JP2510632B2 - 磁気記録再生装置のロ―ディング装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のロ―ディング装置

Info

Publication number
JP2510632B2
JP2510632B2 JP62297578A JP29757887A JP2510632B2 JP 2510632 B2 JP2510632 B2 JP 2510632B2 JP 62297578 A JP62297578 A JP 62297578A JP 29757887 A JP29757887 A JP 29757887A JP 2510632 B2 JP2510632 B2 JP 2510632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
moving member
guide
tape
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62297578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01140454A (ja
Inventor
芳弘 深川
信行 賀来
きよし 狩野
達也 茂村
良幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Image Information Systems Inc, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Image Information Systems Inc
Priority to JP62297578A priority Critical patent/JP2510632B2/ja
Priority to KR1019880013516A priority patent/KR920007723B1/ko
Priority to US07/259,324 priority patent/US4985788A/en
Publication of JPH01140454A publication Critical patent/JPH01140454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2510632B2 publication Critical patent/JP2510632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置に係り、特に装置の小形軽
量化に好適なテープローディング装置に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録再生装置において、テープカセット内に収納
された磁気テープ(以下テープと略す)を、回転ドラム
に所定角度巻付けるように回転ドラムの周囲を移動する
一対のテープガイドを駆動,案内する、いわゆるテープ
ローディング装置として、例えば特開昭58-218066号公
報に記載のように、回転ドラムの周囲を回動し、1対の
テープガイド(以下第1,第2のガイドと称す)をそれぞ
れ駆動すると2枚の移動リング(以下、第1,第2のリン
グと称す)と、その第1と第2のリングを駆動する駆動
リングの3枚を上下に重ねて同心状に回動自在に配置さ
せたものがある。また、この装置と類似して、リングの
代わりに円弧状スライダにて構成した装置も知られてい
る。このようなローディング装置において、回動するリ
ングあるいは円弧状スライダをそれぞれ保持し、位置決
めする方法としては、リングあるいは円弧状スライダに
形成されたギヤと噛合するギヤ、あるいはローラによっ
て、その外周あるいは内周をそれぞれ受けていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、特に円弧状スライダを保持する場合
において、円弧状スライダのガタ、ギヤの噛合いという
点について配慮がされていなかった。すなわち例えば、
第2図に示すような外周にギヤが形成されている円弧状
スライダについて考えてみると、円弧状スライダを保持
するためには、基本的には常時、円弧状スライダを駆動
する第1のギヤ、円弧状スライダの外周を支持する第2
のギヤ、およびこれら2つのギヤの中間に配置されて円
弧状スライダの内周を受けるローラの3つの部材が最低
限必要となる。しかしながら広角度にわたって回動する
場合、円弧状スライダとギヤとが噛合ってない状態も存
在し、この状態から円弧状スライダとギヤとを噛合わせ
ようとすると円弧状スライダのたわみや、円弧状スライ
ダのギヤと、外周を受けるギヤとのガタ,バックラッシ
ュによって、回動してくる円弧状スライダとギヤとの間
で噛合いがこじれ、円弧状スライダの動作が停止してし
まう問題がある。そのため、この問題を解決させるため
に3つ以上の多数のギヤやローラを配置させ、なおか
つ、ギヤのこじれを解消する特別な機構,工夫が必要と
なり、部品点数、部品配置スペースの増大、ひいては装
置の大型化を招く問題が有った。
本発明の目的は、少ない部品点数、部品配置スペース
において動作の安定化を図った、小形軽量でかつ信頼性
の高いローディング装置を提供することに有る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、以下の構成により達成される。すなわ
ち、 シャシと、 前記シャシに取り付けられ、ヘッドが搭載された回転
ドラムと、 前記回転ドラムの周囲に沿い、テープを前記回転ドラ
ムに巻装可能に移動するテープガイドと、 円弧状をなし、ギヤ部を有してなり、同心状に配置さ
れた第1、第2および第3の移動部材と、 前記第1の移動部材の径方向の幅内に設けられ、前記
第1の移動部材が案内される第1の被案内部と、 前記第2の移動部材の径方向の幅内に設けられ、前記
第2の移動部材が案内される第2の被案内部と、 前記シャシに設けられ、前記第1の被案内部と係合
し、前記第1の移動部材を前記シャシに対して回動可能
に案内する第1の案内部材と、 前記第1の移動部材に設けられ、前記第2の被案内部
と係合し、前記第2の移動部材を前記第1の移動部材に
対して回動可能に案内する第2の案内部材と、 前記第1の移動部材の前記ギヤ部と噛み合い、前記第
1の移動部材を駆動する第1のギヤと、 前記第2の移動部材の前記ギヤ部と噛み合い、前記第
2の移動部材を駆動する第2のギヤと、 前記第3の移動部材の前記ギヤ部と噛み合い、前記第
3の移動部材を駆動する第3のギヤとを備え、 前記第2、第3の移動部材は、前記テープガイドと連
結され、前記第2、第3のギヤの駆動により前記テープ
ガイドを所定の位置に移動させ、 前記テープガイドが移動されるとき、前記第1の移動
部材は前記第1のギヤにより回動されるとともに、前記
第2の移動部材は前記第2のギヤにより前記第1の移動
部材と同方向で、かつ前記第1の移動部材に対して相対
的に変位しながら回動される構成とする。
〔作用〕
駆動リングは、基板上に植立されたピンと駆動リング
に形成された溝等により案内,保持され回動角度の大き
い第2リングと同方向に回動する。第2のリングは駆動
リング上に植立されたピンと第2のリングに形成された
溝等により案内,保持される。回動角度の少ない第1の
リングは、第2のリング上に配置され、第1の回動範囲
中、常に第1のリングに形成されたギヤと噛合うよう
に、ギヤは基板上に植立される。以上のような構成にす
ることによって、3枚のリング(円弧状スライダ)は、
その動作中、そのリングに形成されるギヤと、そのギヤ
と噛合うギヤとの噛合いがなくなる状態が排除される
(ギヤの受け渡しがなくなる)ことになるので、ギヤ間
のこじれをなくすことができる。また、リングの回動範
囲全搬にわたってリングの幅方向に広がって配置されて
いた、リング保持用のギヤやローラを、回動範囲の少な
い第1のリングの保持に用いる分だけですますことがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第16図により説明
する。
第1図は本発明による磁気記録再生装置の平面図を示
し、1はシャシ、2は磁気ヘッドを搭載するテープ案内
ドラム、3は供給リール4及び巻取リール5に巻回され
るテープ6を内蔵するカセット、7は下端にモータ9が
直結されるキャプスタン、8はピンチローラ、10はテー
プ6の全幅にわたり消去を行う消去ヘッド、11はテープ
6の上下端にオーディオ信号及びコントロール信号を記
録及び再生するオーディオ・コントロールヘッドであ
る。カセット3が装置に装着されると、カセット3前面
の蓋12が開く。更に開口部13内には、テンションピン1
6,ガイドローラ17及び傾斜ピン18が挿入され、開口部14
内にはガイドローラ19及び傾斜ピン20が挿入され、開口
部15内には傾斜ピン21及びキャプスタン7が各々破線及
び実線で示す位置に挿入される。なおこの時ピンチロー
ラ8も破線で示す位置にある。ローディング動作を行う
と、各ガイドはテープ6を引出しながら移動する。ガイ
ドローラ17及び傾斜ピン18は一対となって水平に移動
し、テープ案内ドラム2の近傍に位置決めされる。ガイ
ドローラ19及び傾斜ピン20は一対となって、オーディオ
・コントロールヘッド11の近傍までは水平に、これ以降
は斜め下方に移動してテープ案内ドラム2の近傍に位置
決めされ、テープ案内ドラム2にテープ6をほぼ270°
巻装する。傾斜ピン21は傾斜ピン20の後3から水平に移
動しオーディオ・コントロールヘッド11の上流側に固定
され、テープ6の姿勢を補正し巻取リール5に導く。こ
の結果、テープ6はカセット3より出て、テンションピ
ン16,高さ規制ガイド22,消去ヘッド10,ガイドローラ17,
傾斜ピン18を経てテープ案内ドラム2に所定角度だけ螺
旋状に巻装し、ガイドローラ19,傾斜ピン20,傾斜ピ21,
固定ガイド23,オーディオコントロールヘッド11,高さ規
制ガイド24,固定ガイド25を経て、キャプスタン7及び
ピンチローラ8により圧接して駆動され、巻取リール5
に至る。第3図(a)はローディング完了時の側面図、
第3図(b)はアンローディング完了時の側面図を示
す。第3図(a)において、26はガイドペースでガイド
ローラ17及び傾斜ピン18が植立され、キャッチャ28によ
り位置決めして保持され、また27もガイドベースでガイ
ドローラ19及び傾斜ガイド20が植立され、同様にキャッ
チャ28により位置決めされる。図示する様にテープ案内
ドラム2の出側のテープガイドは入側に較べてほぼテー
プ幅分だけ大きく下降している。これにより、テープ案
内ドラム2の傾斜角度を低減するとともに、カセット3
より若干低い位置に配置することにより、カセット3の
前方に開く蓋12の下にテープ案内ドラム2を配置できる
様にして装置の小形薄形化を図っている。
次にローディング機構について詳述する。第4図は出
側のガイド移動部材を示す。ガイドローラ19及び傾斜ピ
ン20を植立するガイドベース27は図中矢印で示す様に平
面内を回動自在に連結板29により支持され、該連結板29
も同様に平面内を回動自在に連結板30により支持され
る。更に該連結板30は上下方向に首振り自在に出側駆動
部材31の一端に支持される。該出側駆動部材31は円弧形
状をしており、その外周にはギヤ部31aが設けられてい
る。第5図は入側のガイド移動部材を示す。ガイドロー
ラ17及び傾斜ピン18を植立するガイドベース26は、平面
内を回動自在に連結板32により支持され、該連結板32も
同様に平面内を回動自在に入側駆動部材33の一端に支持
される。該入側駆動部材も同様に円弧形状をしており、
その外周にはギヤ部33aが設けられている。第6図はカ
ム34を示す。カム34は上下2段より成り、上段には左方
より、ギヤ部34a,カム部34dがあり、下段にはゼネバキ
ヤ(後述)に対応するストッパ面34b,ローディング後の
モード操作に対応するカム部34c,ローディング・アンロ
ーディング途中に対応するカム部34f,アンローディング
後のモード操作に対応するカム部34eがあり、全体とし
ては円弧形状を成している。これらは上から入側駆動部
材33,出側駆動部材31,カム34の順に、同心状にシャシ上
に配置される。
第7図はカム34上段と駆動系を示し、(a)はアンロ
ーディング、(b)はローディング・アンローディング
途中、(c)はローディングの状態を示す。カム34は、
駆動源(図示せず)により駆動されるギヤ35がギヤ部34
aとかみ合うことにより駆動される。カム34が回動する
ことにより、ギヤ部34aとかみ合うギヤ36が回転し、出
側駆動部材31はギヤ37,38を経てギヤ38と圧着用ばね
(図示せず)を介して一体に回転するギヤ39がギヤ部31
aとかみ合うことにより駆動される。同様に入側駆動部
材33は、ギヤ40,41を経て圧着用ばね(図示せず)を内
蔵するギヤ55がギヤ部33aとかみ合うことにより駆動さ
れる。ローディングが完了する(c)の状態では後述す
るゼネバギヤによりギヤ36の回転は停止させられるとと
もに、ギヤ36とギヤ部34の係合が解除される。一方、ロ
ーディング途中の(b)の状態で、カム34の先端部とア
ーム42が係合し、アーム42は軸43を中心に回動し、軸45
を中心としてアーム44を回動する。アーム44は軸47を介
してアーム46によりアーム48の軸49と係合しているので
アーム48に軸支されるピンチローラ8をローディング位
置まで移動させる。アーム48はばねにより矢印A方向に
付勢されているので、カム34とアーム42が係合しない
(a)の状態ではピンチローラ8はアンローディング位
置まで後退している。(b)の状態より更にカム34が回
転し(c)の状態になると、アーム42はカム部34dと係
合し、アーム44と46で形成されるトグル機構によりピン
チローラ8をキャプスタン7に圧接する。軸45は軸52に
支持されるアーム51に植立され、アーム51はばね53によ
り常に引張られストッパ54により位置規制されているの
で、ピンチローラ8の移動が停止した後もアーム42が回
動することにより、アーム51はばね53に逆らってストッ
パ54から離れることにより、ピンチローラとキャプスタ
ンの圧着力が確保される。
第8図はカム34の下段とモード操作機構を示し、
(a)はアンローディング、(b)はローディング・ア
ンローディング途中、(c)はローディングの状態を示
す。36aはギヤ36と一体に設けられるゼネバギヤ部であ
る。アーム55はその一端がカム部34cあるいは34eと係合
し、一端に取付けたばね57により軸56のまわりに反時計
方向に付勢される。アーム55の他端にはブレーキ部材58
が装着され、供給リール台59にブレーキ力を与える。ア
ーム60はカム部34cあるいは34eと係合し、一端に取付け
たばね61により軸62まわりに時計方向に付勢される。ま
たアーム63はアーム60上の軸60aと係合可能な腕63aをも
ち、一端にばね65が取付けられ軸62のまわりに反時計方
向に付勢される。更に他端にブレーキ部材64が装着さ
れ、巻取リール5に係合する駆動ディスク66にブレーキ
力を与える。(a)はアンローディング後の停止状態を
表し、アーム55はカム部34eの凹部に係合し供給リール
台59にブレーキ力が付与されている。この時凹部とアー
ム55は直接係合しないので、ブレーキ力はばね57の力の
みにより決定され、カム部34cのストロークによらず安
定である。またアーム60はカム部34eの凸部に係合し、
ばね61に逆らって軸60aと腕63aの係合を解除するので、
ばね65の付勢力のにより駆動ディスク66にブレーキ力が
付与されカム部34eのストロークによらず安定に確保
で、(b)の状態では、アーム55及び60はカム部34fに
係合し、供給リール台59へのブレーキ力のみ解除され
る。従ってローディングに際しては基本的に供給リール
側よりテープ6が繰り出される。(c)の状態は記録・
再生状態を示し、供給リール台59にはブレーキ力が付与
されるが、アーム60はカム部34cの凹部と係合しばね61
の引張力により回動し、軸60aは腕63aと係合しアーム63
をばね65に逆らって回動させ、駆動ディスク66へのブレ
ーキ力を解除する。この時、ゼネバギヤ部36aとストッ
パ面34bが係合することにより、ギヤ36の回転は停止さ
れ駆動部材31及び33は停止するとともに、各テープガイ
ド群の位置決め部材への圧着力が保持される。この様に
カム34の動きを、ゼネバキヤ等の切替機構を介して駆動
部材に伝達することにより、操作モード数の増加にも容
易に対応することができる。
第9図は、前記した三つの駆動部材31及び33と、カム
34の動きを示したもので(イ)がイジェクト時、(ホ)
がローディング完了、(ヘ)が記録・再生等のモード操
作時である。各部材はその形状を簡略化して円弧形状で
示した。第7図に示した様にカム34の動きに対して入側
駆動部材33は逆方向にほぼ同速度で回転し、出側駆動部
材31は同方向にほぼ倍の速度で回転する。
第10図はキャッチャ28の斜視図である。テープ案内ド
ラム2の入側及び出側のテープガイド群を位置決めする
一体構造となっている。入側のテープガイド群について
は、ガイドローラ17の下部にある軸部をV溝28aで位置
決めし、上部をU溝28bで規制しガイドローラ17の進入
方向とは直角な方向の倒れを防止する。ガイドローラ17
の高さは、ガイドベース27の先端上部がストッパ面28c
と当接することにより規制される。また傾斜ピン18の傾
斜は、ガイドベース27の側面が壁28dと当接して定ま
る。出側のテープガイド群についても同様で、ガイドロ
ーラ19の位置と角度はV溝28e及びU溝28fで定まり、高
さはストッパ面28gで定まる。また傾斜ピン20の傾斜は
壁28hにより規制される。更にキャッチャ28のV溝28eと
U溝28fとの間には切欠部28iが設けられる。第11図はキ
ャッチャ28の一部断面の側面図であり、(a)はアンロ
ーディング状態、(b)はローディング完了状態であ
る。アンローディング状態においては、カム34の一端
と、出側駆動部材の一端が前記切欠部28iを貫通してい
るが、ローディング動作により、これら部材は切欠部28
iより脱出するので、ローディング完了状態において
は、ガイドローラ19及び傾斜ピン20を所定の位置に保持
することができる。
第12図はテープガイド群の案内部材68を示す斜視図で
あり、第13図は該案内部材68によるテープガイド群の支
持構造を示す側面図である。案内部材68は、入側テープ
ガイド群の案内部と出側テープガイド群の案内部を持つ
一体構造となっており、出側テープガイド群の案内部の
先端は、テープ走行路に従って下降する下降部を持つ。
案内部材68の断面の先端部68aはガイドベース26あるい
は27にくわえ込まれる様に係合し、ガイドベース26ある
いは27の移動経路を規制する。
第14図は出側に配置される傾斜ピン21の移動機構を示
す。第14図(a)は第8図(a)に示したアンローディ
ング状態に対応する状態である。アーム48と同軸で回動
可能に軸支されるギヤ69は、その両端をギヤ69の折曲部
69bとアーム48の左端48aに引掛けているばね70により付
勢され、アーム48の右端48bとギヤ69の折曲部69cとが当
接している。この状態から第8図(c)に対応する第14
図(b)の状態にモードが移行してピンチローラ8がキ
ャプスタン7と圧接するようにアーム48が回動すると、
ギヤ69のギヤ部69aと噛合うギヤ部72aを有すアーム72が
回動し、アーム72の先端に植設される傾斜ピン21をキャ
ッチャ73により所定の位置に位置決めする。位置決め
後、更にアーム48は回動することにより第14図(b)に
示すようにアーム48はばね70に逆らってギヤ69の折曲部
69cから離れることにより傾斜ピン21のキャッチャ73へ
の圧着力が確保される。なお上記したタイミングで傾斜
ピン21を駆動することにより、傾斜ピン21は、ガイドベ
ース27の後方よりローディングされる。すなわち、傾斜
ピン21のガイドベース27の移動軌跡は一部オーバーラッ
プするため、ガイドベース27が先行してオーバーラップ
部を通過する際に、カム34とアーム42が係合して傾斜ピ
ン21を駆動する様にアーム42の位置とアーム72駆動系の
減速比を設定してある。従ってカム34の動きによりアー
ム72の動きを制御するので、前記オーバーラップ部での
干渉はない。
以上説明したように、本装置におけるローディング機
構,モード操作は入側駆動部材33,出側駆動部材31,カム
34を中心に行われる。第2図は上述の3つの円弧形状を
成す部材の組立構成を示す斜視図である。カム34は、シ
ャシ1に植立された案内ピン74a〜74eとカム34の下部全
周に形成される溝34gとが係合することにより、シャシ
1上を回動可能に案内される。案内ピン74a〜74eは第10
図に示したカム34の回動する範囲において、常時3個以
上がカム34の溝部34gと係合するよう配置されている。
出側駆動部材31は案内ピン76a,76bによってカム34に回
動自在に挟持され、案内ピン6a,6bと出側駆動部材長穴
部31b,31cとが、また出側駆動部材31の下部に植立され
たピン(図示せず)とカム34の長穴部34bとが係合する
ことにより、カム34と同心円状に回動可能になってい
る。入側駆動部材33は第9図に示したように回動角が少
ないため、その回動範囲中その内周をローラ67で、外周
はギヤ75,77が入側駆動部材ギヤ33aと常に噛合い、保持
されている。出側駆動部材31とカム34は、第9図に示し
たように同方向に略180度、あるいはそれ以上の角度に
わたって回動する。そこで第2図に示したように、出側
駆動部材31の回動を保持する基板をカム34に代替させる
ことにより、出側駆動部材31に形成する長穴部31b,31c
の角度は、出側駆動部材31とカム34の相対的な回動角差
分ですますことができる。すなわち、従来180度以上に
わたって回動するリングを基板上に保持する場合、リン
グの長穴部は180度以上必要としたものに比べ、本実施
例によると長穴部角度を少なくすることができ、リング
のガタ,強度等の問題を最小に抑えることができる。ブ
ロック79,81はそれぞれネジ80,82によりシャシ1にネジ
止めされ、カム34の上下方向のガタを抑えている。
本実施例では上下3枚に重なった円弧形状のスライダ
(リング)の場合を述べたが、円環リングであっても同
様である。また、第15図に示すように、一方向に2つの
テープガイドを案内するローディング装置によっては同
方向に回動する3枚あるいはリングの1枚を駆動リング
とテープガイド案内リングとを兼用させて2枚構成とし
てもよい。
また、リングの案内保持を長穴とピンではなく第16図
に示すようなリングと一体のブロック78と溝とによって
保持する構成としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、テープガイドを案内するローディン
グ装置として、以下の効果がある。
1)回動するリングとリングを保持するギヤは全てロー
ディング動作中常に噛合い、ギヤとギヤとの噛合い始め
(ギヤの受け渡し)のこじれを排除することができるの
で、機構動作の信頼性を向上できる。
2)リング保持に必要な部材をリングの幅以内に配置で
きるので、部品配置スペースを最小に抑えることがで
き、装置の小形化が図れる。
3)リング保持に必要な部材はリングと一体化したもの
と数点の部品のみで構成でき、従来のギヤやローラを数
多く配置していたものに比べ、部品点数,コストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す上面図、第2図はロー
ディング装置の部品構成を示す組立斜視図、第3図は第
1図の側面図、第4図〜第6図は3重リングの斜視図、
第7図はピンチローラ圧着機構部の上面図、第8図はブ
レーキ操作部の上面図、第9図は3重リングの回動位相
を示すモデル図、第10図はキャッチャの斜視図、第11図
はキャッチャの断面図、第12図はレールの斜視図、第13
図はレールとガイドベースの側面図、第14図は傾斜ピン
圧着機構部の上面図、第15図は2重リングの斜視図、第
16図は2重リングの断面図である。 2……テープ案内ドラム、17,19……ガイドローラ、26,
27……ガイドベース、31……出側駆動部材、33……入側
駆動部材、34……カム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩野 きよし 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 茂村 達也 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (72)発明者 田中 良幸 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (56)参考文献 特開 昭62−209755(JP,A) 特開 昭59−188866(JP,A) 特開 昭62−18660(JP,A) 実開 昭54−183314(JP,U) 実開 昭57−26763(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャシと、 前記シャシに取り付けられ、ヘッドが搭載された回転ド
    ラムと、 前記回転ドラムの周囲に沿い、テープを前記回転ドラム
    に巻装可能に移動するテープガイドと、 円弧状をなし、ギヤ部を有してなり、同心状に配置され
    た第1、第2および第3の移動部材と、 前記第1の移動部材の径方向の幅内に設けられ、前記第
    1の移動部材が案内される第1の被案内部と、 前記第2の移動部材の径方向の幅内に設けられ、前記第
    2の移動部材が案内される第2の被案内部と、 前記シャシに設けられ、前記第1の被案内部と係合し、
    前記第1の移動部材を前記シャシに対して回動可能に案
    内する第1の案内部材と、 前記第1の移動部材に設けられ、前記第2の被案内部と
    係合し、前記第2の移動部材を前記第1の移動部材に対
    して回動可能に案内する第2の案内部材と、 前記第1の移動部材の前記ギヤ部と噛み合い、前記第1
    の移動部材を駆動する第1のギヤと、 前記第2の移動部材の前記ギヤ部と噛み合い、前記第2
    の移動部材を駆動する第2のギヤと、 前記第3の移動部材の前記ギヤ部と噛み合い、前記第3
    の移動部材を駆動する第3のギヤとを備え、 前記第2、第3の移動部材は、前記テープガイドと連結
    され、前記第2、第3のギヤの駆動により前記テープガ
    イドを所定の位置に移動させ、 前記テープガイドが移動されるとき、前記第1の移動部
    材は前記第1のギヤにより回動されるとともに、前記第
    2の移動部材は前記第2のギヤにより前記第1の移動部
    材と同方向で、かつ前記第1の移動部材に対して相対的
    に変位しながら回動されることを特徴とする磁気記録再
    生装置のローディング装置。
JP62297578A 1987-10-21 1987-11-27 磁気記録再生装置のロ―ディング装置 Expired - Lifetime JP2510632B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62297578A JP2510632B2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 磁気記録再生装置のロ―ディング装置
KR1019880013516A KR920007723B1 (ko) 1987-10-21 1988-10-17 기록재생장치
US07/259,324 US4985788A (en) 1987-10-21 1988-10-18 Recording and reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62297578A JP2510632B2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 磁気記録再生装置のロ―ディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01140454A JPH01140454A (ja) 1989-06-01
JP2510632B2 true JP2510632B2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=17848369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62297578A Expired - Lifetime JP2510632B2 (ja) 1987-10-21 1987-11-27 磁気記録再生装置のロ―ディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2510632B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3918651B2 (ja) * 2002-06-19 2007-05-23 ミツミ電機株式会社 磁気記録装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040998Y2 (ja) * 1978-06-15 1985-12-12 ソニー株式会社 テ−プ架装装置
JPS5726763U (ja) * 1981-06-25 1982-02-12
JPS59188866A (ja) * 1983-04-08 1984-10-26 Victor Co Of Japan Ltd 磁気記録及び/又は再生装置
JPH0792959B2 (ja) * 1985-07-17 1995-10-09 ソニー株式会社 テ−プロ−デイング装置
JPS62209755A (ja) * 1986-10-31 1987-09-14 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置の動力伝達機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01140454A (ja) 1989-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900009174B1 (ko) 자기 기록 재생 장치
JPH0684246A (ja) カムコーダデッキの駆動装置及びその制御方法
EP0520792B1 (en) Tape loading mechanism with tape loading activated tensioning pin
JP2510632B2 (ja) 磁気記録再生装置のロ―ディング装置
US4985788A (en) Recording and reproducing apparatus
JPS62121949A (ja) 磁気記録再生装置のテ−プテンシヨン制御装置
JPH08279209A (ja) リール台ブレーキ装置
GB2302981A (en) Magnetic tape apparatus for eliminating slack when changing winding direction
JP3524215B2 (ja) 記録又は再生装置
JPS6035745B2 (ja) テ−プ自動装填型記録再生装置
JP2569121B2 (ja) 磁気記録再生装置のローデイング装置
JPS5987642A (ja) 磁気記録再生装置
JP2523784B2 (ja) 磁気記録再生装置のテ―プロ―ディング装置
JP2569154B2 (ja) 磁気記録再生装置のテープ案内機構
JP3141564B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH077537B2 (ja) カム操作機構
JPH0652595B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2718438B2 (ja) テープ駆動装置
JP2536259B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH02260270A (ja) 磁気記録再生装置
JP2585401B2 (ja) 磁気記録再生装置のテープローディング機構
JP2672590B2 (ja) テープレコーダ装置
JP2569122B2 (ja) 記録再生装置のテープローディング機構
JP2568264B2 (ja) 記録または再生装置
JPS5847776B2 (ja) テ−プジドウソウテンガタキロクサイセイソウチ