JP2513250B2 - トラッキング誤差検出回路 - Google Patents

トラッキング誤差検出回路

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JP2513250B2 JP62219765A JP21976587A JP2513250B2 JP 2513250 B2 JP2513250 B2 JP 2513250B2 JP 62219765 A JP62219765 A JP 62219765A JP 21976587 A JP21976587 A JP 21976587A JP 2513250 B2 JP2513250 B2 JP 2513250B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、R−DAT(回転ヘッド形ディジタル・オ
ーディオ・テープレコーダ)等トラッキングエラー信号
の得られる時点が時間軸上で等間隔にない磁気記録再生
装置におけるトラッキング誤差検出回路に関し、再生時
のトラッキング制御の確実性を向上させたものである。
〔従来の技術〕
R−DATは、音声などのアナログ信号をPCM信号に変換
し、回転ヘッドによってこのPCM信号を磁気テープ上に
記録し、再生するものである。
そのメカニズムは、第2図に示すように、シリンダ1
の周面に2個の磁気ヘッドA、Bを180゜間隔で具える
回転ヘッド2を有し、テープ3をカセット4から垂直ポ
スト5や傾斜ポスト6でローディングして回転ヘッド2
の周面に90゜巻付け、さらに固定ガイド7で支持してキ
ャプスタン8とピンチローラ9で走行させるようになっ
ている。
回転ヘッド2の直径は30mm、テープの巻付け角度は90
゜で、通常用いられるモードIでの録音時や再生時には
回転ヘッド2の速度は2000rpm(周速3.14m/s)、テープ
3の速度は回転ヘッド2と同じ方向に8.15mm/sに規定さ
れ、回転ヘッド2とテープ3の相対速度は3.13mであ
る。
R−DATの記録方式はヘリカル・スキャニング・アジ
マス記録であり、そのテープフォーマットは第3図に示
すように、トラック角度6゜22′59.5″、アジマス角度
±20゜に規定され、2個のヘッドA,Bが交互にトラック
をトレースする。
トラックフォーマットは、第4図に示すように、オー
ディオデータを中央のPCM領域に記録し、その前後両側
にサブコードやATF(Automatic Track Finding)等の制
御用信号を記録する。
PCM領域は、第5図に示すように、128のブロックで構
成され、各ブロックはブロックシンク(ブロック開始位
置を示す)、ID(識別)コード、ブロックアドレス、パ
リティチェックコード、オーディオデータの各記録領域
を有している。オーディオデータは、モードIの場合標
本化周波数48kHz、量子化ビット数16ビットの2′sコ
ンプリメント符号が用いられ、このPCMデータを上位、
下位各8ビットに分けて8−10変調してそれぞれ10ビッ
トで記録している。
R−DATの再生時におけるトラッキング制御は、ATFに
よる自動トラッキング方式が採用されている。ATFは、
トラックに記録されたATF信号(第4図参照)により、
左右の隣接トラックからのクロストーク量を検出比較し
て、両クロストーク量が等しくなるように、テープ走行
用キャプスタンモータの速度を制御するものである。
ATFの原理について説明する。
ATF信号は、前記第4図に示すように、1つのトラッ
クにATF1,ATF2と2箇所記録されている。そのフォーマ
ットは、第6図に示すように、各トラックにパイロック
信号f1とシンク信号f2(またはf3)を記録する。これら
の周波数は f1=130.67kHz f2=522.67kHz f3=784.00kHz に規定されている。特に、パイロット信号f1は低い周波
数であるのでアジマス損失も少ない。ヘッドAはシンク
信号がf2のトラックをトレースし、ヘッドBはシンク信
号がf3のトラックをトレースする。偶数フレームと奇数
フレームでは、シンク信号の長さが異なり、それぞれ0.
5ブロック、1ブロックに規定されている。
いま、第6図に示すように、ヘッドAがトラックT4
トレースしているとすると、ヘッドAからはトラックT4
の再生信号のほかに、クロストークによって左右隣接ト
ラックT3,T5からのパイロット信号f1が得られる(ヘッ
ドはトラックの1.5倍程度の幅を持っているため)。こ
のとき、ヘッドAがトラックT4を正しくトレースしてい
るとすれば、トラックT3,T5のクロストーク量は等しい
が、いずれかの方向に片寄ると、クロストーク量は相違
してくる。そこで、トラックT4におけるシンク信号f2
検出タイミングに基づいて、トラックT5におけるパイロ
ット信号f1とトラックT3におけるパイロット信号f1の振
幅レベルを検出することによって両側トラックT5,T3
らのクロストーク量がそれぞれわかる。したがって、こ
れらクロストーク量の差をとれば、トラッキングエラー
が求められる。
上記の原理を利用した従来のATF装置を第7図に示
す。ヘッドAからの再生信号は再生アンプ14を介して、
ローパスフィルタ16に入力されてパイロット信号f1が抽
出される。このパイロット信号f1はトラッキングエラー
検出回路21に入力され、エンベロープ検出回路18でその
エンベロープが検出され、サンプルホールド回路26に入
力される。シンク検出器19は、イコライザ20とコンパレ
ータ22でシンク信号f2を検出し、検出されている区間で
コンパレータ22は“1"を出力する。
ロジック回路24は、検出されたシンク信号f2のタイミ
ングに基づいてサンプルホールド信号SP1,SP2を出力す
る。サンプルホールド信号SP1はシンク信号f2の検出開
始直後のタイミングに出されるもので、これでエンベロ
ープ検出回路18の出力をサンプリングすることにより、
サンプルホールド回路26には、現在トレースしているト
ラックT4の次のトラックT5におけるパイロット信号f1
クロストーク振幅レベルがホールドされる。減算器28
は、サンプルホールド回路26の出力とエンベロープ検出
器18の出力を減算する。サンプルホールド信号SP2は、
シンク信号f2の検出開始直後より2ブロック分の時間後
(トラックT3のパイロット信号f1の略々中央のタイミン
グ)に出されるもので、これで減算器28の出力をサンプ
ルホールドすることにより、サンプルホールド回路30に
は、現在トレースしているトラックT4の左右に隣接する
トラックT3,T5からのパイロット信号f1のクロストーク
振幅レベルの差がサンプルホールドされる。
サンプルホールド回路30の出力は、トラッキングエラ
ー信号としてキャプスタンサーボ回路34に入力される。
キャプスタンサーボ回路34はトラッキングエラーがゼロ
となるようにキャプスタンモータ36を速度制御する。こ
れにより、テープ10の走行速度が制御されて、トラッキ
ングエラーが修正される。
第7図のATF装置によれば、ヘッドAが左方向にトラ
ックずれを起こすと、トラックT3からのパイロット信号
クロストーク量が多くなるので、サンプルホールド回路
30には−の信号がホールドされる。このとき、キャプス
タンモータ36は速度を速めてトラックずれを修正する。
また、ヘッドAが右方向にトラックずれを起こすと、
トラックT5からのパイロット信号クロストーク量が多く
なるので、サンプルホールド回路30には+の信号がホー
ルドされる。このとき、キャプスタンモータ36は速度を
遅めてトラックずれを修正する。
このようにして、ATFによるトラッキング制御が行な
われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
R−DATのトラックフォーマットにおいて、トラッキ
ングエラーの検出は、前述のように1トラックにつきAT
F1,ATF2の2箇所でしか行なっていない。このため、従
来においてはトラッキングエラーが検出されると、次に
トラッキングエラーが検出されるまでの間そのエラー信
号をホールドしてトラッキング制御を行なうようにして
いる。
ところが、トラッキングエラーが検出される時間間隔
は、第8図に示すように一定ではなく、ATF1からATF2ま
では64.746゜、ATF2から次のトラックのATF1までは115.
254゜と約1:2の違いがある。したがって、ATF2で検出さ
れたエラー信号は、ATF1で検出されたエラー信号の約2
倍の時間トラッキング制御に使われることになり、ATF2
で検出されたエラー信号の影響力がより強くなり、トラ
ッキング制御にアンバランスを生じる。
ところで、トラックに対するヘッドのトレースは、第
9図に実線Aで示すように平行であるのが理想的である
が、実際には回転ヘッドの製作上の誤差(シリンダ周面
のうねり、回転軸の曲がりや偏位等)やテープの張力の
むら等によるたわみ等により、例えば第9図に点線Bで
示すようにS字状にうねりを生じたり、同第9図に一点
鎖線Cで示すようにトレース角度誤差を生じたりするこ
とがある。このようなうねり、トレース角度誤差に対し
て、ダイナミック・トラッキングと称して、回転ヘッド
上で磁気ヘッドをヘッドに内臓された圧電素子等により
テープ幅方向に振らせ、ヘッドをトラックに正しく追従
させるようにしたものがVTR(ビデオ・テープ・レコー
ダ)で実用化されているが、ヘッド構成が複雑になる欠
点がある。
したがって、このような機構を持たない場合には、う
ねったままあるいは傾いたまま走行するのは仕方ないと
して、その中でも最適な状態でトレースできるようにす
ることが必要である。最適な状態とは、第10図に示すよ
うに、オーディオデータPCM領域が存在するトラック長
手方向の中央部でヘッドがトラック幅の中央に乗った状
態である。このようにトレースすれば、ヘッド幅はトラ
ック幅の1.5倍程度あるので、PCM領域は十分読み取れ、
データの欠落は最小限にとどめることができる。
ところが、前述したようにATF信号の検出間隔が一定
でない場合には、このような最適な状態を保持すること
はできない。すなわち、第10図の状態でトラッキングエ
ラー信号は、第11図に示すように、ATF1とATF2とで符号
が逆で絶対値がほぼ等しくなるが、トラッキングサーボ
は、トラッキングエラー信号の時間的な平均値で効いて
くるため、ATF信号の検出間隔が一定でない場合には平
均値はゼロにならず、ATF2におけるトラッキングエラー
信号の影響力が強くなる。このため、ATF2におけるトラ
ッキングエラーをより多く修正する方向にトラッキング
がかかり、その結果第12図のようにヘッドトレースがト
ラック中央からずれてしまう。このような状態は、ヘッ
ドトレースがPCM領域から外れる範囲が広がるので、PCM
データの欠落が多くなり、再生に支障をきたしてしま
う。
この発明は、前記従来の技術における欠点を解決し
て、トラッキングエラー信号が等間隔で得られない場合
に、トラッキングエラー信号の影響力を平均化して、最
適な状態にトラッキングできるようにした磁気記録再生
装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、時間軸上で等間隔にない複数のトラッキ
ング信号の組が周期的に得られる場合に、前記各トラッ
キングエラー信号を次に対応するトラッキングエラー信
号が得られるまでの間それぞれ保持し、そのトラッキン
グエラー信号が得られるごとにこの保持内容を更新して
いく手段と、各時点で保持されている前記トラッキング
エラー信号を略々等しい重み付でトラッキング制御系に
伝達する手段とを具備してなるものである。
〔作 用〕
この発明によれば、複数のトラッキングエラー信号が
等間隔で得られない場合にも、それぞれ対応するトラッ
キングエラー信号どうしの間では時間間隔は一定である
ので、トラッキングエラー信号が保持されている時間は
常に一定となる。したがって、トラッキングサーボに対
する影響力は略等しくなり、トラックに対するヘッドト
レースが例えば前記第9図のようにS字状にうねりを生
じていたり、傾斜している場合でも、前記第10図の最適
の状態に安定させることができ、データを最小限の欠落
で読取ることができる。
〔実施例〕
この発明をR−DATに適用した一実施例を第1図に示
す。
ヘッドAおよびヘッドBからの再生信号は再生アンプ
44を介してローパスフィルタ46に入力されてパイロット
信号f1が抽出される。このパイロット信号はエンベロー
プ検出回路48でそのエンベロープが検出され、ATF1用ト
ラッキングエラー検出回路51、ATF2用トラッキングエラ
ー検出回路55にそれぞれ入力される。
シンク検出器49は、イコライザ50とコンパレータ52で
シンク信号f2およびf3を検出し、検出されている区間で
“1"を出力する。ATF1/ATF2判別回路53は、検出されて
いるATF信号がATF1かATF2かを判別する。判別の方法と
しては、例えば1つのトラックにおいてATF1がPCM領域
の前にありATF2がPCM領域の後にあることを利用して、P
CM領域の前か後かでATF1/ATF2を判別することができ
る。また、回転ヘッドに回転位相検出用に設けられてい
るPG(phase generator)の検出パルスがトラック開始
のタイミングで得られるとすれば、PG検出パルスが得ら
れてからはじめてのATF信号をATF1と判別し、2番目のA
TF信号をATF2と判別することもできる。
ロジック回路54は検出されたシンク信号f2およびf3
タイミングに基づいて、ATF1が判別されたときサンプル
ホールド信号SP1,SP2を出力し、ATF2が判別されたとき
サンプルホールド信号SP1′,SP2′を出力する。サンプ
ルホールド信号SP1,SP1′はシンク信号f2およびf3の検
出開始直後のタイミングに出力され、サンプルホールド
信号SP2,SP2′はシンク信号f2およびf3の検出開始直後
より2ブロック分の時間後(トラックT3のパイロット信
号f1の略々中央のタイミング)に出力される。
ATF1信号が検出されてサンプルホールド信号SP1が出
力されると、ATF1用トラッキングエラー検出回路51のサ
ンプルホールド回路56にはエンベロープ検出器48から出
力されるパイロット信号f1(第1図のヘッドAについて
いえば、現在トレースしているトラックT4の次のトラッ
クT5におけるパイロット信号f1)のクロストーク振幅レ
ベルがホールドされる。減算器58はサンプルホールド回
路56の出力とエンベロープ検出器48の出力を減算する。
サンプルホールド信号SP2が出力されると、減算器58の
出力がサンプルホールド回路60にホールドされる。この
ホールド値は、第1図のヘッドAについていえば、現在
トレースしている左右に隣接するトラックT3,T5からの
パイロット信号f1のクロストーク振幅レベルの差すなわ
ちATF1におけるトラッキングエラーである。このホール
ド値はヘッドAおよびBによりATF1におけるトラッキン
グエラーが検出されるごとに更新される。
ATF2信号が検出されてサンプルホールド信号SP1′が
出力されると、ATF2用トラッキングエラー検出回路55の
サンプルホールド回路62にはエンベロープ検出器48から
出力されるトラックT5(ヘッドAの場合)におけるパイ
ロット信号のクロストーク振幅レベルがホールドされ
る。減算器64はサンプルホールド回路62の出力とエンベ
ロープ検出器48の出力を減算する。サンプルホールド信
号SP2′が出力されると、減算器64の出力がサンプルホ
ールド回路66にホールドされる。このホールド値は現在
トレースしている左右に隣接するトラックT3,T5(ヘッ
ドAの場合)からのパイロット信号f1のクロストーク振
幅レベルの差すなわちATF2におけるトラッキングエラー
である。このホールド値はヘッドAおよびヘッドBによ
りATF2におけるトラッキングエラーが検出されるごとに
更新される。
トラッキングエラー検出回路51,55からそれぞれ出力
されるATF1のトラッキングエラー信号とATF2のトラッキ
ングエラー信号は、加算器68で1:1の重み付で加算され
てキャプスタンサーボ回路54に入力される。
第1図の回路によれば、ヘッドAが左方向にトラック
ずれを起こすと、トラックT3からのパイロット信号クロ
ストーク量が多くなるので、サンプルホールド回路60,6
6には−の信号がホールドされ、加算器68で加算されて
キャプスタンサーボ回路54に伝達され、キャプスタンモ
ータ56の速度を速めてトラックずれを修正する。
また、ヘッドAが右方向にトラックずれを起こすと、
トラックT5からのパイロット信号クロストーク量が多く
なるので、サンプルホールド回路60,66に+の信号がホ
ールドされ、加算器68で加算されて、キャプスタンサー
ボ回路54に伝達され、キャプスタンモータ56の速度を遅
めてトラックずれを修正する。
第1図の回路におけるATF1用およびATF2用トラッキン
グエラー検出回路51,55の出力エラー信号を第13図に示
す。これによれば、ATF1,ATF2によりトラッキングエラ
ーが検出される時間間隔は一定でないが、ATF1→次のAT
F1,ATF2→次のATF2の時間は一定なので、ATF1によるト
ラッキングエラーはATF1で、ATF2によるトラッキングエ
ラー信号はATF2でそれぞれ更新すれば、トラッキングエ
ラーがホールドされている時間は常に一定になり、ATF
1,ATF2によるトラッキングサーボの影響力は等しくな
り、最適な状態にトラッキングすることができる。
〔変更例〕
前記実施例では、この発明をR−DATに適用した場合
について示したが、複数のヘッドが組み込まれた回転ヘ
ッドを用いて記録再生を行なうと共に、トラック上のシ
ンク信号タイミングに基づき左右隣接トラックのパイロ
ット信号クロストーク成分を検出比較してトラッキング
エラー信号となし自動トラッキング制御を行なうVTR等
各種の磁気記録再生装置に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、時間軸上で
等間隔にない複数のトラッキング信号の組が周期的に得
られる場合に、前記各トラッキングエラー信号を次に対
応するトラッキングエラー信号が得られるまでの間それ
ぞれ保持し、そのトラッキングエラー信号が得られるご
とにこの保持内容を更新していく手段と、各時点で保持
されている前記トラッキングエラー信号を略々等しい重
み付でトラッキング制御系に伝達する手段とを具備する
ようにしたので、トラッキングエラー信号が保持されて
いる時間は常に一定となる。したがって、トラッキング
サーボに対する影響力は略々等しくなり、トラックに対
するヘッドトレースが例えば前記第9図のようにS字状
にうねりを生じていたり、傾斜している場合でも、前記
第10図の最適の状態に安定させることができ、データを
最小限の欠落で読取ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明をR−DATに適用した場合の一実施
例を示すブロック図である。 第2図は、R−DATのメカニズムを示す図である。 第3図は、R−DATにおけるテープフォーマットであ
る。 第4図は、R−DATにおけるトラックフォーマットであ
る。 第5図は、第4図のPCM領域のフォーマットである。 第6図は、第4図のATF1,ATF2のフォーマットである。 第7図は、R−DATにおける従来のATF装置の一例を示す
ブロック図である。 第8図は、第4図のトラックフォーマットにおいてATF
信号が得られるタイミングを示す図である。 第9図は、トラックに対するヘッドトレースを示す図で
ある。 第10図は、トラックに対してヘッドトレースが角度を持
った場合の最適のトレース状態を示す図である。 第11図は、第7図の従来のATF装置において、ヘッドト
レースが第10図の状態になった場合のトラッキングエラ
ー信号を示す図である。 第12図は、第11図のトラッキングエラー信号による場合
のヘッドトレースを示す図である。 第13図は、第1図の実施例におけるトラッキングエラー
検出回路51,55の出力を示す図である。 2……回転ヘッド、A,B……磁気ヘッド、49……シンク
検出器、51,55……トラッキングエラー検出回路、53…
…ATF1/ATF2判別回路、54……キャプスタンサーボ回
路、56……キャプスタンモータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のヘッドが組み込まれた回転ヘッドを
    用いて記録再生を行なうと共に、トラック上のシンク信
    号タイミングに基づき左右隣接トラックのパイロット信
    号クロストーク成分を検出比較してトラッキングエラー
    信号となし自動トラッキング制御を行なうようにした磁
    気記録再生装置において、 時間軸上で等間隔にない複数のトラッキング信号の組が
    周期的に得られる場合に、前記各トラッキングエラー信
    号を次に対応するトラッキングエラー信号が得られるま
    での間それぞれ保持し、そのトラッキングエラー信号が
    得られるごとにこの保持内容を更新していく手段と、 各時点で保持されている前記トラッキングエラー信号を
    略々等しい重み付でトラッキング制御系に伝達する手段 とを具備してなるトラッキング誤差検出回路。
JP62219765A 1986-12-27 1987-09-02 トラッキング誤差検出回路 Expired - Lifetime JP2513250B2 (ja)

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JPS6462856A JPS6462856A (en) 1989-03-09
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JP3385109B2 (ja) * 1994-04-12 2003-03-10 三菱電機株式会社 ディジタルvtr
JP3330459B2 (ja) * 1994-07-04 2002-09-30 三菱電機株式会社 磁気記録再生装置

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