JP2515453Y2 - 屋根パネル - Google Patents
屋根パネルInfo
- Publication number
- JP2515453Y2 JP2515453Y2 JP9671190U JP9671190U JP2515453Y2 JP 2515453 Y2 JP2515453 Y2 JP 2515453Y2 JP 9671190 U JP9671190 U JP 9671190U JP 9671190 U JP9671190 U JP 9671190U JP 2515453 Y2 JP2515453 Y2 JP 2515453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- draining
- tile
- roof panel
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
本考案は、複数枚の瓦板を張って形成される屋根パネ
ルに関するものである。
ルに関するものである。
屋根の施工は、母屋の上にたる木を取り付けると共に
たる木の上に野地板を張って屋根下地を施工した後に、
野地板の上に瓦板を並べて葺くという作業でおこなわれ
ているが、高所でおこなわれる屋根下地の施工や多数枚
の瓦板を葺くという作業は非常に繁雑である。 そこで、基板の上に軒棟方向に複数枚の瓦板を張って
形成した屋根パネルを用い、この屋根パネルを母屋等の
構造材の上に並べて取り付けることによって、屋根下地
の施工や瓦板を葺くという作業をおこなう必要なく、屋
根の施工を容易におこなうことができるようにした工法
が本出願人等によって提供されている。
たる木の上に野地板を張って屋根下地を施工した後に、
野地板の上に瓦板を並べて葺くという作業でおこなわれ
ているが、高所でおこなわれる屋根下地の施工や多数枚
の瓦板を葺くという作業は非常に繁雑である。 そこで、基板の上に軒棟方向に複数枚の瓦板を張って
形成した屋根パネルを用い、この屋根パネルを母屋等の
構造材の上に並べて取り付けることによって、屋根下地
の施工や瓦板を葺くという作業をおこなう必要なく、屋
根の施工を容易におこなうことができるようにした工法
が本出願人等によって提供されている。
しかしこのような屋根パネルにおいて、瓦板を二列あ
るいは三列程度の複数列に並べて基板に取り付けるよう
にした場合には、隣り合う列の瓦板の端面間から雨水が
瓦板の下側に浸入することになり、防水性を確保するこ
とが難しいという問題があった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、防水
性に優れた屋根パネルを提供することを目的とするもの
である。
るいは三列程度の複数列に並べて基板に取り付けるよう
にした場合には、隣り合う列の瓦板の端面間から雨水が
瓦板の下側に浸入することになり、防水性を確保するこ
とが難しいという問題があった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、防水
性に優れた屋根パネルを提供することを目的とするもの
である。
本考案に係る屋根パネルは、基板１の上に複数枚の瓦
板2,2…を軒棟方向に並べると共に瓦板2,2…を複数列に
配列して取り付けることによって形成される屋根パネル
において、隣り合う列の瓦板2,2の下面間に渡るように
基板１の上に水切りシート３を取り付け、水切りシート
３の上面に突設した複数本の水切り突片4,4…を各瓦板
2,2…の下面に弾接させて成ることを特徴とするもので
ある。
板2,2…を軒棟方向に並べると共に瓦板2,2…を複数列に
配列して取り付けることによって形成される屋根パネル
において、隣り合う列の瓦板2,2の下面間に渡るように
基板１の上に水切りシート３を取り付け、水切りシート
３の上面に突設した複数本の水切り突片4,4…を各瓦板
2,2…の下面に弾接させて成ることを特徴とするもので
ある。
本考案にあっては、隣り合う列の瓦板2,2の下面間に
渡るように基板１の上に水切りシート３を取り付け、水
切りシート３の上面に突設した複数本の水切り突片4,4
…を各瓦板2,2…の下面に弾接させるようにしているた
めに、隣り合う列の瓦板2,2の端面間からの雨水の浸入
を水切りシート３で防ぐことができる。
渡るように基板１の上に水切りシート３を取り付け、水
切りシート３の上面に突設した複数本の水切り突片4,4
…を各瓦板2,2…の下面に弾接させるようにしているた
めに、隣り合う列の瓦板2,2の端面間からの雨水の浸入
を水切りシート３で防ぐことができる。
以下本考案を実施例によって詳述する。 第１図は本考案の一実施例を示すものであり、屋根パ
ネルＡは基板１の上に防水シート10を介して瓦板2,2…
を軒棟方向（第１図（ｂ）において紙面の左右方向）に
複数枚張って固定することによって形成されるものであ
り、基板１は枠体８の上側に合板などで作成される面板
９を取り付けることによって形成してある。枠体８がた
る木としての機能をなし、面板９が野地板としての機能
をなすのである。各瓦板2,2…は棟側端部の上に軒側端
部を重ねることによって階段状に接続した状態で軒棟方
向に配置するようにしてあり、瓦板2,2…はさらに棟と
平行な方向に二列に配列するようにしてある。この二列
の瓦板2,2の下面間に渡るように、水切りシート３が基
板１の軒棟方向全長に亙って防水シート10を介して基板
１の上に取り付けてあり、第１図（ａ）に示すように二
列の瓦板2,2はそれぞれの対向側の端部をこの水切りシ
ート３の上に重ねて基板１に取り付けるようにしてあ
る。 水切りシート３は薄金属芯材をインサートした軟質合
成樹脂で長尺の帯状に作成されるものであり、その上面
には軟質合成樹脂で形成される複数列の水切り突片4,4
…が全長に渡って突出させてある。水切り突片4,4…は
水切りシート３の幅方向の中央を基準にして左右対称に
設けてあり、各水切り突片4,4…は水切りシート３の中
央側へ向けて斜め上方に突出するように傾斜させてあ
る。そして二列に取り付けられる瓦板2,2…の一方の列
の瓦板2,2…の対向側の端部を水切りシート２の半分の
上に、他方の列の瓦板2,2…の対向側の端部を水切りシ
ート２の他の半分の上に、それぞれ重ねると、この水切
り突片4,4…が各瓦板2,2…の対向側端部の下面に弾接さ
れるものである。 また第１図（ａ）に示すように、基板１の上面の一方
の側端部には防水シート10の上側において軒棟方向の全
長に亘って上記と同様に形成される水切りシート３が取
り付けてある。第１図（ａ）の左側の列の瓦板２は側端
部を水切りシート３の幅方向の略半分の上に重ねるよう
に取り付けてあり、水切りシート３の瓦板２の側端部が
重ねられない他の略半分は露出部3aとして露出されるよ
うにしてある。第１図（ａ）の右側の列の瓦板２は側端
部を基板１の側端から外方へ突出部2aとして突出させる
ように取り付けてある。従って、隣り合う瓦板2,2の対
向する側端面間から雨水が流入しても、この雨水が瓦板
２の裏側に廻って浸入することを水切りシート３の水切
り突片4,4…で遮断することができるものである。水切
りシート３の上に流入した雨水は水切りシート３の軒先
から排出される。 上記のように形成される屋根パネルＡを用いて屋根を
施工するにあたっては、第４図に示すように、母屋12や
棟木13、軒桁14など屋根構造材の上に棟に沿って複数枚
の屋根パネルＡを並べて載置し、ボルトナット止めなど
で固定することによっておこなうことができる。隣り合
う屋根パネルA,Aは、一方の屋根パネルＡの水切りシー
ト３の露出部3aの上に、他方の屋根パネルＡの瓦板２の
突出部2aを重ねることによって、左右に接続されるもの
である。そして、屋根パネルＡには予め複数枚の瓦板2,
2…が設けてあるために、屋根パネルＡを取り付けるこ
とによって同時に瓦葺きもおこなうことができることに
なり、多数枚の瓦を屋根上で葺く面倒な作業が不要にな
るものである。このように屋根パネルＡを取り付ける施
工は、屋根パネルＡをクレーンのワイヤ15で吊り上げて
おこなうことができる。屋根パネルＡの取り付けをおこ
なったのちに、屋根パネルＡの棟に沿って棟包み16を取
り付けると共に軒に沿って鼻隠し17を取り付け、さらに
妻側端部の屋根パネルＡの側面に破風板18を取り付ける
ことによって、屋根の施工を仕上げることができる。 尚、屋根の一方のケラバ側の端部（第４図においては
右側の端部）では第２図（ａ）（ｂ）に示すような屋根
パネルＡが使用される。この屋根パネルＡでは瓦板２の
突出部2aの下側においてケラバ水切板19が取り付けてあ
り、またこの部分において瓦板２の下側には端部水切り
シート20が基板１上に取り付けてある。ケラバ水切板19
は金属板を折曲加工して長尺に形成されるものであり、
基板１の端縁に沿って全長に亙って取り付けるようにし
てある。端部水切りシート20は前記水切りシート３と同
様に薄金属芯材をインサートした軟質合成樹脂で長尺の
帯状に作成されるものであって、その上面には軟質合成
樹脂で形成される複数列の水切り突片21,21…が全長に
渡って突出させてあり、基板１の端縁に沿って全長に亙
って取り付けるようにしてある。 また、屋根の他方のケラバ側の端部（第４図において
は左側の端部）では第３図（ａ）（ｂ）に示すような屋
根パネルＡが使用される。この屋根パネルＡでは瓦板2,
2…を三列に配列して取り付けてあり、隣り合う各列の
瓦板2,2…の対向端部間の下側にはそれぞれ第１図の場
合と同様に水切りシート3,3が設けてある。また第３図
（ａ）のように左端の列の瓦板２の突出部2aの下側に
は、第２図の場合と同様にケラバ水切板19と端部水切り
シート20とが取り付けてある。
ネルＡは基板１の上に防水シート10を介して瓦板2,2…
を軒棟方向（第１図（ｂ）において紙面の左右方向）に
複数枚張って固定することによって形成されるものであ
り、基板１は枠体８の上側に合板などで作成される面板
９を取り付けることによって形成してある。枠体８がた
る木としての機能をなし、面板９が野地板としての機能
をなすのである。各瓦板2,2…は棟側端部の上に軒側端
部を重ねることによって階段状に接続した状態で軒棟方
向に配置するようにしてあり、瓦板2,2…はさらに棟と
平行な方向に二列に配列するようにしてある。この二列
の瓦板2,2の下面間に渡るように、水切りシート３が基
板１の軒棟方向全長に亙って防水シート10を介して基板
１の上に取り付けてあり、第１図（ａ）に示すように二
列の瓦板2,2はそれぞれの対向側の端部をこの水切りシ
ート３の上に重ねて基板１に取り付けるようにしてあ
る。 水切りシート３は薄金属芯材をインサートした軟質合
成樹脂で長尺の帯状に作成されるものであり、その上面
には軟質合成樹脂で形成される複数列の水切り突片4,4
…が全長に渡って突出させてある。水切り突片4,4…は
水切りシート３の幅方向の中央を基準にして左右対称に
設けてあり、各水切り突片4,4…は水切りシート３の中
央側へ向けて斜め上方に突出するように傾斜させてあ
る。そして二列に取り付けられる瓦板2,2…の一方の列
の瓦板2,2…の対向側の端部を水切りシート２の半分の
上に、他方の列の瓦板2,2…の対向側の端部を水切りシ
ート２の他の半分の上に、それぞれ重ねると、この水切
り突片4,4…が各瓦板2,2…の対向側端部の下面に弾接さ
れるものである。 また第１図（ａ）に示すように、基板１の上面の一方
の側端部には防水シート10の上側において軒棟方向の全
長に亘って上記と同様に形成される水切りシート３が取
り付けてある。第１図（ａ）の左側の列の瓦板２は側端
部を水切りシート３の幅方向の略半分の上に重ねるよう
に取り付けてあり、水切りシート３の瓦板２の側端部が
重ねられない他の略半分は露出部3aとして露出されるよ
うにしてある。第１図（ａ）の右側の列の瓦板２は側端
部を基板１の側端から外方へ突出部2aとして突出させる
ように取り付けてある。従って、隣り合う瓦板2,2の対
向する側端面間から雨水が流入しても、この雨水が瓦板
２の裏側に廻って浸入することを水切りシート３の水切
り突片4,4…で遮断することができるものである。水切
りシート３の上に流入した雨水は水切りシート３の軒先
から排出される。 上記のように形成される屋根パネルＡを用いて屋根を
施工するにあたっては、第４図に示すように、母屋12や
棟木13、軒桁14など屋根構造材の上に棟に沿って複数枚
の屋根パネルＡを並べて載置し、ボルトナット止めなど
で固定することによっておこなうことができる。隣り合
う屋根パネルA,Aは、一方の屋根パネルＡの水切りシー
ト３の露出部3aの上に、他方の屋根パネルＡの瓦板２の
突出部2aを重ねることによって、左右に接続されるもの
である。そして、屋根パネルＡには予め複数枚の瓦板2,
2…が設けてあるために、屋根パネルＡを取り付けるこ
とによって同時に瓦葺きもおこなうことができることに
なり、多数枚の瓦を屋根上で葺く面倒な作業が不要にな
るものである。このように屋根パネルＡを取り付ける施
工は、屋根パネルＡをクレーンのワイヤ15で吊り上げて
おこなうことができる。屋根パネルＡの取り付けをおこ
なったのちに、屋根パネルＡの棟に沿って棟包み16を取
り付けると共に軒に沿って鼻隠し17を取り付け、さらに
妻側端部の屋根パネルＡの側面に破風板18を取り付ける
ことによって、屋根の施工を仕上げることができる。 尚、屋根の一方のケラバ側の端部（第４図においては
右側の端部）では第２図（ａ）（ｂ）に示すような屋根
パネルＡが使用される。この屋根パネルＡでは瓦板２の
突出部2aの下側においてケラバ水切板19が取り付けてあ
り、またこの部分において瓦板２の下側には端部水切り
シート20が基板１上に取り付けてある。ケラバ水切板19
は金属板を折曲加工して長尺に形成されるものであり、
基板１の端縁に沿って全長に亙って取り付けるようにし
てある。端部水切りシート20は前記水切りシート３と同
様に薄金属芯材をインサートした軟質合成樹脂で長尺の
帯状に作成されるものであって、その上面には軟質合成
樹脂で形成される複数列の水切り突片21,21…が全長に
渡って突出させてあり、基板１の端縁に沿って全長に亙
って取り付けるようにしてある。 また、屋根の他方のケラバ側の端部（第４図において
は左側の端部）では第３図（ａ）（ｂ）に示すような屋
根パネルＡが使用される。この屋根パネルＡでは瓦板2,
2…を三列に配列して取り付けてあり、隣り合う各列の
瓦板2,2…の対向端部間の下側にはそれぞれ第１図の場
合と同様に水切りシート3,3が設けてある。また第３図
（ａ）のように左端の列の瓦板２の突出部2aの下側に
は、第２図の場合と同様にケラバ水切板19と端部水切り
シート20とが取り付けてある。
上述のように本考案にあっては、隣り合う列の瓦板の
下面間に渡るように基板の上に水切りシートを取り付
け、水切りシートの上面に突設した複数本の水切り突片
を各瓦板の下面に弾接させるようにしたので、隣り合う
列の瓦板の端面間から雨水が浸入しても、この雨水は水
切りシートの水切り突片で遮断されて瓦板の下側に雨水
が浸入することを防ぐことができ、防水性を高く確保す
ることができるものである。
下面間に渡るように基板の上に水切りシートを取り付
け、水切りシートの上面に突設した複数本の水切り突片
を各瓦板の下面に弾接させるようにしたので、隣り合う
列の瓦板の端面間から雨水が浸入しても、この雨水は水
切りシートの水切り突片で遮断されて瓦板の下側に雨水
が浸入することを防ぐことができ、防水性を高く確保す
ることができるものである。
第１図（ａ）（ｂ）は本考案の一実施例の断面図と縮小
した平面図、第２図（ａ）（ｂ）は同上の他の実施例の
断面図と縮小した平面図、第３図（ａ）（ｂ）は同上の
さらに他の実施例の断面図と縮小した平面図、第４図は
同上の施工状態の分解斜視図である。 １は基板、２は瓦板、３は水切りシート、４は水切り突
片である。
した平面図、第２図（ａ）（ｂ）は同上の他の実施例の
断面図と縮小した平面図、第３図（ａ）（ｂ）は同上の
さらに他の実施例の断面図と縮小した平面図、第４図は
同上の施工状態の分解斜視図である。 １は基板、２は瓦板、３は水切りシート、４は水切り突
片である。
Claims (1)
- 【請求項１】基板の上に複数枚の瓦板を軒棟方向に並べ
ると共に瓦板を複数列に配列して取り付ることによって
形成される屋根パネルにおいて、隣り合う列の瓦板の下
面間に渡るように基板の上に水切りシートを取り付け、
水切りシートの上面に突設した複数本の水切り突片を各
瓦板の下面に弾接させて成る屋根パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9671190U JP2515453Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 屋根パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9671190U JP2515453Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 屋根パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453919U JPH0453919U (ja) | 1992-05-08 |
| JP2515453Y2 true JP2515453Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31836460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9671190U Expired - Fee Related JP2515453Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 屋根パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515453Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP9671190U patent/JP2515453Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453919U (ja) | 1992-05-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |