JP2513827Y2 - 包装材 - Google Patents

包装材

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JP2513827Y2
JP2513827Y2 JP1990036734U JP3673490U JP2513827Y2 JP 2513827 Y2 JP2513827 Y2 JP 2513827Y2 JP 1990036734 U JP1990036734 U JP 1990036734U JP 3673490 U JP3673490 U JP 3673490U JP 2513827 Y2 JP2513827 Y2 JP 2513827Y2
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薫 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は包装材に関し,特にのり巻おにぎりの包装に
使用するのに好適な包装材に関する。
〔従来の技術〕
従来より,板のりを内包した包装材でおにぎりを包装
しておき,おにぎりを食べる時にその包装材を開封して
板のりをおにぎりに巻付けるようにしたおにぎり包装体
が知られている。その包装体に使用する包装材の1例が
実開昭63-114969号公報に提案されている。第9図,第1
0図はその包装材1を示すものであり,この包装材1
は,中央に開封用のテイアテープ2を設けた外装フィル
ム3と,その一方の面に周縁部を接着して設けられた内
装フィルム4とで偏平な矩形状の袋を形成し,その中に
板のり5を収容している。この内装フィルム4は,中央
から左右に分離することができるよう,袋の中央部で重
なるように配置された2枚のフィルムで構成しており,
また,おにぎりに対する剥離を良好にするため,各フィ
ルムの先端を外側に折り返して剥離フィルム4aとしてい
る。なお,図中6は外装フィルム3と内装フィルム4と
のシール部である。
この包装材1でおにぎりを包装するには,第11図,第
12図に示すように,内装フィルム側を内側として,テイ
アテープ2がおにぎり7のほぼ中央になるように包装材
1でおにぎり7をはさみ,更に,包装材1の重ね合わせ
た端部の両側の角部1A,1Bをそれぞれ,第13図に示すよ
うに,おにぎり7の前面に折り重ねている。この時,第
13図を矢印A−A方向に見た断面は,第14図(a)のよ
うになっており,剥離フィルム4aがおにぎり7に接触し
ている。
このようにおにぎり7を包装した包装材1を開封して
内部の板のり5をおにぎり7に巻付けるには,まず,テ
イアテープ2をおにぎり7の周囲に沿って引っ張ること
により,包装材1の外装フィルム3を中央で左右に切り
離す(第14図(b)参照)。次に,包装材1の下部の一
端1Cをつまんで横方向に引っ張る。すると,第14図
(c)に示すように,その一端1C側の外装フィルム3及
び内装フィルム4,剥離フィルム4aがおにぎり7及び板の
り5から剥がされ,板のり5が露出して内側のおにぎり
7に巻付く。また,反対側の一端1Dを横方向に引っ張る
と,残りの板のり5が露出しておにぎり7に巻付く。こ
のようにして,おにぎり7を直接手で触れることなく板
のりで巻くことができる。ここで,内装フィルム4の一
端を折り返して剥離フィルム4aとしたのは,おにぎり7
に直接接触するフィルムを容易に剥がすことができるよ
うにするためである。即ち,第14図(c)に示すよう
に,内装フィルム4の一端を折り返して剥離フィルム4a
としておくと,それを剥がす際には,その剥離フィルム
4aをおにぎりの中央側からめくるようにして剥がすこと
ができ,単に滑らせて剥がすよりも剥離が容易となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし,かかる従来の構造では,本来剥離フィルム4a
がおにぎり7から容易に剥がれるはずであるが,実際に
はなかなか剥がれず,剥離に大きい力を必要とし,また
剥がす途中でおにぎりを壊してしまうことがあるという
問題があった。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みて為されたもの
で,おにぎりに接触した剥離フィルムを極めて容易に剥
がすことの可能な包装材を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者等は,上記従来の剥離フィルムを剥がすこと
が困難な理由を検討した結果,第15図に示すように,剥
離フィルム4a及び内装フィルム4はおにぎり7に沿って
折り曲げられているため,その折り目の部分8で剥離フ
ィルム4aの動きが拘束され剥がしにくくなっていること
を見出した。そして,その折り目の部分8の剥離フィル
ムに切れ目を入れておくと,剥離がきわめて容易になる
ことを見出した。
本考案はかかる知見に基づいてなされたもので,おに
ぎり等の被包装体に接触するように設けられる剥離フィ
ルムの,包装時に折り曲げる部分に沿って切れ目を形成
したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下,本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例による包装材11の概略斜視
図,第2図はその概略断面図である。包装材11は,中央
に開封用のテイアテープ12を備えた外装フィルム13と中
央を分離可能な内装フィルム14とを備えた矩形状の袋内
に板のり15を収容したものである。この内装フィルム14
は,中央を分離可能とするため,初めから分離した2枚
のフィルムを用いており,各々の先端を折り返して内装
フィルム14の外面に位置する剥離フィルム14aとしてい
る。この剥離フィルム14aには,それぞれそのほぼ中央
に2本の切れ目16を形成している。この切れ目16は,こ
の包装材11でおにぎりを包装する際,折り曲げる部分と
なる位置に沿って形成されている。
外装フィルム13と内装フィルム14はその周縁をシール
部17によって接着している。なお,外装フィルム13と内
装フィルム14とは必ずしも別個のフィルムで構成する必
要はなく,1枚のフィルムを折り畳んで構成してもよい。
上記構成の包装材11も従来と同様に使用される。すな
わち,第9図〜第13図に示す従来例と同様におにぎり7
の包装に使用され,開封も同様に行われる。ここで,第
3図に示すように,おにぎり7を包装した包装材11の内
装フィルム14と剥離フィルム14aとは,おにぎり7の底
辺に沿って折り曲げられるが,その折り曲げた部分には
切れ目16が形成されている。このため,剥離フィルム14
は垂直の部分と水平の部分とが切れ目16によって切り離
されており,互いに干渉することがない。これにより,
内装フィルム14の端部を矢印X方向に引っ張って内装フ
ィルム14及び剥離フィルム14aをおにぎり7から剥がす
際,剥離フィルム14aが良好にめくられ,全体を容易に
剥離,除去できる。
なお,上記実施例では各剥離フィルム14aに2本の切
れ目16を形成し,おにぎりを包装する際,その切れ目16
が折り曲げられる位置となるようにしている。しかしな
がら,包装時にその切れ目16をおにぎりの角部に正確に
位置させることは困難な場合がある。その困難さを避け
るため,切れ目16を3本以上とし適当なピッチで形成し
ておいてもよい。この構成とすると,包装材11によって
おにぎりを包装する際,そのおにぎりの位置が多少ずれ
ていても,いずれかの切れ目が折り曲げる位置となり包
装作業が容易となる。
上記包装材11に使用する外装フィルム13,内装フィル
ム14等の材質は,特に限定するものではないが,通常,
樹脂の単層フィルム或いは積層フィルムが使用される。
内装フィルム14はおにぎり10から剥がされ,かつ内部の
板のり15に対して滑る必要があるので,滑りの良いフィ
ルムを用いることが好ましい。また,外装フィルム13も
開封時に内部の板のりに対して滑る必要があるのでやは
り滑りの良いフィルムを用いることが好ましい。外装フ
ィルム13は,おにぎりを包装した時外面となる面である
ので,印刷することがあり,印刷適性のよいフィルムと
することが好ましい。また,外装フィルム13と内装フィ
ルム14との接着にはヒートシールを使用すると製造が容
易であるので,ヒートシール性のあるものが好ましい。
これらを考慮して各フィルムの材料としては,内装フィ
ルム14がヒートシール性を有するOPP,外装フィルム13が
ヒートシール性の有するOPP,或いはPEとPETの積層フィ
ルムとすることが好ましい。
なお,上記実施例は内装フィルム14の端部を折り曲げ
て剥離フィルム14aとしたものであるが,本考案はこの
構成に限定されるものでなく,内装フィルム14とは別の
フィルムを内装フィルム外面に接着して剥離フィルムと
することも可能である。以下,その場合の実施例を説明
する。
第4図はその実施例による包装材21を示す概略斜視
図,第5図はその概略断面図である。この包装材21で
は,中央に開封用のテイアテープ22を有する外装フィル
ム23と,その外装フィルム23に周縁をシール部24によっ
てシールした内装フィルム25とからなる矩形状の袋内に
板のり26を収容している。内装フィルム25は中央に容易
に引き裂くことができるようにミシン目等の易開封線27
を形成している。その内装フィルム25の外面には,易開
封線27の両側にシール部28,28によって接合された剥離
フィルム29が設けられている。この剥離フィルム29もそ
のシール部28,28ではさまれた部分に容易に引き裂くこ
とができるようにミシン目等の易破断線30を形成してい
る。易破断線27,30は互いに重なる位置に形成しても良
いが,図示実施例のように互いにずらせておくと,外部
からの湿気や異物侵入を防止する効果が大きく,好まし
い。易破断線27,30としては,通常のミシン目でもよい
が,第4図に示すように,長いスリットを有するものと
すると,引き裂き易いので好ましい。
剥離フィルム29には,シール部28,28の両側にそれぞ
れ,この包装材21でおにぎりを包装する際に折り曲げる
部分となる位置に,切れ目31が形成されている。この切
れ目31も図示の2本に限らず,3本以上としてもよい。
この実施例の包装材21も第1図の包装材11と同様に使
用される。即ち,剥離フィルム29がおにぎりに接触する
ようにおにぎりに取付けられ,第13図に示す形態の包装
体を構成する。開封時には,テイアテープ22によって外
装フィルム23をほぼ中央で切断した後,包装材21の両端
を左右に引っ張る。これにより,内装フィルム25の易破
断線27と剥離フィルム29の易破断線30が破断し,その後
剥離フィルム29が中央側からめくられるように剥がされ
る。この際においても,剥離フィルム29の折り曲げた部
分に切れ目31が存在するので,剥離フィルム29がスムー
ズに剥がされる。
上記実施例では,板のり26を覆う内装フィルム25や剥
離フィルム29に,大きな切れ目がないので,外部から異
物や湿気が入りにくく,衛生的であるという利点が得ら
れる。
第6図,第7図,第8図はそれぞれ,第4図,第5図
に示す実施例の一部を変形した実施例を示すものであ
る。即ち,第6図の実施例では,内装フィルム25上に剥
離フィルム29を,その中央部で接着し,その接着部33の
中央に易破断線34を形成して切り離し可能としたもので
ある。第7図の実施例は,内装フィルムとして2枚のフ
ィルム25a,25aをあらかじめ間隔を開けて配置し,その
上に中央に易破断線30を備えた剥離フィルム29をシール
部28,28によって貼付したものである。第8図の実施例
は,内装フィルムを2枚のフィルム25b,25bで構成し,
それらにそれぞれ剥離フィルム29a,29aをシール部36,36
で接着し,且つ一方の内装フィルム25bと,他方の内装
フィルムに接着した剥離フィルム29aとを重ね合わせた
ものである。第6図〜第8図の実施例も,第4図,第5
図に示す実施例と同様に,剥離フィルムの折り曲げる部
分に切れ目を有しており,同様の効果を奏するものであ
る。
なお,これらの実施例において使用する剥離フィルム
にも,おにぎりから容易に剥がしうるよう,おにぎりに
対して剥離しやすく,且つ滑りのよいフィルム,例え
ば,OPPが好適である。
〔考案の効果〕
以上に説明したように,本考案の包装材では,おにぎ
り等の被包装体に接触する剥離フィルムの,包装時に折
り曲げる部分に沿って切れ目を形成しているので,その
剥離フィルムを被包装体からきわめて容易に剥がすこと
ができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による包装材の概略斜視図,
第2図はその概略断面図,第3図はその包装材でおにぎ
りを包装した状態における内装フィルム及び剥離フィル
ムを概略的に示す斜視図,第4図は本考案の他の実施例
による包装材の概略斜視図,第5図はその概略断面図,
第6図,第7図,第8図はそれぞれ本考案の更に他の実
施例による包装材の概略断面図,第9図は従来の包装材
の概略斜視図,第10図はその概略断面図,第11図はその
包装材でおにぎりを包装する途中の状態を示す概略正面
図,第12図はその概略側面図,第13図はその包装材でお
にぎりを包装した状態を示す概略正面図,第14図
(a),(b),(c)はおにぎりを包装した包装材を
開封する状態を説明する概略断面図,第15図は従来の包
装材でおにぎりを包装した状態における内装フィルム及
び剥離フィルムを概略的に示す斜視図である。 7……おにぎり,11……包装材,12……テイアテープ,13
……外装フィルム,14……内装フィルム,14a……剥離フ
ィルム,15……板のり,16……切れ目,21……包装材,22…
…テイアテープ,23……外装フィルム,24……シール部,2
5……内装フィルム,26……板のり,27……易破断線,28…
…シール部,29……剥離フィルム,30……易破断線,31…
…切れ目。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に開封部を形成した外装フィルムと中
    央から分離可能な内装フィルムとからなる偏平な矩形状
    の袋と,その袋内に収容された内容物と,前記内装フィ
    ルムの外面側に配置され,中央から分離される内装フィ
    ルムのそれぞれに接続された剥離フィルムとを有し,そ
    の剥離フィルムの,包装時に折り曲げる部分に沿って切
    れ目を形成したことを特徴とする包装材。
JP1990036734U 1990-04-05 1990-04-05 包装材 Expired - Lifetime JP2513827Y2 (ja)

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JP6077257B2 (ja) * 2012-10-05 2017-02-08 鈴木 允 包装飯塊及びその包装を解く方法
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