JP2515121Y2 - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP2515121Y2
JP2515121Y2 JP1539891U JP1539891U JP2515121Y2 JP 2515121 Y2 JP2515121 Y2 JP 2515121Y2 JP 1539891 U JP1539891 U JP 1539891U JP 1539891 U JP1539891 U JP 1539891U JP 2515121 Y2 JP2515121 Y2 JP 2515121Y2
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JP
Japan
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sensor body
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temperature sensor
soldered
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修昭 三木
公一 市古
順治 福代
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Aisin AW Co Ltd
Yazaki Corp
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Aisin AW Co Ltd
Yazaki Corp
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えば自動車の各種機
関などに設けられ、機関内の油の温度を検出する温度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温度センサの従来例を図9に示
す。図9において、サーミスタ1の両極にはそれぞれ端
子2,3の一端が接続されており、サーミスタ1及び端
子2,3の外側を樹脂でインサート成形してセンサ本体
4が構成されている。端子2,3の他端はセンサ本体4
から突出しており、端子2,3の突出端にはそれぞれリ
ード線5,6の先端の金属部が半田付けされている。ま
た端子2,3の突出部とリード線5,6の金属部とが半
田付けされた部分7は、それぞれ熱収縮チューブ8,9
で被覆保護されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の温度センサによると、リード線
5,6に加わる外力がそのまま半田付部7に加わる。こ
のため半田付時から機関への組付までの取扱いや、機関
に取付けられた後の運転時の振動などによって、リード
線5,6に加わった外力は常に半田付部7に加わること
となり、半田付の信頼性が低下するおそれがあった。
【0004】また、熱収縮チューブ8,9を半田付部7
に組付けるときに、加熱収縮させなければならず作業性
が悪く、しかもチューブ材質は耐熱耐油性のものでなけ
ればならないので、コスト高になるという問題があっ
た。
【0005】さらに、センサ本体4から突出している端
子2,3及びリード線5,6の金属部を確実に熱収縮チ
ューブ8,9で被覆しないと、センサ本体4を油中に浸
漬したときに、油中に混入している鉄粉などにより電極
同志が短絡してセンサの機能が果せないという問題もあ
った。
【0006】この考案は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、センサ本体の端子に半田付けされたリード線に
外力が加わっても、半田付部の信頼性を確保することが
でき、しかも電極間の短絡を防止することのできる温度
センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、サーミスタの両極にそれぞれ端子の一
端を接続し、前記端子の他端を露出して樹脂でインサー
ト成形によりセンサ本体を構成し、前記1対の端子の他
端にそれぞれリード線の先端を半田付けしてなる温度セ
ンサにおいて、前記センサ本体内に前記1対の端子を仕
切る壁を形成し、これらの端子の露出端をU字状に弯曲
するとともに、これらの端子の前記壁に対向する側面
に、前記リード線を通す切欠部を形成したことを特徴と
している。
【0008】また、センサ本体に端子とリード線との接
続部を被覆するキャップを装着したことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】上記の構成によると、リード線は端子に形成さ
れた切欠部を通ってからU字状に弯曲された端子の先端
に半田付けされるため、リード線もV字状に曲げられ
る。従ってリード線に外力が加わっても切欠部で係止さ
れ、半田付部に力が加わらない。また端子とリード線の
接続部はキャップで被覆されているため、外部からの影
響をなくすことができる。さらに1対の端子は壁で仕切
られているので、金属粉などによる端子間の短絡を防止
できる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0011】図1乃至図6にこの考案の一実施例を示
す。図1乃至図3において、サーミスタ11の両極には
それぞれ端子12,13の一端が接続されており、サー
ミスタ11及び端子12,13の外側を樹脂でインサー
ト成形して、ほぼ円筒状のセンサ本体14が構成されて
いる。そして端子12,13の他端はセンサ本体14の
一方の端面から突出している。またセンサ本体14内の
中心には直径方向に壁15が形成されており、1対の端
子12,13を隔離してセンサ本体14内を2室に区画
している。さらにセンサ本体14のサーミスタ11が封
着された側の端面は閉塞されており、この端面の外側に
は熱伝導性のよいケース16が装着されている。また、
センサ本体14の内周面と壁15との間にはエポキシ樹
脂が充填されており、端子12,13が固定されてい
る。
【0012】一方、端子12,13のセンサ本体14か
ら突出した一端はほぼU字状に弯曲されており、かつ壁
15に対向する側面にはそれぞれ切欠部12a,13a
が形成されている。また切欠部12a,13aの図中上
部にはそれぞれ突起部12b,13bが形成されてお
り、壁15に入り込んでインサート成形されている。そ
して外部から引き込まれる1対のリード線17は図3に
示すように、それぞれ端子12,13の切欠部12a,
13aを通して、U字状に弯曲された先端部に半田付け
される。
【0013】センサ本体14の端子12,13が突出し
た端面には、図4及び図5に示すような一端がほぼ密閉
された円筒状のキャップ21が装着されており、端子1
2,13及び半田付部18を完全に被覆している。そし
てキャップ21の端面には1対のリード線17がそれぞ
れ挿通される孔部21aが形成されている。またキャッ
プ21の端面の中心には、壁15の先端に形成された突
起部15aが嵌合する孔部21bが設けられていて、キ
ャップ21をセンサ本体14に装着したときの固定を強
固にしている。
【0014】図6はセンサ本体14を機関の油路31に
取り付けた状態を示す。センサ本体14の図中下端近傍
の外周には凹溝32が形成されており、凹溝32にはO
リング33が装着されている。そしてセンサ本体14は
Oリング33を介して油路31の壁部に形成された取付
孔34に液密に取り付けられている。
【0015】この実施例によれば、リード線17は端子
12,13にそれぞれ形成された切欠部12a,13a
を通ってから、U字状に弯曲された端子12,13の先
端に半田付けされるため、リード線17も切欠部12
a,13aの部位においてV字状に曲げられる。このた
めリード線17の被覆は切欠部12a,13aで係止さ
れ、リード線17に引張力などの外力が作用しても、そ
の力が半田付部18に作用することはない。従って半田
付部18の信頼性を向上することができる。なお、リー
ド線17の芯線部は外力によって被覆に対してわずかに
ずれを生じることがあるが、端子12,13のU字状の
部分が弾性変形するため、このずれは吸収されて半田付
部18に影響を及ぼすことはない。
【0016】また、端子12,13の突出部及び半田付
部18はキャップ21によって完全に被覆されているた
め、外部からの影響をなくすことができる。しかも端子
12,13は壁15によって仕切られているため、金属
粉などによる端子間の短絡の発生も防止することができ
る。
【0017】また図7及び図8に示すように、板状の端
子41をセンサ本体14の壁15の両側に直角に固定
し、端子41に孔部42と切欠部43とを形成してもよ
い。そして、リード線17の先端を孔部42に半田付け
するとともに、先端近傍を切欠部43に係止する。
【0018】この構造によると、端子の曲げ加工が不要
となり加工が容易となる。なお、リード線17はキャッ
プ21で被覆されるので、外側に逃げることはない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、温度センサの端子の切欠部を通してU字状に弯曲し
た先端にリード線を導いて半田付けしたので、リード線
に外力が加わっても半田付部に力が作用せず、半田付部
の信頼性を向上することができる。また温度センサのセ
ンサ本体の一端をキャップで被覆したので、端子や半田
付部への外部からの影響を防ぐことができる。さらにセ
ンサ本体内の1対の端子を壁で仕切ったので、金属粉な
どによる短絡の発生も防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】この実施例によるキャップを示す縦断面図であ
る。
【図5】同じく平面図である。
【図6】この実施例による温度センサを油路に取り付け
た状態を示す説明図である。
【図7】この考案の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】従来の温度センサを示す斜視図である。
【符号の説明】
11 サーミスタ 12,13 端子 12a,13a 切欠部 14 センサ本体 15 壁 17 リード線 21 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福代 順治 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−155445(JP,U) 実開 平2−67237(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーミスタの両極にそれぞれ端子の一端
    を接続し、前記端子の他端を露出して樹脂でインサート
    成形によりセンサ本体を構成し、前記1対の端子の他端
    にそれぞれリード線の先端を半田付けしてなる温度セン
    サにおいて、 前記センサ本体内に前記1対の端子を仕切る壁を形成
    し、これらの端子の露出端をU字状に弯曲するととも
    に、これらの端子の前記壁に対向する側面に、前記リー
    ド線を通す切欠部を形成したことを特徴とする温度セン
    サ。
  2. 【請求項2】 センサ本体に端子とリード線との接続部
    を被覆するキャップを装着したことを特徴とする請求項
    1記載の温度センサ。
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