JP2513464B2 - 小形トランス - Google Patents

小形トランス

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JP2513464B2 JP61081076A JP8107686A JP2513464B2 JP 2513464 B2 JP2513464 B2 JP 2513464B2 JP 61081076 A JP61081076 A JP 61081076A JP 8107686 A JP8107686 A JP 8107686A JP 2513464 B2 JP2513464 B2 JP 2513464B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、形態を偏平化した小形トランスに関し、
電気機器や通信機器に利用して適当な小形トランスであ
る。
「従来の技術」 小形トランスとしては各種の構造のものがあるが、最
も広く知られているトランスとしてE−E形コアを使用
したものがある。
第13図はこの種の小形トランスの一例を示す簡略図
で、第14図は同図上のA−A線断面図である。
E形コア1、2はフエライト粉末を焼成加工して同形
に形成され、各々が中央脚1a、2aと左右脚1b、2b、1c、
2cとを有し、これら各脚端面を接合固定して閉磁路を形
成するようになっている。
また、左脚1b、2b及び右脚1c、2cの断面積は中央脚1
a、2aの断面積の1/2に設定されている。
中央脚1a、2aは一次コイル3を下層、二次コイル4を
上層としたコイル体内に挿入されており、左脚1b、2b及
び右脚1c、2cがコイル体外に張り出している。
なお、二次コイルを下層に一次コイルを上層に設けた
ものもある。
コイル体は導電線をボビン(図示省略)を巻線して形
成されたものが多く、コイル体の引き出し線がボビンに
植設した端子ピンに固着されている。
コイル体は一次、二次の2つのコイルにかぎらず、複
数の一次コイルまたは二次コイルを備えたものがある。
上記した小形トランスは脚心方向の長さH、左右脚方
向な長さL、コアからはみ出たコイル体周面間の長さ
(コア幅M方向の長さ)Wによって形態の大きさがほぼ
定まる。
また、上記した小形トランスは、各脚を立てるように
(第13図の状態)取付ける場合と、各脚を横長として
(第14図の状態)取付ける場合とがあり、前者のように
構成されたものを、いわゆる立形トランス、後者のよう
に構成されたものを横形トランスと呼んでいる。
第15図は上記小形トランスの電気回路図である。
「発明が解決しようとする問題点」 小形トランスは効率を低下させることなく形態を縮小
化させることが重要な問題である。
今日では、各長さH、L、Wが7〜10mm程度のトラン
スが既に開発されているが、なお形態の縮小化が要望さ
れている。
しかし、このような小形トランスをさらに縮小化させ
る場合には所定以上の効率を維持することが極めて困難
となると共にコアの生産時の破損や巻線工程での断線な
どの原因となる。
そこで、最近ではトランス形態を極力偏平化すること
によって組み込みの便宜を図る傾向にある。
上記した従来の小形トランスは、立形トランスとして
取付けるときその高さがHとなり、横形トランスとして
取付けるときその高さがWとなるため、偏平形態のトラ
ンスとはならない。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上記した実情にかんがみ開発したもので、従
来の小形トランスを極力偏平化させ、横形トランスとし
て使用することができる小形トランスを開発することを
目的とする。
しかして、本発明では、左右脚の断面積が中央脚の断
面積に比べて小さい形状のE−E形コアまたはE−I形
コアと、入力コイル及び出力コイルとを備えた小形トラ
ンスにおいて、入力コイルを第1、第2の入力コイル部
分に分け、出力コイルを第1、第2の出力コイル部分に
分け、第1の入力コイル部分と第1の出力コイル部分と
を重ね巻きして一方側のコイル体を形成し、第2の入力
コイル部分と第2の出力コイル部分とを重ね巻きして他
方側のコイル体を形成し、一方側のコイル体を上記した
E形コアの左脚に、他方側のコイル体をそのE形コアの
右脚に各々装備させると共に、第1、第2の入力コイル
部分を電気接続し、第1、第2の出力コイル部分を電気
接続して構成したことを特徴とする小形トランスを提案
する。
「実施例」 次に、本発明の実施例について図面に沿って説明す
る。
第1図は第1実施例を示す小形トランスの簡略平面
図、第2図は同図上のB−B線断面図である。
この実施例では、上記従来例と同じE形コア1、2を
使用してトランスコアを形成し、これらコア1、2の左
脚1b、2bと右脚1c、2cとにコイル体5、6が設けてあ
る。
コイル体5、6は一次コイルと二次コイルとを2分割
して装備させたもので、コイル体5は下層の一次コイル
部分(第1の入力コイル部分)5aと上層の二次コイル部
分(第1の出力コイル部分)5bとからなり、コイル体6
は下層の一次コイル部分(第2の入力コイル部分)6aと
上層の二次コイル部分(第2の出力コイル部分)6bとか
ら形成されている。
そして、上記コイル体5、6は第3図に示したよう
に、一次コイル部分5a、6a及び二次コイル部分5b、6bと
を各々直列に接続し、或いは第4図に示した如くそれら
を並列に接続する。
このように形成されたコイル体5、6は図示する磁束
φa、φbがコア1、2内に発生し、昇圧トランスまた
は降圧トランスとして使用することができる。
なお、巻線方向を適当に定めれば、一次コイル部分5
a、6aを直列に、二次コイル部分5b、6bを並列に各々接
続し、また、この逆に、一次コイル部分5a、6aを並列
に、二次コイル部分5b、6bをを直列に接続しても磁束φ
a、φbを発生させることができるので、コイル5、6
の接続については適当に定めればよい。
ただ、磁束φa、φbはコア1、2の中央脚1a、2aで
同方向となるように定める必要がある。
上記した小形トランスはコア1、2の左右脚方向の長
さがL<L1となるが、コア1、2よりはみ出たコイル層
の幅S1が短縮されるから、コイル体周面間の長さW1<W
となり、従来例の小形トランスに比較して充分に偏平化
された小形トランスとなる。
第5図は第2実施例として示した小形トランスの簡略
平面図であり、第6図は同図上のC−C線断面図であ
る。
この実施例は、上記したコア1、2の横幅を短縮させ
て左右脚方向の長さをL2としたコア7、8を使用したも
ので、その他は第1実施例と同構造である。
第1実施例の場合には、コイル体5、6とコア1、2
の中央脚1a、2aとの間に空間ができるので、この第2実
施例ではこの空間を埋めるように構成してある。
上記のように構成した小形トランスは、コア7、8の
左右脚方向の長さをL、脚心方向の長さをHとして形成
することができ、また、コア7、8よりはみ出たコイル
体周面間の長さがW1<Wとなって偏平化には極めて有利
となる。
第7図は第3実施例として締めた小形トランスの簡略
平面図であり、第8図は同図上のD−D線断面図であ
る。
この実施例のコア9、10はコア幅がM2で示すように短
縮させてある。
すなわち、第1実施例ではコイル体5、6とコア1、
2の中央脚1a、2aとの間に空間ができることにかんが
み、この空間の面積に応じて各脚の肉厚を増大させるこ
とによってコア9、10を形成し得る。
このコア9、10を使用した小形トランスは、左右脚方
向の長さがL1となるが、コイル体周面間の長さがW2≪W
となって極力偏平化されたものとなる。
第9図は上記コア9、10を使用した小形トランスの具
体例を示す一部切欠斜視図で、第10図はコイル体を省略
して示した同トランスの縦断面図である。
このような小形トランスは第11図に示すような2連構
成のボビン11を用いて有利である。
すなわち、ボビン11は角筒状の巻線部11a、11bを一体
に備え、巻線部11aにはコイル体5を、巻線部11bにはコ
イル体6を巻線する。
そして、コア9、10の左脚9b、10bを巻線部11a内に、
右脚9c、10cを巻線部11b内に差し込むようにしてコア脚
端面を接合固定する。
なお、これらの図において、12はコイル体5、6の引
き出し線を止着させる端子ピン、13、14は絶縁テープで
ある。
第12図は写真撮影用閃光放電発光器の電源回路として
上記した小形トランスを組み込んだ実装回路の一例を示
す。
この図において、17は電池電源、18は電源スイッチ、
19は電源電圧安定用コンデンサ、20は上記したところの
小形トランス、21、22は発振用トランジスタ、23は発振
始動用抵抗、24は安定動作用コンデンサ、25は整流用ダ
イオード、26は閃光放電管に電気エネルギーを供給する
主放電コンデンサである。
この実装回路では、一次コイル部分5aとトランジスタ
21との直列回路体と、一次コイル部分6aとトランジスタ
22との直列回路体とが並列に接続してあり、二次コイル
部分5b、6bは直列に接続してある。
広く知られているこの種の電源回路は、第13図〜第15
図に示すような一次コイル3と二次コイル4とを備えた
小形トランスと、一つの発振トランジスタとによって発
振回路を構成しているが、本発明では上記したように一
次コイル部分5a、6aによって一次コイルを形成し、これ
ら各々のコイル部分5a、6aに別々に発振トランジスタ2
1、22を接続させて発振回路を形成することができるた
め、従来のこの種の電源回路に比べて主放電コンデンサ
26の充電時間が早くなって有利である。
以上各実施例について説明したが、本発明は複数の一
次コイルまたは二次コイルを備える小形トランスとし
て、また、昇圧トランス或いは降圧トランスとしても同
様に実施することができ、さらに、ボビンを備える場合
には、第11図に示したように必ずしも巻線部11a、11bを
2連とすることなく、これら巻線部を別体に形成しても
よい。
ただし、本発明を実施するに当っては必ずしもボビン
を必要としない。
上記実施例ではE−E形コアを使用したが、E−I形
コアを使用しても同様に実施することができる。
「発明の効果」 上記した通り、本発明では、左右脚の断面積が中央脚
の断面積に比べて小さい形状のE形コアの左右脚各々に
入力コイル部分と出力コイル部分とを設け、左右脚の各
コイル部分を接続して入力コイルと出力コイルとを形成
したので、コイルの巻線径が左右脚の断面積にしたがっ
て小さくなり、これより、コイル巻線長が短縮してコイ
ルの巻線層の厚さが薄くなり、横形トランスの構造とす
ることによって極力偏平化された小形トランスが提供で
きる。
また、コイル巻線長を短縮できることから銅損が減少
すると共に、左右脚は断面積が小さいため渦電流が少な
く鉄損も減少し、その上、コイルの巻線径が小さくなる
ことから分布容量が減少し、この結果、トランス効率を
アップさせることができる。
さらに、中央脚にコイルを設ける従来のトランスに比
べ左右脚にコイル部分を設けた本発明のトランスは放熱
効果が良く、コイル、コアの温度上昇が少なく、これよ
り、コイル抵抗の増加を防ぎ、また、磁束密度の減少を
防ぐことができる。
また、左右脚各々にコイル部分を設ければ、2つのコ
イル部分の間が充分に離れるため、耐電圧処理に有利と
なる小形トランスとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明の実施例を示し、第1図は第1
実施例を示す小形トランスの概略平面図、第2図は第1
図上のB−B線断面図、第3図及び第4図は一次コイル
部分と二次コイル部分との接続例を示す回路図、第5図
は第2実施例を示す小形トランスの簡略平面図、第6図
は第5図上のC−C線断面図、第7図は第3実施例を示
す小形トランスの簡略平面図、第8図は第7図上のD−
D線断面図、第9図は小形トランスの具体例を示す斜視
図、第10図はコイルを省略して示した上記小形トランス
の縦断面図、第11図は上記小形トランスのコアとボビン
との分解斜視図、第12図は実装回路として示した写真撮
影用閃光放電発光器の電源回路図、第13図は従来例とし
て示した小形トランスの簡略側面図、第14図は第13図上
のA−A線断面図、第15図は従来例トランスの回路図で
ある。 1、2……E形コア 5、6……コイル体 5a、6a……一次コイル部分 5b、6b……二次コイル部分 7、8、9、10……E形コア 11……ボビン 11a、11b……巻線部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右脚の断面積が中央脚の断面積に比べて
    小さい形状のE−E形コアまたはE−I形コアと、入力
    コイル及び出力コイルとを備えた小形トランスにおい
    て、入力コイルを第1、第2の入力コイル部分に分け、
    出力コイルを第1、第2の出力コイル部分に分け、第1
    の入力コイル部分と第1の出力コイル部分とを重ね巻き
    して一方側のコイル体を形成し、第2の入力コイル部分
    と第2の出力コイル部分とを重ね巻きして他方側のコイ
    ル体を形成し、一方側のコイル体を上記したE形コアの
    左脚に、他方側のコイル体をそのE形コアの右脚に各々
    装備させると共に、第1、第2の入力コイル部分を電気
    接続し、第1、第2の出力コイル部分を電気接続して構
    成したことを特徴とする小形トランス。
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