充分に巻線することがで
きて直流モータの最大限特性を引き出すことが可能とな
ると共に、電機子コア２の軸方向端面に電機子コアの一
部を軸方向に突出させて突起2cを形成することにより、
部品点数をふやすことがない。
一部積層方向に起立した突起を形成すると、電機子コア
２の歯部2bにコイル３が充分に巻線されても整流子ユニ
ット５側にコイル３の巻線が流れることが防止され、突
起2cを形成してもモータの性能を落すことがなく、電機
子コア２の歯部2bにコイル３を充分に巻線することがで
きて直流モータの最大限特性を引き出すことが可能とな
ると共に、電機子コア２の軸方向端面に電機子コアの一
部を軸方向に突出させて突起2cを形成することにより、
部品点数をふやすことがない。
第３図から第５図はコイル３の巻線の流れ防止のため
の突起の変形例である。
の突起の変形例である。
第３図では電機子コア２に打ち抜きで三角形状の突起
2dが形成されている。
2dが形成されている。
第４図では電機子コア２にプレス加工で円柱状の突起
2eが形成されている。
2eが形成されている。
第５図では基部2aの周囲の折曲で突起2fが形成されて
いる。
いる。
本考案は上述のように構成されたから、次のような優
れた効果を奏する直流モータの電機子を提供することが
できる。
れた効果を奏する直流モータの電機子を提供することが
できる。
（ａ） コア材からなる電機子コアの軸方向端部の一枚
に、一部積層方向に起立した突起を形成したので、この
突起よりラジアル方向外側に位置する電機子コアの歯部
に巻回するコイルが、ラジアル方向内側即ち整流子ユニ
ット側へ流れることを防止できる。
に、一部積層方向に起立した突起を形成したので、この
突起よりラジアル方向外側に位置する電機子コアの歯部
に巻回するコイルが、ラジアル方向内側即ち整流子ユニ
ット側へ流れることを防止できる。
（ｂ） 電機子コアの軸方向端部の一枚に突起を設けて
コイルが整流子ユニット側へ流れることを防止すること
で、電機子コアの歯部にコイルを充分に巻回することが
できて、直流モータの最大限特性を引き出すことが可能
となる。
コイルが整流子ユニット側へ流れることを防止すること
で、電機子コアの歯部にコイルを充分に巻回することが
できて、直流モータの最大限特性を引き出すことが可能
となる。
（ｃ） 電機子コアの軸方向端部の一枚に、一部積層方
向に起立した突起を形成することにより、部品点数を増
やすことなくコイルの流れを防止するための突起を形成
でき、部品コストの低減と起立作業性の合理化が図れ
る。
向に起立した突起を形成することにより、部品点数を増
やすことなくコイルの流れを防止するための突起を形成
でき、部品コストの低減と起立作業性の合理化が図れ
る。
第１図、第２図は本考案の実施例が示され、第１図は直
流モータの断面側面図、第２図は直流モータの平面図、
第３図から第５図は突起の変形例要部平面図（ａ）と要
部断面側面図（ｂ）、第６図から第８図は従来の直流モ
ータの断面側面図である。 １……電機子、２……電機子コア、2b……歯部、2c、2
d、2e、2f……突起、３……コイル。
流モータの断面側面図、第２図は直流モータの平面図、
第３図から第５図は突起の変形例要部平面図（ａ）と要
部断面側面図（ｂ）、第６図から第８図は従来の直流モ
ータの断面側面図である。 １……電機子、２……電機子コア、2b……歯部、2c、2
d、2e、2f……突起、３……コイル。
Claims (1)
- 【請求項１】コア材を積層すると共に、表面を絶縁コー
ティングされた電機子コア２の軸方向端部の一枚に、一
部積層方向に起立した突起2c,2d,2e,2fを形成し、この
突起よりもラジアル方向内側に軸に固着した整流子ユニ
ットを配設すると共に、上記突起よりもラジアル方向外
側に位置する上記電機子コアの歯部2bにコイル３を巻回
してなる直流モータの電機子
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987148131U JP2516817Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 直流モータの電機子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987148131U JP2516817Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 直流モータの電機子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6454766U JPS6454766U (ja) | 1989-04-04 |
| JP2516817Y2 true JP2516817Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=31419168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987148131U Expired - Lifetime JP2516817Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 直流モータの電機子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516817Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS552368A (en) * | 1979-03-01 | 1980-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacturing process of small-sized dc motor |
| JPS5641738A (en) * | 1979-09-07 | 1981-04-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Rotor of small motor |
| JPS5662055A (en) * | 1979-10-22 | 1981-05-27 | Matsushita Electric Works Ltd | Rotor |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP1987148131U patent/JP2516817Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS552368A (en) * | 1979-03-01 | 1980-01-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacturing process of small-sized dc motor |
| JPS5641738A (en) * | 1979-09-07 | 1981-04-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Rotor of small motor |
| JPS5662055A (en) * | 1979-10-22 | 1981-05-27 | Matsushita Electric Works Ltd | Rotor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6454766U (ja) | 1989-04-04 |
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