JP2514196Y2 - 垂木と野縁の連結構造 - Google Patents

垂木と野縁の連結構造

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JP2514196Y2
JP2514196Y2 JP9340591U JP9340591U JP2514196Y2 JP 2514196 Y2 JP2514196 Y2 JP 2514196Y2 JP 9340591 U JP9340591 U JP 9340591U JP 9340591 U JP9340591 U JP 9340591U JP 2514196 Y2 JP2514196 Y2 JP 2514196Y2
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吉基 押切
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば車庫やテラス等
の建造物の屋根部分の構成部材である垂木と野縁の連結
構造に関し、特にワンタッチにて両者を連結固定するた
めの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の連結具としては、例えば実開昭
58−5552号公報に開示されているように、所望の
間隔をもって平行に配された左右脚板部と、該脚板部の
一端同士を連結する平板状の板部と、前記両脚板部の他
端からそれぞれ外方に向けて直角に延びる左右固着板部
とを有する門型の金属性連結具がある。また、前記左右
固着板部にはビス挿通孔が開けられており、垂木の野縁
固定部には前記ビス挿通孔に対応するビス孔が開けられ
ている。そして、垂木上に野縁を載置固定するときは、
前記連結具の左右脚板部をもって野縁の両側面を挟持し
た状態で前記左右固着板部を垂木上に当接させて、前記
ビス挿入孔からビスを差し込んで垂木のビス孔にねじ込
み固定する。
【0003】また、上記連結具の他の例としては、例え
ば実公昭61−14481号公報に開示された連結具が
ある。この連結具は、略く字状の金属製板材の一端が突
出面方向に折り返されたV字型曲成部を有し、その他端
部にはボルト挿通孔が形成されている折曲片と、頭部が
野縁の下面に形成されたレール溝に嵌入できる短辺部及
び前記レール溝の溝巾より大きい寸法の長辺部をもつボ
ルトから構成されている。そして、垂木上に野縁を載置
固定するときは、前記連結具のV字型曲成部を側面に開
口面を有する略C字断面の角材からなる垂木の前記開口
に挿入して、その先端を開口縁に係止させる一方、前記
ボルト頭部を野縁のレール溝に嵌入してか90°回転さ
せ、その長辺部を前記レール溝に係止させると共にボル
トを垂木に形成したボルト挿通孔及び連結具の上記ボル
ト挿通孔に挿入し、ワッシャを介してナットで締め付け
固定するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に開示された連結具を使用する場合、垂木と野縁の
固定位置を決めるのに孔合わせ等による手間がかかるだ
けでなく、連結具の位置合わせにも手間がかかり、しか
も連結具を垂木或いは野縁に固定するのにボルト操作が
必要なため、作業の効率が極めて低いものとなる。
【0005】本考案は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、垂木と野縁の位置決めに格別の配慮を
必要とせず、且つ連結具の固定をワンタッチで可能にす
る垂木と野縁の連結構造を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案の構成は垂木上に野縁を直交させて連結具を
もって載置固定するための連結構造であって、前記垂木
の少なくとも上部は係止部を備えた溝部が長さ方向に形
成され、前記連結具は、所望の間隔をもって平行に配さ
れた左右脚板部と、該脚板部の一端同士を連結し内方に
湾曲する弧状の押圧板部と、前記両脚板部の他端からそ
れぞれ外方に向けて略直角に延びる左右係着板部とを有
し、各係着板部の両側端にはV字状で上方に斜めに立ち
上がる係着片を備えた略門型の弾性板材からなり、前記
連結具の脚板部を前記野縁の左右側面で挟着して、前記
左右係着板部を野縁の上記溝部内に嵌入すると共に、前
記係着片の弾力を利用してその先端を前記係止部の内面
に係着させてなることを特徴とする、垂木と野縁の連結
構造としている。
【0007】
【作用】垂木上に野縁を直交させて載置固定するには、
先ず予め設定されている垂木の上面位置に野縁を直交載
置し、野縁の垂木載置部分において連結具の左右脚板部
を野縁の両側面を挟持するように上方から下方に向けて
押し込む。このとき、連結具の左右係着板部は溝部内に
容易に挿入されるが、左右係着板部の両端縁からV字状
に上方に立ち上がる左右係着片は溝部の係止部により押
されて左右係着片を前記V字状が狭まるように弾性変形
して溝部内に押し込まれる。そして、前記左右係着片が
溝部入口を通過する途中で、連結具の上部押圧板部が前
記押込み力で弾性変形しながら野縁の上面を押圧すると
共に、左右係着片が溝部入口を完全に通過すると弾性力
で原形に復帰し、その先端が溝部の係止部内面にそれぞ
れ係止する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本考案の垂木と野縁の連結構造の
代表的な実施例を示す要部斜視図、図2は同連結具の一
例を示す正面図、図3は同側面図、図4は垂木の一例を
示す部分斜視図、図5は野縁の一例を示す部分斜視図、
図6は本考案の連結構造を適用したテラスの屋根の一部
を示す縦断面図である。
【0009】本考案に係る垂木と野縁の連結構造は、上
述した本考案独特の垂木構成と連結具構成とを組み合わ
せることにより所期の目的が達成される。
【0010】図示実施例によれば、垂木1は図4に示す
ように各々対向する一対の短辺部10a,10aと長辺
部10b,10bとからなる本体10の断面が略矩形状
のアルミ合金製中空長尺材からなり、その一短辺部10
aの両側端からは各長辺部10b,10bの延長上を外
方に延び、その各先端が向かい合って直角に曲がり係止
部11aとしている略L字状の突出部11を備えチャン
ネル状の溝部12を形成している。前記係止部11aの
各先端間は所定の間隔L1 をもっており溝部12を構成
する。垂木1の使用時は前記溝部12を上方側として図
示せぬ躯体表面及び柱6に固設される。
【0011】また連結具2はバネ鋼等からなる略門型の
弾性板材からなり、図2及び図3に示すように所望の間
隔W1 をもって平行に配された左右脚板部20,20
と、該脚板部20,20の一端同士を連結し内方に湾曲
する弧状の押圧板部21と、前記両脚板部20,20の
他端からそれぞれ外方に向けて略直角に延びる左右係着
板部22,22とを有しており、各係着板部22,22
の両側端からは上方に向けてV字状に末広がりで斜めに
立ち上がる係着片23,23が形成されている。
【0012】前記弾性板材の板幅L2 は上記溝部入口1
2aの間隔L1 より僅かに小さく設定されており、連結
具2が前記溝部入口12aに嵌挿できるようになってい
る。また、前記一対の係着片23,23の先端間隔L3
前記溝部入口12aの間隔L1より大きく設定され、連結
具2が前記溝部入口12aに嵌挿されるとき各係着片2
3,23は弾性的に変形して押し込まれ、上記突出部1
1間の空間内、すなわち溝部12に入ると弾力で原形に
復帰して、その先端が上記係止部11aの内面に衝接す
る。また、前記左右脚板部20の高さは後述する野縁3
の高さに前記係着片22の高さを加えた寸法より僅かに
小さく設定してある。
【0013】図5は野縁3を示し、図示例によれば野縁
3は断面が略コ字状のアルミ合金製の長尺材からなり、
その開口部3aの一側縁からは内方に向けて鍵型に屈曲
した屋根板止着用フックの係止部3bが形成されてい
る。
【0014】以上の構成において、垂木1の上に野縁3
を直交させて載置固定するには、先ず予め設定されてい
る垂木1の上面位置に、野縁3をその開口部3aを上方
に向けて直交載置し、野縁3を垂木1に載置した部分
で、上記連結具2をその左右脚板部20,20で野縁3
の両側面を挟持するようにして上方から下方に向けて押
し込む。このとき、連結具2の左右係着板部22の幅L
2 が垂木1の溝部入口12aの間隔L1 より狭いため余
裕をもって溝部入口12a内に挿入できるが、左右係着
板部22の両端縁からV字状に上方に立ち上がる左右係
着片23,23の先端間隔L3は前記溝部入口12aの間
隔L1 より大きく設定されているため、溝部入口12a
の端縁により押されて左右係着片23,23を前記V字
状が狭まるように弾性変形しながら溝部12内に押し込
まれる。そして、前記左右係着片23,23が溝部入口
12aを通過する途中で、連結具2の上部押圧板部21
が前記押込み力で弾性変形しながら野縁3の上面を押圧
すると共に、左右係着片23,23が溝部入口12aを
完全に通過すると弾性力で原形に復帰し、その先端が突
出部11の係止部11a,11aにそれぞれ衝接して係
止される。
【0015】図6は、本考案の連結構造をもつテラスの
屋根の一部を示している。同図において、1は垂木、2
は連結具、3は野縁、4は波板材からなる屋根板、5は
屋根板係止用のフック材、6は支柱、7は前桁である。
【0016】垂木1は前方に向けて所定の下傾斜角をも
たせて架設されており、その後端部は図示せぬ躯体の表
面に固着部材を介して固設され、垂木1の前端には、そ
の前端面を隠蔽するように当接されて前桁7が架設され
ている。前桁7は同図に示すような断面形状を有してい
る。即ち、縦長の略矩形状をした中空型材71の上部後
側面に樋72が一体に形成されており、樋72の底面は
上記垂木1の上面に載置される平板部72aと該平板部
72aに向けて斜め下方に延びる傾斜部72bとを有し
ている。平板部7aの長さ方向一端部には図示せぬ排水
管を接続する排水孔が開けられている。
【0017】そして、前記平板部72aと前記傾斜部7
2bとの交差角度は垂木1の傾斜角度より大きく設定さ
れ、前桁7が垂木1に架設されたとき樋7bを流れる雨
水が前記平板部7aに集まりやすくしてある。
【0018】前記前桁7と図示せぬ固着部材との間の側
部には図示せぬ横桁が支柱6の上端にボルトにより固設
される。垂木1の上面には長さ方向に所定の間隔をもっ
て複数本の野縁3,3,…が上記連結具2を介して上記
操作により連結固定されており、屋根板4が前記各野縁
3,3,…上にフック材5にもって固定される。
【0019】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の連結構造によれば垂木に直交させて載置された野縁の
上方から連結具の脚板部を垂木の上面に形成された溝部
内に押し込むだけで、脚板部の下端に形成されている係
着板部の係着片が弾性的に変形しながら内部に押し込ま
れ、前記溝部の係止部に自動的に係着固定されるため、
従来のように垂木、野縁及び連結具間での格別の位置決
めやボルト締めの必要がなくなり、極めて簡単に垂木と
野縁の連結固定が可能となり、作業効率が著しく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の垂木と野縁の連結構造を示す部分斜視
図である。
【図2】本考案に用いる連結具の一例を示す正面図であ
る。
【図3】同連結具の側面図である。
【図4】本考案の垂木の一例を示す部分斜視図である。
【図5】本考案の野縁の一例を示す部分斜視図である。
【図6】本考案の連結構造をもつテラスの屋根部分を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 垂木 2 連結具 3 野縁 3a 開口 3b 係止部 4 屋根板 5 フック材 6 支柱 7 前桁 10 本体 10a 短辺部 10b 長辺部 11 突出部 11a 係止部 12 溝部 12a 溝部入口 20 脚板部 21 押圧板部 22 係着板部 23 係着片 71 中空型材 72 樋 72a 平板部 72b 傾斜部 L1 (溝部入口)間隔 L2 (連結具)板幅 L3 (係着片の先端)間隔 W1 (左右脚板部の)間隔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂木(1)上に野縁(3)を直交させて
    連結具(2)をもって載置固定するための連結構造であ
    って、 前記垂木(1)の少なくとも上部は係止部(11a)を
    備えた溝部(12)が長さ方向に形成され、 前記連結具(2)は、所望の間隔をもって平行に配され
    た左右脚板部(20)と、該脚板部(20)の一端同士
    を連結し内方に湾曲する弧状の押圧板部(21)と、前記両
    脚板部(20)の他端からそれぞれ外方に向けて略直角
    に延びる左右係着板部(22)とを有し、各係着板部
    (22)の両側端にはV字状で上方に斜めに立ち上がる
    係着片(23)を備えた略門型の弾性板材からなり、 前記連結具(2)の左右脚板部(20)で前記野縁
    (3)の左右側面を挟着して、前記左右係着板部(2
    2)を野縁(3)の上記溝部(12)内に嵌入すると共
    に、前記係着片(23)の弾力を利用してその先端を前
    記係止部(11a)の内面に係着させてなることを特徴
    とする垂木と野縁の連結構造。
JP9340591U 1991-11-14 1991-11-14 垂木と野縁の連結構造 Expired - Lifetime JP2514196Y2 (ja)

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