JP2515869Y2 - 葉書用シール - Google Patents

葉書用シール

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JP2515869Y2
JP2515869Y2 JP1990049319U JP4931990U JP2515869Y2 JP 2515869 Y2 JP2515869 Y2 JP 2515869Y2 JP 1990049319 U JP1990049319 U JP 1990049319U JP 4931990 U JP4931990 U JP 4931990U JP 2515869 Y2 JP2515869 Y2 JP 2515869Y2
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JP
Japan
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layer
mainly composed
postcard
polyolefin resin
thermoplastic polyurethane
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JPH0413032U (ja
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敏治 村上
祐司 平田
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Okura Kogyo KK
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Okura Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、葉書用シールに関するものであり、更に詳
しくは、葉書の記載内容を隠蔽し併せて改ざん防止にも
有用な葉書用シールに関するものである。
(従来の技術) 近年、親展用封筒等の郵送料金の低減化を図るため、
葉書の利用が見直され、その一例として、シールを貼付
してその記載内容を隠蔽する方法が採られている。
しかしながら、従来から使用されているこの種のシー
ルは、第4図に示すように、紙11にアルミニウム箔13を
接着剤12で貼り合わせて隠蔽層とし、更に該アルミニウ
ム箔13の表面に剥離剤14をコーテイングしたのち合成樹
脂フイルム15を熱圧ラミネートし、しかるのち感圧性粘
着剤16と剥離紙17を順次積層した7層構造という多層と
なるため、その製造工程が極めて複雑で、製造コストの
高いものである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記事情に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、低コストで、かつ記載内容の隠蔽
性に優れ、しかも改ざん防止にも有用な葉書用シールを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するためになされたもの
で、以下、図面に基づいて具体的に説明する。
第1図は、本考案の葉書用シールの一例を示す一部断
面図であり、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体
とする層1−2と、全光線透過率が1.5%未満のポリオ
レフイン系樹脂を主体とする層1−1からなり、かつ両
層の接着強度が30〜150g/20mmである積層フイルム1の
該熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とする層1
−2の表面に感圧性粘着剤2と剥離紙3を順次積層して
いる葉書用シールである。また第2図は、第1図のポリ
オレフイン系樹脂を主体とする層1−1にミシン目4を
設けた葉書用シールの一例を示す一部断面図である。更
に、第3図は、第1図の葉書用シールの剥離紙3を取り
除いて葉書5に貼付した状態を示すものである。
本考案において、積層フイルム1は、熱可塑性ポリウ
レタンエラストマーを主体とする層1−2と全光線透過
率が1.5%未満のポリオレフイン系樹脂を主体とする層
1−1とからなるものであり、通常、共押出し法にて成
形されるものである。
ここで熱可塑性ポリウレタンエラストマーとは、二官
能性ポリオールとジイソシアネート及びグリコールを主
原料とする分子構造中にウレタン基を含有するゴム状弾
性高分子のうち、熱可塑性を有するものを総称し、一
方、ポリオレフイン系樹脂とは、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及びエチレン−アクリ
ル酸エステル共重合樹脂の一種または二種以上からなる
ものである。
かかる熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とす
る層1−2とポリオレフイン系樹脂を主体とする層1−
1との接着強度は30〜150g/20mmでなければならず、接
着強度が30g/20mm未満では、該ポリオレフイン系樹脂を
主体とする層1−1が郵送時に折れたり曲がったりする
と容易に剥がれて隠蔽の用をなさなくなる一方、接着強
度が150g/20mmより大きくなると該ポリオレフイン系樹
脂を主体とする層1−1を剥がす際に剥がし難く取扱い
上困難を極める。
尚、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とする
層1−2とポリオレフイン系樹脂を主体とする層1−1
との接着強度を30〜150g/20mmとする手段としては、熱
可塑性ポリウレタンエラストマー及びポリオレフイン系
樹脂の少なくとも一方に、例えばスチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体あるいはその水素添加誘導体や、極性
基を分子鎖中に導入した接着性の変性ポリオレフイン系
樹脂等の接着性改良樹脂を添加すること等が挙げられ
る。
また、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とす
る層1−2の厚さは、強度、経済性等の点で5〜50μが
好ましく、一方、ポリオレフイン系樹脂を主体とする層
1−1の厚さは、作業性、経済性等の点で50〜250μが
好ましい。
本考案の葉書用シールを構成する積層フイルム1のポ
リオレフイン系樹脂を主体とする層1−1は全光線透過
率が1.5%未満でなければならず、全光線透過率が1.5%
以上では、葉書に貼付した際に、葉書に記載された内容
を完全に隠蔽することができない。
ここで、ポリオレフイン系樹脂を主体とする層1−1
の全光線透過率を1.5%未満とするには、ポリオレフイ
ン系樹脂に例えばチタン白等の無機フイラーや着色剤を
添加すること等が一般的であり、更に該ポリオレフイン
系樹脂を主体とする層1−1の表面に印刷を施して意匠
性を付与することも可能である。
また、葉書に貼付した際にポリオレフイン系樹脂を主
体とする層1−1を剥がし易くするために、第2図に例
示の如きポリオレフイン系樹脂を主体とする層1−1に
ミシン目4を設けた方が望ましい。
本考案の葉書用シールに用いられる感圧性粘着剤2
は、アクリル酸エステルやゴムエラストマー等を主成分
とするものであり、また、剥離紙3は、紙あるいは合成
樹脂フイルムにシリコーン樹脂やパラフイン等の剥離剤
を適宜コーテイングしたものである。
本考案の葉書用シールを製造する方法としては、通
常、まず熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とす
る層1−2とポリオレフイン系樹脂を主体とする層1−
1を共押出し法にて積層フイルム1となした後、該積層
フイルム1の熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体
とする層1−2の表面に感圧性粘着剤2をロールコータ
ー、リップコーター等て塗布し、適宜乾燥後、剥離紙3
を押圧ロール等で貼り合わせるか、あるいは、該剥離紙
3に感圧性粘着剤2を塗布し、適宜乾燥したものを該積
層フイルム1と貼り合わせることにより得られるもので
ある。
(実施例) 本考案の葉書用シールに係る構成及び優れた作用効果
を理解しやすくするために実施例により更に具体的に説
明する。
実施例1 ポリエステル系の熱可塑性ポリウレタンエラストマー
に接着性改良剤として、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体及び変性ポリオレフイン系樹脂をそれぞれ10重
量%添加した厚さ30μの層と、低密度ポリエチレン樹脂
にチタン白を10重量%及びカーボン黒を0.02重量%添加
した厚さ150μの層からなる積層フイルムを共押出し成
形法で成形した。
この積層フイルムの層間の接着強度は70g/20mmで、ま
た低密度ポリエチレン樹脂を主体とする層の全光線透過
率は0.5%であった。
次いで、この積層フイルムの熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーを主体とする層の表面にアクリル酸エステル
を主成分とする感圧性粘着剤を固形分で20g/m2となるよ
うにロールコーターで塗布し、乾燥後、厚さ70μの剥離
紙を押圧ロールで貼り合わせてシールを得た。
このシールを葉書サイズに切断後、剥離紙を剥がして
葉書に貼付したところ、貼付した箇所に記載された内容
は、外からは全く確認することができなかったが、低密
度ポリエチレン樹脂を主体とする隠蔽層を剥がすことに
より、その記載内容を容易に確認することができた。ま
た、一度剥がした低密度ポリエチレン樹脂を主体とする
層は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とする
層に再び貼付することができなかつた。
(考案の効果) 以上の如き本考案の葉書用シールは、熱可塑性ポリウ
レタンエラストマーを主体とする層1−2とポリオレフ
イン系樹脂を主体とする層1−1からなる積層フイルム
1に感圧性粘着剤2を剥離紙3を順次積層した4層構造
であるため、その製造工程が従来の7層構造のものに比
し非常に簡単で、極めて経済性に富むものである。
また、本考案の葉書用シールは、ポリオレフイン系樹
脂を主体とする層1−1が隠蔽性を有するため、葉書に
貼付するだけでその記載内容を完全に隠蔽でき、しか
も、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体とする層
1−2がソフトな風合いと光沢を有するため、他の合成
樹脂フイルムを貼付した場合に比較してごく自然な感じ
で葉書に記載された内容を見ることができるほか、該ポ
リオレフイン系樹脂を主体とする層1−1を一度剥がす
と二度と貼付できないという特性から、改ざん防止にも
極めて有効であるという優れた利点を有している。
更に、熱可塑性ポリウレタンエラストマーは強度と柔
軟性に優れることから、通常のポリオレフイン等の樹脂
に比べて刃物によって切断されにくいため、該ポリオレ
フイン系樹脂を主体とする層1−1にのみミシン目4を
設けることができるという効果が奏し得られる。
これら数々の特徴から、本考案の葉書用シールは、従
来のものと比較して極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の葉書用シールの一例を示
す一部断面図であり、第3図は、第1図の葉書用シール
を葉書に貼付した状態の一例を示す一部断面図であり、
第4図は、従来から使用されているシールの一例を示す
一部断面図である。 1……積層フイルム、2……感圧性粘着剤、3……剥離
紙、4……ミシン目、5……葉書、1−1……ポリオレ
フイン系樹脂を主体とする層、1−2……熱可塑性ポリ
ウレタンエラストマーを主体とする層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLE C09J 7/02 JLE

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体
    とする層と、全光線透過率が1.5%未満のポリオレフイ
    ン系樹脂を主体とする層からなり、かつ両層の接着強度
    が30〜150g/20mmである積層フイルムの該熱可塑性ポリ
    ウレタンエラストマーを主体とする層の表面に感圧性粘
    着剤と剥離紙を順次積層していることを特徴とする葉書
    用シール。
  2. 【請求項2】前記ポリオレフイン系樹脂を主体とする層
    にミシン目を設けていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の葉書用シール。
JP1990049319U 1990-05-11 1990-05-11 葉書用シール Expired - Lifetime JP2515869Y2 (ja)

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JPH0413032U JPH0413032U (ja) 1992-02-03
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JPH0427664Y2 (ja) * 1985-01-17 1992-07-02
JPH056147Y2 (ja) * 1988-05-11 1993-02-17
JPH03259977A (ja) * 1990-03-09 1991-11-20 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 隠蔽用粘着シート

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JPH0413032U (ja) 1992-02-03

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