JP2515249B2 - 鳥獣撃退装置 - Google Patents

鳥獣撃退装置

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JP2515249B2 JP5345045A JP34504593A JP2515249B2 JP 2515249 B2 JP2515249 B2 JP 2515249B2 JP 5345045 A JP5345045 A JP 5345045A JP 34504593 A JP34504593 A JP 34504593A JP 2515249 B2 JP2515249 B2 JP 2515249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】農地や住宅地に侵入してくる鳥獣
を撃退する鳥獣撃退装置に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に鳥獣を撃退する方法として、例え
ば田畑の稲や果物を守るために古くは案山子が、最近で
はマンションのベランダに目玉模様を施した風船が見受
けられるが、鳥獣には学習能力があり、動かないものと
知ればすぐに効果がなくなってしまうものであった。ま
た、爆発音を発する撃退装置もあるが鳥獣に恐怖感を一
時的に与えることはできても効果を持続させることは難
しく、鳥獣を撃退する方法は鳥獣と人間の知恵比べで、
効果的な撃退装置の開発が望まれていた。
【0003】
【発明の目的】本発明は上記背景の下に成立したもので
あって農地や住宅地に鳥獣が侵入した時に作動して鳥獣
を効果的に威嚇撃退し、構造が簡単で維持管理がしやす
く、効果の持続する鳥獣撃退装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る鳥獣撃退装置は以下の要件を備えたこと
を特徴とする。 (イ)鳥獣からの被害を守るべき農地や住宅地などの区
域に両端部に走行体を方向転換させる係合軸と、走行体
が端部に到達したことを検出するリミットスイッチとを
設けた走行路を敷設し、該走行路に沿って全長にリニア
モータの固定子を配置するとともに、上記固定子が発生
する磁界により推力を与えられて走行体を走行させるリ
ニアモータの移動子を設けたこと (ロ)上記走行路の固定子は鳥獣の接近を農地や住宅地
に配置したセンサが感知すると磁界を発生し、且つ該磁
界は上記リミットスイッチにより磁界を反転するように
設けられていること (ハ)上記走行体は威嚇音を発生する音声発生装置を備
えた威嚇用物体と、リニアモータの移動子の上面に回動
自在に軸支され上記威嚇用物体を取着した台とからな
り、上記台には走行路に設けられた上記係合軸に係合し
て上記走行体を方向転換させる係合片を設けたこと
【0005】
【発明の作用】鳥獣の接近をセンサが感知すると、走行
路に沿って配置されたリニアモータの固定子に電流が流
れ、磁界を発生するので移動子が走行体を走行させる。
この走行体は上記移動子に回動自在に軸支した台に鳥獣
を威嚇する威嚇用物体が設けられるとともに、威嚇音を
発声する音声発生装置が設けられているので、威嚇用物
体は威嚇音を発しながら走行路を走行する。走行体が走
行路の端部に到達すると、台に設けられた係合片が走行
路の係合軸に係合して台が回動し、威嚇用物体は方向転
換して走行路を往復走行する。
【0006】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施態様につい
て説明する。
【0007】図1において符号1は鳥獣撃退装置を示
し、この鳥獣撃退装置1は狐、狸、野兎、烏など害を及
ぼす鳥獣が農地や住宅地などの区域8に侵入して来ない
ように威嚇、撃退するもので、上記鳥獣撃退装置1は走
行路3と走行体4とセンサ5と制御装置6とから構成さ
れている。
【0008】上記走行路3は地面に固定された支柱7に
支持され、区域8の周縁に略コ字状に敷設されている。
この走行路3は図4に示すように、一部を起伏させたり
してもよいし、放射状に複数本敷設してもよい。
【0009】上記走行路3は図2に示すように両側面に
凹状溝9、9が形成され、断面が略エ字状に形成され、
この走行路3の上面にはリニアモータの固定子10が走
行路3の長手方向に所定間隔を持って並設されている。
この固定子10は鉄芯と巻線とで構成され、該巻線に電
流が流れると磁界を発生し、後述するリニアモータの移
動子11に流れる誘導電流との間に力を生じ、走行体4
が高速で浮上走行するように設けられている。
【0010】上記走行体4は図3に示すようにリニアモ
ータの移動子11の下面に取付板12を介して車輪13
が取着され、上面にはプラスチック等の合成樹脂製で、
鳥獣を威嚇する犬を模した威嚇用物体14が固定されて
いる。上記威嚇用物体14は表面を犬の毛を模した外皮
部材で覆われていてもよい。また、侵入する鳥獣2を威
嚇、撃退するのに最適な威嚇用物体を選択して交換でき
るように移動子11に嵌合凸部を、威嚇用物体14に嵌
合凹部(図示せず)をそれぞれ設けてもよい。上記車輪
13は走行体4が走行路3から脱落するのを防止すると
ともに走行を円滑にするものである。
【0011】上記威嚇用物体14の内部には音声発生装
置Aが配置されている。この音声発生装置Aは図7
(a)に示すように、音声合成IC15と、スピーカ1
6と、振動スイッチ17と、電源電池18とから構成さ
れ、上記音声合成IC15には侵入する鳥獣2を威嚇撃
退する音声が記憶されている。上記走行体4が走行を開
始すると、振動スイッチ17が走行を感知して電源をO
Nし、音声合成IC15を作動させ、威嚇撃退音をスピ
ーカ16から出力するように設けられている。なお、上
記音声合成IC15は鳥獣が嫌がり、人間が可聴できな
い高周波もしくは低周波を発生する発振器で構成しても
よい。
【0012】上記センサ5は赤外線温度センサで構成さ
れ、鳥獣が発する赤外線を感知して鳥獣撃退装置1を作
動させるように設けられている。このセンサ5は区域8
の内部もしくは走行路3に沿って複数個配置し、いずれ
かのセンサ5が鳥獣2の接近を感知した時、鳥獣撃退装
置1を作動するように設けてもよい。また、上記センサ
5は受光部と発光部とを設けた光センサで構成し、鳥獣
2が発光部の光を遮った時、鳥獣撃退装置1が作動する
ように設けてもよい。
【0013】上記制御装置6は図7(b)に示すよう
に、コントローラと駆動電源とで構成され、上記センサ
5の感知信号により作動し、走行路3に並設された固定
子10のコイルに順次、電流を流して励磁することによ
り、移動子11を浮上走行させるように設けられてい
る。また、上記走行路3の両端部にはリミットスイッチ
3aを設けて、固定子10のコイルに流れる電流の極性
を反転させて往復走行するように設けられている。
【0014】さらに、図5、図6に示すように威嚇用物
体14を固定する台14aを軸14bで移動子11に回
動自在に固定し、上記台14aに係合片19を形成す
る。そして、走行路3の端部手前には第1の係合軸20
と第2の係合軸21とを上記係合片19の軌跡上に適宜
の方法で走行路3に固定する。走行路3を走行してきた
走行体4は図6に示すように係合片19が第1の係合軸
20に当たって矢印aの方向に回転しながら進行する。
台14aは慣性で更に回転し、側面14cが第2の係合
軸21に当たって回転が止められる。台14aと移動子
11との間には従来周知のスタビライザ機構(図示せ
ず)が設けられているので、回転が完了した威嚇用物体
14は、向きを変えて安定した状態で移動子11上に保
持されることになる。なお、上記第1の係合軸20と第
2の係合軸21とは走行路3の進行方向左側の両端部手
前にそれぞれ配置すればよい。
【0015】次に、上記鳥獣撃退装置1の作動態様につ
いて説明する。図1に示すように、鳥獣2が区域8に接
近すると、センサ5が鳥獣2の接近を感知して制御装置
6に感知信号を与える。上記制御装置6は上記センサ5
の感知信号を受けると、走行路3に並設された固定子1
0のコイルに電流を供給し、供給する電流の供給先を移
動することにより、移動磁界を発生させて、移動子11
を反発吸引するので走行体4が走行路3を浮上走行す
る。該走行体4に固定された威嚇用物体14には音声発
生装置Aが内蔵されているので、振動スイッチ17が走
行開始を感知し、音声発生装置Aの電源をONして音声
合成ICを作動させ、予め記憶されている犬の鳴き声を
スピーカ16から出力するので、上記走行体4は、あた
かも犬が吠えながら走るように走行路3を高速走行す
る。
【0016】また、走行路3を走行してきた走行体4が
走行路3の端部付近に近付くと、走行体4に設けられた
係合片19が走行路3に設けられた第1の係合軸20に
ぶつかり、威嚇用物体14が強制的に回転させられる。
威嚇用物体14は第2の係合軸21に当接して回転が阻
止され、威嚇用物体の方向転換が完了する。このよう
に、走行体4の係合片19が係合軸20、20に当たる
ことにより走行体4の向きが変わり、走行路3を往復走
行する時、後ろ向きで走行する不自然さを解消すること
ができる。
【0017】上述のように、本発明の鳥獣撃退装置1は
鳥獣2の接近を感知すると、犬を模した走行体4が吠え
ながら区域8を走行するので、侵入した鳥獣2は驚いて
区域8から逃げ出す。上記走行体4はモーターと車輪で
走行するものではないので高速で走行させても騒音が少
なく、静かに接近して吠えるので威嚇する効果が高い。
また、常時作動するものではなく、走行体4の威嚇用物
体14も交換できるので鳥獣2が学習することができず
効果を持続させることができる。
【0018】
【効果】鳥獣の接近を感知すると、犬を模した威嚇用物
が吠えながら区域を走行するので、侵入した鳥獣を威
嚇して区域から追い出すことができる。またリニアモー
タを駆動源としているので高速で走行させても騒音が少
なく、高速で静かに接近し吠えるので威嚇する効果が高
い。そして、常時作動するものではなく、走行体の威嚇
用物体も交換できるので鳥獣が学習することができず、
効果を持続させることができる。また、走行体に駆動装
置(モータ、歯車)を搭載する必要がないので簡単な構
造で軽量化でき、走行路の強度を必要以上に強化しなく
て済むので経済的なうえ、機械部分が少ないので故障も
少なく保守管理面でも利点がある。さらに、走行路の両
端部では磁界を反転して走行体を往復走行させることが
できるとともに、威嚇用物体が方向転換をするので該威
嚇用物体が絶えず進行方向を向いて走行し、後ろ向きで
走行する不自然さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鳥獣撃退装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】上記鳥獣撃退装置の走行路の構成を示す断面図
である。
【図3】上記鳥獣撃退装置の走行体の構成を示す斜視図
である。
【図4】上記走行路の他の敷設例である。
【図5】走行体の方向転換の構成図である
【図6】走行体の方向転換の構成図と動作説明図であ
る。
【図7】(a)(b)は音声発生装置と鳥獣撃退装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 鳥獣撃退装置 2 鳥獣 3 走行路 4 走行体 5 センサ 8 区域 10 固定子 14 威嚇用物体 A 音声発生装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要件を備えたことを特徴とする鳥
    獣撃退装置。 (イ)鳥獣からの被害を守るべき農地や住宅地などの区
    域に両端部に走行体を方向転換させる係合軸と、走行体
    が端部に到達したことを検出するリミットスイッチとを
    設けた走行路を敷設し、該走行路に沿って全長にリニア
    モータの固定子を配置するとともに、上記固定子が発生
    する磁界により推力を与えられて走行体を走行させるリ
    ニアモータの移動子を設けたこと (ロ)上記走行路の固定子は鳥獣の接近を農地や住宅地
    に配置したセンサが感知すると磁界を発生し、且つ該磁
    界は上記リミットスイッチにより磁界を反転するように
    設けられていること (ハ)上記走行体は威嚇音を発生する音声発生装置を備
    えた威嚇用物体と、リニアモータの移動子の上面に回動
    自在に軸支され上記威嚇用物体を取着した台とからな
    り、上記台には走行路に設けられた上記係合軸に係合し
    て上記走行体を方向転換させる係合片を設けたこと
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岩波書店編集部編「岩波科学百科」1989年11月10日発行株式会社岩波書店第1265頁「リニアモーター」の項

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