JP2513571B2 - カ―ド処理装置 - Google Patents

カ―ド処理装置

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JP2513571B2
JP2513571B2 JP8872593A JP8872593A JP2513571B2 JP 2513571 B2 JP2513571 B2 JP 2513571B2 JP 8872593 A JP8872593 A JP 8872593A JP 8872593 A JP8872593 A JP 8872593A JP 2513571 B2 JP2513571 B2 JP 2513571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードに記録されてい
る価値情報を読取り、該価値情報に応じた取引きの後の
更新された価値情報をカードに記録してから返却するカ
ード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるカード処理装置は、特開昭61−
283995号公報にも開示されているように、投入さ
れたカードに記録されている情報を読取った後このカー
ドを内部に保持し、カード情報による取引処理に基づい
てカード情報を更新記録して返却するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のカ
ード処理装置においては、カードから情報を読取って内
部に保持している状態でカードが不正に引き戻される
と、このカードには取引きに応じて減算された更新情報
が記録されないことになり、このカードが次の取引きに
悪用されるおそれがある。
【0004】したがって本発明はこのような不正を防止
するために、カードに処理中であることを示す情報の記
録部を設けることで、カードを不正に引き戻されたカー
ドか或いは正規の価値情報の更新が行われたカードかを
識別してすることができるカード処理装置を提供するも
のである。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、読取りと書込みが可能な記録部を有したカードを
処理するカード処理装置であって、カードの投入により
記録部に記録されている価値情報を読取る読取手段と、
該読取手段にて読取りがなされた投入カードを保持する
保持手段と、読取手段が読取った価値情報に基づき所定
の取引がなされた後、更新された価値情報を書込む書込
手段と、更新された価値情報が記録されたカードを投入
者に返却する返却手段と、前記読取手段に投入されたカ
ードにカード処理中情報を書き込み、前記返却手段によ
り返却するカードのカード処理中情報を削除する制御手
段とを具備している。
【0006】
【作用】カードを投入すると、読取手段によりカードの
記録部に記録されている価値情報を読取り、そして制御
手段は、その価値情報にカード処理中情報を加え、書込
手段により投入したカードに書き込み、返却手段により
返却されるカードには、カード処理中情報を削除して更
新された価値情報を書き込むことにより、投入されたカ
ードにはカード処理中情報が書き込まれるので、カード
が引き抜かれたとしてもカードが処理中であることを判
別することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面によって実施例を説明する。図1
はカード処理装置を示し、上部にはカードを内部に受入
れる挿入口(1)が水平方向に設けられている。挿入口
(1)は、水平方向に挿入されたカードを垂直方向に転
換するための屈曲部(2)を通して、搬送路(3)に接
続されている。この搬送路(3)は一組の固定板(4)
と可動板(5)とによりカードを垂直下方方向へ案内す
るように形成されている。そして搬送路(3)にはカー
ドを垂直方向に移送するための搬送装置(6)が設けら
れており、この搬送装置(6)は相対向する一組のプー
リ(7A)(7B),(8A)(8B),(9A)(9
B),(10A)(10B)とベルト(11)とにより
形成されている。各々のプーリは固定板(4)若しくは
可動板(5)に回動自在に軸支されており、またベルト
(11)はプーリ(7A)(8A)(9A)(10A)
に張架されている。このような搬送装置(6)は、正逆
回転が可能なモータ(12)の回転力がベルト(13)
を介しプーリ(8A)と同軸に取付けられた変速プーリ
(13)に伝達されて、駆動する。図2に示すロータリ
ーエンコーダ(14)はベルト(13)によって回動す
るプーリ(15)を備えており、プーリ(15)の回動
にて定期的にエンコーダパルスを出力する。搬送路
(3)にはカードの移動方向にしたがって一組の発光素
子と受光素子とから成るセンサー(A),(B),
(C)を順次配置しており、センサー間の間隔はカード
の長手方向の寸法より小さく設定してある。かかるセン
サー(A),(B),(C)の配置構成により搬送路
(3)内のカードは何れかのセンサーにて検知される。
また搬送路(3)途中にはセンサー(B)と同位置に磁
気ヘッド(16)及び押圧ローラ(17)とから成るカ
ード読取・書込装置(18)が設けられている。磁気ヘ
ッド(16)は搬送路(3)を通過するカードの情報を
読取るとともに、このカードへ更新データを書込み、押
圧ローラ(17)は搬送路(3)を通過するカードを磁
気ヘッド(16)に押圧する。
【0008】カードの磁気ストライプ部(19)には識
別情報やカードの固有情報とともに価値情報が記録され
ている。そして価値情報には、カードが現在有している
価値情報と前回の処理が終了したときに有している価値
情報とがあり、磁気ストライプ部(19)には図2で示
すように、これら2通りの価値情報を記録するための記
録部(19A)(19B)を設定している。磁気ストラ
イプ部(19)には、更に所定のコードによるカード処
理中情報が記録される記録部(19C)が設定されてい
る。
【0009】図2は制御ブロック図を示し、(20)は
予めプログラムされている制御手順に沿って動作するC
PUで、内部にレジスタR1〜R4を具備している。
(21)は、読取スタート信号RSTに応答して磁気ヘ
ッド(16)によりカード情報を読取ってCPU(2
0)に出力する読取回路、(22)は、書込スタート信
号WSTに応答して、CPU(20)より与えられる書
込データを磁気ヘッド(16)にてカードに書込む書込
回路である。(23)は、カード処理装置に投入された
カードの価値情報に基づき所定のサービスをカード投入
者に施す例えば自動販売機などのサービス機で、カード
処理装置はこのサービス機内に組込まれている。そして
サービス機(23)は伝送インターフェイス(24)を
介してCPU(20)に接続されており、カード処理装
置がカード処理動作を行うか否かはサービス機(23)
によって制御される。
【0010】以下CPU(20)の制御手順を示す図3
及び図4のフローチャートによってカード処理装置の動
作を説明する。先ずSIステップにおいてはセンサー
(A),(B),(C)をチェックする。カード処理装
置内にカードが停止している何れかのセンサー(A),
(B),(C)がOFFしており、CPU(20)はS
0ステップでレジスタR1にリジェクトフラブをセット
する。S2ステップではサービス機(23)よりカード
リジェクト信号REJが出力されているかを判別する。
サービス機(23)は、カードが投入されてもカードの
投入者に対して所定のサービスが施せなくなると、カー
ド処理装置に対してカードの受入禁止を指示するカード
リジェクト信号REJを出力する。CPU(20)はカ
ードリジェクト信号REJが伝送されていると、S0ス
テップでリジェクトフラグをセットする。これによりカ
ード処理装置にカードが投入されてセンサー(A)がO
FFしても、CPU(20)はモータ(12)を駆動し
ない。しかしてセンサー(A),(B),(C)が全て
ONしており、且つサービス機(23)からもカードリ
ジェクト信号REJが伝送されていないと、CPU(2
0)はS3ステップでレジスタR1をクリアすること
で、リジェクトフラグをセットしていればこれを解除し
て、カード処理装置をカードの受付可能状態とする。そ
してS5ステップでセンサー(A)のOFFをチェック
することで、カード処理装置にカードが投入されたかを
判定する。カードの投入を検知すると、S7ステップで
モータ(12)を正転駆動させる。これにより投入カー
ドはカード処理装置の内部に移送される。S9ステップ
ではセンサー(B)のOFFをチェックして、投入カー
ドが磁気ヘッド(16)まで到達したかを判定する。こ
のステップにおいて、予め定めている所定時間内でセン
サー(B)がOFFしなければ異常と判定し、カード処
理装置は動作を停止する。
【0011】カードが磁気ヘッド(16)に到達すると
センサー(B)がOFFし、CPU(20)はS11ス
テップで読取回路(21)に読取スタート信号RSTを
出力して読取動作となる。読取回路(21)は読取制御
信号REを磁気ヘッド(16)に出力し、該ヘッド(1
6)を通しカードの磁気ストライプ部(19)を走査し
て記録されている信号Dを読取り、該信号をデータパル
スDPに変換してクロックパルスCP1とともにCPU
(20)に与える。そしてCPU(20)はクロックパ
ルスにより順次データパルスDPを取込んでレジスタR
2にストアした後、次のS13ステップに進む。S13
ステップではセンサー(C)のOFFをチェックするこ
とでカードが到達したかを判定し、所定時間内にセンサ
ー(C)がOFFしなければ異常としてカード処理装置
の動作を停止する。カードがセンサー(C)に到達した
段階でカードの後端部は未だ磁気ヘッド(16)にかか
っており、そのため次のS15ステップでは所定の遅延
時間をとってカードの移送を続行させた後に、S17ス
テップでモータ(12)の駆動を停止する。S19ステ
ップではセンサー(B)のONをチェックして、カード
の後端部が磁気ヘッド(16)から離脱したかを判定す
る。カードの長さが適当な場合にカードは磁気ヘッド
(16)から離れるためにセンサー(B)はONしてい
るが、これがOFFしている場合には非適正なカードが
投入されたとしてモータ(12)を逆転させて返却す
る。しかしてこのとき投入カードが正常な長さであれ
ば、その先端部のみがセンサー(C)にかかっている状
態でカード処理装置内に停止している。そして次のS2
1ステップでは読取ったカードの記録情報のうち識別情
報からカードの正偽を判別し、偽カードであればモータ
(12)を逆転させて返却する。
【0012】カードが適正であると、その磁気ストライ
プ部(19)への書込動作となるが、先ずS23ステッ
プで書込データをレジスタR3内に作成する。書込む情
報はこのカードから読取ってレジスタR2にストアして
いるコードが示す情報と同じであるが、書込時において
はカードの読取時に記録部(19B)に記録されていた
価値情報を記録部(19A)に記録するようにコードの
配列を変換するとともに、記録部(19B)(19C)
には“0”とカード処理中情報とがそれぞれ記録される
ように新たなコードを追加して書込データを作成する。
そしてS25ステップではモータ(12)を逆転駆動
し、次のS27ステップではセンサー(B)のOFFを
チェックすることで、カードが磁気ヘッド(16)に到
達したかを判定する。このステップにおいても所定時間
内にセンサー(B)がOFFしなければ異常と判定し
て、カード処理装置の動作を停止する。カードが磁気ヘ
ッド(16)に到達したことでセンサー(B)がOFF
すると、CPU(20)はS29ステップで書込回路
(22)に書込スタート信号WSTを出力して書込動作
となる。CPU(20)はロータリーエンコーダ(1
4)からのエンコーダパルスに同期して、レジスタR3
にストアしている書込データを書込回路(22)へ順次
出力するが、この書込みは読取時とは逆方向のカードの
移送にて達成するために、CPU(20)は書込データ
の先頭から最後尾までを全て入れ換えて書込回路(2
2)に出力する。書込回路(22)はCPU(20)か
らの書込データパルスWDTをエンコーダパルスCP2
に同期して取込み、該パルスWDTが表わす情報をアナ
ログの書込信号WTに変換して書込制御信号WRととも
に磁気ヘッド(16)に出力し、該ヘッド(16)を駆
動してカードに情報を書込む。次のS31ステップでは
センサー(B)のONをチェックすることでカードが磁
気ヘッド(16)の通過を終了したかを判定し、所定時
間内にセンサー(B)がONしないとカード処理装置の
動作を停止する。センサー(B)のONを検出すると、
S33ステップで所定の遅延時間をとってカードの移行
を続行させてカードを磁気ヘッド(16)から若干引き
離した後、S35ステップでモータ(12)の駆動を停
止する。このようにカードと磁気ヘッド(16)との間
に距離を置いてモータ(12)を停止させることで、次
にモータ(12)を駆動させてカードを磁気ヘッド(1
6)に通過させる場合に、カードはモータ(12)の立
上りから時間が経過して走行が安定したときに磁気ヘッ
ド(16)を通過するために、読取りや書込みにおいて
誤動作が少なくなる。そしてS37ステップでは、モー
タ保護の遅延時間を確保してからモータ(12)の正転
を開始してカードをセンサー(B)の方向へ再度移送
し、S39ステップでセンサー(B)のOFFをチェッ
クしてカードの到達を検出し、所定時間内でOFFしな
ければカード処理装置の動作を停止する。次のS41ス
テップではセンサー(B)のONをチェックしてカード
の通過終了を判定し、所定時間内でONしなければカー
ド処理装置の動作を停止する。カードがセンサー(B)
を通過終了すると、S43ステップで所定の遅延時間を
とってカードの移送を続行させ、S45ステップでモー
タ(12)の駆動を停止してカードの受入を終了する。
そしてCPU(20)はS47ステップで、カードの記
録部(19B)から読取ってレジスタR2にストアして
いる価値情報をサービス機(23)に伝送した後、待機
状態となる。
【0013】待機状態は、カードはその先端部のみがセ
ンサー(C)にかかっている状態であり、記録部(19
A)には前回の価値情報が記録されて、記録部(19
B)には価値情報として“0”が記録されており、更に
記録部(19C)にはカード処理中情報が記録されてい
る。したがってこの状態でカードを不正に引き戻して
も、このカードの記録部(19B)には現在の価値情報
として“0”が書込まれているためにこのままでは使用
することはできない。
【0014】サービス機(23)はカード処理装置から
伝送された価値情報に基づき所定のサービスを行なっ
て、このサービスの対価を減算した後の更新された価値
情報をカード処理装置へ伝送する。CPU(20)はS
100ステップでこの更新された価値情報を入力する
と、次のS101ステップにおいて、レジスタR3の
“0”を記憶している部分に更新された価値情報をセッ
トするとともに、カード処理中情報を解除して書込デー
タを作成した後S102ステップに進む。S102ステ
ップではモータ(12)を逆転駆動し、S103ステッ
プではセンサー(B)のOFFをチェックすることでカ
ードが磁気ヘッド(16)に到達したかを判定して、所
定時間内にセンサー(B)がOFFしなければカード処
理装置の動作を停止する。センサー(B)がOFFする
と、S105ステップでセンサー(B)のONをチェッ
クすることでカードが磁気ヘッド(16)の通過を終了
したかを判定し、所定時間内にセンサー(B)がONし
ないとカード処理装置の動作を停止する。そしてセンサ
ー(B)がONすると、S107ステップで所定の遅延
時間をとってカードの移送を続行させた後に、S109
ステップでモータ(12)の駆動を停止する。次のS1
11ステップでは、モータ保護のために若干の遅延時間
を確保してからモータ(12)を正転駆動し、カードを
磁気ヘッド(16)に向けて移送する。そしてS113
ステップではセンサー(B)のOFFをチェックするこ
とで、カードが磁気ヘッド(16)に到達したかを判定
し、所定時間内にセンサー(B)がOFFしなければ異
常と判定してカード処理装置の動作を停止する。カード
が磁気ヘッド(16)に到達したことでセンサー(B)
がOFFすると、CPU(20)はS115ステップで
書込回路(22)に書込スタート信号WSTを出力して
書込動作となる。すなわちCPU(20)はエンコーダ
パルスに同期してレジスタR3にストアしている書込デ
ータを書込回路(22)へ順次出力し、書込回路(2
2)は入力してくる書込データパルスWDTをエンコー
ダパルスにて取込み、磁気ヘッド(16)にてカードの
磁気ストライプ部(19)に書込む。次のS117ステ
ップではセンサー(B)のONをチェックすることでカ
ードが磁気ヘッド(16)の通過を終了したかを判定
し、所定時間内にセンサー(B)がONしないとカード
処理装置の動作を停止する。センサー(B)のONを検
出すると、S119ステップで所定の遅延時間をとって
カードの移送を続行させた後、S121ステップでモー
タ(12)の駆動を停止する。S123ステップでは、
モータ保護の遅延時間を確保してからモータ(12)の
逆転を開始してカードを磁気ヘッド(16)の方へ移送
し、次のS125ステップでは、センサー(B)のOF
Fをチェックしてカードの磁気ヘッド(16)への到達
を検出し、所定時間内でOFFしなければカード処理装
置の動作を停止する。カードが磁気ヘッド(16)に到
達してセンサー(B)がOFFすると、S127ステッ
プでCPU(20)は読取回路(21)に読取スタート
信号RSTを出力して読取動作となり、読取回路(2
1)は磁気ストライプ部(19)の記録情報をCPU
(20)に与え、CPU(20)はこのデータをレジス
タR4にストアする。次のS128ステップではセンサ
ー(B)のONをチェックすることでカードが磁気ヘッ
ド(16)の通過を終了したかを判定し、所定時間内に
センサー(B)がONしないとカード処理装置の動作を
停止する。センサー(B)のONを検出すると、S12
9ステップで所定の遅延時間をとってカードの移送を続
行させた後、S130ステップでモータ(12)の駆動
を停止させる。次のS131ステップでCPU(20)
は、レジスタR4にストアしているデータとレジスタR
3にストアしているデータとを比べて、適正な書込みが
なされたかを判定する。そして両方のデータが一致して
いる場合に、次のS132ステップでモータ保護のため
の遅延時間を確保してからモータ(12)を逆転駆動
し、カードを挿入口(1)に向けて移送する。S133
ステップではセンサー(A)のOFFをチェックし、所
定時間内にセンサー(A)がOFFしなければカード処
理装置の動作を停止する。カードの到達によりセンサー
(A)がOFFすると、カードを更に挿入口(1)まで
導くようS135ステップで遅延時間を取ってカードの
移送を続行させた後、S137ステップでモータ(1
2)の駆動を停止してカードの返却を終了する。
【0015】しかしてS129ステップにおいて適正な
書込みがなされていないことを判別すると、S139ス
テップの処理となってモータ保護の遅延時間を確保して
からモータ(12)の逆転を開始する。そして次のS1
41ステップでセンサー(B)のOFFをチェックする
ことでカードが磁気ヘッド(16)に到達したかを判定
し、所定時間内にセンサー(B)がOFFしなければ異
常と判定してカード処理装置の動作を停止する。カード
が磁気ヘッド(16)に到達したことでセンサー(B)
がOFFすると、CPU(20)はS143ステップで
書込回路(22)に書込スタート信号WSTと書込デー
タパルスWDTを再度出力し、カード処理装置はカード
の書込みとなる。次のS145ステップではセンサー
(B)のONをチェックすることでカードが磁気ヘッド
(16)の通過を終了したかを判定し、所定時間内にセ
ンサー(B)がONしないとカード処理装置の動作を停
止する。カードが磁気ヘッド(16)の通過を終了する
と、S121ステップでモータ(12)の駆動を停止さ
せた後、S133ステップ以降の処理にてこのカードを
返却する。
【0016】上記構成のカード処理装置によると、待機
状態で不正に引き戻されたカードの記録部(19B)に
は実質“0”の価値情報が記録されているとともに、記
録部(19C)にはカード処理中情報が記録されてい
る。したがってこのカードによって価値情報の記録に誤
りがあるとの偽のクレームがあったとしても、カード処
理中情報をチェックすることでかかるクレームの真偽を
確実に判別できる。そしてカード処理装置がカードを保
持して待機状態にあるときに、サービス機(23)から
更新された価値情報として“0”が伝送されると、カー
ド処理装置はカードの記録部(19B)に“0”を記録
するとともに、記録部(19C)のカード処理中情報を
解除して返却する。この場合は、カードの有していた価
値情報が所定のサービスと引換えにそっくり減算された
もので、カード処理中情報が記録されていないことか
ら、カードが正常な使用により無価値となったことが分
かる。
【0017】本実施例においては、待機状態で不正に引
き戻されたカードの記録部(19B)には“0”の価値
情報が記録されたままであるので、不正に引き戻された
カードを再度利用しようとしても、価値情報が“0”で
あるために利用することができない構成であるが、不正
に引き戻されたカードにはカード処理中情報が記録され
ているので、カード処理装置をカード処理中情報が記録
されているカードが投入されると取引を不可とすること
により、不正に引き戻されたカードが利用できないよう
にすることが考えられる。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、カードの価値情報を読
取った後には、カード処理中情報を記録して保持するた
めに、この状態でカードが不正に引き戻されてもこのカ
ードはカード処理中情報の有無にて分別可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カード処理装置を側面から示す図である。
【図2】制御回路をブロックにて示す図である。
【図3】CPUの動作を示すフローチャートである。
【図4】CPUの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
(16) 磁気ヘッド (18) カード読取・書込装置 (19A)(19B)(19C) 記録部 (20) CPU (21) 読取回路 (22) 書込回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取りと書込みが可能な記録部を有した
    カードを処理するカード処理装置であって、カードの投
    入により記録部に記録されている価値情報を読取る読取
    手段と、該読取手段にて読取りがなされた投入カードを
    保持する保持手段と、読取手段が読取った価値情報に基
    づき所定の取引がなされた後、更新された価値情報を書
    込む書込手段と、更新された価値情報が記録されたカー
    ドを投入者に返却する返却手段と、前記読取手段に投入
    されたカードにカード処理中情報を書き込み、前記返却
    手段により返却するカードのカード処理中情報を削除す
    る制御手段とから成るカード処理装置。
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