JP2514797Y2 - エンジンマウントの取付構造 - Google Patents

エンジンマウントの取付構造

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JP2514797Y2
JP2514797Y2 JP1989130621U JP13062189U JP2514797Y2 JP 2514797 Y2 JP2514797 Y2 JP 2514797Y2 JP 1989130621 U JP1989130621 U JP 1989130621U JP 13062189 U JP13062189 U JP 13062189U JP 2514797 Y2 JP2514797 Y2 JP 2514797Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として自動車に使用するエンジンマウン
トの取付構造、詳しくは、センタメンバを備えたフレー
ムのフロントメンバにフロントマウントを、前記センタ
メンバにリヤマウントを取付ける取付構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種エンジンマウントの取付構造は、第4図
に示したごとく、センタメンバ(CM)やフロントメンバ
(FM)などを一体に結合して成るフレーム(F)の前記
フロントメンバ(FM)側に、フロントマウント(M1)を
取付けると共に、前記センタメンバ(CM)の後部側に、
上方に向けて起立する支持アーム(A)を介してリヤマ
ウント(M2)を取付け、これらフロントマウント(M1)
とリヤマウント(M2)とで、エンジン(E)の前後部位
を前記フレーム(F)に弾性支持させるようにしている
のであって、斯くすることで、特に軽自動車などのよう
に車両全長に制約を受ける車両において、例えばフロン
トマウント及びリヤマウントをセンターメンバにのみ取
付ける場合に比べて、前記センタメンバを前後方向に延
ばすことなくエンジンの前後方向の支持点を確保するよ
うにしている。
尚、前記センタメンバ(CM)は、前記フロントメンバ
(FM)の長さ方向中間部位に、固定ボルト(B1)で固定
されている。
また、前記フロントマウント(M1)は、外筒(OT)
と、該外筒(OT)内に挿通される内筒(IT)とを備え、
これら各筒(IT)(OT)内にマウントゴム(G)を充填
して、該マウントゴム(G)に複数の振動吸収調整用隙
間(S)を設けると共に、前記外筒(OT)に第1ブラケ
ット(BR1)を、かつ、前記内筒(IT)内に挿通される
軸杆(P)に第2ブラケット(BR2)を取付け、前記第
1ブラケット(BR1)を前記フロントメンバ(FM)に固
定ボルト(B2)で固定し、また、前記第2ブラケット
(BR2)を前記エンジン(E)に固定するのである。
更に、前記リヤマウント(M2)は、前記フロントマウ
ント(M1)と同様に、内筒(IT)と外筒(OT)とを備
え、これら各筒(IT)(OT)内にマウントゴム(G)を
充填すると共に、前記内筒(IT)内に挿通される軸杆
(P)を前記支持アーム(A)に支持させる一方、前記
外筒(OT)側にブラケット(BR3)を取付けて、該ブラ
ケット(BR3)を前記エンジン(E)に固定するのであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 所で、以上のフロントマウント(M1)とリヤマウント
(M2)とは、その取付ピッチが狂ったりすると、前記マ
ウントゴム(G)に形成される振動吸収調整用隙間
(S)が変位したりして、振動吸収に大きな影響を与え
ることから、前記取付ピッチには正確さが要求されるの
であるが、従来の取付構造では、前記センタメンバ(C
M)が前記フロントメンバ(FM)に固定ボルト(B1)を
介して固定され、また、前記フロントマウント(M1)の
第1ブラケット(BR1)が、前記フロントメンバ(FM)
に固定ボルト(B2)を介して固定されているため、換言
すれば、前記フロントマウント(M1)が支持される前記
フロントメンバ(FM)側に、前記固定ボルトによる固定
部位が2箇所存在するために、これら各固定ボルト(B
1)(B2)の固定部位に発生する加工誤差などにより、
前記各マウント(M1)(M2)間の取付ピッチが狂い易い
問題があり、しかも、2本の固定ボルト(B1)(B2)を
使用することから、作業工数の増大を招いてコストが高
くなったりする問題もあった。
本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、そ
の目的は、フロントメンバにフロントマウントを、該フ
ロントメンバに締付体を介して結合されるセンタメンバ
にリヤマウントをそれぞれ取り付けるにもかかわらず、
フロントマウントとリヤマウント間の取付ピッチを正確
に出すことができ、しかも、作業工数を軽減して、コス
トを低廉にできるエンジンマウントの取付構造を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、フロントメン
バと、該フロントメンバに締付体により結合固定するセ
ンタメンバとを備えたフレームの前記フロントメンバに
フロントマウントを、前記センタメンバにリヤマウント
をそれぞれ取付ける取付構造であって、前記フロントマ
ウントの取付座を、前記フロントメンバにおける前記セ
ンタメンバの取付部位に配設して、前記締付体により、
前記フロントメンバに前記フロントマウントをセンタメ
ンバと共に固定していることを特徴とする。
(作用) 前記フロントマウントの取付座が、前記締付体で前記
センタメンバとフロントメンバと一緒に共締めされるた
め、換言すれば、1つの締付体でもって、前記フロント
マウントとセンタメンバ及びフロントメンバがそれぞれ
一体に結合されるために、エンジンの搭載幅を確保すべ
く、フロントメンバにフロントマウントを、該フロント
メンバに締付体を介して結合されるセンタメンバにリヤ
マウントをそれぞれ取り付けるにもかかわらず、前記フ
ロントマウントとリヤマウント間の取付ピッチを正確に
出すことができ、また、作業工数も軽減される。
(実施例) 第2図及び第3図に示したエンジンマウントの取付構
造は、フロントメンバ(11)とリヤメンバ(12)と、こ
れら各メンバ(11)(12)の長さ方向両側に配設される
一対の第1及び第2サイドメンバ(13)(14)と、前記
フロントメンバ(11)とリヤメンバ(12)の中間部位に
架設されるセンタメンバ(15)とでフレーム(1)を構
成して、前記フロントメンバ(11)の長さ方向中間部で
第1サイドメンバ(13)寄りの位置に、フロントマウン
ト(2)を取付けると共に、前記センタメンバ(15)の
後部側に、上方に向けて突設された支持アーム(16)を
介してリヤマウント(3)を取付ける一方、前記第2サ
イドメンバ(14)の中間部位にサイドマウント(4)を
取付けて、これら3個のフロント,リヤ及びサイドマウ
ント(2)(3)(4)で、エンジン(5)を前記フレ
ーム(1)に弾性支持させるようにしている。
前記フロントマウント(2)は、内筒(21)と、該内
筒(21)に套嵌される外筒(22)とを備え、これら各筒
(21)(22)の内部にマウントゴム(23)を充填して、
このマウントゴム(23)に複数の振動吸収調整用隙間
(24)を設けると共に、前記外筒(22)の外周一部に取
付座(25)を、かつ、前記内筒(21)内に挿通される軸
杆(26)の両側に概略コ形状のブラケット(27)をそれ
ぞれ取付ける一方、前記取付座(25)を前記フロントメ
ンバ(11)に固定し、また、前記ブラケット(27)を前
記エンジン(5)の前壁一部に固定する。
また、前記リヤマウント(3)は、前記フロントマウ
ント(2)と同様に、内筒(31)と外筒(32)とを備
え、これら各筒(31)(32)内にマウントゴム(33)を
充填すると共に、前記内筒(31)内に挿通される軸杆
(34)の両側を前記支持アーム(16)に支持する一方、
前記外筒(32)側にブラケット(35)を取付けて、該ブ
ラケット(35)を前記エンジン(5)の後壁一部に固定
する。
更に、前記サイドマウント(4)は、前述した各マウ
ント(2)(3)と同様に、外筒(41)の内部に内筒と
マウントゴムとを備え、この内筒内に挿通される軸杆
(42)の両側に、概略コ形状のブラケット(43)を取付
けて、該ブラケット(43)を前記エンジン(5)の側壁
一部に固定すると共に、前記外筒(41)の外周一部を複
数の支持体(44)を介して前記第2サイドメンバ(14)
に固定する。
しかして、以上の構成において、前記フロントマウン
ト(2)を、次のようにして前記フレーム(1)に取付
けるのである。
即ち、第1図で詳しく示したごとく、前記フロントマ
ウント(2)の外筒(22)に固定した前記取付座(25)
を、前記フレーム(1)におけるフロントメンバ(11)
の上面側で、該フロントメンバ(11)とセンタメンバ
(15)との取付部位に重合するごとく配設して、このセ
ンタメンバ(15)を前記フロントメンバ(11)に固定す
る締付体(6)で、前記取付座(25)を前記各メンバ
(11)(15)と共締めするようにしたのである。
具体的には、前記フロントメンバ(11)を、断面ハッ
ト形状をなす2つの上下部材(11a)(11b)を用い、そ
の両側端縁部を溶接することで内部中空状に形成すると
共に、前記上下部材(11a)(11b)間に、この下部部材
(11b)に沿設されるリインホースメント(11c)を一体
状に介装させて、これらリインホースメント(11c)と
上下部材(11a)(11b)とに、それぞれ前記フロントマ
ウント(2)に設ける取付座(25)の取付孔(25a)と
対向する挿通孔(11d)を貫通形成する一方、前記リイ
ンホースメント(11c)と上部部材(11a)との間で前記
貫通孔(11d)の外周部位に、筒状をなすスペーサ(11
e)を架設し、また、前記センタメンバ(15)の上壁側
に、前記取付孔(25a)と貫通孔(11d)とに対向する貫
通孔(15a)を形成して、この貫通孔(15a)の内部側
に、前記締付体(6)を螺締可能な固定ナット(6a)を
固定する。
そして、前記取付座(25)の上方側から前記締付体
(6)を、前記取付孔(25a)と挿通孔(11d)(15a)
を経て前記ナツト(6a)へと螺締することにより、前記
フロントマウント(2)と前記各メンバ(11)(15)と
を共締めするのであり、このように、フロントマウント
(2)と各メンバ(11)(15)との共締めを行うことに
より、前記フロントマウント(2)とリヤマウント
(3)との間に正確な取付ピッチが保障されるばかり
か、作業工数も軽減されるのであり、また、前記フロン
トメンバ(11)の内部に、前記リインホースメント(11
c)とスペーサ(11e)とを設けることによって、前記フ
ロントマウント(2)に付与される荷重を前記フロント
メンバ(11)の全体で受止め得て、該フロントメンバ
(11)の強度が高められる。
尚、第2図の実施例では、前記フロントマウント
(2)に取付けた取付座(25)の横方向一側を、前記フ
ロントメンバ(11)とセンタメンバ(15)との取付部位
に重合させ、この重合部位に前記締付体(6)を螺挿す
ると共に、前記取付座(25)の横方向他側を別の締付体
(7)で前記フロントメンバ(11)に固定するようにし
ている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案にかかるエンジンマウン
トの取付構造では、フロントメンバと、該フロントメン
バに締付体により結合固定するセンタメンバとを備えた
フレームの前記フロントメンバにフロントマウントを、
前記センタメンバにリヤマウントをそれぞれ取付ける取
付構造において、前記フロントマウントの取付座を、前
記フロントメンバにおける前記センタメンバの取付部位
に配設して、前記締付体により、前記フロントメンバに
前記フロントマウントをセンタメンバと共に固定するよ
うにしたことにより、前記フロントマウントの取付座
が、前記締付体により、前記センタメンバとフロントメ
ンバと一緒に共締めされるので、換言すれば、1つの締
付体でもって、前記フロントマウントとセンタメンバ及
びフロントメンバがそれぞれ一体に結合されるので、前
記センタメンバを前後方向に延ばすことなくエンジンの
前後方向の支持点を確保するために、フロントメンバに
フロントマウントを、該フロントメンバに締付体を介し
て結合されるセンタメンバにリヤマウントをそれぞれ取
り付けるにもかかわらず、前記フロントマウントとリヤ
マウント間の取付ピッチを正確に出すことができて、し
かも作業工数を軽減して、コストを低廉化でき、特に軽
自動車などの全長に制約を受ける車両に適したものが提
供出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるエンジンマウントの取付構造を
示す要部断面図、第2図は同エンジンマウントを取付け
るフレームの全体構造を示す平面図、第3図はその一部
切欠側面図、第4図は従来例を示す一部切欠側面図であ
る。 (1)……フレーム (11)……フロントメンバ (15)……センタメンバ (2)……フロントマウント (25)……取付座 (3)……リヤマウント (6)……締付体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントメンバと、該フロントメンバに締
    付体により結合固定するセンタメンバとを備えたフレー
    ムの前記フロントメンバにフロントマウントを、前記セ
    ンタメンバにリヤマウントをそれぞれ取付ける取付構造
    であって、前記フロントマウントの取付座を、前記フロ
    ントメンバにおける前記センタメンバの取付部位に配設
    して、前記締付体により、前記フロントメンバに前記フ
    ロントマウントをセンタメンバと共に固定していること
    を特徴とするエンジンマウントの取付構造。
JP1989130621U 1989-11-09 1989-11-09 エンジンマウントの取付構造 Expired - Fee Related JP2514797Y2 (ja)

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