JP2510455Y2 - ダイキャスト型のエアブロ―装置 - Google Patents
ダイキャスト型のエアブロ―装置Info
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- JP2510455Y2 JP2510455Y2 JP1990031393U JP3139390U JP2510455Y2 JP 2510455 Y2 JP2510455 Y2 JP 2510455Y2 JP 1990031393 U JP1990031393 U JP 1990031393U JP 3139390 U JP3139390 U JP 3139390U JP 2510455 Y2 JP2510455 Y2 JP 2510455Y2
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- Japan
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- die
- opening
- mold
- air blow
- bore pin
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
ピンを備えたダイキャスト型のエアブロー装置に関す
る。
の離脱を容易にするために、鋳型内に予め離型剤を塗布
し、余分の離型剤をエアブローで吹き飛ばした後に、鋳
型内に溶湯を高圧で押し込む。
より鋳造する場合、シリンダボア部分にボアピンと呼ぶ
中子を挿入し、ボアピンを含む鋳型内に離型剤を塗布し
た後、型の開放側からエアブローをして余分の離型剤を
除去していた。
より鋳造する場合、ダイキャスト装置の配置上、シリン
ダブロックのV字部分を横倒にした状態で鋳造せざるを
得ない。このため、下側のシリンダ列が斜め上向きとな
り、該列のボアピンと鋳型とで形成されるキャビティ
が、下方が閉鎖端で上方が開放端の傾斜した円筒状の袋
小路となって、従来のように、開放側からエアブローを
しても離型剤を充分に排出できず、閉鎖端部に離型剤が
溜まって、該部が欠肉部となり、あるいは該部に簾が発
生する等のおそれを生ずるという問題があった。
型剤溜まりができるのを防止でき、ひいては該部に鋳物
欠陥が生ずるのを防止できる、ダイキャスト装置のエア
ブロー装置を提供することにある。
閉塞端で上方が開放端の傾斜した袋小路となっているキ
ャビティ内に下向きに開口するエアブロー通路が穿設さ
れたダイキャスト型であって、 該エアブロー通路の上方に傾斜突出するボアピンと、 鋳造時にボアピンを下方に僅かに後退させてエアブロ
ー通路の前記開口を閉鎖するための開口閉鎖装置と、を
備え 該開口閉鎖装置は、前記エアブロー通路の開口の開閉
をダイキャスト型の型閉め、型開き作動に連動して行な
うように構成されており、 前記エアブロー通路の開口は前記キャビティの内周壁
に指向していることを特徴とするダイキャスト型のエア
ブロー装置を提供する。
ピンに下向きに配設されたエアブロー通路の開口からの
エアブローにより、シリンダボア部分に溜まった余分の
離型剤が充分に除去される。また、鋳造時には、ボアピ
ンが下方に僅かに後退してエアブロー通路の前記開口が
閉鎖され、鋳造時に前記開口が詰まる事態が回避され
る。
る。
ャスト装置Aの要部を断面にした側面を示す第1図にお
いて、1は図示しない基台に固定されたシリンダ2によ
り、水平方向すなわち図の左右方向に駆動されるフロン
ト型であり、3は湯口4を有する固定型である。
ダ5、6により、それぞれ上下方向に駆動されるサイド
型7、8が支持されている。
リンダ9、10により、それぞれ軸線I、IIに沿ってに駆
動されるボアピン用可動型11、12が支持されており、ボ
アピン用可動型11の先端部には、軸線Iに沿って摺動可
能に、ボアピン13が嵌入している。ボアピン用可動型12
の先端部には、ボアピン14が嵌入固定されている。
を構成する。すなわち、第2図に示すように、ボアピン
13は、下端の大径部13aが、大径部13aよりもSだけ長い
ボアピン用可動型11の大径穴部11aに嵌入することによ
り、第2図で実線で示す退避位置から想像線で示すエア
ブロー位置に向けて、距離Sだけ、軸線Iに沿って右上
方に摺動できるようになっている。ボアピン13には、下
端から上端に向けて延びるエアブロー通路15が穿設され
ており、また、長さ方向の中央部近傍位置に、より詳し
くは、ボアピン13が退避位置にあるときは第2図に破線
で示すようにボアピン用可動型11により閉鎖され、ボア
ピン13がエアブロー位置にあるときは第2図に想像線で
示すようにボアピン用可動型11の端部から突出して開放
される位置に、下向きに、エアブロー通路15のエアー吐
出開口16が設けられている。エアブロー通路15の他端は
エアホース17を介して図示しないエア供給源に接続され
ている。
置を備えたダイキャスト装置Aの作動を以下に説明す
る。
うに、フロント型1、ボアピン用可動型11、12はそれぞ
れ最大限に左方に移動し、サイド型7は下方にまたサイ
ド型8は上方に最大限移動している。また、ボアピン13
はエアブロー位置にある。
動型11、12をそれぞれ軸線I、IIに沿って右方向に駆動
し、またシリンダ5によりサイド型7を上方に、シリン
ダ6によりサイド型8を下方に駆動して、これらの型の
相対位置を、ボアピン13を除き第1図、第2図に示す位
置にする。ボアピン13は第2図で想像線で示すエアブロ
ー位置にある。この状態で、ボアピン13とボアピン用可
動型11とフロント型1とサイド型7とで囲まれた空間が
下側のシリンダ用のキャビティC1を、また、ボアピン14
とボアピン用可動型12とフロント型1とサイド型8とで
囲まれた空間が上側のシリンダ用のキャビティC2をそれ
ぞれ形成する。他方、フロント型1はまだ第1図に想像
線で示す退避位置にあるので、サイド型7、8と固定型
3との間には、充分な空間がある。
の後図示しないエア供給源からエアホース17を介してエ
アブロー通路15にエアを送り込み、エア吐出開口16から
エアをキャビティC1に噴射する。これにより、キャビテ
ィC1の左下方部分に溜まっていた余剰の離型剤がキャビ
ティC1外に吹き飛ばされて除去される。キャビティC2に
関しては、重力により余剰の離型剤はキャビティC1側に
流れ落ちるので、特にエアブローの必要はないが、エア
ブローを行う場合には、開放側から人手により行う。
外嵌させ、その後、シリンダ2によりフロント型1を第
1図、第2図の右方向に駆動する。フロント型1の右方
向への移動により、ボアピン13の先端が固定型に当接
し、引き続くフロント型1の右方向への移動に伴って、
ボアピン13は第2図で想像線で示すエアブロー位置から
実線で示す退避位置に移動する。ボアピン13が退避位置
に移動完了した時点でボアピン14、サイド型7、8が固
定型3に当接する。また、前述の如く、ボアピン13の退
避位置では、エアブロー通路15のエア吐出開口16はボア
ピン用可動型11により閉鎖されている。
Pにより、サイド型7と固定型3との間に形成された湯
路Dを介して、キャビティC1、C2に押し込む。キャビテ
ィC1には、エアブローにより余剰の離型剤は残存してい
ないので、該部に欠肉、簾等の鋳物欠陥が生ずることは
ない。
ボアピン用可動型11、12、サイド型7、8を退避位置に
移動させて脱型する。この際、溶融金属の凝固に伴う収
縮により、シリンダライナーL1も収縮し、シリンダライ
ナーL1とボアピン13との間の摩擦力が増大しているため
に、ボアピン用可動型11の退避位置方向への移動に伴っ
てボアピン13は退避位置からエアブロー位置に引き出さ
れる。その結果、各型がそれぞれ退避位置に戻った状
態、すなわちダイキャスト装置Aの作動開始前の初期状
態では、ボアピン13はエアブロー位置にあることにな
る。
例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲
に記載された考案の範囲内で種々改変が可能なのはいう
までもない。
突出するボアピンの斜め下方の下側に配設されたエアブ
ロー通路の開口からのエアブローにより、シリンダボア
部分に溜まった余分の離型剤が充分に除去される。ま
た、鋳造時には、ボアピンが下方に僅かに後退してエア
ブロー通路の前記開口が閉鎖され、鋳造時に前記開口が
詰まる事態が回避される。
剤溜まりができるのを防止でき、ひいては該部に鋳物欠
陥が生ずるのを防止できる、ダイキャスト装置のエアブ
ロー装置が提供される。
たダイキャスト装置の要部を断面にした側面図である。 第2図は、第1図の上下のボアピン周辺の拡大図であ
る。 1……フロント型、3……固定型、7、8……サイド
型、11、12……ボアピン用可動型、11a……大径部、1
3、14……ボアピン、13a……大径穴部、15……エアブロ
ー通路、16……エア吐出開口、A……ダイキャスト装
置、C1、C2……キャビティ、L1、L2……シリンダライナ
ー。
Claims (1)
- 【請求項1】下方が閉塞端で上方が開放端の傾斜した袋
小路となっているキャビティ内に下向きに開口するエア
ブロー通路が穿設されたダイキャスト型であって、 該エアブロー通路の上方に傾斜突出するボアピンと、 鋳造時にボアピンを下方に僅かに後退させてエアブロー
通路の前記開口を閉鎖するための開口閉鎖装置と、を備
え 該開口閉鎖装置は、前記エアブロー通路の開口の開閉を
ダイキャスト型の型閉め、型開き作動に連動して行なう
ように構成されており、 前記エアブロー通路の開口は前記キャビティの内周壁に
指向していることを特徴とするダイキャスト型のエアブ
ロー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990031393U JP2510455Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | ダイキャスト型のエアブロ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990031393U JP2510455Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | ダイキャスト型のエアブロ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120955U JPH03120955U (ja) | 1991-12-11 |
JP2510455Y2 true JP2510455Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31534147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990031393U Expired - Lifetime JP2510455Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | ダイキャスト型のエアブロ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510455Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113458336A (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-01 | 本田技研工业株式会社 | 铸造装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6096574B2 (ja) * | 2013-04-12 | 2017-03-15 | 本田技研工業株式会社 | 離型剤塗布装置及び離型剤塗布方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0242746U (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-23 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP1990031393U patent/JP2510455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113458336A (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-01 | 本田技研工业株式会社 | 铸造装置 |
Also Published As
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---|---|
JPH03120955U (ja) | 1991-12-11 |
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