JP2510387B2 - 往復動体のためのパッキン - Google Patents
往復動体のためのパッキンInfo
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3204—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
- F16J15/3232—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips
- F16J15/3236—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips with at least one lip for each surface, e.g. U-cup packings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/084—Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the rodless piston type, e.g. with cable, belt or chain
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16J15/56—Other sealings for reciprocating rods
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、縦軸と平行に伸張する
おおむね平坦な少なくとも１つの境界面を有する往復動
体のために用いられ、縦軸と平行に突出し、上記境界面
に密接する重合材料製の第１のシールリップを備えた密
封体から成るパッキンに関する。
おおむね平坦な少なくとも１つの境界面を有する往復動
体のために用いられ、縦軸と平行に突出し、上記境界面
に密接する重合材料製の第１のシールリップを備えた密
封体から成るパッキンに関する。
【０００２】
【従来の技術及び解決すべき課題】上記のパッキンは一
般に知られており、例えばロッドパッキンとして使用さ
れる。密封される媒質は例えば圧縮空気又は圧力作動液
である。特に楕円体又はおおむね平坦な境界面を持つ部
体の密封の場合は、おおむね平坦な境界面の特に中央区
域においてシール圧の低下がみられ、そのためこの区域
の密封があまり十分でない。使用期間が増すにつれてこ
の区域に密封不良及びそれに伴う洩れが生じる。被密封
体の位置の心外れが密封不良の危険を更に増大する。
般に知られており、例えばロッドパッキンとして使用さ
れる。密封される媒質は例えば圧縮空気又は圧力作動液
である。特に楕円体又はおおむね平坦な境界面を持つ部
体の密封の場合は、おおむね平坦な境界面の特に中央区
域においてシール圧の低下がみられ、そのためこの区域
の密封があまり十分でない。使用期間が増すにつれてこ
の区域に密封不良及びそれに伴う洩れが生じる。被密封
体の位置の心外れが密封不良の危険を更に増大する。
【０００３】本発明の目的は、冒頭に挙げた種類のパッ
キンを改良し、往復動体のすべての境界面の確実な密封
が生じ、長い使用期間にわたって良好な使用特性が得ら
れるパッキンを提供することである。
キンを改良し、往復動体のすべての境界面の確実な密封
が生じ、長い使用期間にわたって良好な使用特性が得ら
れるパッキンを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的は、パッキンの
縦軸と平行に延びる平坦な少なくとも一つの境界面を有
する往復動体のために用いられるパッキンであって、基
部と、該基部の中央部から前記縦軸に沿って突出し、先
端部が前記境界面に密接する重合材料製の第１のシール
リップを備えた密封体から成り、前記第１のシールリッ
プが、前記往復動体の前記境界面の両側部を取り囲む側
縁区域を有し、前記第１のシールリップが、前記境界面
の中央において、（ａ）前記側縁区域の横断面より大き
な横断面（ｂ）前記側縁区域の縦軸方向長さより短い縦
軸方向長さの双方又はいずれか一方を有することを特徴
とするパッキンによって達成される。従属請求項は有利
な実施例に関するものである。
縦軸と平行に延びる平坦な少なくとも一つの境界面を有
する往復動体のために用いられるパッキンであって、基
部と、該基部の中央部から前記縦軸に沿って突出し、先
端部が前記境界面に密接する重合材料製の第１のシール
リップを備えた密封体から成り、前記第１のシールリッ
プが、前記往復動体の前記境界面の両側部を取り囲む側
縁区域を有し、前記第１のシールリップが、前記境界面
の中央において、（ａ）前記側縁区域の横断面より大き
な横断面（ｂ）前記側縁区域の縦軸方向長さより短い縦
軸方向長さの双方又はいずれか一方を有することを特徴
とするパッキンによって達成される。従属請求項は有利
な実施例に関するものである。
【０００５】本発明に基づく往復動体のためのパッキン
においては、第１のシールリップが平坦な境界面の中央
でその側縁区域より大きな横断面を有し及び／又は空間
的に短く形成されている。この場合は被密封体の全横断
面にわたり第１のシールリップのほぼ一定な押圧力が、
またそれと共に長い使用期間中確実な密封が得られる利
点がある。また密封体のこの構造は、更に往復動体の良
好な軽快性をもたらす。このことは特に小さな駆動力に
関連してとりわけ重要である。被密封体の位置の１０分
の数mmの範囲内の心外れもパッキンの使用特性に悪影響
を及ぼさない。
においては、第１のシールリップが平坦な境界面の中央
でその側縁区域より大きな横断面を有し及び／又は空間
的に短く形成されている。この場合は被密封体の全横断
面にわたり第１のシールリップのほぼ一定な押圧力が、
またそれと共に長い使用期間中確実な密封が得られる利
点がある。また密封体のこの構造は、更に往復動体の良
好な軽快性をもたらす。このことは特に小さな駆動力に
関連してとりわけ重要である。被密封体の位置の１０分
の数mmの範囲内の心外れもパッキンの使用特性に悪影響
を及ぼさない。
【０００６】第１のシールリップを被密封室の反対側で
基部に固定することができる。基部はおおむね半径方向
に伸びており、第１のシールリップ及びおおむね同方向
の第２のシールリップを連結する。その際第２のシール
リップだけは半径方向に予圧して静止機械部材と接触さ
せることができる。密封体を例えばケースの溝乃至は空
洞に弾挿することができ、その場合第２のシールリップ
だけが半径方向予圧のもとで溝に密接する。基部も溝に
係合しているのではないから１０分の数ミリメートルの
範囲の往復動体の心外れを問題なく許容することができ
る。その場合も確実な密封が保証される。第２のシール
リップを機械部材に固定する半径方向予圧の大きさと、
第２のシールリップの半径方向ばね工程を用途のそれぞ
れの条件に適応させなければならない。例えば密封体は
タイバーのシールとして使用される。第２のシールリッ
プのこの構造によって静止機械部材に対する密封体の小
さなねじりを補償することもできる。
基部に固定することができる。基部はおおむね半径方向
に伸びており、第１のシールリップ及びおおむね同方向
の第２のシールリップを連結する。その際第２のシール
リップだけは半径方向に予圧して静止機械部材と接触さ
せることができる。密封体を例えばケースの溝乃至は空
洞に弾挿することができ、その場合第２のシールリップ
だけが半径方向予圧のもとで溝に密接する。基部も溝に
係合しているのではないから１０分の数ミリメートルの
範囲の往復動体の心外れを問題なく許容することができ
る。その場合も確実な密封が保証される。第２のシール
リップを機械部材に固定する半径方向予圧の大きさと、
第２のシールリップの半径方向ばね工程を用途のそれぞ
れの条件に適応させなければならない。例えば密封体は
タイバーのシールとして使用される。第２のシールリッ
プのこの構造によって静止機械部材に対する密封体の小
さなねじりを補償することもできる。
【０００７】別の実施例によれば、第２のシールリップ
は少なくとも１個の密封縁を有し、密封縁の区域が環状
コイルばねを取り囲むことができる。環状コイルばねを
使用すれば、重合材料製の第２のシールリップの可能な
弛緩現象及びそれが原因で長い使用期間中に低下する静
止機械部材の方向の予圧を効果的に回避することができ
る。適当な材料を選択すれば、第２のシールリップの一
体の構成部分である弾性押圧部材によって予圧を得るこ
とができる。
は少なくとも１個の密封縁を有し、密封縁の区域が環状
コイルばねを取り囲むことができる。環状コイルばねを
使用すれば、重合材料製の第２のシールリップの可能な
弛緩現象及びそれが原因で長い使用期間中に低下する静
止機械部材の方向の予圧を効果的に回避することができ
る。適当な材料を選択すれば、第２のシールリップの一
体の構成部分である弾性押圧部材によって予圧を得るこ
とができる。
【０００８】第１のシールリップの異なる大きさの横断
面が互いに均斉に移行するように形成することによっ
て、往復動体に対する第１のシールリップの特に均一な
押圧が得られる。
面が互いに均斉に移行するように形成することによっ
て、往復動体に対する第１のシールリップの特に均一な
押圧が得られる。
【０００９】２つのシールリップが専ら重合材料から成
る密封体の一体の構成部分を成すならば、パッキンの簡
単な製造と簡単な組立が与えられる。重合材料の密封体
の一体構造は経済的に見ても特に有利である。
る密封体の一体の構成部分を成すならば、パッキンの簡
単な製造と簡単な組立が与えられる。重合材料の密封体
の一体構造は経済的に見ても特に有利である。
【００１０】密封体は基部区域で第１のシールリップの
基部に境界面のための支持面を備えることができる。こ
の支持面は往復動体の輪郭形状に整合する。この場合は
第１のシールリップのほかに支持面も往復動体の境界面
に密接し、往復動体の輪郭に対する密封体の適正な位置
の整列が常に保証される利点がある。しかも第１のシー
ルリップは密封体の案内を引き受ける必要がなく、密封
機能だけを受け持つという利点がある。その結果、動荷
重を受ける第１のシールリップの摩耗が特に少なく、そ
れに伴って長い使用期間中に使用特性が良好である。
基部に境界面のための支持面を備えることができる。こ
の支持面は往復動体の輪郭形状に整合する。この場合は
第１のシールリップのほかに支持面も往復動体の境界面
に密接し、往復動体の輪郭に対する密封体の適正な位置
の整列が常に保証される利点がある。しかも第１のシー
ルリップは密封体の案内を引き受ける必要がなく、密封
機能だけを受け持つという利点がある。その結果、動荷
重を受ける第１のシールリップの摩耗が特に少なく、そ
れに伴って長い使用期間中に使用特性が良好である。
【００１１】有利な実施例によれば、基部は第１のシー
ルリップの軸方向寸法の少なくとも３分の１の軸方向寸
法を有する。この実施例によれば密封体の内部の補強を
廃止することができるので、安価な製造が可能になる。
この実施例により長い使用期間中も密封体の十分な剛性
が保証される。
ルリップの軸方向寸法の少なくとも３分の１の軸方向寸
法を有する。この実施例によれば密封体の内部の補強を
廃止することができるので、安価な製造が可能になる。
この実施例により長い使用期間中も密封体の十分な剛性
が保証される。
【００１２】
【実施例】本発明のパッキンを次に図面に基づいて詳述
する。図面は考慮される部品の一部を略図で例示する。
する。図面は考慮される部品の一部を略図で例示する。
【００１３】図１及び２に例えば曲げ可撓帯状部材とし
て形成された往復動体を有するシリンダ構造の部分図が
示されている。往復動体１は実質的に２つの平坦な境界
面３を有し、境界面３は湾曲した境界面によって互いに
連結され、重合材料から成る密封体４の第１のシールリ
ップ５．１と支持面６が境界面に密接する。
て形成された往復動体を有するシリンダ構造の部分図が
示されている。往復動体１は実質的に２つの平坦な境界
面３を有し、境界面３は湾曲した境界面によって互いに
連結され、重合材料から成る密封体４の第１のシールリ
ップ５．１と支持面６が境界面に密接する。
【００１４】第１のシールリップ５．１が往復動体１の
境界面３の中央で、縦軸２を横切る方向に見て側縁区域
より大きな横断面を有し、縦軸方向に短く形成されてい
る密封体４を図３ないし図５に示す。これにより第１の
シールリップは平坦な境界面の中央で比較的大きな剛性
が得られ、そのため境界面中央でのシール圧低下現象が
解消され往復動体１の全周面にわたり第１のシールリッ
プのほぼ一定な押圧力が得られる。その結果、往復動体
１の比較的広い平坦な境界面３が長い使用期間中も確実
に密封される。往復動体１の全周に沿った第１のシール
リップの押圧力はほぼ一定である。
境界面３の中央で、縦軸２を横切る方向に見て側縁区域
より大きな横断面を有し、縦軸方向に短く形成されてい
る密封体４を図３ないし図５に示す。これにより第１の
シールリップは平坦な境界面の中央で比較的大きな剛性
が得られ、そのため境界面中央でのシール圧低下現象が
解消され往復動体１の全周面にわたり第１のシールリッ
プのほぼ一定な押圧力が得られる。その結果、往復動体
１の比較的広い平坦な境界面３が長い使用期間中も確実
に密封される。往復動体１の全周に沿った第１のシール
リップの押圧力はほぼ一定である。
【００１５】図３に密封体４の図を示す。第１のシール
リップ５．１の凸曲面がこの図で明らかである。第１の
シールリップ５．１の最大の横断面はここに図示しない
平坦な境界面３の中央にあるから、この区域では残余の
周囲区域とほぼ同等の第１のシールリップ５．１の押圧
力が保証される。この構造は確実な密封と共に、動荷重
を受けるシールリップ５．１のほぼ均一な僅少な摩耗と
全密封体４の良好な利用をもたらす。本例では第１のシ
ールリップ５．１が専ら重合材料から成るシールリング
の一体の構成部分を成し、第１のシールリップ５．１の
基部に境界面３のための支持面６を設けた構造になって
いる。第１のシールリップ５．１は被密封室１１の反対
側で基部１２に固定されている。基部１２は第１のシー
ルリップ５．１と第２のシールリップ５．２を連結す
る。平坦な境界面３の中央区域で、第１のシールリップ
５．１は、その横断面が拡大され、更に空間的に短く、
即ち弾力性が減少するように設計されている。本例では
円錐形補剛リブ１３によって第１のシールリップ５．１
が短縮される。
リップ５．１の凸曲面がこの図で明らかである。第１の
シールリップ５．１の最大の横断面はここに図示しない
平坦な境界面３の中央にあるから、この区域では残余の
周囲区域とほぼ同等の第１のシールリップ５．１の押圧
力が保証される。この構造は確実な密封と共に、動荷重
を受けるシールリップ５．１のほぼ均一な僅少な摩耗と
全密封体４の良好な利用をもたらす。本例では第１のシ
ールリップ５．１が専ら重合材料から成るシールリング
の一体の構成部分を成し、第１のシールリップ５．１の
基部に境界面３のための支持面６を設けた構造になって
いる。第１のシールリップ５．１は被密封室１１の反対
側で基部１２に固定されている。基部１２は第１のシー
ルリップ５．１と第２のシールリップ５．２を連結す
る。平坦な境界面３の中央区域で、第１のシールリップ
５．１は、その横断面が拡大され、更に空間的に短く、
即ち弾力性が減少するように設計されている。本例では
円錐形補剛リブ１３によって第１のシールリップ５．１
が短縮される。
【００１６】図４には図３のＡ−Ｂ線に沿った半截図が
示されている。この断面図には実質的に平坦な境界面３
の中央区域の第１のシールリップ５．１の大きな横断面
と密封体４の円形外周に沿った第２のシールリップ５．
２の密封縁７が示されている。密封縁７の半径方向内側
の周囲の膨出部８が円筒形外被、例えば内周面に対して
密封縁７の十分な押圧を行わせる。代案として膨出部８
の代わりに、この区域に固定した環状コイルばねを使用
することもできる。円錐形補剛リブ１３によって第１の
シールリップ５．１が短縮されることがこの図でよく分
かる。平坦な境界面の側縁の方向に第１のシールリップ
５．１は比較的長くなり、曲げこわさが比較的小さくな
る。
示されている。この断面図には実質的に平坦な境界面３
の中央区域の第１のシールリップ５．１の大きな横断面
と密封体４の円形外周に沿った第２のシールリップ５．
２の密封縁７が示されている。密封縁７の半径方向内側
の周囲の膨出部８が円筒形外被、例えば内周面に対して
密封縁７の十分な押圧を行わせる。代案として膨出部８
の代わりに、この区域に固定した環状コイルばねを使用
することもできる。円錐形補剛リブ１３によって第１の
シールリップ５．１が短縮されることがこの図でよく分
かる。平坦な境界面の側縁の方向に第１のシールリップ
５．１は比較的長くなり、曲げこわさが比較的小さくな
る。
【００１７】図５は図３のＣ−Ｄ断面を示す。境界面３
の側縁区域で第１のシールリップ５．１の横断面が比較
的小さく、長さが大きいことがこの図で分かる。この図
にも密封縁７、膨出部８、第２のシールリップ５．２及
び支持面６が示されている。
の側縁区域で第１のシールリップ５．１の横断面が比較
的小さく、長さが大きいことがこの図で分かる。この図
にも密封縁７、膨出部８、第２のシールリップ５．２及
び支持面６が示されている。
【００１８】次に機能について説明する。図１の回り止
めした例えば楕円形のピストン９に、同様の横断面の閉
じたシリンダ１０の中で圧力が働く。それによってピス
トン９はシリンダ１０の中で回転せずに、被密封往復動
体１の縦軸２の方向に運動する。本例ではタイバーとし
て設けられた往復動体１を介して、ピストン９とここに
図示しない縦移動可能な部材が直結される。ピストン９
の運動を直接に又は変向装置を介して伝達される。シリ
ンダ１０の圧力室は大気に対して密封される。一方では
密封体４が往復動体１を密封し、他方では第１のシール
リップ５．１の基部に配設された支持面６により、往復
動体１が心外れ又は傾斜位置にあっても形状安定な基部
１２と第１のシールリップ５．１は常に境界面の位置に
対応して整列される。第１のシールリップ５．１が凸曲
に形成され、平坦な境界面の中央区域で側縁区域より大
きな横断面を有しかつ空間的に短くなっているので、往
復動体１の境界面の全周に対してほぼ均一な押圧力が第
１のシールリップ５．１の形状によって保証される。こ
の場合補剛リブ１３は円錐形に形成されており、更に第
１のシールリップ５．１の補剛の働きをする。外被に対
する密封は円形であり、密封縁７によって行われる。密
封縁７の膨出部８が外被に押し付けられる。本発明の範
囲内で−従来慣用のように−基部１２と第２のシールリ
ップ５．２が例えば外被の内周面１４に密接するのでは
なく、第２のシールリップ５．２だけが密接する。用途
のそれぞれの条件に応じて基部１２が外被の内周面１４
に半径方向間隔を置いて隣接するから、往復動体１が心
外れ位置にあっても密封体４の内部の往復動体１の良好
な密封と大きな軽快性が保証される。
めした例えば楕円形のピストン９に、同様の横断面の閉
じたシリンダ１０の中で圧力が働く。それによってピス
トン９はシリンダ１０の中で回転せずに、被密封往復動
体１の縦軸２の方向に運動する。本例ではタイバーとし
て設けられた往復動体１を介して、ピストン９とここに
図示しない縦移動可能な部材が直結される。ピストン９
の運動を直接に又は変向装置を介して伝達される。シリ
ンダ１０の圧力室は大気に対して密封される。一方では
密封体４が往復動体１を密封し、他方では第１のシール
リップ５．１の基部に配設された支持面６により、往復
動体１が心外れ又は傾斜位置にあっても形状安定な基部
１２と第１のシールリップ５．１は常に境界面の位置に
対応して整列される。第１のシールリップ５．１が凸曲
に形成され、平坦な境界面の中央区域で側縁区域より大
きな横断面を有しかつ空間的に短くなっているので、往
復動体１の境界面の全周に対してほぼ均一な押圧力が第
１のシールリップ５．１の形状によって保証される。こ
の場合補剛リブ１３は円錐形に形成されており、更に第
１のシールリップ５．１の補剛の働きをする。外被に対
する密封は円形であり、密封縁７によって行われる。密
封縁７の膨出部８が外被に押し付けられる。本発明の範
囲内で−従来慣用のように−基部１２と第２のシールリ
ップ５．２が例えば外被の内周面１４に密接するのでは
なく、第２のシールリップ５．２だけが密接する。用途
のそれぞれの条件に応じて基部１２が外被の内周面１４
に半径方向間隔を置いて隣接するから、往復動体１が心
外れ位置にあっても密封体４の内部の往復動体１の良好
な密封と大きな軽快性が保証される。
【００１９】
【発明の効果】本発明のパッキンは、第１のシールリッ
プが、平坦な境界面の中央で第１のシールリップの側縁
区域より、大きな横断面と短い縦軸方向長さの双方又は
いずれか一方を有するように構成されているので、第１
のシールリップは平坦な境界面の中央で比較的大きな剛
性が得られ、そのため境界面中央でのシール圧低下現象
が解消され被密封体の全周面にわたり第１のシールリッ
プのほぼ一定な押圧力が得られ、それと共に長い使用期
間にわたり確実な密封が保証される。特に楕円体又はお
おむね平坦な境界面を持つ部体の密封を十分に果たすこ
とができる。
プが、平坦な境界面の中央で第１のシールリップの側縁
区域より、大きな横断面と短い縦軸方向長さの双方又は
いずれか一方を有するように構成されているので、第１
のシールリップは平坦な境界面の中央で比較的大きな剛
性が得られ、そのため境界面中央でのシール圧低下現象
が解消され被密封体の全周面にわたり第１のシールリッ
プのほぼ一定な押圧力が得られ、それと共に長い使用期
間にわたり確実な密封が保証される。特に楕円体又はお
おむね平坦な境界面を持つ部体の密封を十分に果たすこ
とができる。
【図１】 本発明に基づくパッキンを備えるシリンダ構
造の部分断面図である。
造の部分断面図である。
【図２】 図１のＥ−Ｆ線断面図である。
【図３】 本パッキンの正面図である。
【図４】 図３のＡ−Ｂ線断面図である。
【図５】 図３のＣ−Ｄ線断面図である。
３ 平坦な境界面 ４ 密封体 ５．１ 第１のシールリップ ５．２ 第２のシールリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ・ビュシュテンハーゲン ドイツ連邦共和国3578シュヴァルムシュ タット・１，アレンドルフ／アルテ・シ ュトラーッセ・３ (56)参考文献 実開 昭60−51359（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−50855（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−147361（ＪＰ，Ｕ)
Claims (7)
- 【請求項１】 パッキンの縦軸（２）と平行に延びる平
坦な少なくとも一つの境界面（３）を有する往復動体
（１）のために用いられるパッキンであって、基部（1
2）と、該基部（12）の中央部から前記縦軸に沿って突
出し、先端部が前記境界面（３）に密接する重合材料製
の第１のシールリップ（5.1）を備えた密封体（４）か
ら成り、 前記第１のシールリップ（5.1）が、前記往復動体
（１）の前記境界面の両側部を取り囲む側縁区域（15）
を有し、 前記第１のシールリップ（5.1）が、前記境界面（３）
の中央において、（ａ）前記側縁区域（15）の横断面よ
り大きな横断面（ｂ）前記側縁区域（15）の縦軸方向長
さより短い縦軸方向長さの双方又はいずれか一方を有す
ることを特徴とするパッキン。 - 【請求項２】 前記基部（12）が半径方向に延びてお
り、前記基部（12）の被密封室（11）側に前記第１のシ
ールリップ（5.1）が固定され、前記縦軸の方向に突出
する第２のシールリップ（5.2）が前記第１のシールリ
ップと同じ側において前記基部（12）の外周部に固定さ
れ、 前記第２のシールリップ（5.2）だけを予圧して静止機
械部材と接触させることができることを特徴とする請求
項１に記載のパッキン。 - 【請求項３】 前記第２のシールリップ（5.2）が少な
くとも１個の密封縁（７）を有し、該密封縁（７）の区
域で環状コイルばねを取り囲むことを特徴とする請求項
２に記載のパッキン。 - 【請求項４】 前記第１のシールリップ（5.1）の異な
る大きさの横断面が均斉に相互に移行するように形成さ
れていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか
１項に記載のパッキン。 - 【請求項５】 前記第１及び第２のシールリップ（5.
1，5.2）の双方又はいずれか一方が重合材料から成る密
封体（４）と一体の構成部分を成すことを特徴とする請
求項１ないし４のいずれか１項に記載のパッキン。 - 【請求項６】 前記密封体（４）が前記基部（12）の区
域で前記第１のシールリップ（5.1）の基部に前記境界
面（３）のための支持面（６）を有することを特徴とす
る請求項５に記載のパッキン。 - 【請求項７】 前記基部（12）が前記第１のシールリッ
プ（5.1）の軸方向寸法の少なくとも３分の１の軸方向
寸法を有することを特徴とする請求項２ないし６のいず
れか１項に記載のパッキン。
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-
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