JP2514569B2 - ボルト研磨機 - Google Patents

ボルト研磨機

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JP2514569B2
JP2514569B2 JP12736893A JP12736893A JP2514569B2 JP 2514569 B2 JP2514569 B2 JP 2514569B2 JP 12736893 A JP12736893 A JP 12736893A JP 12736893 A JP12736893 A JP 12736893A JP 2514569 B2 JP2514569 B2 JP 2514569B2
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bolt
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brush
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JP12736893A
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忠雄 野復
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Daisetsu Kogyo Kk
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Daisetsu Kogyo Kk
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子力発電所におけ
るタービンに用いられている大径のボルト等のボルト
の、点検、再組立の際等に用いられるボルト研磨機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば原子力発電所におけるタービ
ンに用いられている大型ボルト等のボルトは、定期的な
点検の際に取外し、そのネジ山部に塗られている焼付防
止剤を剥離するために研磨を行う。
【0003】この場合図7に示すように台a上にボルト
bを水平に置き、手作業で転がしながらワイヤーブラシ
cを、手で往復動させて研磨する。dはネジ山部を示
す。或は又ワイヤホイールeを圧縮空気作動のモータf
に取付けて研磨する。
【0004】又図8に示すようにボルトbを直立台gに
垂直に取付け、ワイヤーホイールhを圧縮空気駆動のモ
ータiに取り付けて研磨する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の技術は上
記のように手作業によるものであり、作業能率が上がら
ない。又作業員は汚れ、かつほこりの発生する環境での
作業が避けられない。
【0006】この発明はこのような問題を解決するため
になされたもので、その目的は上記従来よりも大巾に能
率を向上させることができ、又省力化でき、ほこりの発
生を防止して安全な環境で作業することができる、ボル
ト研磨機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、フレーム1に巾を変更
自在に設けられた、ボルト3を載せるレール2及び該レ
ール2上のボルト3を転動させる転動装置4;上記レー
ル2に対応して設けられた、ワイヤブラシ18を有し、
駆動装置に接続された無端状のベルト17;巾を変更自
在に、かつ上下動自在に設けられた該無端状のベルト1
7;から成ることを特徴とするボルト研磨機である。又
ワイヤブラシ18を有する無端状のベルト17はその近
傍に、集塵機に連通した多数の小孔41を形成した管4
0を有する前記ボルト研磨機である。又ワイヤブラシ1
8はベルト17に対して着脱自在に設けられている前記
ボルト研磨機である。
【0008】
【作用】このボルト研磨機は上記のように構成されたこ
とにより、まずレール2及び転動装置4の巾を、目的と
するボルト3に合せ、次にワイヤブラシ18のベルト1
7の巾を上記ボルト3に合せ、又該ワイヤブラシ18
の、ベルト17の高さを上記レール2上におかれるボル
ト3に合せ、そして上記レール2に目的のボルト3を供
給すると、該ボルト3は転動装置4によりレール2上を
転動させられ、かつ回動する上記無端状のベルト17の
ブラシ18により研磨され、その研磨により生じた塵埃
は集塵されて、研磨される。
【0009】従って、ボルト研磨の作業能率は大巾に向
上し、研磨作業に伴って生じるほこりは集塵されて、衛
生的な作業環境とすることができる。
【0010】
【実施例】図1において、1はフレームであり、2はボ
ルト3を載せるレールであって、4はレール3の内部に
設けられた、レール3の転動装置であり、スプロケット
5により駆動されるチエン6に設けたT字状金具7によ
り上記ボルト3が転動させられるようになっている。な
お上記スプロケット5は上記フレーム1に軸支され、他
方の、図に現れないスプロケットとの間に上記チエン6
が装架されていることは勿論であり、その駆動装置は図
示を省略されている。
【0011】なお転動装置4は図のようにレール2の内
部に設けられたT字状金具7が、レール2に形成された
長穴8(図2)から突出して転動するように形成された
が、この外転動装置4はレール2の外部に設けられてい
ても差支えはない。
【0012】次に9は上記レール2の巾の変更装置であ
り、第1ハンドル10を廻すことにより、第1スプロケ
ット11、第1チエン12、第2スプロケット13が回
動し、同第1、第2スプロケット11、13が回動し、
同第1、第2スプロケット11、13のスクリュー軸1
4、14に螺合した前記レール2の螺合部材15、15
が一方のレール2を移動させ、これにより上記レール2
の巾を任意に変更できるようになっている。
【0013】次に17は上記レール2に対応して設けら
れた、ワイヤブラシ18を有する二つの無端状のベルト
であり、キャタピラ状に形成させている。19は伝動車
であり、フレーム1に軸支され、他の三個の伝動車は図
に現れない。
【0014】そして同伝動車19の内側に図示しない駆
動装置があり、これにより伝動車19が駆動されるよう
になっている。そしてこのベルト17も第2ハンドル2
0を廻すことにより、前記レール2と同様に一方のベル
ト17が他方の移動しないベルト17に近づき、又は離
れる方向に動くようになっている。
【0015】21、22は第3、第4スプロケット、2
3は第2チエンを示す。又24は上記第3、第4スプロ
ケット21、22の、第2のスクリュー軸25に螺合し
た、上記ベルト17の螺合部材であり、上記第2スクリ
ュー軸25、25の回動により、上記ベルト17の一方
は、前記移動するレール2に対応して伝動車19と共に
転動し、これにより上記二つのベルト17、17の巾が
変化するようになっている。
【0016】なお16は前記レール2の移動量を示す第
1目盛り、26は上記ベルト17の移動量を示す第2目
盛りである。
【0017】次に27は上記ベルト17の上下動装置で
あり、第3ハンドル28を回動することにより、ウオー
ム29にかみ合ったウオーム歯車30のドラム31に設
けたワイヤ32が、巻き上げ又は巻き下げられ、これに
より上記ベルト17を設けた機枠33が上下動するよう
になっている。
【0018】34は上記ウオーム歯車30の軸に設けら
れた第5スプロケットであり、第3チエン35にかみ合
っており、この第3チエン35はその一端を上記機枠3
3に連結し、かつ他端をバランスウエイト36に連結さ
れている。37はランプである。
【0019】次に38(図2)はカバーであり、前記フ
レーム1をカバーして形成されている。39はボルト3
の入口であり、フレーム1の、反対側にほぼ同様の出口
が形成されている。なお上記入口39及び出口は逆にし
て用いることもできるようになっている。
【0020】そしてこの入口39及び出口の他は前記カ
バー38によりフレーム1は覆われている。又前記のよ
うに逆に用いる場合は前記転動装置4及びベルト17の
回動方向は逆となることは勿論である。
【0021】次に40は上記機枠33に設けられた角状
の管であり、その下部に多数の小孔41が形成されてあ
り、かつ同管40は上記ベルト17に沿って機枠33の
両側に設けられてあり、同管40は集塵口42から図示
しない集塵機へ連通させられている。43は作動用又は
照明用のスイッチ、44はのぞき窓を示す。
【0022】又同図2における45は上記機枠33の位
置を示す目盛り、46は台、47はボルト3のネジ山部
を示す。
【0023】次に図4において17は前記ベルトであ
り、48はその回動板であり、一例としてゴムにより形
成され、その上に固定板49がボルト50により固定さ
れ、同固定板49に、枠状の保持部52が設けられてあ
り、基部53(図3)にブラシ54を有する櫛型ブラシ
55を図4に示すように挿入し、同基部53と固定板4
9間にばね56を圧入することによって固定する。
【0024】ばね56及び櫛型ブラシ55は共に軸方向
に移動することにより、装脱自在となっている。又他の
方式としては図5に示すようにも形成された。
【0025】同図において58は固定板49上に立設さ
れた支持板で、多数の突起59を有しており、この突起
59にブラシ素子60の嵌合部61を嵌合し、その外側
からカバー板62を被せ、かつネジ63(図6)により
固定する64(図5)は保持用の切欠き部を示す。
【0026】この実施例の研磨機の作動について述べる
と、初めにレール2及び転動装置4を、変更装置9を用
いて、その巾を目的とするボルト3に合せ、前記ベルト
17の巾を第2ハンドル20を廻して前記ボルト3のネ
ジ山部47に対応させ、かつ第3ハンドル28を操作し
て前記ベルト17の高さを、ひいてはワイヤブラシ18
の位置をボルト3に適応させ、集塵口42に続く図示し
ない集塵機を作動させ、上記転動装置4、ベルト17
を、スイッチ43により作動させ、前記入口39からボ
ルト3を供給する。
【0027】そうすると同ボルト3はレール2上を出口
方向に転動させられ、その間矢印A17方向に回動する
ベルト17のワイヤブラシ18によりネジ山部47を研
磨される。そしてその際に発生する廃埃等は管40の小
孔41から吸引され、図示しない集塵機に集塵される。
そしてボルト3は研磨されて、出口から排出される。
【0028】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されたこと
により、前記従来例の手作業に較べ、作業能率を大巾に
向上させることができる。又塵埃等の害を受けることの
ない衛生的な環境で研磨作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、ボルト研磨機の概略
を示す図である。
【図2】図1の部分の詳細図である。
【図3】図1の装置に用いられている櫛型ブラシの斜視
図である。
【図4】図1の装置に用いられているブラシ部材の斜視
図である。
【図5】この発明の他の実施例を示し、ブラシ部材の分
解図である。
【図6】図5に示すブラシ部材の斜視図である。
【図7】従来のボルト研磨方法の概略図である。
【図8】図7と異る従来のボルト研磨方法の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム 2 レール 3 ボルト 4 転動装置 17 ベルト 18 ワイヤブラシ 40 管 41 小孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム1に巾を変更自在に設けられ
    た、ボルト3を載せるレール2、及び該レール2上のボ
    ルト3を転動させる転動装置4;上記レール2に対応し
    て設けられた、ワイヤブラシ18を有し、駆動装置に接
    続された無端状のベルト17;巾を変更自在に、かつ上
    下動自在に設けられた該無端状のベルト17;から成る
    ことを特徴とするボルト研磨機。
  2. 【請求項2】 ワイヤブラシ18を有する無端状のベル
    ト17はその近傍に、集塵機に連通した、多数の小孔4
    1を形成した管40を有する請求項1記載のボルト研磨
    機。
  3. 【請求項3】 ワイヤブラシ18はベルト17に対して
    着脱自在に設けられている請求項1又は2記載のボルト
    研磨機。
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