JP2515168Y2 - 芯金入り嵌着部材 - Google Patents
芯金入り嵌着部材Info
- Publication number
- JP2515168Y2 JP2515168Y2 JP1989081813U JP8181389U JP2515168Y2 JP 2515168 Y2 JP2515168 Y2 JP 2515168Y2 JP 1989081813 U JP1989081813 U JP 1989081813U JP 8181389 U JP8181389 U JP 8181389U JP 2515168 Y2 JP2515168 Y2 JP 2515168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting member
- core metal
- coating layer
- lip
- seal lip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本考案は、自動車のボデイ開口縁部に沿つて装着する
芯金入りトリム等の嵌着部材の、芯金を浮彫りにした凹
凸面を有する表面に、被覆層と同質の材料よりなるシー
トを圧着することにより、前記凹凸面を隠蔽することよ
りなる、芯金入り嵌着部材に関するものである。
芯金入りトリム等の嵌着部材の、芯金を浮彫りにした凹
凸面を有する表面に、被覆層と同質の材料よりなるシー
トを圧着することにより、前記凹凸面を隠蔽することよ
りなる、芯金入り嵌着部材に関するものである。
＜従来の技術＞ 従来、自動車のボデイ開口縁部に沿つて装着する芯金
入りトリム等の嵌着部材として、第６図に示すものがあ
る。これは格子状の打ち抜きを有する帯状鋼板製芯材１
と、高分子材料製被覆層材料とをクロスヘツドを用いて
同時押出し成形し、被覆層本体2aの片面にエンボスロー
ルにより絞模様を形成して装飾性を付与し、さらにベン
ダーでＵ字状に成形したものであつて、シールリツプ2c
を有している。
入りトリム等の嵌着部材として、第６図に示すものがあ
る。これは格子状の打ち抜きを有する帯状鋼板製芯材１
と、高分子材料製被覆層材料とをクロスヘツドを用いて
同時押出し成形し、被覆層本体2aの片面にエンボスロー
ルにより絞模様を形成して装飾性を付与し、さらにベン
ダーでＵ字状に成形したものであつて、シールリツプ2c
を有している。
しかしながら、上記従来の芯金入り嵌着部材の被覆層
本体2aは、表面に芯金１を浮彫りにした凹凸面４を生
じ、外観を損なうという問題点がある。また、これを改
善するために前記被覆層本体2aに接着剤によつて装飾表
皮を貼り付けたり、装飾表皮を接着したプラスチツクシ
ートを溶着したりしているが、別に装飾表皮やプラスチ
ツクシート及びその接着もしくは溶着装置を準備する必
要があり、コストが上昇するという問題点がある。
本体2aは、表面に芯金１を浮彫りにした凹凸面４を生
じ、外観を損なうという問題点がある。また、これを改
善するために前記被覆層本体2aに接着剤によつて装飾表
皮を貼り付けたり、装飾表皮を接着したプラスチツクシ
ートを溶着したりしているが、別に装飾表皮やプラスチ
ツクシート及びその接着もしくは溶着装置を準備する必
要があり、コストが上昇するという問題点がある。
なお、シールリツプ2c側の芯金１の被覆層2aは、シー
ルリツプ2cにより覆われるため凹凸面が外部より目に付
くことはない。
ルリツプ2cにより覆われるため凹凸面が外部より目に付
くことはない。
＜考案が解決しようとする課題＞ 従来自動車のボデイ開口縁部に沿つて装着する芯金入
り嵌着部材には、上記の問題点があることから、コスト
の著しい上昇を伴わずに芯金入り嵌着部材の表面を容易
に平滑化し、外観を向上させることが好ましい。
り嵌着部材には、上記の問題点があることから、コスト
の著しい上昇を伴わずに芯金入り嵌着部材の表面を容易
に平滑化し、外観を向上させることが好ましい。
本考案は、上記課題を解決した芯金入り嵌着部材を提
供することを目的としている。
供することを目的としている。
＜課題を解決するための手段＞ 図面を参考に説明する。上記目的を達成するために、
本考案に係る芯金入り嵌着部材は、自動車のボデイ開口
縁部に沿つて装着する芯金入りトリム等の嵌着部材にお
いて、芯金１と、被覆層形成材料とよりなる略Ｕ字状の
嵌着部とフランジ挟持用爪片2dとシールリツプ2cとより
構成し、押出し成形して得られた嵌着部材中間品２をベ
ンダーにより所定形状に成形した芯金入り嵌着部材であ
つて、押出し工程で、被覆層本体2aよりシールリツプ2c
とは逆方向に分岐して形成したサブリツプ2bの裏面を、
芯金１を覆う被覆層本体2aの表面側の全面に圧着したも
のである。
本考案に係る芯金入り嵌着部材は、自動車のボデイ開口
縁部に沿つて装着する芯金入りトリム等の嵌着部材にお
いて、芯金１と、被覆層形成材料とよりなる略Ｕ字状の
嵌着部とフランジ挟持用爪片2dとシールリツプ2cとより
構成し、押出し成形して得られた嵌着部材中間品２をベ
ンダーにより所定形状に成形した芯金入り嵌着部材であ
つて、押出し工程で、被覆層本体2aよりシールリツプ2c
とは逆方向に分岐して形成したサブリツプ2bの裏面を、
芯金１を覆う被覆層本体2aの表面側の全面に圧着したも
のである。
＜作用＞ 芯金１を浮彫りにした凹凸を持つ被覆層本体2a外面が
平滑なサブリツプ2bで確実に被覆され、平滑化され、外
観が向上する。
平滑なサブリツプ2bで確実に被覆され、平滑化され、外
観が向上する。
＜実施例＞ 実施例について第１図乃至第５図を参考に説明する
と、予め芯金１を断面くの字状にプリベンダーで一次曲
げし、その一次曲げした芯金１とポリ塩化ビニルを主成
分とする被覆層形成材料とをクロスベッドにより同時押
出し成形し、被覆層本体2aを含む略Ｕ字状の嵌着部とフ
ランジ挟持用爪片2d、そしてシールリツプ2cとよりなる
嵌着部材中間品２をつくる。
と、予め芯金１を断面くの字状にプリベンダーで一次曲
げし、その一次曲げした芯金１とポリ塩化ビニルを主成
分とする被覆層形成材料とをクロスベッドにより同時押
出し成形し、被覆層本体2aを含む略Ｕ字状の嵌着部とフ
ランジ挟持用爪片2d、そしてシールリツプ2cとよりなる
嵌着部材中間品２をつくる。
得られた嵌着部材中間品２は、温度の高い状態におい
て圧着機により被覆層本体2aとサブリツプ2bとを圧着
し、冷却したのちベンダーにより断面Ｕ字状に折り曲
げ、しかるのち長手方向適当な長さに裁断することによ
り、最終製品３を得る。得られた最終製品３の外側はサ
ブリツプ2bで覆われているため平滑であり、外観はよ
い。なお、被覆層本体2aの芯金１の外側の膜の厚さは可
能な限り薄くし、サブリツプ2bをその上に圧着した後の
膜全厚さを従来通りの厚さとすることにより、従来のも
のに比べ、コスト上昇は僅少にとどめることが可能であ
る。
て圧着機により被覆層本体2aとサブリツプ2bとを圧着
し、冷却したのちベンダーにより断面Ｕ字状に折り曲
げ、しかるのち長手方向適当な長さに裁断することによ
り、最終製品３を得る。得られた最終製品３の外側はサ
ブリツプ2bで覆われているため平滑であり、外観はよ
い。なお、被覆層本体2aの芯金１の外側の膜の厚さは可
能な限り薄くし、サブリツプ2bをその上に圧着した後の
膜全厚さを従来通りの厚さとすることにより、従来のも
のに比べ、コスト上昇は僅少にとどめることが可能であ
る。
＜考案の効果＞ 本考案は、以上説明したように得られた最終製品３の
外側がサブリツプ2bで覆われているため平滑であり、外
観がよい。また、被覆層本体2aの芯金１の外側の膜の厚
さは可能な限り薄くし、サブリツプ2bをその上に圧着し
た後の膜全厚さを従来通りの厚さとすることにより、従
来のものに比べ、コスト上昇は僅少にとどめることが可
能である。なお、シールリツプ2c側の芯金被覆層2aの凹
凸面は、シールリツプ2cにより覆われるため、外部より
目に付くことはない。
外側がサブリツプ2bで覆われているため平滑であり、外
観がよい。また、被覆層本体2aの芯金１の外側の膜の厚
さは可能な限り薄くし、サブリツプ2bをその上に圧着し
た後の膜全厚さを従来通りの厚さとすることにより、従
来のものに比べ、コスト上昇は僅少にとどめることが可
能である。なお、シールリツプ2c側の芯金被覆層2aの凹
凸面は、シールリツプ2cにより覆われるため、外部より
目に付くことはない。
本考案においては、圧着に要する機器・作業が僅かに
増加するが、被覆層形成材料の所要量の増加もなく、僅
かにコストが上昇するだけで、トリム類の表面が平滑化
され、外観が著しく向上する。
増加するが、被覆層形成材料の所要量の増加もなく、僅
かにコストが上昇するだけで、トリム類の表面が平滑化
され、外観が著しく向上する。
第１図乃至第３図は本考案の実施例の押出し，圧着,U字
状に折り曲げの各製作工程における製品断面図、第４図
は最終製品の斜視図、第５図は本考案の製作工程図、第
６図は従来の嵌着部材の斜視図である。 １……芯金 ２……中間品 2a……被覆層本体 2b……サブリツプ 2c……シールリツプ 2d……爪片 ３……最終製品 ４……凹凸面
状に折り曲げの各製作工程における製品断面図、第４図
は最終製品の斜視図、第５図は本考案の製作工程図、第
６図は従来の嵌着部材の斜視図である。 １……芯金 ２……中間品 2a……被覆層本体 2b……サブリツプ 2c……シールリツプ 2d……爪片 ３……最終製品 ４……凹凸面
Claims (1)
- 【請求項１】自動車のボデイ開口縁部に沿つて装着する
芯金入りトリム等の嵌着部材において、芯金（１）と、
被覆層形成材料とよりなる略Ｕ字状の嵌着部とフランジ
挟持用爪片（2d）とシールリップ（2c）とより構成し、
押出し成形して得られた嵌着部材中間品（２）をベンダ
ーにより所定形状に成形した芯金入り嵌着部材であつ
て、押出し工程で、被覆層本体（2a）よりシールリツプ
（2c）とは逆方向に分岐して形成したサブリツプ（2b）
の裏面を、芯金（１）を覆う被覆層本体（2a）の表面側
の全面に圧着したことを特徴とする芯金入り嵌着部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989081813U JP2515168Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 芯金入り嵌着部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989081813U JP2515168Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 芯金入り嵌着部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0322954U JPH0322954U (ja) | 1991-03-11 |
| JP2515168Y2 true JP2515168Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31628080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989081813U Expired - Lifetime JP2515168Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 芯金入り嵌着部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515168Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5822737A (ja) * | 1981-08-03 | 1983-02-10 | Nissan Motor Co Ltd | フランジカバ− |
| JPS5977934A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-04 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のボデイサイドの装飾構造 |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP1989081813U patent/JP2515168Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0322954U (ja) | 1991-03-11 |
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