JP2511875Y2 - テ―ププレ―ヤのソフトブレ―キ機構 - Google Patents

テ―ププレ―ヤのソフトブレ―キ機構

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JP2511875Y2
JP2511875Y2 JP7584190U JP7584190U JP2511875Y2 JP 2511875 Y2 JP2511875 Y2 JP 2511875Y2 JP 7584190 U JP7584190 U JP 7584190U JP 7584190 U JP7584190 U JP 7584190U JP 2511875 Y2 JP2511875 Y2 JP 2511875Y2
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和夫 相原
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Kenwood KK
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はVTRやDAT等の回転ヘッド式テーププレーヤ
に係わり、特に、ブレーキ動作制御のための特別な駆動
装置や制御装置を必要としないソフトブレーキ機構に関
する。
[従来の技術] VTRやDAT等の回転ヘッド式テーププレーヤではサーチ
のためにテープを高速で送るときにテープ振動が発生し
て信号読取りエラーを生じることのないようにリール台
に軽い制動を加える。
このようなソフトブレーキ機構が特開平1−106352号
公報に開示されている。
そのソフトブレーキ機構では制御レバーをシャーシに
摺動自在に支持し、制動レバーに巻取リール台および供
給リール台の夫々に設けられたブレーキドラムと夫々圧
接されるブレーキシューを付設し、制御レバーを駆動し
てテープ高速送り時に巻取リール台および供給リール台
の双方を制動する。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のものにおいては、制動レバーを駆動す
るための特別の駆動機構を必要とし、装置が複雑となる
という問題があった。
また、テープ巻取側のリール台も制動されるためテー
プ高速送り時の動力損失が大きくなる。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、制動レバーを駆動するた
めの特別の駆動機構を必要とせず、テープを送り出す方
のリール台のみ制動するテーププレーヤのソフトブレー
キ機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案のテーププレーヤのソフトブレーキ機構は、
モータの回転が伝えられ正転また逆転される駆動ギヤと
同軸に高速用首振りアームと低速用首振りアームを回動
自在に支持し、前記各首振りアームの先端に前記駆動ギ
ヤと常時噛み合うアイドラギヤを各々回転自在に支持
し、前記駆動ギヤの回転摩擦力により前記高速用首振り
アームまたは低速用首振りアームを回動させアイドラギ
ヤを巻取リール台に回転を伝えるギヤまたは供給リール
台に回転を伝えるギヤと噛み合わせるように構成すると
共に、前記高速用首振りアームまたは低速用首振りアー
ムの回動をカムプレートにより制御してテープの高速送
り、低速送り、高速巻き戻し、および低速巻き戻しが選
択されるテーププレーヤにおいて、前記高速用首振りア
ームの後端にブレーキシューを支持し巻取リール台に設
けたドラムまたは供給リール台に設けたドラムの一方に
圧接可能とし、テープ高速送りのときにテープを送り出
す方のリール台に制動を加えるように構成したものであ
る。
また、モータの回転が伝えられ正転また逆転される駆
動ギヤと同軸に高速用首振りアームと低速用首振りアー
ムを回動自在に支持し、前記各首振りアームの先端に前
記駆動ギヤと常時噛み合うアイドラギヤを各々回転自在
に支持し、前記駆動ギヤの回転摩擦力により前記高速用
首振りアームまたは低速用首振りアームを回動させアイ
ドラギヤを巻取リール台に回転を伝えるギヤまたは供給
リール台に回転を伝えるギヤと噛み合わせるように構成
すると共に、前記高速用首振りアームまたは低速用首振
りアームの回動をカムプレートにより制御してテープの
高速送り、低速送り、高速巻き戻し、および低速巻き戻
しが選択されるテーププレーヤにおいて、前記低速用首
振りアームの後端にブレーキシューを支持し巻取リール
台に設けたドラムに圧接可能とし、テープ低速巻き戻し
のときにテープを送り出す方のリール台に制動を加える
ように構成したものである。
[作用] この考案のテーププレーヤのソフトブレーキ機構によ
れば、駆動ギヤの回転摩擦力により首振りアームが回動
されその先端に支持されたアイドラギヤが一方のリール
台側のギヤに噛み合わせられると、首振りアームの後端
に付設されたブレーキシューは他方のリール台のドラム
に圧接されそれを制動する。
[実施例] この考案の実施例であるテーププレーヤのソフトブレ
ーキ機構を図面に基づいて説明する。
第1図は実施例を示す分解斜視図である。
シャーシ1の所定位置に巻取側リール軸15、供給側リ
ール軸16、軸18,19および軸受17が圧入固定されてい
る。
巻取リール台2および供給リール台3は夫々巻取側リ
ール軸15および供給側リール軸16に回転自在に嵌合され
止輪21により上方向の動きが規制されている。
巻取リール台2および供給リール台3は同形状であり
上部にテープカセットのリール孔と係合する部材が設け
られ、中央部にはギヤが、また、その上下にはドラムが
一体に形成されている。
駆動ギヤ11は軸11aに圧入固定されており、軸11aの上
部には高速用首振りアーム5、圧縮コイルばね7および
ワッシャ6が順次挿通され止輪21により係止されてい
る。
軸11aの下部には低速用首振りアーム10、圧縮コイル
ばね7およびワッシャ6が順次挿通され、軸11aの下部
を軸受17に挿通した後プーリ20が接着剤で固着されてい
る。
プーリ20には図示していないベルトによりモータの回
転が伝えられる。
高速用首振りアーム5の先端に立設された軸5aには高
速用アイドラギヤ8が挿通され止輪21により係止されて
いる。
高速用アイドラギヤ8は常時駆動ギヤ11と噛み合って
いる。
高速用首振りアーム5後端の上側にはブレーキシュー
12,12が左右に固着された板ばね12aがねじ13で固定さ
れ、高速用首振りアーム5後端の下側にはピン5bが立設
されている。
低速用首振りアーム10の先端に立設された軸10aには
低速用アイドラギヤ9が挿通され止輪21により係止され
ている。
低速用アイドラギヤ9は常時駆動ギヤ11と噛み合って
いる。
低速用首振りアーム10後端の下側にはブレーキシュー
22が固着された板ばね22aがねじ13で固定され、低速用
首振りアーム10後端の上側にはピン10bが立設されてい
る。
カムプレート14は駆動ギヤ11方向に摺動自在に支持さ
れ、図示していない駆動機構により駆動され、摺動方向
の位置を変える。
カムプレート14に設けられた穴14aにはピン5bおよび1
0bが挿通しており、カムプレート14は高速用首振りアー
ム5および高速首振りアーム10の回動角を制御する。
軸18にはワッシャ4e、圧縮コイルばね4d、ギヤ4c、フ
ェルト4bおよびギヤ4aが順次挿通され止輪21により係止
されている。
これらはスリップ機構4を構成し、ギヤ4aは常時供給
リール台3のギヤと噛み合い、ギヤ4cは低速首振りアー
ム10が時計方向に回動したとき低速用アイドラギヤ9と
噛み合い回転をフェルト4bの摩擦力を介してギヤ4aに伝
える。
なお、高速用首振りアーム5が時計方向に回動すると
高速用アイドラギヤ8はギヤ4aと噛み合う。
軸19には上記と同様のスリップ機構が挿通されてお
り、巻取リール台2のギヤと噛み合っている。
次に、第2図を参照して実施例の作用を説明する。
図(a)は記録および再生さらに低速巻戻しの状態を
示し、カムプレート14が後退している。
高速用首振りアームのピン5bはカムプレート14の穴の
狭い部分に位置して高速用首振りアームの回動が規制さ
れ高速用アイドラギヤはスリップ機構4,4と噛み合わな
い。
また、ブレーキシュー12,12は巻取リール台2や供給
リール台3のドラムと接触しない。
図示していないが低速用首振りアームのピン10bはカ
ムプレート14の穴の前方の広い部分に位置しており、低
速用首振りアームの回動はカムプレート14により規制さ
れない。
駆動ギヤ11が反時計方向に回転されると、低速首振り
アームは回転摩擦力により反時計方向に回動され低速用
アイドラギヤは巻取リール側のスリップ機構のギヤ4cと
噛み合い、スリップ機構を介して巻取リール台2が低速
で時計方向に回転駆動される。
従って、巻取リール台2および供給リール台3に装着
されたテープカセットのテープは巻取リール台2側に送
られ再生または記録が行われる。
そのときブレーキシューは供給リール台3のドラムと
接触しないが、図示していないテープテンション調整装
置によりテープテンションの調整が行われる。
駆動ギヤ11が時計方向に回転されると、低速首振りア
ームは回転摩擦力により時計方向に回動され低速用アイ
ドラギヤは供給リール台側のスリップ機構のギヤ4cと噛
み合い、スリップ機構を介して供給リール台3が低速で
反時計方向に回転駆動される。
従って、巻取リール台2および供給リール台3に装着
されたテープカセットのテープは供給リール台3側に送
られ逆方向再生が行われる。
このときブレーキシュー22は巻取リール台2のドラム
と接触しテープに適度なテンションが加えられる。
図(b)は早送りおよび早送り方向の高速サーチモー
ドの状態を示し、カムプレート14が前進している。
高速用首振りアームのピン5bはカムプレート14の穴の
広い部分に位置して高速用首振りアームの回動はカムプ
レート14により規制されない。
低速用首振りアームのピン10bはカムプレート14の穴
の中間の狭い部分に位置しており、低速用首振りアーム
の回動はカムプレート14により規制される。
駆動ギヤ11が反時計方向に回転されると、高速首振り
アーム5は回転摩擦力により反時計方向に回動され高速
用アイドラギヤ8は巻取リール台側のスリップ機構のギ
ヤ4aと噛み合い、高速用のギヤ比によって巻取リール台
2は高速で時計方向に回転駆動される。
従って、巻取リール台2および供給リール台3に装着
されたテープカセットのテープは巻取リール台2側に高
速で送られ早送りまたは早送り方向の高速サーチが行わ
れる。
このとき、ブレーキシュー12は供給リール台3のドラ
ムに圧接されテープに弱いバックテンションが与えられ
テープ走行時の振動が抑えられる。
図(c)は高速巻戻しおよび巻戻し方向の高速サーチ
モードの状態を示し、カムプレート14が前進している。
このときは、駆動ギヤ11が時計方向に回転され、供給
リール台3が反時計方向に回転駆動される。またブレー
キシュー12は巻取リール台2のドラムに圧接されテープ
に弱いバックテンションが与えられる。
実施例は以上のように構成されているが考案はこれに
限られず、例えば、フレーキシューが厚く充分の弾性が
あれば板ばねを介さずに直接首振りアームに取り付ける
ことも可能である。
[考案の効果] この考案のテーププレーヤのソフトブレーキ機構によ
れば、ブレーキシュー駆動のための特別の駆動機構を必
要としないため、スペース占有率が小さく組立てや保守
点検が容易である。
また、組立て時の調整が不要である。
さらに、テープを巻き取る方のリール台が制動されな
いため機械損失が小さいという効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例であるテーププレーヤのソフ
トブレーキ機構を示す分解斜視図、第2図(a)(b)
および(c)は同実施例の作用を示す概略構成図であ
る。 1…シャーシ、2…巻取リール台、3…供給リール台、
4…スリップ機構、5…高速用首振りアーム、6…ワッ
シャ、7…圧縮コイルばね、8…高速用アイドラギヤ、
9…低速用アイドラギヤ、10…低速用首振りアーム、11
…駆動ギヤ、12…ブレーキシュー、12a…板ばね、13…
ねじ、14…カムプレート、15…巻取側リール軸、16…供
給側リール軸、17…軸受け、18、19…軸、20…プーリ、
21…止輪、22…ブレーキシュー、22a…板ばね。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転が伝えられ正転また逆転され
    る駆動ギヤと同軸に高速用首振りアームと低速用首振り
    アームを回動自在に支持し、前記各首振りアームの先端
    に前記駆動ギヤと常時噛み合うアイドラギヤを各々回転
    自在に支持し、前記駆動ギヤの回転摩擦力により前記高
    速用首振りアームまたは低速用首振りアームを回動させ
    アイドラギヤを巻取リール台に回転を伝えるギヤまたは
    供給リール台に回転を伝えるギヤと噛み合わせるように
    構成すると共に、前記高速用首振りアームまたは低速用
    首振りアームの回動をカムプレートにより制御してテー
    プの高速送り、低速送り、高速巻き戻し、および低速巻
    き戻しが選択されるテーププレーヤにおいて、前記高速
    用首振りアームの後端にブレーキシューを支持し巻取リ
    ール台に設けたドラムまたは供給リール台に設けたドラ
    ムの一方に圧接可能とし、テープ高速送りのときにテー
    プを送り出す方のリール台に制動を加えるように構成し
    たテーププレーヤのソフトブレーキ機構。
  2. 【請求項2】モータの回転が伝えられ正転また逆転され
    る駆動ギヤと同軸に高速用首振りアームと低速用首振り
    アームを回動自在に支持し、前記各首振りアームの先端
    に前記駆動ギヤと常時噛み合うアイドラギヤを各々回転
    自在に支持し、前記駆動ギヤの回転摩擦力により前記高
    速用首振りアームまたは低速用首振りアームを回動させ
    アイドラギヤを巻取リール台に回転を伝えるギヤまたは
    供給リール台に回転を伝えるギヤと噛み合わせるように
    構成すると共に、前記高速用首振りアームまたは低速用
    首振りアームの回動をカムプレートにより制御してテー
    プの高速送り、低速送り、高速巻き戻し、および低速巻
    き戻しが選択されるテーププレーヤにおいて、前記低速
    用首振りアームの後端にブレーキシューを支持し巻取リ
    ール台に設けたドラムに圧接可能とし、テープ低速巻き
    戻しのときにテープを送り出す方のリール台に制動を加
    えるように構成したテーププレーヤのソフトブレーキ機
    構。
JP7584190U 1990-07-17 1990-07-17 テ―ププレ―ヤのソフトブレ―キ機構 Expired - Lifetime JP2511875Y2 (ja)

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