JP2511881Y2 - 水平移動装置 - Google Patents

水平移動装置

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JP2511881Y2
JP2511881Y2 JP10760390U JP10760390U JP2511881Y2 JP 2511881 Y2 JP2511881 Y2 JP 2511881Y2 JP 10760390 U JP10760390 U JP 10760390U JP 10760390 U JP10760390 U JP 10760390U JP 2511881 Y2 JP2511881 Y2 JP 2511881Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワークを搭載したテーブルを上下動させる
場合に水平方向にも所定距離だけ移動させることができ
る水平移動装置に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車のエンジンおよびフロントアクスルの
ユニット(以下、エンジンユニットと称する)を車体に
取り付けるには、第2図に示すような組付装置を用いて
行われている。
この組付装置によれば、まずエンジンユニット1をス
キッド2上に固定する。このスキッド2にはエンジンユ
ニット1の各種ブラケット1aに対応した位置に複数のエ
クステンション2aが設けられ、また、適当箇所にエンジ
ンユニット1を支持するスタンド2bが設けられている。
そして、このスキッド2をリフタテーブル3上に固定さ
れた締付装置4に搭載すると、当該締付装置4に設けら
れた複数のアクチュエータ5がスキッド2のエクステン
ション2aの下端に係合し、このアクチュエータ5を作動
させることによりエクステンション2aの上端に保持した
ボルトを回動させることができる。
一方、リフタテーブル3は昇降装置6により支柱7に
沿って上下動自在となっており、この昇降装置6の上部
を車体Bを搭載したハンガ(不図示)が通過する。そし
て、車体Bが所定位置に到着するまでにエンジンユニッ
ト1が搭載されたスキッド2を締付装置4に固定し、リ
フタテーブル3を下降させた状態から車体Bの搬送速度
に同期してリフタテーブル3をハンガに搭載された車体
Bの下方から上昇させてエンジンユニット側1のブラケ
ット1aと車体側Bのブラケットとの位置を合わせ、次に
アクチュエータ5を作動させてボルトにて両者を締結す
る。
このようなエンジンユニットの組み付け作業におい
て、エンジンユニット1を車体Bの下方からそのまま上
昇させると車体Bとエンジンユニット1とが複数箇所で
干渉するため、この干渉を避けるための水平移動装置な
るものが通常リフタテーブル3に設けられている。
従来の水平移動装置は、第3図に示すように、前述し
たリフタテーブル3は、支柱7に支持されたテーブル受
けプレート8にフローティング軸9を介して取り付けら
れている。このフローティング軸9の基端はテーブル3
に固定されているが、先端はテーブル受けプレート8に
対して水平方向に移動し得るようにナットにて固定され
ている。また、このフローティング軸9にはスペーサ10
が嵌挿されており、当該スペーサ10はテーブル受けプレ
ート8に固定されたスペーサホルダ11に保持されて当該
スペーサホルダ11内で水平方向に摺動自在に移動し得る
ようになっている。
さらに、スペーサホルダ11にはスペーサ10を水平方向
の何れかに(第3図の場合は左方向に)付勢する緩衝部
材12が取り付けられており、図示しない水平移動の駆動
手段を解除すると原位置に復帰するようになっている。
すなわち、エンジンユニットを1搭載してテーブル3
を上昇させる際に、駆動手段を作動させてテーブル3を
右方向に所定距離移動させる。これにより、エンジンユ
ニット1と車体Bとの干渉を回避することができるが、
このまま上昇を続けた場合に新たな干渉部位が存在する
ときは駆動手段を解除し、緩衝部材12によりテーブルB
を原位置に復帰させて干渉を回避する。
なお「13」は、テーブル3の荷重を受けるローラであ
って、当該テーブル3を水平方向に円滑に転動させるた
めのものである。
(考案が解決しようとする課題) かかる水平移動装置にあっては、エンジンユニットを
車体のエンジンルーム内へ水平に高速で動かしながら上
昇させようとする場合、エンジンユニット各部の精度の
バラツキにより干渉が生じることがあり、特に多車種混
合生産ラインにあっては、エンジンユニットの種類が異
なれば重量も異なり、これによりリフタテーブルの移動
速度も相違することから、上述した従来の水平移動装置
のようにフローティング力が一定であると円滑に移動す
ることができなかったり、逆に移動し過ぎたりしてエン
ジンユニットが車体に干渉するという問題が生じてい
た。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ワークの種
類によって最適のフローティング力を得ることができる
水平移動装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案の水平移動装置は、上下
動可能なテーブル受けプレート上にローラを介してテー
ブルを水平移動可能に設け、該テーブルにフローティン
グ軸を立設すると共に該フローティング軸を前記テーブ
ル受けプレートに穿設した規制孔に遊嵌し、前記規制孔
の周囲に受け部材を固着すると共に該受け部材に圧接す
る受けスペーサを前記フローティング軸の先端に固定
し、さらに、前記テーブル受けプレートにシリンダを固
定すると共に該シリンダ内に前記受けスペーサを受け部
材側に押圧するピストンを設け、該ピストンの押圧力を
流体圧により制御することを特徴としている。
(作用) このように構成した本考案は、テーブルに搭載するワ
ークの重量が軽量である場合にはシリンダ内に供給する
流体圧を高めてピストンを押し上げ、受けスペーサを受
け部材に圧接させる。この摩擦力によりフローティング
軸は規制孔内において水平移動し難くなり、ワークの重
量に応じたフローティング力を得ることができる。
また、テーブルに搭載するワークの重量が大きい場合
には逆に流体圧を低下させ、受けスペーサと受け部材と
の間の摩擦力を小さくする。これによりテーブルはテー
ブル受けプレートに対して円滑に移動することとなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す要部破断側面図であ
り、第3図に示す従来の水平移動装置と同一の部材には
同一の符号を付している。
本実施例に係る水平移動装置にあっては、テーブル受
けプレート8が第2図に示すような昇降装置6の支柱7
に支持されて上下動可能に設けられている。このテーブ
ル受けプレート8上にはブラケット19により保持された
ローラ13が取り付けられ、このローラ13を介してテーブ
ル3が水平移動可能に設けられている。
テーブル3の底面にはフローティング軸9の基端が固
着されており、このフローティング軸9の先端はテーブ
ル受けプレート8に穿設した規制孔14に遊嵌されてい
る。これにより、ローラ13の転動によってテーブル3は
テーブル受けプレート8に対して水平方向に移動できる
が、フローティング軸9が規制孔14の周面に当接すると
それ以上は移動できないようになっている。
前記規制孔14の周囲であってテーブル受けプレート8
の裏面には受け部材15が固着されており、この受け部材
15を包含するようにテーブル受けプレート8にはシリン
ダ17が固着されている。また、フローティング軸9の先
端には受け部材15に圧接する受けスペーサ16がナット20
により固定されており、シリンダ17が図中下方の下死点
に位置する際には、受け部材15と受けスペーサ16との間
に僅かな隙間が形成されるようになっている。
さらに、シリンダ17内には受けスペーサ16を受け部材
側15に押圧するピストン18が設けられており、該ピスト
ン18は流体注入口21から供給される空気などの流体によ
り図中上下方向に移動する。
なお、「12」はピストン18をシールするO−リングで
あり、「22」は受けスペーサ16および受け部材15の圧接
面を保護するためのカバースペーサである。
次に作用を説明する。
例えば車体に搭載するエンジンユニット1が比較的軽
量である場合には、第2図に示す昇降装置6のテーブル
3に作用する荷重も相対的に小さいが、このような場合
には流体注入口21から供給する流体圧を適当に高め、ピ
ストン18を上方に移動させる。すると、ピストン18の頭
部が受けスペーサ16を押し上げることとなり、当該受け
スペーサ16と受け部材15とが圧接する。この摩擦力によ
りフローティング軸9の水平移動は規制されることにな
るから、テーブル3が水平移動し過ぎることなく適当な
移動速度にて水平移動することができる。
一方、車体に搭載するエンジンユニット1の重量が比
較的大きい場合には、上述した場合に対して逆に流体注
入口21から供給する流体圧を低下させる。すると、受け
部材15に対する受けスペーサ16の押圧力も低下するから
テーブル3は水平移動し易くなり、円滑な水平移動を得
ることができる。
このように本実施例の水平移動装置によれば、エンジ
ンユニットの重量が相違する場合であっても、この重量
に応じた流体圧を設定することによりテーブルの移動速
度を一定に維持することができ、これによりエンジンユ
ニットと車体との干渉を確実に防止することができる。
また、昇降装置の高速作動が可能になるから、エンジン
ユニット組み付け作業のサイクルタイムを短縮すること
ができる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されることなく
本考案の要旨を越えない限りにおいて種々に改変するこ
とができる。
例えば、本考案の水平移動装置は上述したエンジンユ
ニットの搭載装置に適用されるだけでなく、その他の各
種装置に広く用いることができる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、テーブル受けプレ
ート上にローラを介して設けられたテーブルのフローテ
ィング力を流体圧により制御するように構成したため、
テーブルに搭載するワークの重量が相違する場合であっ
ても、流体圧を変化させることによりテーブルの移動速
度を一定に維持することができ、これによりワークの搬
送精度が向上する。しかも、作動速度を高めることがで
きるので、作業のサイクルタイムを短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部破断側面図、第2
図は従来のエンジンユニット組付用昇降装置を示す斜視
図、第3図は従来の水平移動装置を示す要部破断側面図
である。 3……テーブル、8……テーブル受けプレート、9……
フローティング軸、14……規制孔、15……受け部材、16
……受けスペーサ、17……シリンダ、18……ピストン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下動可能なテーブル受けプレート上にロ
    ーラを介してテーブルを水平移動可能に設け、 該テーブルにフローティング軸を立設すると共に該フロ
    ーティング軸を前記テーブル受けプレートに穿設した規
    制孔に遊嵌し、 前記規制孔の周囲に受け部材を固着すると共に該受け部
    材に圧接する受けスペーサを前記フローティング軸の先
    端に固定し、 さらに、前記テーブル受けプレートにシリンダを固定す
    ると共に該シリンダ内に前記受けスペーサを受け部材側
    に押圧するピストンを設け、 該ピストンの押圧力を流体圧により制御することを特徴
    とする水平移動装置。
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WO2018143549A1 (ko) * 2017-02-06 2018-08-09 삼성전자주식회사 자기공명영상장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018143549A1 (ko) * 2017-02-06 2018-08-09 삼성전자주식회사 자기공명영상장치
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