JP2511586B2 - 眼科用医薬組成物 - Google Patents

眼科用医薬組成物

Info

Publication number
JP2511586B2
JP2511586B2 JP3147794A JP14779491A JP2511586B2 JP 2511586 B2 JP2511586 B2 JP 2511586B2 JP 3147794 A JP3147794 A JP 3147794A JP 14779491 A JP14779491 A JP 14779491A JP 2511586 B2 JP2511586 B2 JP 2511586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dihydro
ester
keto
ethyl
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3147794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04253913A (ja
Inventor
隆司 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo KK
Original Assignee
Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo KK filed Critical Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo KK
Priority to JP3147794A priority Critical patent/JP2511586B2/ja
Publication of JPH04253913A publication Critical patent/JPH04253913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511586B2 publication Critical patent/JP2511586B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/557Eicosanoids, e.g. leukotrienes or prostaglandins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/02Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • A61P27/06Antiglaucoma agents or miotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、眼圧降下のための点
眼用組成物、さらに詳しくは、効果が向上し副作用が低
下した上記組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明で成分(イ)として用いる化合物
である、13,14−ジヒドロ−15−ケト−プロスタ
グランジンF類は、合成によって得られるプロスタグラ
ンジン類似体である。プロスタグランジン類(以後プロ
スタグランジンはPGとして示す)はひとおよび他の哺
乳類の組織または器官に含有され、広範囲の生理学的活
性を示す有機カルボン酸の1群である。天然に存在する
PG類は一般的な構造特性として、プロスタン酸骨格を
有する。
【化1】 一方幾つかの合成類似体は修飾された骨格を持ってい
る。天然PG類は5員環の構造特性によって、PGA
類、PGB類、PGC類、PGD類、PGE類、PGF
類、PGG類、PGH類、PGI類およびPGJ類に分
類され、さらに鎖部分が、不飽和および酸化の存在およ
び不存在によっても 下付1...13,14−不飽和−15−OH 下付2...5,6−および13,14−ジ不飽和−15
−OH 下付3...5,6−、13,14−および17,18−
トリ不飽和−15−OH として、分類される。
【0003】さらに、PGF類は9位の水酸基の配置に
よってα(水酸基がアルファー配置である)およびβ(水
酸基がベータ配置である)に分類される。上記成分(イ)
の化合物が眼圧降下作用を有することは、特開平2−1
08号、特開平2−96528号公報等により公知であ
る。特開昭63−313728号公報はPG類とアドレ
ナリン遮断薬との併用を記載しているが、アドレナリン
遮断薬は交感神経作動薬(アドレナリン作動薬)がアドレ
ナリン受容体に結合して作用を現わすのを阻害する薬物
である。それ故、この記載は、交感神経作動薬とこの発
明の成分(イ)との併用を示すものではなく、ましてやそ
の併用により効果の向上または副作用の低下がもたらさ
れることを教えるものでもない。
【0004】
【発明の構成】この発明者らは、この発明の成分(イ)と
種々の物質との併用によって効果が改善される可能性に
ついて検討した結果、驚くべきことに、エピネフリンの
ような交感神経作動薬によって、成分(イ)の効果が向上
し副作用が低下することを見出し、この発明を完成した
のである。すなわち、この発明は、 (イ)13,14−ジヒドロ−15−ケト−PGF類、ま
たはそれらの塩類、またはそれらのエステル、および (ロ)エピネフリンまたは生体内でエピネフリンを生成す
るそのプロドラッグを含有してなる、眼科用医薬組成物
を提供するものである。この発明の成分(イ)において、
13,14−ジヒドロ−15−ケト−PGF類(以下、こ
の発明の成分(イ)の酸と略記)は、天然のPGF類にお
いて、13−14位の2重結合の代りに単結合を有し、
15位のヒドロキシ基の変わりにケト基を有した化合物
およびその誘導体である。この発明の成分(イ)の酸の命
名に際しては式(A)に示したプロスタン酸の番号を用い
る。
【0005】前記式(A)はC−20の基本骨格のもので
ある。この発明の成分(イ)の酸では炭素数がこれよりも
増加しているが、番号は同様につける。即ち、基本骨格
を構成する炭素の番号はカルボン酸を1とし5員環に向
って順に2〜7までをα鎖上の炭素に、8〜12までを
5員環の炭素に、13〜20までをω鎖上に付している
が、炭素数がα鎖上で減少する場合、2位から順次番号
を抹消し、α鎖上で増加する場合2位にカルボキシル基
(1位)に代わる置換基がついたものとして命名する。同
様に、炭素数がω鎖上で減少する場合、20位から炭素
の番号を順次減じ、ω鎖上で増加する場合、21番目以
後の炭素原子は置換基として命名する。また、立体配置
に関しては、特にことわりのないかぎり、上記基本骨格
の有する立体配置に従うものとする。従って、ω鎖に1
0個の炭素原子を有する15−ケト−PG化合物を15
−ケト−20−エチル−PG類と命名する。
【0006】上記式は最も典型的な配位である特定配置
を示すが、この明細書において、特にことわらない限り
化合物は 上記の配置を有するものとする。PGD類、
PGE類またはPGF類とは、一般にプロスタン酸の9
位および/または11位に水酸基を持つ化合物を指す
が、この発明の15−ケト−プロスタグランジン化合物
は9位および/または11位に他の基を有する化合物類
まで拡張して包含する。上記化合物類は9−デヒドロキ
シ−9−置換あるいは11−デヒドロキシ−11−置換
化合物類と称する。前述のように、この明細書では、こ
の発明の成分(イ)の酸の命名はプロスタン酸骨格に基づ
いて行う。これをIUPACに基づいて命名すると、例
えば13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル
PGE2は(Z)−7−[(1R,2R,3R)−3−ヒドロキ
シ−2−(3−オキソ−1−デシル)−5−オキソ−シク
ロペンチル]−ヘプタ−5−エン酸である。13,14−
ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソ
プロピルエステルは(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)
−3,5−ジヒドロキシ−2−(3−オキソ−1−デシ
ル)シクロペンチル]−ヘプタ−5−エン酸であり、1
3,14−ジヒドロ−15−ケト−20−メチル−PG
2αメチルエステルは(Z)−7−[(1R,2R,3R,5
S)−3,5−ジヒドロキシ−2−(3−オキソ−1−ノ
ニル)−シクロペンチル]−ヘプタ−5−エン酸である。
この発明の成分(イ)の酸は、13−14位が飽和し、1
5位に水酸基の代わりにオキソ基を有する限り、あらゆ
るPGF類の誘導体であり得、これらは2重結合(PG
タイプ1化合物類)をもたないか、5位と6位の間に1
つの2重結合(PGタイプ2化合物)、または5位と6位
および17位と18位の間に2つの2重結合(PGタイ
プ3化合物)を有し得る。また、13−14位は、飽和
または不飽和のものを包含するが、飽和のものが好まし
い。
【0007】この発明に用い得る代表的な化合物の例
は、13,14−ジヒドロ−15−ケト−PGF1、1
3,14−ジヒドロ−15−ケト−PGF2、13,14
−ジヒドロ−15−ケト−PGF3等およびそれらの置
換体または誘導体である。
【0008】置換体または誘導体の例は、上記化合物に
おいて、2−3位の炭素結合として2重結合または5−
6位の炭素結合として3重結合を有する化合物、3位、
5位、6位、16位、17位、19位および/または2
0位の炭素に置換基を有する化合物、9位および/また
は11位のヒドロキシ基の代りに低級アルキル基または
ヒドロキシ(低級)アルキル基を有する化合物等である。
この発明において3位、17位および/または19位の
炭素原子に結合し得る置換基としては、例えば炭素数1
〜4のアルキル基があげられ、特にメチル基、エチル基
があげられる。16位の炭素原子に結合し得る置換基と
しては、例えばメチル基、エチル基などの低級アルキル
基、ヒドロキシ基、塩素、ふっ素などのハロゲン原子、
トリフルオロメチルフェノキシ等のアリールオキシ基が
あげられる。17位の炭素原子の置換基としては、塩
素、ふっ素等のハロゲンが挙げられる。20位の炭素原
子に結合し得る置換基としては、C1-6の低級アルキル
基、C1-4アルコキシのような低級アルコキシ基、C1-4
アルコキシ−C1-4アルキルのような低級アルコキシア
ルキルを含む。5位の炭素原子の置換基としては、塩
素、ふっ素などのハロゲンを含む。6位の炭素原子の置
換基としては、カルボニル基を形成するオキソ基を含
む。9位および/または11位の炭素原子にヒドロキシ
基、低級アルキルまたは低級(ヒドロキシ)アルキル置換
基を有する場合のこれらの基の立体配置はα,βまたは
それらの混合物であってもかまわない。特に好ましい化
合物は、20位の炭素に低級アルキル基を有する化合物
であり、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、ヘキシル等を含むが、炭素数2−4のもの
が好ましく、エチルが最も好ましい。
【0009】好ましいこの発明の成分(イ)は式(I)
【化2】 [式中、AはCOOH、その塩類またはエステル、R1
非置換またはハロ、オキソまたはアリールで置換され
た、二価の飽和または不飽和、低〜中級脂肪族炭化水素
残基、R2は非置換またはオキソ、ヒドロキシ、ハロ、
低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低
級)アルキル、アリールまたはアリールオキシで置換さ
れた、飽和または不飽和で直鎖部分の炭素原子数が5以
上の中級脂肪族炭化水素残基]を有する。上式中、R1
よびR2における「不飽和]の語は、主鎖または側鎖の炭
素原子間の結合として、少なくとも1つまたはそれ以上
の2重結合および/または3重結合を孤立、分離または
連続して含むことを意味する。通常の命名法に従って、
連続する2つの位置間の不飽和は若い方の位置番号を表
示することにより示し、連続しない2つの位置間の不飽
和は両方の位置番号を表示して示す。好ましい不飽和
は、2位の2重結合および5位の2重結合または3重結
合である。
【0010】「低〜中級脂肪族炭化水素」または「中級脂
肪族炭化水素」の語は、炭素数1〜14または5〜14
の直鎖または分枝鎖[ただし、側鎖は炭素数1〜3のも
のが好ましい]を有する炭化水素を意味し、好ましくは
1の場合炭素数2〜8の炭化水素であり、R2の場合炭
素数6〜9の炭化水素である。「ハロゲン」の語は、ふっ
素、塩素、臭素およびよう素を包含する。「低級」の語
は、特にことわりのない限り炭素原子数1〜6を有する
基を包含するものである。「低級アルキル」の語は、炭素
原子数1〜6の直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基を包
含し、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチルおよび
ヘキシルを含む。「低級アルコキシ」の語は、低級アルキ
ルが上述と同意義である低級アルキル−O−フェニルを
意味する。「ヒドロキシ(低級)アルキル」の語は、少なく
とも1つのヒドロキシ基で置換された上記のようなアル
キルを意味し、例えばヒドロキシメチル、1−ヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシエチルおよび1−メチル−1
−ヒドロキシエチルである。「低級アルカノイルオキシ」
の語は、式RCO−O−(ここで、RCO−は上記のよ
うな低級アルキルが酸化されて生じるアシル、例えばア
セチル)で示される基を意味する。「シクロ低級アルキ
ル」の語は、上記のような低級アルキル基が閉環して生
ずる基を意味する。
【0011】「アリール」の語は、置換されていてもよい
芳香性炭素環または複素環基(好ましくは単環性の基)を
包含し、例えばフェニル、トリル、キシリルおよびチエ
ニルを含む。置換基としては、ハロゲン、ハロゲン置換
低級アルキル基(ここで、ハロゲン原子および低級アル
キル基は前記の意味)が含まれる。「アリールオキシ」の
語は、式ArO−(ここで、Arは上記のようなアリール
基)で示される基を意味する。Aで示されるカルボキシ
ル基の塩類としては、医薬上許容される塩が適当であ
る。適当な「医薬上許容される塩」としては、慣用される
非毒性塩を含み、無機塩基との塩、例えばアルカリ金属
塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩
(カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニウム塩、
有機塩基との塩、例えばアミン塩(例えばメチルアミ
ン、ジメチルアミン塩、シクロヘキシルアミン塩、ベン
ジルアミン塩、ピペリジン塩、エチレンジアミン塩、エ
タノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノ
ールアミン塩、トリス(ヒドロキシメチルアミノ)エタン
塩、モノメチル−モノエタノールアミン塩、リジン塩、
プロカイン塩、カフェイン塩等)、塩基性アミノ酸塩(例
えばアルギニン塩、リジン塩等)テトラアルキルアンモ
ニウム塩等があげられる。これらの塩類は、例えば対応
する酸および塩基から常套の中和反応によってまたは塩
交換によって製造し得る。
【0012】エステルとしては、メチルエステル、エチ
ルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステ
ル、ブチルエステル、イソブチルエステル、t−ブチル
エステル、ペンチルエステル、1−シクロプロピルエチ
ルエステル等の低級アルキルエステル、ビニルエステ
ル、アリルエステル等の低級アルケニルエステル、エチ
ニルエステル、プロピニルエステル等の低級アルキニル
エステル、ヒドロキシエチルエステルのようなヒドロキ
シ(低級)アルキルエステル、メトキシメチルエステル、
1−メトキシエチルエステル等の低級アルコキシ(低級)
アルキルエステルのような脂肪族エステルおよび例えば
フェニルエステル、トリルエステル、t−ブチルフェニ
ルエステル、サリチルエステル、3,4−ジメトキシフ
ェニルエステル、ベンズアミドフェニルエステル等の所
望により置換されたアリールエステル、ベンジルエステ
ル、トリチルエステル、ベンズヒドリルエステル等のア
リール(低級)アルキルエステルがあげられる。これらの
エステルは、例えば対応する酸およびアルコールから常
套のエステル化反応によってまたはエステル交換によっ
て製造し得る。好ましいA基の例は、−COOH、−C
OOCH3、−COOCH2CH3、−COOCH(CH3)
である。上記式(I)中、環、αおよび/またはω鎖の配
置は、天然のプロスタグランジン類の配置と同様かまた
は異なっていてもよい。しかしながら、この発明は、天
然の配置を有する化合物および非天然の配置を有する化
合物の混合物も包含する。
【0013】この発明の典型的な化合物類の例は、1
3,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アルキル
PGF類および△2−誘導体、3R,S−メチル誘導体、
6−ケト誘導体、5R,S−フルオロ誘導体、5,5−ジ
フルオロ誘導体、16R,S−メチル誘導体、16,16
−ジメチル誘導体、16R,S−フルオロ誘導体、16,
16−ジフルオロ誘導体、17S−メチル誘導体、17
R,S−フルオロ誘導体、17,17−ジフルオロ誘導
体、および19−メチル誘導体である。この発明の成分
(イ)の13,14−ジヒドロ−15−ケト−PGF類に
おいて、11位のヒドロキシと15位のケト間のヘミア
セタール形成により、ケト−ヘミアセタール平衡を生ず
る場合がある。このような互変異性体が存在する場合、
両異性体の存在比率は他の部分の構造または置換基の種
類により変動し、場合によっては一方の異性体が圧倒的
に存在することもあるが、この発明においてはこれら両
者を含むものとし、このような異性体の存在の有無にか
かわりなくケト型の構造式または命名法によって化合物
を表わすことがあるが、これは便宜上のものであってヘ
ミアセタール型の化合物を排除しようとするものではな
い。この発明においては、個々の互変異性体、その混合
物または光学異性体、その混合物、ラセミ体、その他の
立体異性体等の異性体も、同じ目的に使用することが可
能である。この発明の成分(イ)のあるものは、特開平2
−108号に記載の方法によって製造し得る。また一般
に、これらの化合物は、上記と同様の方法または環部分
に関する既知合成法を加味した方法によって製造し得
る。
【0014】13,14−ジヒドロ−15−ケト体の製
造法としては、市販の(−)コーリーラクトンを出発原料
とし、これをコリンズ酸化してアルデヒドを得、これに
ジメチル(2−オキソアルキル)ホスホネートアニオンを
反応させて、α,β−不飽和ケトンを得、これを還元し
てケトンを得、該ケトンのカルボニル基をジオールと反
応させてケタールとして保護し、次いで脱 p−フェニル
ベンゾイル化によってアルコールを得、この新たに生じ
た水酸基をジヒドロピランで保護し、テトラヒドロピラ
ニルエーテルとする。これによって、ω鎖が13,14
−ジヒドロ−15−ケトアルキル基であるPG類の前駆
体を得る。上記テトラピラニルエーテルを原料として
【化3】 である6−ケト−PG1類はテトラヒドロピラニルエー
テルをジイソブチルアルミニウムヒドリドなどを用いて
還元しラクトールを得、これに(4−カルボキシブチル)
トリフェニルホスホニウムブロミドから得たイリドを反
応させ、次いでエステル化した後、5−6位の二重結合
と9位の水酸基とをNBSまたはヨウ素を用いて環化し
て、ハロゲン化物を得、これをDBU等を用いて脱ハロ
ゲン化して、6−ケト体を得、ジョーンズ酸化後、保護
基を外すことによって得ることができる。
【0015】さらに、
【化4】 であるPG2類は、上記テトラヒドロピラニルエーテル
を還元してラクトールを得、これに(4−カルボキシブ
チル)トリフェニルホスホニウムブロミドから得たイリ
ドを反応させてカルボン酸を得、次いでエステル化した
後、ジョーンズ酸化し、次いで保護基を外すことにより
得ることができる。上記テトラヒドロピラニルエーテル
を原料として、
【化5】 であるPG1類を得るには、
【化6】 であるPG2類と同様にし、得られた化合物の5−6位
の二重結合を接触還元し、次いで、保護基を外すことに
より得ることができる。5、6および7位の炭化水素鎖
【化7】 である5,6−デヒドロ−PG2類の合成は、下に示すよ
うなモノアルキル銅錯体あるいはジアルキル銅錯体
【化8】 を4R−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−シクロ
ペンテン−1−オンに1,4−付加して生じる銅エノレ
ートを6−カルボアルコキシ−1−ヨード−2−ヘキシ
ンあるいはこれの誘導体で捕捉することにより合成し得
る。
【0016】11位の水酸基の代りにメチル基を有する
PG類の製造法としては、11−トシレート体の9位の
水酸基をジョーンズ酸化して得られるPGAタイプ化合
物に、ジメチル銅錯体を作用させることにより、11−
デヒドロキシ−11−メチル−PGEタイプが得られ
る。あるいはp−フェニルベンゾイル基を脱離後に得ら
れるアルコールをトシレートとし、これをDBU処理し
て得られる不飽和ラクトンをラクトールとし、ウイティ
ヒ反応を用いてα−鎖を導入後、得られるアルコール
(9位)を酸化してPGAタイプとし、これへジメチル
銅錯体を作用させることにより11−デヒドロキシ−1
1−メチル−PGEタイプが得られる。これを例えば水
素化ホウ素ナトリウムで還元することにより11−デヒ
ドロキシ−11−メチル−PGFタイプが合成しうる。
11位の水酸基の代わりにヒドロキシメチル基を有する
PG類は、上記で得られたPGAタイプに対してベンゾ
フェノンを増感剤として用い、メタノールを光付加する
ことにより11−デヒドロキシ−11−ヒドロキシメチ
ル−PGEタイプが合成できる。これを例えば水素化ホ
ウ素ナトリウムで還元することにより11−デヒドロキ
シ−11−ヒドロキシメチル−PGFタイプを合成しう
る。16−フルオロ−PG類は、α,β−不飽和ケトン
を得る際にジメチル(3−フルオロ−2−オキソアルキ
ル)ホスホネートアニオンを用いればよく、19−メチ
ル−PG類はジメチル(6−メチル−2−オキソアルキ
ル)ホスホネートアニオンを用いればよい。本発明にお
いて合成法は、これに限定されるものではなく、保護方
法、酸化還元法等は適宜適当な手段を採用すればよい。
【0017】この発明で成分(ロ)として用いるエピネフ
リンは、従来から緑内障治療薬として使用されているも
のであり、アドレナリン受容体を刺激する薬剤である交
感神経作動薬としても知られているカテコールアミンの
1種である。成分(ロ)としてはさらに、生体内でエピネ
フリンを生成するエピネフリンのプロドラッグも好まし
い。プロドラッグとしては、ジピバリルエステルのよう
な生体内で容易に脱離し得る活性アシル基をもったエピ
ネフリンのエステル体であるジピバレフリンが挙げられ
る。この発明の成分(イ)は、眼圧低下作用を有し、天然
形のPG類が示す一過性の眼圧上昇作用を示さないの
で、この発明の組成物は、眼圧の低下が望まれる種々の
疾患および症状、例えば緑内障、高眼圧症およびその他
の眼圧上昇による疾患の処置に使用される。ここにいう
処置には、疾患の予防、治療、症状の軽減、悪化防止、
悪化の緩和等のあらゆる管理を含む。また、この発明の
組成物は、成分(ロ)を含むことにより相乗作用が現わ
れ、成分(イ)の目的とする効果が向上し、したがって用
量を減少させることができ、または副作用が低下すると
いう利点を有する。この発明における成分(イ)と(ロ)の
配合割合は、特に限定されないが、通常1:0.5〜1:
200の範囲内にあり、1:1〜1:100が好ましく、
1:2〜1:50が特に好ましい。この発明の組成物中の
成分(イ)の配合量は、患者の状態、病気の重さ、治療目
的、医師の判断および組成物の投与総量により異なる
が、通常0.005〜2重量%の範囲内にあり、0.01
〜1重量%が好ましい。この発明の組成物中の成分(ロ)
の配合量は、例えば成分(イ)の濃度により異なるが、通
常0.005〜20重量%の範囲内にあり、0.01〜1
0重量%が好ましい。
【0018】この発明の組成物は、成分(イ)および(ロ)
以外に、点眼剤に慣用される種々の成分、例えば担体お
よび補助剤を含むことができる。この発明の組成物は、
溶液、乳液または懸濁液のような液体、またはゲル、眼
軟膏のような半固体の形をとることができる。水性の溶
液剤、懸濁剤用希釈剤としては蒸留水、生理食塩水が含
まれる。非水性の溶液剤、懸濁剤用希釈剤としては、植
物油、流動パラフィン、鉱物油、プロピレングリコー
ル、p−オクチルドデカノール等がある。また涙液と等
張にすることを目的として塩化ナトリウム、ほう酸、ク
エン酸ナトリウム等の等張化剤、pHを例えば5.0〜
8.0程度に一定に保持することを目的としてほう酸緩
衝液、りん酸緩衝液等の緩衝剤を加えることができる。
さらに、亜硫酸ナトリウム、プロピレングリコール等の
安定剤、エデト酸ナトリウム等のキレート剤、グリセリ
ン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポ
リマー等の増粘剤、メチルパラベン、プロピルパラベン
等の防腐剤を含んでいてもよい。これらは例えば細菌保
留フィルターを通す濾過、加熱滅菌等によって無菌化さ
れる。眼軟膏は、ワセリン、ゼレン50、プラスチベー
ス、マクロゴール等を基剤とし、親水性を高めることを
目的として界面活性剤を加えることができる。また、カ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、カルボ
キシビニルポリマーなどのゼリー剤等を含んでいてもよ
い。さらに、この発明の組成物は、細菌感染の防止また
は治療のために、クロラムフェニコール、ペニシリン等
の抗生物質を含むことができる。
【0019】この発明はまた、処置すべき対象にこの発
明の組成物の眼圧低下有効量を投与することからなる、
高眼圧・緑内障処置法を可能にするものである。以下、
製造例および試験例により、この発明の構成と効果を具
体的に説明する。
【0020】製造例 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−P
GA2イソプロピルエステル、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−エチル−PGE2イソプロピルエステ
ルおよび13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エ
チル−PGF2αイソプロピルエステルの合成(合成チャ
ートI参照): (1) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6R−(3−オ
キソ−1−トランス−デセニル)−7R−(4−フェニル
ベンゾイルオキシ)−シス−ビシクロ[3.3.0]オク
タン(3)の合成:市販の(−)−コーリーラクトン(1)(7
g)をジクロルメタン中コリンズ酸化し、アルデヒド
(2)を得た。これをジメチル(2−オキソノニル)ホスホ
ネート(4.97g)アニオンと反応させ、1S−2−オ
キサ−3−オキソ−6R−(3,3−エチレンジオキシ−
1−トランス−デセニル)−7R−(4−フェニルベンゾ
イルオキシ)−シス−ビシクロ[3.3.0]オクタン(3)
を得た。 (2) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6R−(3−オ
キソデシル)−7R−(4−フェニルベンゾイルオキシ)
−シス−ビシクロ[3.3.0]オクタン(4)の合成: 不飽和ケトン(3)(7.80g)を酢酸エチル(170m
l)中、5%Pd/炭素および水素を用いて還元した。常
法処理により得られた生成物(4)を次の反応に用いた。
【0021】(3) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6
R−(3,3−エチレンジオキシ−デシル)−7R−(4−
フェニルベンゾイルオキシ)−シス−ビシクロ[3.3.
0]オクタン(5)の合成:飽和ケトン(4)を乾燥ベンゼン
(150ml)中、エチレングリコールおよびp−トルエ
ンスルホン酸(触媒量)を用いてケタール(5)とした。 (4) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6R−(3,3−
エチレンジオキシ−デシル)−7R−ヒドロキシ−シス
−ビシクロ[3.3.0]オクタン(6)の合成:ケタール
(5)を無水メタノール(150ml)に溶解し、炭酸カリ
ウム(2.73g)を加え、室温で終夜撹拌した。酢酸を
加え中和した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物を酢
酸エチルで抽出し、希重曹水、食塩水で洗浄後、乾燥し
た。常法処理により得られた粗生成物をクロマトグラフ
ィーし、アルコール(6)を得た。収量: 3.31g。 (5) ラクトール(7)の合成:アルコール(6)(0.80
g)を−78℃で乾燥トルエン(8ml)中、DIBAL
−Hで還元し、ラクトール(7)を得た。(6) 13,1
4−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−20−
エチル−PGF2α(8)の合成:(4−カルボキシブチル)
トリフェニルホスホニウムブロミド(3.65g)から
調整したイリドにラクトール(7)のDMSO溶液を加
え、終夜撹拌し、カルボン酸(8)を得た。 (7) 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオ
キシ−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル
(9)の合成:カルボン酸(8)をアセトニトリル中、DB
Uおよびヨウ化イソプロピルを用いて、13,14−ジ
ヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−20−エチル
−PGF2αイソプロピルエステル(9)を得た。収量:
0.71g。
【0022】(8) 13,14−ジヒドロ−15−ケト
−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル(1
0)の合成:13,14−ジヒドロ−15,15−エチレン
ジオキシ−20−エチル−PGF2αイソプロピルエス
テル(9)(0.71g)を酢酸/THF/水(3/1/1)
に40℃に3時間保った。減圧濃縮して得られた粗生成
物をクロマトグラフィーし、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエス
テル(10)を得た。収量: 0.554g。 (9) 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチ
ル−PGA2イソプロピルエステル(12)の合成:13,
14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2
αイソプロピルエステル(10)(0.125g)および塩
化p−トルエンスルホニル(0.112g)のピリジン溶液
(5ml)を0℃に2日間保った。常法処理によりトシレ
ート(11)を得た。トシレート(11)をアセトン(8m
l)中、−25℃でジョーンズ酸化した。常法処理後に
得られた粗生成物をクロマトグラフィーし、13,14
−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGA2 イソ
プロピルエステル(2)を得た。収量:0.060g。 (10) 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオ
キシ−20−エチル−11−t−ブチルジメチルシロキ
シ−PGF2αイソプロピルエステル(13)の合成:1
3,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−2
0−エチル−PGF2αイソプロピルエステル(9)(3.
051g)をN,N−ジメチルホルムアミド(25ml)に
溶解し、塩化t−ブチルジメチルシリル(1.088g)、
イミダゾール(0.49g)を加え、室温で終夜撹拌し
た。反応液を減圧濃縮し、得られた粗生成物をクロマト
グラフィーし、13,14−ジヒドロ−15,15−エチ
レンジオキシ−20−エチル−11−t−ブチルジメチ
ルシロキシ−PGF2αイソプロピルエステル(13)を
得た。収量: 2.641g。
【0023】(11) 13,14−ジヒドロ−15,15−
エチレンジオキシ−20−エチル−11−t−ブチルジ
メチルシロキシ−PGE2 イソプロピルエステル(14)
の合成:13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジ
オキシ−20−エチル−11−t−ブチルジメチルシロ
キシ−PGF2α イソプロピルエステル(13)(0.17
1g)を常法に従い、塩化メチレン中、室温でコリンズ
酸化(20当量)した。50分後、反応液に硫酸水素ナ
トリウム(1.15g)を加え濾過した。濾液を濃縮し、
得られた粗生成物をクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル10:1)した。13,14−ジヒドロ−15,1
5−エチレンジオキシ−20−エチル−11−t−ブチ
ルジメチルシロキシ−PGE2 イソプロピルエステル
(14)が得られた。収量: 0.153g(89%)。 (12) 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチ
ル−PGE2 イソプロピルエステル(15)の合成:13,
14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−20
−エチル−11−t−ブチルジメチルシロキシ−PGE
2 イソプロピルエステル(14)(0.089g)をアセト
ニトリルに溶解し、0℃でフッ化水素酸の46%水溶液
(1ml)を加え、室温で40分撹拌した。反応液を常法
に従い処理して、得られた粗生成物をクロマトグラフィ
ーし、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチ
ル−PGE2 イソプロピルエステルを得た。収量: 0.
063g(97%)。1HNMR: δ0.86(3H,t,J=
5Hz)、2.20(6H,d,J=6.5Hz)、1.05〜2.
96(29H,m)、4.01(1H,m)、4.95(1H,hept,
J=6.5Hz)、5.34(2H,m)。Mass(EI): m/z
422(M+)、404(M+−H2O)、345(M+−H2
−i−C37O)。
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【0024】試験例1 日本白色種雄性うさぎ(体重2.5−3.5kg、1群
6匹)を固定し、0.4%塩酸オキシブプロカインで点
眼麻酔した。うさぎを固定してから0.5−1時間後の
眼圧を0時間の値とし、下記の処方例を各々50μl点
眼して経時的に眼圧を測定した。なお、眼圧測定には、
空圧圧平電子眼圧計(アルコン社製)を用いた。各処方例
における5時間後の眼圧下降値(平均)を以下に示す。
【0025】 処方例1 エピネフリン 0.1g 滅菌精製水 適量 全量を100mlとする。 処方例2 (Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−{3−オキソデ シル}シクロペンチル]−ヘプタ−5−エン酸イソプロピル(13,14−ジヒドロ −15−ケト−20−エチルPGF2αイソプロピルエステル、以下化合物Aと 略記) 0.01g 滅菌精製水 適量 全量を100mlとする。 処方例3 エピネフリン 0.1g 化合物A 0.01g 滅菌精製水 適量 全量を100mlとする。
【0026】 上記の結果から、この発明の成分(イ)と(ロ)の併用に
より相乗作用が得られることがわかった。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)13,14−ジヒドロ−15−ケト
    −プロスタグランジンF類、またはそれらの塩類、また
    はそれらのエステル、および (ロ)エピネフリンまたは生体内でエピネフリンを生成す
    るそのプロドラッグを含有してなる、眼科用医薬組成
    物。
  2. 【請求項2】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
    5−ケト−20−低級アルキルプロスタグランジンF
    類、またはそれらの塩類、またはそれらのエステルであ
    る、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
    5−ケト−20−エチルプロスタグランジンF類、また
    はそれらの塩類、またはそれらのエステルである、請求
    項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
    5−ケト−20−低級アルキルプロスタグランジンF2
    α類、またはその塩類、またはその低級アルキルエステ
    ルである、請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
    5−ケト−20−エチルプロスタグランジンF2α類、
    またはその塩類、またはその低級アルキルエステルであ
    る、請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 成分(ロ)が、エピネフリンまたはジピバ
    レフリンである、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 成分(ロ)が、エピネフリンである、請求
    項1記載の組成物。
JP3147794A 1990-05-22 1991-05-22 眼科用医薬組成物 Expired - Fee Related JP2511586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3147794A JP2511586B2 (ja) 1990-05-22 1991-05-22 眼科用医薬組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-132911 1990-05-22
JP13291190 1990-05-22
JP3147794A JP2511586B2 (ja) 1990-05-22 1991-05-22 眼科用医薬組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04253913A JPH04253913A (ja) 1992-09-09
JP2511586B2 true JP2511586B2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=15092409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3147794A Expired - Fee Related JP2511586B2 (ja) 1990-05-22 1991-05-22 眼科用医薬組成物

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0458587B1 (ja)
JP (1) JP2511586B2 (ja)
KR (1) KR960010436B1 (ja)
AT (1) ATE91419T1 (ja)
CA (1) CA2042936C (ja)
DE (1) DE69100171T2 (ja)
DK (1) DK0458587T3 (ja)
ES (1) ES2059058T3 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5565492A (en) * 1988-07-18 1996-10-15 Alcon Laboratories, Inc. Prostaglandin combinations in glaucoma therapy
AU665287B2 (en) * 1992-12-21 1995-12-21 Alcon Laboratories, Inc. Prostaglandin combinations in glaucoma therapy
US6770675B2 (en) 1997-03-17 2004-08-03 Novartis Ag Compositions and methods for reducing ocular hypertension
AR002194A1 (es) * 1997-03-17 1998-01-07 Sanchez Reynaldo Alemany Instrumento computarizado para el analisis del movimiento.
US7186744B2 (en) 2003-11-13 2007-03-06 Allergan, Inc. Prostamides for the treatment of glaucoma and related diseases
US8648213B2 (en) 2004-10-06 2014-02-11 Allergan, Inc. Prostamides for the treatment of glaucoma and related diseases
GB201418567D0 (en) * 2014-10-20 2014-12-03 Syngenta Participations Ag Improvements in or relating to organic compounds

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4311707A (en) * 1979-02-12 1982-01-19 American Cyanamid Company Process for topically producing cutaneous vasodilation for the treatment of vasospastic or ischemic conditions
US4824857A (en) * 1986-05-16 1989-04-25 Yasumasa Goh Use of prostaglandin D2 -active substances
DE3871596T3 (de) * 1987-04-03 2000-09-07 Pharmacia & Upjohn Ab, Stockholm Anwendung eines Prostaglandins in Mischung mit einem adrenergischen Blocker zur Verminderung des Augen-Innendruckes.
JPH0739343B2 (ja) * 1988-10-01 1995-05-01 株式会社アールテック・ウエノ 眼圧降下剤
ATE82499T1 (de) * 1987-09-18 1992-12-15 R Tech Ueno Ltd Okulare hypotensivagenzien.

Also Published As

Publication number Publication date
CA2042936C (en) 2002-04-30
ES2059058T3 (es) 1994-11-01
DE69100171D1 (de) 1993-08-19
CA2042936A1 (en) 1991-11-23
DK0458587T3 (da) 1993-08-23
ATE91419T1 (de) 1993-07-15
JPH04253913A (ja) 1992-09-09
KR960010436B1 (ko) 1996-08-01
KR910019622A (ko) 1991-12-19
EP0458587A1 (en) 1991-11-27
DE69100171T2 (de) 1993-10-28
EP0458587B1 (en) 1993-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5432174A (en) Treatment of ocular hypertension
US5194429A (en) Ocular hypotensive agents
EP0580268B1 (en) Ocular hypotensive agents
JPH0798751B2 (ja) 点眼用組成物
JP2511587B2 (ja) 眼科用医薬組成物
JP2511585B2 (ja) 眼科用組成物
JP2511586B2 (ja) 眼科用医薬組成物
JP2511611B2 (ja) 眼圧降下用医薬組成物
US5236907A (en) Ocular hypotensive agents
JPH06107547A (ja) 眼科用組成物
US5175189A (en) Treatment of ocular hypertension with a synergistic combination for ophthalmic use
JPH107574A (ja) エンドセリン拮抗剤
JPH0739344B2 (ja) 眼圧降下剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees