JP2514028B2 - オレフイン類重合用固体触媒成分 - Google Patents

オレフイン類重合用固体触媒成分

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オレフイン類の重合に供した際に、高活性
に作用し、しかも立体規則性重合体を高収率で得ること
のできる高性能固体触媒成分に係るものである。
〔従来技術〕
近時、プロピレンをはじめとするオレフイン類重合用
触媒として従来周知の三塩化チタン触媒成分に代り、新
しい型の触媒として活性成分であるチタンを塩化マグネ
シウムに電子供与体と共に担持したものが数多く開発さ
れ提案されている。
これらの中で最も初期に開発されたものとしては電子
供与体としての有機モノカルボン酸エステルと四塩化チ
タンとの錯体を塩化マグネシウムと共粉砕したものがあ
り、あるいは電子供与体としての有機モノカルボン酸エ
ステルと塩化マグネシウムとの共粉砕生成物を四塩化チ
タンで処理したものがある。
しかし、これらは工業的規模で用いるためには満足す
べき特性を有するものとは言えず種々の特性を改善する
ものとして例えば塩化マグネシウムの代りにジエトキシ
マグネシウムを用いるもの、電子供与体として特殊な化
合物を用いるものあるいはまた前記各物質の組合せ方法
や接触手段等に改変を行つたものも種々提案されてい
る。
例えば特開昭54−94590号公報では、マグネシウムジ
ハロゲン化物を出発原料として触媒成分を調製し、有機
アルミニウム化合物、有機カルボン酸エステルおよびM
−O−R基を有する化合物などを組合せてオレフイン類
の重合に用いる方法が開示されており、また特開昭57−
63310号公報においては電子供与体としての各種エステ
ル類と活性形の塩化マグネシウムとチタン化合物とを組
合せて触媒成分を調製し、さらにSi−O結合またはSi−
N結合を有する化合物と有機アルミニウム化合物を用い
てプロピレンの重合を行なう方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来技術において、担体物質としてその主流を占めて
いる塩化マグネシウムに含有される塩素は、チタンハロ
ゲン化物中のハロゲン元素と同様に、生成重合体に対
し、悪影響を及ぼすという欠点を有しているため、それ
に対し、塩素の影響を実質上、無視し得る程度の高活性
が要求され、あるいはまた塩化マグネシウムそのものの
濃度を低くおさえるなどの対策がとられている。
また、前記塩化マグネシウムを担体とする触媒成分を
有機アルミニウム化合物と組合せて用いてオレフイン類
の重合、特にプロピレン、1−ブテン等の立体規則性重
合を工業的に行なう場合、重合反応を行なう際に電子供
与体として有機モノカルボン酸エステルを用いることが
必須とされている。しかしこの場合有機モノカルボン酸
エステルを極めて多量に用いることが必要であり、その
結果、生成重合体に、特有のエステル臭を付与するとい
う問題点が存在した。
さらに、前記塩化マグネシウムを担体とする触媒成分
を用いた触媒など、いわゆる高活性担持型触媒において
は、重合初期の活性は高いものの経時的失活が大きくプ
ロセス操作上問題となると共に、ブロツク共重合等の重
合時間をより長くする場合、実質上それを使用すること
は不可能であつた。
この点を改良するものとして前記特開昭54−94590号
のものが提案されているが、同公報の記載からも明らか
なようにこの場合、触媒調製時ならびに重合時にも有機
カルボン酸エステルを用いることが必要とされている。
一般に、触媒中に含まれる有機カルボン酸エステルは、
チタンハロゲン化物による処理あるいは有機溶媒による
洗浄などにより、生成重合体の臭いの問題を無視し得る
程度の量となつている。しかし、重合時に用いる有機カ
ルボン酸エステルは前述のように触媒中に含まれる量に
比して極めて多量であり、なおかつ液体あるいは気体の
モノマー中で重合を行なつた場合、その殆んど全てが生
成重合体中に含まれてしまうのが現状であり、従つて、
生成重合体の臭いの問題は重合時に有機カルボン酸エス
テルを用いる限り解決し得ないものといえる。また同公
報に開示されている方法は、その実施例からも判るよう
に、非常に煩雑な操作を必要とすると共に得られた触媒
は性能的にも活性の持続性においても実用上充分なもの
とはいえないのが実状である。
本発明者らはかかる従来技術に残された課題を解決す
べく、鋭意研究した結果、本発明により、新規なオレフ
イン類重合用固体触媒成分を提供することに成功した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明により、金属マグネシウム粉末と2倍モル以上
のアルキルモノハロゲン化物とをジアルコキシマグネシ
ウムの存在下で反応させて得られる物質(a)と、フタ
ル酸のジエステル(b)とを共粉砕させて得られる生成
物を、四塩化チタン(c)と接続させることを特徴とす
るオレフイン類重合用固体触媒成分が提供される。
本発明における前記(a)の金属マグネシウム粉末と
アルキルモノハロゲン化物との反応によつて得られる物
質(以下単に(a)物質という)を得るには、市販の金
属マグネシウム粉末と、アルキルモノハロゲン化物とを
ジアルコキシマグネシウムの存在下で反応させるが、こ
の際、アルキルモノハロゲン化物は金属マグネシウム粉
末1モルに対して2モル以上用いることが必要であり、
ジアルコキシマグネシウムは金属マグネシウム粉末1gに
対し0.01〜1gの範囲で用いられる。また、反応温度及び
反応時間は、上記の反応が充分に進む限り任意であり、
特に限定されるものではないが、通常20℃以上で10分間
以上、好ましくは40℃以上で30分間以上行なわれる。こ
の反応によつて得られた(a)物質のIRスペクトルを測
定するとアルキル基の吸収が見られる。
上記(a)物質の製造に用いられるアルキルモノハロ
ゲン化物としては、常温で液体の脂肪族炭化水素の塩化
物が好ましく、その例としては、例えばn−プロピルク
ロライド、イソプロピルクロライド、n−ブチルクロラ
イド、イソブチルクロライド、ペンチルクロライド、ヘ
キシルクロライドおよびオクチルクロライド等があげら
れる。
上記(a)物質の製造に用いられるジアルコキシマグ
ネシウムとしては炭素数1〜5のアルキル基を持つもの
が好ましく、例えばジエトキシマグネシウム、ジプロポ
キシマグネシウム、ジブトキシマグネシウム等があげら
れる。
本発明における前記(b)のフタル酸のジエステルと
してはジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジイ
ソプロピルフタレート、ジプロピルフタレート、ジブチ
ルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジアミルフタ
レート、ジイソアミルフタレート、エチルブチルフタレ
ート、エチルイソブチルフタレートおよびエチルプロピ
ルフタレート等を例としてあげることができる。
本発明における前記の固体触媒成分を得る際、該固体
触媒成分を構成する各原料物質の使用割合は、生成する
固体触媒成分の性能に悪影響を及ぼすことのない限り任
意であり特に限定されるものではないが、通常(a)物
質1gに対し、前記(b)のフタル酸のジエステル(以下
単に(b)物質という場合がある。)は0.01〜1gの範囲
であり、前記(c)の四塩化チタンは、0.1g以上好まし
くは1g以上の範囲である。
前記の(a)物質と(b)物質との共粉砕は、ボール
ミルまたは振動ミルおよび類似の粉砕機を用いて通常10
分間以上、好ましくは30分間以上にわたつて行なわれ
る。
前記の粉砕によつて得られた組成物と四塩化チタンと
の接触は通常−10℃から四塩化チタンの沸点までの温度
範囲で、10分間〜100時間行なわれるのが好ましい。
上記の接触の後得られた組成物に、繰返し四塩化チタ
ンを接触させることができ、また、得られた組成物をn
−ヘプタン等の有機溶媒を用いて洗浄することもでき
る。これらは、いずれも本発明の実施における一態様に
包含される。
本発明における上記の固体触媒成分の調製に関する一
連の操作は酸素および水分等の不存在下に行なわれるこ
とが好ましい。
以上の如くして調製された前記の固体触媒成分は、有
機アルミニウム化合物と組合されオレフイン類重合用触
媒を構成するがこの際、ピペリジン誘導体あるいはSi−
O結合を有するケイ素化合物など芳香族カルボン酸エス
テル以外の電子供与性化合物を共存させることが好まし
い。
本発明において使用される有機アルミニウム化合物と
してはトリアルキルアルミニウムが好ましく固体触媒成
分中のチタンg原子当り1〜1000モルで用いられ、ま
た、該電子供与性化合物は有機アルミニウム化合物に対
するモル比において1以下、好ましくは0.005〜1.0の範
囲で用いられる。
本発明に係るオレフイン類重合用固体触媒成分を用い
ての重合反応は有機溶媒の存在下でもあるいは不存在下
でも行なうことができ、また、使用するオレフイン単量
体は気体および液体のいずれの状態でも用いることがで
きる。重合温度は200℃以下好ましくは100℃以下であ
り、重合圧力は100kg/cm2・G以下好ましくは50kg/cm2
・G以下である。
本発明に係るオレフイン類重合用固体触媒成分を用い
て単独重合または共重合されるオレフイン類はエチレ
ン、プロピレン、1−ブテン等である。
〔発明の効果〕
本発明に係るオレフイン類重合用固体触媒成分を用い
て、オレフイン類の重合を行なつた場合、生成重合体は
極めて高い立体規則性を有する。さらに、触媒活性が従
来予期し得ない程の高い値を示すため生成重合体中に存
在する触媒残渣量を極めて低くおさえることができ、し
かも残留塩素が極めて微量であるために生成物について
は脱灰工程を全く必要としない程度にまで塩素の影響を
低減することができる。
生成重合体中に残存する塩素は造粒、成形などの工程
に用いる機器の腐食の原因となると共に生成重合体その
ものの劣化、黄変等の原因ともなるものであるので、こ
の課題を解決し得ることは当該技術分野に対し大きな利
益をもたらすものである。
また、本発明によれば重合時に有機カルボン酸エステ
ルを添加しないことにより生成重合体に対するエステル
臭の付着という大きな問題をも解決することができる。
さらに、従来、触媒の単位時間当りの活性が、重合の
経過に伴なつて大幅に低下するという、いわゆる高活性
担持型触媒における共通の欠点が存在したが、本発明に
係る固体触媒成分においては、重合時間の経過に伴なう
活性の低下が、従来公知の触媒に比較し、極めて小さい
ため、共重合等重合時間をより長くする場合にも有用で
あり、かつ、より高い重合圧力を採用した場合における
活性の増加が大きいため、最近注目されているバルク重
合および気相重合にも幅広く用いることができる。
さらに付言すると、工業的なオレフイン重合体の製造
においては重合時に水素を共存させることがMI制御など
の点から一般的とされているが、従来の塩化マグネシウ
ムを担体とし、有機カルボン酸エステルを用いた触媒は
水素共存下では活性および立体規則性が大幅に低下する
という欠点を有していた。しかし、本発明に係る固体触
媒成分を用いて水素共存下にオレフインの重合を行なつ
た場合、生成重合体のMIが極めて高い場合においても、
活性および立体規則性は低下しない。かかる効果は、当
業者にとつて強く望まれていたものであつた。また、工
業的なポリオレフインの製造においては重合装置の能
力、後処理工程の能力などの点で生成重合体の嵩比重が
非常に大きな問題となるが、本発明に係る固体触媒成分
は、この点においても、極めて優れた特性を有してい
る。
〔実施例、比較例〕
以下に、本発明を実施例および比較例によりさらに具
体的に説明する。
実施例 1. (1) (a)物質の調製 撹拌機を具備した容量2.0の丸底フラスコを用い、
これを窒素ガスで充分に置換した後、金属マグネシウム
粉末30g、ジエトキシマグネシウム9.0gおよびn−ブチ
ルクロライド1.2を装入し、n−ブチルクロライドの
沸点下で5時間反応させた。反応終了後、上澄液を除去
し、生成物を500mlのn−ブチルクロライドで3回洗浄
した後、減圧乾燥して粉末状の物質を得た。
(2) 固体触媒成分の調製 上記(1)で得られた物質20gおよびジブチルフタレ
ート5.0mlを窒素ガス雰囲気下で、25mmφのステンレス
ボールを全容積の4/5充填した容量1.0の振動ミルポツ
トに装入し、振動数1430v.p.m、振幅3.5mmで17時間の粉
砕処理を行なつた。
撹拌機を具備した容量500mlの丸底フラスコを用い、
窒素ガスで充分に置換した後、それに前記粉砕処理によ
つて得られた固体組成物5gをとり、それに、TiCl4200ml
を加え、120℃に昇温して2時間反応させた。反応終了
後上澄液を除去し、生成物に、新たにTiCl4200mlを加え
て120℃で2時間反応させた。反応終了後、40℃まで冷
却し、生成物をn−ヘプタン200mlで10回洗浄し、固体
触媒成分を得た。
なお、この際、該固体触媒成分中のチタン含有率を測
定したところ1.69重量%であつた。
(3) 重合 内容積2.0の撹拌装置付オートクレーブを用い、こ
れを窒素ガスで完全に置換した後、トリエチルアルミニ
ウム193mg、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン24mgおよ
び前記固体触媒成分6.0mgを装入した。その後、水素ガ
ス1.8、液化プロピレン1.4を装入し、70℃で1時間
重合反応を行なつた。重合反応終了後、生成した重合体
を80℃で減圧乾燥し、得られたものの量を(A)とす
る。またこのものを沸騰n−ヘプタンで6時間抽出して
n−ヘプタンに不溶解の重合体を得、このものの量を
(B)とする。
使用した固体触媒成分当りの重合活性(C)を以下の
式で表わす。
また全結晶性重合体の収率(D)を下記の式で表わ
す。
さらに生成重合体中の残留塩素量を(E)、生成重合
体のMIを(F)、嵩比重を(G)で表わし、得られた結
果を第1表に示す。
実施例 2. 重合時間を30分間とした以外は実施例1と同様にして
実験を行なつた。得られた結果は、第1表に示す通りで
ある。
実施例 3. 重合反応を以下の方法で行なつた以外は実施例1と同
様にして実験を行なつた。
窒素ガスで完全に置換された内容積2.0の撹拌装置
付オートクレーブに、n−ヘプタン700mlを装入し、窒
素ガス雰囲気を保ちつつトリエチルアルミニウム301m
g、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン37mg、次いで実施
例1の方法で調製した固体触媒成分を14.0mg装入した。
その後水素ガス150mlを装入し70℃に昇温してプロピレ
ンガスを導入しつつ、6kg/cm2・Gの圧力を維持して1
時間、重合反応を行なつた。重合反応終了後、得られた
固体重合体を別し、80℃に加温して減圧乾燥した。一
方、液を凝縮して重合溶媒に溶存する重合体の量を
(H)とし、固体重合体の量を(I)とする。また、得
られた固体重合体を沸騰n−ヘプタンで6時間抽出し、
n−ヘプタンに不溶解の重合体を得、この量を(J)と
する。
固体触媒成分当りの重合活性(K)を下記式で表わ
す。
また結晶性重合体の収率(L)を、下記の式で表わ
し、 全結晶性重合体の収率(M)を、下記の式で求める。
さらに生成重合体中の残留塩素を(N)、生成重合体
のMIを(O)、嵩比重を(P)で表わす。得られた結果
は第2表に示す通りである。
実施例 4. 重合時間を2時間にした以外は、実施例3と同様にし
て実験を行なつた。得られた結果は第2表に示す通りで
ある。
実施例 5. ジブチルフタレートの代りに同量のジプロピルフタレ
ートを用いた以外は実施例1と同様にして実験を行なつ
た。なお、この際の固体触媒成分中のチタン含有率は1.
81重量%であつた。重合に際しては実施例1と同様にし
て実験を行なつた。得られた結果は第1表に示す通りで
ある。
実施例 6. ジブチルフタレート5mlの代りにジブチルフタレート7
ml用いた以外は実施例1と同様にして固体触媒成分の調
製を行なつた。なお、この際の固体触媒成分中のチタン
含有率は2.16重量%であつた。重合に際しては実施例1
と同様にして実験を行なつた。得られた結果は第1表に
示す通りである。
実施例 7. ジブチルフタレートの代りにジイソブチルフタレート
を用いた以外は実施例1と同様にして実験を行なつた。
なお、この際の固体触媒成分中のチタン含有率は1.70重
量%であつた。重合に際しては実施例1と同様にして実
験を行なつた。得られた結果は第1表に示す通りであ
る。
比較例 1. 市販のMgCl220g、ジブチルフタレート5.0mlを実施例
1と同様の条件で粉砕する。その後、該粉砕組成物5gを
窒素ガス雰囲気下で内容積500mlのガラス製容器に装入
し、TiCl4200mlを加えて120℃で2時間撹拌反応を行な
つた。反応終了後上澄液を除去し、新たにTiCl4200mlを
加えて120℃で2時間反応させた。
反応終了後40℃まで冷却しn−ヘプタン200mlで10回
洗浄して固体触媒成分とした。なお、この際該固体触媒
成分中のチタン含有率を測定したところ1.64重量%であ
つた。
重合に際しては上記固体触媒成分を6.0mg使用した以
外は実施例1と同様にして実験を行なつた。得られた結
果は第1表に示す通りである。
比較例 2. 重合時間を30分間とした以外は比較例1と同様にして
実験を行なつた。得られた結果は第1表に示す通りであ
る。
比較例 3. 重合反応を実施例3と同様の方法で行なつた以外は比
較例1と同様にして実験を行なつた。得られた結果は第
2表に示す通りである。
実施例1、2と比較例1、2とを対比すると明らかな
ように、本発明に係る触媒は、重合時間の経過に伴う活
性の低下が極めて小さい。
実施例1、3と比較例1、3とを対比すると明らかな
ように、本発明に係る触媒は、より高い重合圧力を採用
した場合における活性の増加が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の理解を助けるための模式的図面であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属マグネシウム粉末と2倍モル以上のア
    ルキルモノハロゲン化物とをジアルコキシマグネシウム
    の存在下で反応させて得られる物質(a)と、フタル酸
    のジエステル(b)とを共粉砕させて得られる生成物
    を、四塩化チタン(c)と接触させることを特徴とする
    オレフイン類重合用固体触媒成分。
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