JP2514342Y2 - 電線クランプ - Google Patents

電線クランプ

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JP2514342Y2
JP2514342Y2 JP1989119347U JP11934789U JP2514342Y2 JP 2514342 Y2 JP2514342 Y2 JP 2514342Y2 JP 1989119347 U JP1989119347 U JP 1989119347U JP 11934789 U JP11934789 U JP 11934789U JP 2514342 Y2 JP2514342 Y2 JP 2514342Y2
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JP1989119347U
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JPH0360262U (ja
Inventor
保市 竹内
Original Assignee
竹内電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電線を始めとする各種線材を束ね、或いは機
器の壁面等に沿設配置するために用いる電線クランプに
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の電線クランプとして、例えば第5図に
示す構造のものがある。この電線クランプは、機器の壁
面等に固定する基板21と、この基板に一端を固定した略
C字状のクランプ用ストリップ片22とで構成され、この
ストリップ片22の先端にフック23を形成する一方、基板
21の対応する位置に係止フック24を形成している。
そして、先端フック23を係止フック24に係合させるこ
とで、ストリップ片22と基板21との間に電線をクランプ
させることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来の電線クランプでは、先端フック23と係
止フック24との係合状態を強固してクランプを確実なも
のとするためには、係止フック24の弾性力を高めること
が必要とされる。しかしながら、これでは先端フック23
を係合させ、或いは先端フック23を係合から解除させる
際に、係止フック24を弾性変形させることが困難にな
り、係合操作,解除操作に大きな力が必要とされ、操作
性が低下されることになる。
逆に、係止フック24の弾性力を低めて係合、解除の操
作を容易にすれば、先端フック23との係合力が低下さ
れ、先端フック23が係止フック24から外れ易くなり、電
線を安定してクランプさせることが困難になる。
本考案の目的は、確実なクランプを確保する一方で、
クランプ操作及びその解除操作を容易に行うことを可能
にした電線クランプを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の電線クランプは、機器に固定可能な基板と、
この基板に基端が一体化されて基板との間に電線をクラ
ンプするストリップ片と、このストリップ片の先端部を
基板に係止させる係止部とを備えており、ストリップ片
の先端部には、先端フックと、この先端フックの近傍位
置に突設される支点突起と、クランプ操作片とを備えて
いる。
また、係止部は前記先端フックを挟むように支持する
支承壁部と係止壁部とを有しており、この係止壁部には
先端フックに係合され、係合時にその背面に支点突起が
近接される係止フックと、この係止フックを支点突起を
利用してテコの原理で変形させるクランプ解除片と、係
止フックを基板に連結してその離脱方向の変形を拘束す
る補助片とを備えている。
〔作用〕
この構成では、係止フックの弾性力を低下させても、
先端フックとの係合状態ではその変形が抑制でき、両フ
ックの意に反する係合解除を防止して、安定したクラン
プ状態を確保する。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の電線クランプの第1実施例の斜視
図、第2図はその側面図である。図において、1は基板
であり、その裏面には例えば両面テープ2を貼り付けて
おり、各種機器の壁面に接着固定することができる。こ
の基板の表面一部には、略逆C字状に形成したクランプ
用のストリップ片3の基端を一体に形成している。この
ストリップ片3は先端に先端フック4を一体に形成し、
かつこれに近接する位置には後述するクランプ解除時に
利用する支点突起5を突設し、更にクランプ操作時に利
用するクランプ操作片6を突設している。また、前記ス
トリップ片3の長さ方向の複数箇所にはストリップ片3
に加えられる曲げ力を緩衝するために小半径で曲げ形成
した緩衝曲部7を形成している。
一方、前記基板の表面の他の部位には、前記ストリッ
プ片3の先端フック4を係止する係止部8を一体に形成
している。この係止部8は、先端フック4の裏面側を受
ける支承壁部9と、この支承壁部9と微小間隔おいて対
向配置された係止壁部10とで構成される。この係止壁部
10は側面形状が略逆J字状に形成され、その先端には前
記先端フック4に係合される係止フック11を設けてい
る。そして、この係止フック11の先端内縁には前記基板
1と係止フック11を連結させる補助片12を設けている。
また、係止フック11の背面上部にはクランプ解除時に係
止フック11を内側に向けて強制変形させるためのクラン
プ解除片13を設けている。
なお、前記支承壁部9の両側位置には、それぞれスト
リップ片3が幅方向に変位されることを防止する拘束突
起14を設けている。
この構成によれば、第2図に示すように、ストリップ
片3は通常は図示鎖線の状態にあり、これを外側に広げ
ることで基板1とストリップ片3との間に電線を挿入さ
せることができる。このとき、緩衝曲部7における弾性
変形により、ストリップ片3の基部に曲げ応力が集中し
てストリップ片3が基部において破損されることを防止
する。
そして、この電線をクランプする際には、クランプ片
3の先端部を係止部8の支承壁部9と係止壁部10との間
に挿入させ、更にクランプ操作片6を押し下げることに
より、先端フック4は係止フック11を外側に押し広げて
進入され、同図実線のように先端フック4と係止フック
11が係合され、クランプが行われる。
このとき、係止フック11を比較的変形し易い状態に形
成しておけば、先端フック4が係止フック11を変形させ
る力は少なくてよく、クランプ操作を容易に行うことが
できる。そして、このように係止フック11を変形し易く
しても、クランプ状態においては、係止フック11は先端
フック4と支点突起5との間に挟まれた状態とされるた
め、係止フック11に上向きの力が作用しても、係止フッ
ク11は支点突起5に当接されてその上方向の変形が防止
される。また、この係止フック11の上方向の変形は、支
承壁部9,係止フック11及び先端フック4による楔作用、
及び補助片12による係止フック11の変形拘束作用によっ
ても防止される。これにより、係止フック11と先端フッ
ク4との係合が意に反して解除されることが防止され、
クランプ状態を確実なものにできる。
一方、クランプを解除する際には、第3図に矢印で示
すように、クランプ解除片13をクランプ操作片6側に引
き上げると、係止フック11はその背面が支点突起5に当
接され、これを支点にしてテコの原理により時計方向に
回動される。これにより、係止フック11は図示左方に向
けて強制的に変形され、先端フック4との係合が解除さ
れる。したがって、ストリップ片3の先端部を係止部8
から離脱させることができ、クランプの解除が実現され
る。この場合にも、係止フック11を変形し易くしている
ため、クランプの解除を容易に行うことができる。
第4図は本考案の第2実施例の斜視図であり、ここで
は本考案をフラットケーブル用のクランプに適用した例
をしめしている。なお、第1実施例と対応する部分には
同一符号を付してある。
この実施例ではストリップ片3Aを逆L字状に形成し、
その先端に先端フック4,支点突起5,クランプ操作片6を
形成している。また、基板1には支承壁部9と係止壁部
10からなる係止部8を設けている。係止壁部10には係止
フック11,補助片12,クランプ解除片13を設けている。
この構成においても、第1実施例と同様に係止フック
11を変形し易く形成しておけばクランプ操作及び解除操
作を容易に行うことができ、一方意に反するクランプ解
除を抑制して確実なクランプ状態を得ることができる。
なお、前記各実施例は基板を両面テープで機器の壁面
に接着固定する例を示しているが、基板の裏面にブッシ
ュ状の突起を設け、この突起を機器壁面に設けた穴に圧
入して基板の固定を行うようにしてもよい。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案は、ストリップ片の先端部
に、先端フック,支点突起,クランプ操作片を設け、基
板の係止部に設けた係止壁部に、係止フック,クランプ
解除片,補助片とを設けているので、係止フックの弾性
力を低下させても、クランプ状態における係止フックの
変形を抑制することができる。これにより、クランプ操
作及び解除操作を容易に行うことができる一方で、意に
反するクランプ解除を防止して確実なクランプを行うこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の斜視図、第2図は第1図
の側面図、第3図はクランプを解除する操作状態を示す
要部の側面図、第4図は本考案の第2実施例の斜視図、
第5図は従来の電線クランプの一例を示す斜視図であ
る。 1……基板、2……両面テープ、3,3A……ストリップ
片、4……先端フック、5……支点突起、6……クラン
プ操作片、7……緩衝曲部、8……係合部、9……支承
壁部、10……係止壁部、11……係止フック、12……補助
片、13……クランプ解除片、21……基板、22……クラン
プ用ストリップ片、23……フック、24……係止フック。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器に固定可能な基板と、この基板に基端
    が一体化され、前記基板との間に電線をクランプするス
    トリップ片と、このストリップ片の先端部を前記基板に
    係止させる係止部とを備え、前記ストリップ片の先端部
    には、先端フックと、この先端フックの近傍位置に突設
    される支点突起と、前記先端フックを操作するためのク
    ランプ操作片とを備え、前記係止部は先端フックを挟む
    ように支持する支承壁部と係止壁部とを有し、この係止
    壁部には前記先端フックに係合され、係合時にその背面
    に前記支点突起が近接される係止フックと、この係止フ
    ックを前記支点突起を利用してテコの原理で変形させる
    クランプ解除片と、前記係止フックを基板に連結してそ
    の離脱方向の変形を拘束する補助片とを備えることを特
    徴とする電線クランプ。
JP1989119347U 1989-10-12 1989-10-12 電線クランプ Expired - Lifetime JP2514342Y2 (ja)

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JP1989119347U JP2514342Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 電線クランプ

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JPH0360262U JPH0360262U (ja) 1991-06-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045481U (ja) * 1983-09-05 1985-03-30 北川工業株式会社 電線束クランプ
JPH0182165U (ja) * 1987-11-18 1989-06-01

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JPH0360262U (ja) 1991-06-13

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