JP2513123B2 - 光受信器 - Google Patents

光受信器

Info

Publication number
JP2513123B2
JP2513123B2 JP5143555A JP14355593A JP2513123B2 JP 2513123 B2 JP2513123 B2 JP 2513123B2 JP 5143555 A JP5143555 A JP 5143555A JP 14355593 A JP14355593 A JP 14355593A JP 2513123 B2 JP2513123 B2 JP 2513123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
power supply
output
time constant
reference voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5143555A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0715387A (ja
Inventor
慶三 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP5143555A priority Critical patent/JP2513123B2/ja
Publication of JPH0715387A publication Critical patent/JPH0715387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513123B2 publication Critical patent/JP2513123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信に用いられる光受
信器に係わり、特に電源の立ち上がり時の応答特性を改
良した光受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】光受信器は、受光素子で光信号を受信し
てこれを内蔵のアンプで所要のレベルまで増幅している
(例えば特開平3−128509号公報、実開平3−2
0522号公報)。
【0003】図4は、従来のこのような光受信器の構成
の一例を表わしたものである。受光素子11はそのカソ
ード側を所定の電源VCCに接続されており、アノード側
をアンプ12の入力側に接続している。アンプ12の出
力側はコンパレータ13の一方の入力端子に接続されて
おり、基準電圧源14の出力する所定の基準電圧はこの
コンパレータ13の他方の入力端子に接続されている。
【0004】この図4に示したような構成の光受信器で
は、受光素子11に光信号が入射すると、その光電変換
後の信号がアンプ12によって所要のレベルまで増幅さ
れ、コンパレータ13に入力される。コンパレータ13
は、これを基準電圧と比較して2値のディジタル信号
(SIG)15に変換していた。このような構成の簡易
な光受信器では、受光素子11の逆バイアスと、アンプ
12、コンパレータ13および基準電圧源14の各電源
が共通の電源VCCとしての単一5Vで動作するように構
成されているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光受
信器では、電源の立ち上がり時の過渡応答がアンプ12
と基準電圧源14で独立して行われる。このためにこの
過渡応答においては、許容電源電圧範囲以外ではコンパ
レータ15による信号論理の保証が困難であるという問
題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、電源の立ち上がり
時の過渡応答においても受光素子で受信した信号の2値
化の際の論理の保証を行うことのできる光受信器を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光受信器に光信号を受光する受光素子と、この受光
素子の出力信号を入力して増幅するアンプと、基準電圧
を出力する基準電圧源と、この基準電圧源の出力電圧と
アンプの出力信号とを比較してこの出力信号を2値化す
るコンパレータと、アンプの電源供給部に配置され過渡
応答電圧を設定するために電源に一端を接続された第1
の抵抗とこの第1の抵抗の他端に一端を接続されその他
端を接地された第1のコンデンサとから構成された時定
数τ 1 の第1の時定数発生回路と、基準電圧源の電源供
給部に配置されこの基準電圧源の出力電の過渡応答電
圧をアンプの出力信号の過渡応答電圧と一致させるため
に電源に一端を接続された第2の抵抗とこの第2の抵抗
の他端に一端を接続されその他端を接地された第2のコ
ンデンサとから構成された時定数τ 2 の第2の時定数発
生回路とを具備させ、アンプの電源立ち上げ時における
出力電圧の時定数τ 3 と前記した2つの時定数τ 1 、τ
2 が、
【数2】 であることを特徴としている。
【0008】すなわち請求項1記載の発明では、コンパ
レータに入力するアンプの出力と基準信号の双方につい
て、共通した電源の立ち上がりに対して同一の過渡特性
を持たせたので、アンプの出力信号を2値化するための
基準信号が相対的に正確なレベルを保持することにな
り、電源の立ち上がり時の過渡応答においても信号論理
の保証を行うことができる。請求項2および請求項3記
載の発明では、第1および第2の時定数発生回路をそれ
ぞれ共通した電源に一端を接続した抵抗およびコンデン
サによって構成することにした。
【0009】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における光受信器
の構成を表わしたものである。本実施例で受光素子11
のカソードは電源VCCに接続されており、アノードはア
ンプ12の入力端子に接続されている。このアンプ12
は、第1の時定数回路21を介して電源VCCの供給を受
けるようになっている。基準電圧源14は、第2の時定
数回路22を介して電源VCCの供給を受けるようになっ
ている。それぞれの出力はコンパレータ13の入力端子
に入力され、2値化されたディジタル信号(SIG)2
3が得られるようになっている。
【0011】図2は、図1に示した回路を更に具体的に
表わしたものである。基準電圧源14は、電源VCCとア
ースGND間を2つの直列接続された抵抗31、32で
分圧して得られるようになっている。第1の時定数回路
21は、電源VCCとアンプ12の電源入力端子間を接続
した抵抗33と、この電源入力端子とアースGND間に
接続されたコンデンサ34で構成され、その時定数はτ
1 である。第2の時定数回路22は、2つの抵抗31、
32と、これらの接続点36とアースGND間に接続さ
れたコンデンサ37によって構成されている。その時定
数はτ2 である。
【0012】アンプ12の電源立ち上げ時における出力
電圧の時定数をτ3 とする。この場合、他の時定数
τ1 、τ2 を次の(1)式が成立するように設定する。
なお、時定数τ3 はアンプ12の固有の値である。
【0013】
【数1】
【0014】図3は、本実施例の光受信器の電源立ち上
がり時の各部の電圧の変化を表わしたものである。ここ
で縦軸は電圧を、横軸は電源VCCの立ち上がりからの時
間の経過を表わしている。電源VCCが図示のように立ち
上がると、第2の時定数回路22によってコンパレータ
13の一方の出力端子に接続される接続点36の電位は
図3に示したように曲線的に立ち上がる。コンパレータ
13の他方の入力端子とアンプ12の接続点38(図
2)の電位も、第1の時定数回路21によって同様の変
化を示す。このため、電源VCCの立ち上がりから間もな
い所定の時刻t1から受光素子11が光信号を受信した
とすると、これによる接続点38の電位は、破線で示し
た接続点36の電位(基準電圧)を中心として正負両方
向に振れることになり、コンパレータ13はアンプ12
の出力信号を確実に2値化してディジタル信号23を作
成することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
通した電源の立ち上がりに対して、コンパレータに入力
するアンプの出力と基準信号の双方について共になだら
かな曲線的変化を示す同一の過渡特性を持たせたので、
アンプの出力信号を2値化するための基準信号が比較的
初期の段階から相対的に正確なレベルを保持することに
なり、コンパレータの出力信号論理の保証される許容電
源電圧範囲が従来に比して大幅に拡大されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光受信器の原理的な
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した光受信器の具体的な回路構成を示
す回路図である。
【図3】本実施例の光受信器における電源VCCの立ち上
がりに伴うコンパレータの2つの入力端子に入力する電
圧変化を示した波形図である。
【図4】従来の光受信器の構成を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 受光素子 12 アンプ 13 コンパレータ 14 基準電圧源 21 第1の時定数回路 22 第2の時定数回路 23 ディジタル信号 VCC 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/14 10/18 10/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受光する受光素子と、 この受光素子の出力信号を入力して増幅するアンプと、 基準電圧を出力する基準電圧源と、 この基準電圧源の出力電圧と前記アンプの出力信号とを
    比較してこの出力信号を2値化するコンパレータと、 前記アンプの電源供給部に配置され過渡応答電圧を設定
    するために電源に一端を接続された第1の抵抗とこの第
    1の抵抗の他端に一端を接続されその他端を接地された
    第1のコンデンサとから構成された時定数τ 1 の第1の
    時定数発生回路と、 前記基準電圧源の電源供給部に配置されこの基準電圧源
    の出力電源の過渡応答電圧を前記アンプの出力信号の過
    渡応答電圧と一致させるために前記電源に一端を接続さ
    れた第2の抵抗とこの第2の抵抗の他端に一端を接続さ
    れその他端を接地された第2のコンデンサとから構成さ
    れた時定数τ 2 の第2の時定数発生回路とを具備し、前
    記アンプの電源立ち上げ時における出力電圧の時定数τ
    3 と前記2つの時定数τ 1 、τ 2 が、 【数1】 であることを特徴とする光受信器。
JP5143555A 1993-06-15 1993-06-15 光受信器 Expired - Lifetime JP2513123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143555A JP2513123B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 光受信器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143555A JP2513123B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 光受信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0715387A JPH0715387A (ja) 1995-01-17
JP2513123B2 true JP2513123B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=15341469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5143555A Expired - Lifetime JP2513123B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 光受信器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513123B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62285537A (ja) * 1986-06-03 1987-12-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信回路
JPH03128509A (ja) * 1989-10-13 1991-05-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0715387A (ja) 1995-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2625347B2 (ja) ディジタル受信器の自動オフセット制御回路
JPS62145938A (ja) 受光器
US4801788A (en) Bar code scanner for a video signal which has a shading waveform
JP2513123B2 (ja) 光受信器
JPS5925267B2 (ja) 光学文字読取装置
JP3181458B2 (ja) 利得切り替え型光受信増幅回路
JP3487893B2 (ja) 光パルス受信回路
US4795919A (en) Zero signal state detecting circuit
JPH08139760A (ja) 光受信回路
JPH07131489A (ja) 光信号受信回路
JP2856787B2 (ja) 2値化回路、中間レベル検出回路及びピーク包絡線検出回路
CN110987197B (zh) 信号处理装置及方法
JP2674494B2 (ja) 光受信回路
KR910001887Y1 (ko) 톤 감지회로
EP0337557A1 (en) Circuit for a light-sensitive element
JPH1075217A (ja) 電流入力形受信機
JPH11122064A (ja) ピーク値検出回路およびバースト信号増幅器
EP0767534A1 (en) Signal processing circuit and method
JP2826187B2 (ja) 二値化信号変換回路
JP2003204253A (ja) パルス幅検出回路、直流成分キャンセル回路及び受信回路
KR930005603B1 (ko) 텔리텍스트 데이타 추출 기준레벨 발생회로
KR890004061B1 (ko) 합성 비디오 신호에 포함되어 있는 디지탈 정보신호 분리 및 디지탈 동기신호 분리용 집적회로
JPH0795019A (ja) 電気回路および受信回路
JPS60130950A (ja) 信号復調方式
JPS58182373A (ja) 二値化回路